2013年2月のアーカイブ

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というわけで、こちらのエントリではクラップスについてご紹介~。

20130115-140526

クラップスというゲーム、最初はとにかくルールがとっつきにくくて難しいのですが、基本を覚えてしまえば非常に盛り上がる面白いゲームです。ただ、Web でいくら情報を見てもこのゲームの何が面白いのかや、ルールの本質はなかなか見えて来ず、実際にアキバギルドに行ってプレイしてみて(& その場でいろいろ教えてもらって)ようやくこのゲームの何が面白いのかが分かってきたり。そこで、自分の備忘録を兼ねて、私なりにこのクラップスというゲームについてざっと一通りまとめてみたいと思います。ゲームが複雑なので、かな~り長文になってますが><。

  • ゲームの基本ルール
  • 具体的なゲームの流れ
  • ホットロール
  • 基本的な 3 つの賭け方とその特性
    • パスラインベット
    • プレースベット
    • オッズベット
  • 賭ける際の金額のまとめ
  • お金の動き方に関する注意
    • ホットロール時のプレースベットのお金
    • 途中からの積み増し
    • ゲームへの途中参加(カムベット)について
  • 細く長く遊ぶためのコツ
  • 実際にゲームをする際の注意点

なお、実際にクラップスというゲームを覚えたいという方は、① ラスベガス大全のクラップス説明ページをざっと読む、② パソコンやスマホのアプリでクラップスをダウンロードして実際に触ってみる、をしながら、以下の説明を読んでみるとよいと思います。クラップスというゲームは、参加しているプレイヤーが一体となって盛り上がれるところに最大の魅力があるため、パソコンやスマホのアプリで遊んでも全く面白味がないのですが、ルールを覚えるのにアプリは非常に役立ちます。なので、アプリで一通りのルールを覚えたら、実際にアキバギルドなどに行ってクラップスをプレイしてみるとよいと思います。結構ハマるのではないかと^^。

そんなわけで、以下、順番に解説していきますー。

■ ゲームの基本ルール

クラップスは、ディーラーと戦うゲームではなく、プレイヤーがひたすら自分たちの狙った目を出そうと頑張るゲームです。(※ みんなでカジノからお金を巻き上げるために頑張る、という意味で、みんなでディーラーと戦う、というふうに表現されることもありますが、ディーラーはゲーム自体には介入しません。機械的にお金の処理を行うだけの役割になります。)

  • プレイヤーの中の一人がシューター(サイコロを振る役)となり、サイコロ 2 個を振ります。
    • サイコロを振る際、最初に「場の目」(ポイントと呼ばれます)が決まるまでと、「場の目」(ポイント)が決まってからとで、サイコロの目の意味(勝ち負け)が全く変わります。ここがわかりにくいので要注意。
  • (① 場の目が決まっていない場合)まず、シューターがサイコロ 2 個を振ります。
    • サイコロの目の総和が 7 または 11 の場合は、(パスラインに賭けている人は)即時で勝ちになります。
    • サイコロの目の総和が 2, 3, 12 の場合は、(パスラインに賭けている人は)即時で負けになります。
      • 上記の場合には、「場の目」(ポイント)は決まりません。再度、サイコロ 2 個を振り、場の目が決まるまで繰り返します。
    • サイコロの目の総和が 4, 5, 6, 8, 9, 10 の場合には、出た目を「場の目」とし、次のフェーズに進みます。
  • (② 場の目が決まった後)再びシューターがサイコロ 2 個を振ります。
    • サイコロの目の総和が、「場の目」になった場合は、(パスラインに賭けている人は)勝ちになります。
    • サイコロの目の総和が、7 になった場合は、(パスラインに賭けている人は)負けになります。
      • 上記の場合、いったんゲームがお開きとなり、場の目がクリアされ、上の状態に戻ります。
      • 勝った場合はシューターは続投、負けた場合は次の人にシューターを引き継ぎます。
    • サイコロの目の総和がそれ以外の場合には、勝ちにも負けにもならず、再度サイコロを振ります。

このルールの最大のポイントは、最初のフェーズ(場の目が決まっていない状態)と、次のフェーズ(場の目が決まっている状態)とで、勝ち負けの目が変わる、という点です。

  • 第一フェーズでは、7 または 11 が勝ち。(セブンイレブンと覚えるとよい)
  • 第二フェーズでは、7 は負け。(セブンアウトと呼ばれる)

■ 具体的なゲームの流れ

クラップスでは恐ろしく多種多様な賭け方が存在するのですが、初心者が覚えるべき賭け方は以下の 3 つです。

  • パスラインベット
  • オッズベット
  • プレースベット 

以降では話を単純化するため、ミニマムベット(最小掛け金)が $5 のテーブルであると仮定して説明を行います。

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ラスベガス大全では、プレースベットではなくカムベットを覚えろ、と書かれているのですが、これは控除率という視点から戦略的にゲームを見た場合の話です。ゲーム自体の面白さを理解する、という意味では、カムベットではなくプレースベットを覚えるべきです。以降に解説しますが、これはゲームの流れや意味を考えるとわかります。ゲームの流れに沿った基本的な賭け方の流れは以下の通りです。

  • ① 最初のフェーズ(ゲーム開始時点) (カムアウトロール)
    • ゲームに参加したい場合には、パスラインに掛け金を張ります。(パスラインベット
  • ② 次のフェーズ(場の目であるポイントが決定したら...) (ポイントロール)
    • パスラインベットに対してオッズベットを張り、積み増しを行います。
    • さらに、必要に応じてプレースベットを張ります。

なお、最初のフェーズをカムアウトロール、次のフェーズをポイントロールと呼びますが、正直名前が覚えられないので、ここでは単純に、第一フェーズ、第二フェーズと呼ぶことにします。各ベットを賭けるタイミングとゲームの流れとしては、以下の通りです。

① 第一フェーズ(ゲーム開始時点)

ゲームに参加する意志のあるプレイヤー(含むシューター)は、パスラインに掛け金を置きます。(ここでは最小掛け金が 5$ のテーブルを想定しています) なお、パスラインがうにょっと曲がっているのは、テーブルを取り囲むように複数のプレイヤーが立ち並んでゲームをするためです。パスラインにかける際は、自分の目の前のパスラインのところに掛け金を置きます。

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この状態で、シューター役となった人(例えば B さん)は、サイコロを 2 個振ります。このときに、サイコロの目の総和が…

  • 7 or 11 になった場合
    • この場合は、パスラインに賭けた金額と同じだけの金額が、各プレイヤーに支払われます。
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    • この際、最初に置いたパスラインベットは置きっぱなしのままになります。本来、7 or 11 になった場合には最初の掛け金が 2 倍になって払い戻されるのですが($5 賭けたら $10 が払い戻される)、通常、プレイヤーは次のゲームにも参加するため、再度パスラインに掛け金を張り直すことになります(手元から $5 を出して賭ける)。このようにするのが面倒なため、クラップスでは当選した際、貼り直しとの差額分の当選金(この場合だと $10 - $5 = $5)のみプレイヤーに支払われ、賭け金はそのままの形でその場に置きっぱなしになります
    • 逆に、次のゲームに参加したくない場合には、この時点でパスラインベットから掛け金を引き上げることも可能です。ここで説明した「差額分が支払われる」というのはクラップスのお金の賭け方の基本になるため、他の場所にもいろいろ出てきますので注意してください。最初はこれがなかなかとっつきにくかった....
    • サイコロの出目が 7 or 11 になった場合、シューターはもう一度、場の目を決めるためのサイコロを振ります(=①の最初に戻る)。
  • 2 or 3 or 12 になった場合
    • この場合は、パスラインベットに張られている掛け金が、すべてディーラー(カジノ側)に回収されます。
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    • このため、もし次のゲームにも参加したい場合には、再度パスラインベットに掛け金を張り直します
    • サイコロの出目が 2 or 3 or 12 はプレイヤーの負けですが、この場合はシューターは次の人に移りません。シューターはもう一度、場の目を決めるためのサイコロを振ります(=①の最初に戻る)。
  • それ以外の目(4 or 5 or 6 or 8 or 9 or 10)が出た場合
    • それ以外の目、すなわち盤面に書かれている目が出た場合には、出た目が「場の目」(ポイント)、すなわち当たりの目として決定されます。(これを「ポイントが立つ」と表現します。「ポイント」というと「得点」という意味を想像しがちですが、得点とは全く関係がないです。)
    • 場の目が決まった場合、次のフェーズにゲームが移行します。

ここでは説明のため、①で場の目が「6」に決まったとします。

② 第二フェーズ(場の目であるポイントが決定した状態)

場の目が決定したら、必要に応じてオッズベットプレースベットを張ります(プレースベットのみ追加、オッズベットのみ追加、何も追加しない、といった賭け方も可能)。これらのベットの張り方には金額含めていくつか注意点がありますが、これについては後述します。

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この状態で、シューター役(B さん)は、サイコロを 2 個振ります。このときに、サイコロの目の総和が…

  • 7 になった場合
    • この場合はプレイヤーの負けになり、テーブル上に置かれているすべてのパスラインベット、オッズベット、プレースベットがカジノ側に回収されます。これをセブンアウトと呼びます。
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    • 当然ですが、これは最も避けるべき状況です。このため、シューターは、場の目が決まったら、ひたすら 7 を出さないようにサイコロを振り続ける必要があります
    • 7 を出してしまった場合には、そのゲームは終了となり、場の目が解放され、次の人(このケースだと C さん)にシューター役が移ります。そして①の最初の状態(場の目が決まっていないゲーム最初の状態)に戻ります。
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  • 2, 3, 11, 12 になった場合(盤面に書かれていない目が出た場合)
    • この場合は特に何も起こりません。(パスライン、オッズ、プレース以外に賭けている人の中には当たりやハズレの人が出ますが、この 3 種類に賭けている人たちに関しては何も起こらない)
    • この場合も、シューターは再度、第二フェーズのサイコロを振ります。(7 or 場の目が出るまでひたすら振り続けることになる)
  • 4, 5, 8, 9, 10 になった場合(盤面に書かれている目のうち、場の目以外が出た場合)
    • この場合、その目のプレースベットに賭けている人に対して、当選金が支払われます
    • 例えば 8 が出た場合には、以下のように、8 に賭けている人たちに対して当選金が支払われます。(当選金は差額方式で支払われるため、プレースベットにおいてある掛け金はそのまま保留されます。)
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    • この場合も、シューターは再度、第二フェーズのサイコロを振ります。(7 or 場の目が出るまでひたすら振り続けることになる)
  • 6 (場の目)が出た場合
    • この場合、パスラインベット及びオッズベットに賭けている人に対して、当選金が支払われます。(この際の配当計算がちょっと複雑になりますが、これについては後述します。)
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    • この場合、いったんゲームはお開きとなり、場の目(ポイント)がリセットされ、①の状態に戻ります。この場合、シューターは同じ人が続投となります。
      • この際、オッズベットは、当選金とともにいったん各人が引き上げます
      • ゲームがいったんお開きになるため、本来であればパスラインやプレースベットの掛け金は各人のところに戻るべきなのですが、どうせ次のゲームに参加するのならパスラインを置くことになりますし、場の目が決まればまたプレースベットを行うことになります。このため、パスラインとプレースベットについてはそのまま置きっぱなしにしておきます。(← ここが初心者にはわかりにくいです。これについては後述。)
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■ ホットロール

以上が基本的な流れですが、実はこのクラップスというゲームの面白さを理解する一番のポイントは、この第二フェーズでの配当金の支払われ方にあります。下図を見てください。(ここでは例として、場の目が 6 の場合について説明します)

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サイコロ 2 個の出目は 2~12 になりますが、第二フェーズでは、このうち 7 が出るとゲームオーバー、場の目である 6 が出るとゲーム終了(勝ち)、それ以外であればひたすら振り続けることができます。要するに、第二フェーズに入ったら、シューターが 7 を出さない限り、置いたプレースベットに対してみんなが延々と当選金を受け取り続けることができる、というゲームなのです。

このため、このゲームが一番盛り上がるのは、第二フェーズにおいてシューターが 7 以外の目を延々と出し続け、プレースベットの当選金が出続けるケースになります。この状態をホットロールと呼びます。なぜこれがホットロールと呼ばれるのかというと、

  • プレースベットは第二フェーズに入った直後から置けるようになる。しかし、7 が出るとプレースベットが全回収になるので結構痛い;。このため、シューターの腕前を見るために、第二フェーズに入った直後はプレースベットを少しだけ置く、あるいは最初は置かずに、少し様子を見る。
  • 7 以外の目を出すことが上手そうなシューターの場合は、後からプレースベットに張り込んでいったり、プレースベットに積み増しをする。
  • このような状態でシューターが 7 以外の目を出し続けると、多くの人がプレースベットの当選金をじゃらじゃらと受け取り続けることになる。

という状態になるためです。このホットロールこそクラップスの醍醐味ともいえるもので、これが起こると文字通り、じゃらじゃらとお金が入ってきます。(逆に、第一フェーズですぐに 2, 3, 12 を出してしまったり、第二フェーズですぐに 7 を出してしまったりすると、あっという間にお金は減っていきます。このような状態を「場が冷え込む」と表現することがあります。)

当然ですが、ホットロールに持ち込んだシューター(ホットシューターと呼ばれる)は、周りのプレイヤーみんなから喜ばれることになります。このため、最後に 7 を出してしまった際も、多くの人から「よくやった」「おつかれさま」と声をかけてもらったりする形になることが多いです。

以上が基本的なゲームの流れ・動きになりますが、引き続き、賭け方についてもう少し詳細に説明していきます。

■ 基本的な 3 つの賭け方とその特性

前述したように、基本的な賭け方は 3 つあります。

  • パスラインベット : ゲームの第一フェーズにおいて、最初に賭ける掛け金
  • オッズベット : ゲームの第二フェーズにおいて、パスラインの掛け金を積み増すための掛け金
  • プレースベット : ゲームの第二フェーズにおいて、特定の目に賭ける掛け金

これらの掛け金については、賭ける金額に関してそれぞれ特徴があります。以下に順番に解説します。

[パスラインベット]

ゲームに参加する際、最初に賭ける掛け金です。(例外的に、パスラインに賭けずに第二フェーズに移行した後にプレースベットだけ賭けるといった方法もありますが、これについては後述。) 通常はゲームへの参加意志を表明するために賭けます。

パスラインに張った掛け金については、前述した通り、「勝ち」「負け」の判定が、第一フェーズと第二フェーズとで変わります。

  • 第一フェーズ(場の目が決まる前)
    • 7, 11 で勝ち(セブンイレブンと覚える)
    • 2, 3, 12 で負け
    • それ以外なら第二フェーズへ移行
  • 第二フェーズ(場の目が決まった後)
    • 場の目が出たら勝ち
    • 7 が出たら負け (セブンアウト)
    • それ以外なら振り直し

第一フェーズ、第二フェーズともに、当選時は賭けた金額と同じ金額が払い出され、元の掛け金はそのまま次のゲームの掛け金としてパスラインに置きっぱなしになります。パスラインの理論上の控除率は 1.41% のため、賭け方としても効率は悪くありません。

[オッズベット]

オッズベットは、ゲームの第二フェーズにおいて掛け金を積み増すために賭けるものです。オッズベットはパスラインベットとは当選倍率が異なるため、積み増す際には下図にあるように、パスラインに置いた Chip の外側に置くようにします。

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オッズベットは控除率がゼロ、すなわち確率上の理論値がそのまま当選倍率になります。(7 を挟んで 4, 5, 6 と 8, 9, 10 が逆対称なります)

場の目(ポイント) 4 5 6 8 9 10
当選時に払い出される金額(差分) × 2.0 × 1.5 × 1.2 × 1.2 × 1.5 × 2.0
 

パスラインとオッズベットは当選倍率が異なるため、支払の計算もやや複雑になります。例えば上図の例で当たり目(場の目である 6)が出た場合には、A, B, D さんは以下のように払い出しを受けます。

  • 払い出される金額
    • パスラインに賭けている $5 に対して、1 倍に相当する当選金 $5 が払い出される。
    • オッズベットに賭けている $15 に対して、1.2 倍に相当する当選金 $18 が払い出される。
    • 結果、合計で $23 が払い出される。
  • 第一フェーズに戻る前に...
    • 各自はいったんオッズベットを手元に引き上げる。(A, B, D さんは $15 を手元に引き上げる。)
    • 通常は次のゲームも参加するため、パスラインベットはそのまま放置する

このオッズベットに関して注意すべき点は、場の目によって掛け金の上限が変わるという点、そして払い出し金額に端数が出ないように賭ける必要があるという点です。

  • 場の目によって掛け金の上限が変わる
    • オッズベットは控除率が 0% であり、この観点からはカジノ側から見て全く嬉しくない賭け方であると言えます。このため、オッズベットに関しては、掛け金に上限が設けられていることがほとんどです。
    • ストリップのほとんどのカジノでは、×5, ×4, ×3 ルールが適用されています。場の目が 6, 8 の場合には、パスラインベットの 5 倍までオッズベットを賭けることが可能、場の目が 5, 9 の場合には 4 倍まで、場の目が 4, 10 の場合には 3 倍まで賭けることが可能、というルールです。
    • (ダウンタウンの一部のカジノでは ×10 倍までオッズベットを積み増せるルールのところもあるらしいですが、私は見かけませんでした。)
  • 払い出し金額に端数が出ないように賭ける必要がある
    • 前述したように、オッズベットは場の目によって払い出し金額の倍率が変わります。この際、1 ドルを切る端数が出た場合には切り捨てられてしまうため、どうせ賭けるのなら端数が出ないように賭けた方がよいです。
    • 例えば、場の目が 6, 8 の際にオッズベットを張るのであれば、$5 とか $10 といった具合に張るべきで、$7 とか $8 といった具合に張るのは避けるべきです。($7 張った場合、払い出し金額は $7×1.2 = $8.4 となるが、端数は切り捨てられるので $8 しか払い出されない)

以上をまとめると、下図のようになります。

場の目(ポイント) 4 5 6 8 9 10
当選時に払い出される金額(差分) × 2.0 × 1.5 × 1.2 × 1.2 × 1.5 × 2.0
オッズベットの最大倍率 × 3 倍まで × 4 倍まで × 5 倍まで × 5 倍まで × 4 倍まで × 3 倍まで
パスラインに $5 賭けた場合は… 最大 $15 最大 $20 最大 $25 最大 25$ 最大 $20 最大 $15
端数を出さないために…   2 の倍数 5 の倍数 5 の倍数 2 の倍数  


なおオッズベットに関して注意すべき点は、一回あたりの掛け金がかなり大きくなるために、お金の変動幅が大きくなるという点です。様々な Web サイトを見ると、オッズベットは控除率が 0% なので積極的に積むべき、と書かれているのですが、一方で、オッズベットを最大で積んでしまうと(当選金の端数が出ないので計算がラクではあるのですが)一回あたりの掛け金が大きくなるため、それだけお金の振れ幅が大きくなります。パスラインやプレースベットでもしょせんは控除率が数%ぐらいしかないので、オッズベットに対してめちゃめちゃ不利というわけでもありません。細く長く遊びたい場合には、基本的にオッズベットは極力張らないのが原則、という点は注意してください。(詳細は後述)

[プレースベット]

プレースベットは、ゲームの第二フェーズにおいて、ポイント以外の当たり目を作るために張り込むものです。

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例えば上図の場合(第二フェーズにゲームが移行し、場の目が 6 になっている場合)、パスラインとプレースベットだけに張り込んでいる D さんの場合は、6 のみが当たり目(払い出しを受けられる目)になります。しかし、A さんや C さんのように張り込むと、5, 6, 8, 9 が出れば当たり(払い出しを受けられる)、さらに B さんのように張り込むと、4, 5, 6, 8, 9, 10 が出れば当たり(払い出しを受けられる)ようになります。

プレースベットへの張り方については、いくつかの注意点があります。

  • 場の目(ポイント)に対しては、通常、プレースベットを張らない。
    • 例えば上図の例の場合、6 にはプレースベットを張りません。この理由は単純で、場の目が出ればパスラインやオッズベットでも当たりになりますが、パスラインやオッズベットの方が控除率が低いためです。
  • 払い出し金額に端数が出ないように賭ける必要がある。
    • オッズベットと同様、プレースベットでも当選金額については端数が切り捨てられます。このため、端数が出ないように賭けるのが原則です。
    • 具体的には、6, 8 については $6 の倍数で、それ以外には $5 の倍数で賭けるのが原則になります。
    • 払い出される金額の倍率をまとめると、下図の通りになります。
サイコロの目 4 5 6 8 9 10
当選時に払い出される金額(差分) × 9/5 × 7/5 × 7/6 × 7/6 × 7/5 × 9/5
端数を出さないために… 5 の倍数 5 の倍数 6 の倍数 6 の倍数 5 の倍数 5 の倍数
通常は… $5 $5 $6 $6 $5 $5
  • プレースベットに張り込むときには、ディーラーにお願いして行う。
    • ルーレットなどと異なり、クラップスでは、すべての人が同じ種類の Chip を使ってゲームを行います。このため、「誰がどこに賭けているのか?」がわからなくなると困ります;。これを防ぐため、下図にあるように、プレースベット用の場所に Chip を置く際、プレイヤーの場所を意識して配置するようにします。これにより、誰がどこに賭けているのかわかるようにします。
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    • ただしこの際、プレイヤーが他のプレイヤーの Chip を動かしてしまう、などの問題が起こるとまずいです。このため、プレースベットへ Chip を置く際は、すべてディーラーにお願いして行う必要があります。具体的な言い方としては以下の通り。
      • 8 のみに置きたい場合 → 「プレース エイト」と伝えて $6 を渡す
      • (場の目が 9 のときに)6, 8 に置きたい場合 → 「プレース シックス アンド エイト」と伝えて $12 を渡す
      • (場の目が 6 のときに)5, 8, 9 に置きたい場合 → 「プレース インサイド」(または単にインサイド)と伝えて $16 を渡す
      • 場の目以外のすべての目に張りたい場合 → 「アクロス」と伝えて、合計金額を渡す
    • なお、張り込む際は通常 1 単位($5 ミニマムの台なら $5/$5/$6)で行うことが多いですが、2 単位張り込んだり、ホットロールの際には払い出し金を追加でプレースベットに上積みしていくような人もいます。この辺はお好みで。
  • プレースベットは、内側から張り込むのが原則。
    • 出目の確率を考えると、内側の目ほど出やすく、外側の目ほど出にくい、という傾向があります。また、控除率は内側ほど小さく、外側ほど大きい(内側は 1.52%、外側は 6.67%)という特徴があります。
    • こうしたことから、プレースベットを張り込む際は、出やすくなおかつ控除率も小さい内側(6, 8)から張っていくのが普通です。例えば上図のように場の目が 6 の場合には、8 にプレースベットするか、5~9 (インサイド)にプレースベットすることが多いです。4 や 10 だけプレースベットする、という人はあまりいません。

■ 賭ける際の金額のまとめ

以上をまとめると、$5 ミニマムの場合には下図のようになります。(8~10 は 4~6 の裏返しになるので書いていません) これらの数字をまず頭に叩き込むのが、クラップスを遊ぶためのスタートラインになります。(※ 控除率は傾向だけわかっていれば十分です)

クラップス

以上がクラップスの基本になりますが、他にもいくつか覚えておくとよいポイントがありますので、ばらばらっと解説していきます。

■ お金の動き方に関する注意

お金の賭け方や払い出しの受け方は前述の通りですが、ちょっとややこしい動きをする場所がありますので、重点的に解説。

  • 第二フェーズで場の目が出た場合
  • 途中からの積み増しあるいは回収
  • ゲームへの途中参加(カムベット)について

[第二フェーズで場の目が出た場合]

第二フェーズで場の目が出た場合には、パスライン及びオッズベットが当たりとなり、払い戻しを受け、その後、第一フェーズに戻ります。この際、オッズベットは回収しますが、通常、パスラインとプレースベットは回収せず、次のゲームのためにそのまま置きっぱなしにします。これがわかりにくいので要注意。

具体例として、第二フェーズで場の目が 6 で、下図のように張り込まれている場合を考えてみます。

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ここで、シューター B さんが 6 を引き当てたとします。すると、パスライン及びオッズベットに対して当選金が払い出されます。

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このあと、場の目がリセットされ、第一フェーズに戻ります(シューターは B さんのまま続投)が、この際、プレースベットとパスラインベットの Chip はそのままにし、オッズベットの Chip はいったん各自で手元に回収します

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すなわち、第一フェーズを開始する際は、以下のような状態からスタートすることになります。

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この第一フェーズでは、プレースベットのところに Chip が張られていますが、これらは第二フェーズに移行するまでは無視する形でゲームが進みます。すなわち、

  • 7, 11 (セブンイレブン)が出た場合には、パスラインベットに対してのみ払い戻しが発生する。
  • 2, 3, 12 が出た場合には、パスラインベットのみがディーラーに没収される。(=プレースベットはそのまま放置される)
  • それ以外の目が出ると、場の目として決定される。

例えば、ここでサイコロの目として 9 が出て第二フェーズに移行したとします。この場合、下図のようになります。

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第二フェーズでは、前回のゲームで残されているプレースベットの Chip が有効になりますが、このとき、当たり目である 9 に賭けるのなら、パスライン及びこの後行われるオッズベットによる積み増しで賭けた方が控除率の観点で有利です。このため、通常、場の目と重なったプレースベットについて、移動するか回収するかのどちらかを行います。具体的には、

  • 6 に移動したいのなら、ディーラーに「ムーブ シックス」と伝えて、差額の $1 を渡す。
  • 回収したい場合には、ディーラーに「ダウン」と伝える。

とします。例えば A, B, C さんがムーブ 6 を選び(差額 +$1)、D さんは 4, 10 をダウンして 6 に置いた場合(差額 –4$)、最終的に以下のような配置になります。あとはここに必要に応じてオッズベットを張り、そして第二フェーズが進んでいく形になります。以降は通常通りの展開になります。

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なぜこんなことをするのかというと、これは以下の理由によります。

  • オッズベットは、場の目(ポイント)によっていくらまで張れるかが変わるため。
  • プレースベットは、ディーラーにお願いして張り込んでいく必要があり、貼り直しに手間がかかるため。

[途中からの積み増しあるいは回収]

掛け金を張り込むタイミングの基本は、以下の 2 つです。

  • 第一フェーズの最初に、パスラインに張り込む。
  • 第二フェーズの最初に、オッズベットとプレースベットに張り込む。

しかしこのゲームでは、オッズベットとプレースベットに関しては第二フェーズの途中でも、積み増しあるいは回収が可能です。控除率の観点では、途中から張り込んでも有利にも不利にもならないのですが、なんとなくの感覚的な理由から、

  • シューターのサイコロの振りが上手く、ホットロールになってきたと感じたら、オッズベットやプレースベットを積み増す。
  • そろそろ 7 が出そうだなー;、というイヤな予感がしたら、オッズベットを減らす。(※ プレースベットからの回収もルール上は可能なはずですが、ディーラーの手を煩わせることもあり、前述したケース以外ではまずしません、というかしている人を見たことがありません。)

ということがよく行われます。特に、プレースベットの積み増しはよく行われるもので、

  • 最初は比較的出やすい目である 6, 8 だけ賭けておく。
  • シューターの腕がよさそうなら、インサイドにプレースベットを広げる。
  • 非常に腕がよさそうなら、受けた払い出し金額を使って、プレースベットに積み増す。

などをする人が結構います。もちろん一回あたりの掛け金がどんどん跳ね上がっていくので、ハイリスク・ハイリターンな状態になっていくわけですが;、このような賭け方が可能なため、盤面を見ればホットロール状態かどうかはすぐにわかります。(プレースベットにたくさんの Chip が積まれているのであればホットロール)

[ゲームへの途中参加(カムベット)について]

さてここで、実際のプレイ時にはかなり頭がこんがらがりそうになる、カムベットについても解説したいと思います。

パスラインに関しては後からの積み増しができませんが、これは第一フェーズと第二フェーズとで出目の確率が異なるため。このかわりになるものとして、カムベットというのが用意されています。これは、第二フェーズ以降の好きなタイミングで自分だけのゲームを開始できるというもので、パスラインに賭けているプレイヤーたちとは非同期にゲームを進行できる特殊な賭け方になります。

ちょっとわかりにくいので具体例で説明。今、場の目として 9 が立っており、各自がパスラインやプレースベットなどを賭けているとします。

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ここで、E さんが途中参加しようと思った場合、すでに第二フェーズにゲームが進んでいるため、パスラインベットができません。そこで、カムベットを張ります(ミニマムはテーブルミニマムと同じで $5)。

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このあと、シューターが投げた目によって、以下のように変わります。

  • 7, 11 の場合は、COME に賭けた人に対して払い出しが行われます。
  • 2, 3, 12 の場合には、COME に賭けたお金は没収されます。
  • 4, 5, 6, 8, 9, 10 の場合には、その目がその人だけの当たり目となって、その人のみの第二フェーズに移行します。(COME に賭けた Chip はディーラーによりプレースベット側に移動されますが、これは「その人だけの当たり目がいくつなのか?」をわかるようにするためです)

このカムベット、控除率の観点からこの賭け方を推奨している Web ページがあるのですが、実際にクラップスをやった感覚で言うと、この賭け方はおすすめできません。というのは、このカムベットを行った人と最初から参加している人とでは、ゲーム進行が非同期になるため、当たり目が異なってしまうからです。例えば上のケースで言うと、下図のように、サイコロの目の意味が、最初から参加している人と COME で途中参加した人とで変わってしまいます。

サイコロの目 最初から参加している人 COME で途中参加した人
2 (当たりでもハズレでもない) ハズレ
3 (当たりでもハズレでもない) ハズレ
4 張っていれば当たり その人固有の場の目が決まる
5 張っていれば当たり その人固有の場の目が決まる
6 張っていれば当たり その人固有の場の目が決まる
7 ハズレ 当たり
8 張っていれば当たり その人固有の場の目が決まる
9 張っていれば当たり その人固有の場の目が決まる
10 張っていれば当たり その人固有の場の目が決まる
11 (当たりでもハズレでもない) 当たり
12 (当たりでもハズレでもない) ハズレ


特に致命的なのが 7 で、テーブル全体がセブンアウトでがっかりしているところ、COME で途中参加した人だけはラッキーになる、という逆転現象が起こってしまうのですよね。そもそもテーブルに参加しているみんなで盛り上がって一体となって楽しむのがクラップスの醍醐味なので、カムベットしてしまうと自分ひとりだけのゲームになってしまう(場の目が決まらないとみんなと同じ第二フェーズにならない)ため、正直おすすめできないと思います。

ではどうしても第二フェーズの途中から参加したい場合にはどうするのかというと、カムベットに張らずにプレースベットに張ってしまう、という手があります。ホットロールになっている第二フェーズに途中参加したい場合には、この方法が手っ取り早いです。

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なお、この場合には、上図のように場の目(ポイント)のところにプレースベットすることがあります(途中参加の場合はパスラインが使えないのでプレースベットで張るしかない)。このようにすれば、途中からすぐにテーブルに混ざって盛り上がりを楽しむことができる、というわけです。

■ 細く長く遊ぶためのコツ

さてここまでルールを説明してきたのですが、私のような貧乏人がこのゲームを楽しむ際に注意しなければならないポイントがあります。このゲーム、賭け方に注意しないと一回あたりの掛け金がかなり高くなるため、あっという間にお金がなくなるリスクがあります

クラップスは通常、ミニマムベットが $5 または $10 です(一流ホテルはだいたい $10、安めのホテルの平日日中であれば $5)。が、クラップスにおけるミニマムベットはパスラインに賭ける最小金額のこと。実際には、ここまで説明してきたとおり、ミニマムベットが $5 のテーブルを選んだとしても、オッズベットやプレースベットを併用すると、一回あたりの掛け金が一気に跳ね上がります。例えば下図のように張り込んだ場合、トータルの掛け金は実に $52(約 5,000 円)になります。や、普通に考えると、一回の掛け金で \5,000 ってなかなか勇気が要りますよねぇ;。$5 ミニマムと書かれていても、賭け方次第でこんなふうになってしまう、という点については注意しなければなりません。

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まあもちろんハイリスクであればハイリターンであるともいえるわけですが、とはいえ一回で動く金額が大きいのは怖いわけで、やはり注意すべきはオッズベットです。どこの Web サイトを見ても、オッズベットは控除率がゼロなので積極的にやるべきだ、と書かれているのですが、それは原資がたっぷりある場合の話に限られます。オッズベットを積極活用すると、一回あたりの掛け金が一気に跳ね上がるので、負けたときに失う金額がめちゃめちゃ大きくなります。原資が一度でもゼロになればゲームは続行できないわけで、こうなると完全に負け。これはやはり避けたいところです。

みみっちく細く長く遊ぶためには、オッズベットに張り込むよりは、プレースベットに分散させて張った方がベターです。というのも、オッズベットに張ってしまうと払い戻し金が戻ってくるのは場の目が出た場合に限られますが、プレースベットに分散させれば、どの目が出てきても払戻金が受け取れる=リスク分散が可能になりますし、いろんな目でじゃらじゃらとお金が払い出されるので気分もよいです^^。

また、オッズベットは控除率がゼロだからよい、と言われるのですが、パスラインベット、プレースベットもさして控除率が悪いというわけではないのです。

賭け方 控除率 500 円賭けた場合は…
パスライン 1.41% 1 ゲームあたり約 7 円ずつ損をする
プレースベット (6, 8) 1.52% 1 ゲームあたり約 8 円ずつ損をする
プレースベット (5, 9) 4.00% 1 ゲームあたり約 20 円ずつ損をする
プレースベット (4, 10) 6.67% 1 ゲームあたり約 33 円ずつ損をする


ここでいう「1 ゲーム」というのは、サイコロ 1 投あたり、ではなく、勝ち負けが決まるまでの 1 セッション、という意味。例えばパスラインに $5 賭けた場合、ゲームが決まるまで平均数回はサイコロを投げることになりますが、その際、浮き沈みは出るけれども平均すれば 7 円ぐらいしか損をしない計算になる、ということ。ということはサイコロ 1 回振っても平均すれば数円の損ぐらいにしかならないのですよね。(上記の中で一番控除率が高いアウトサイドの 4, 10 であってもそれほど大きいわけではない) つまりクラップスって、1 回回るごとに約 5% ずつ削られていくルーレットなどに比べれば、同じ時間内で目減りしていく金額は小さいのです。

そう考えると、(お金がそれほどないプレイヤーが)クラップスで考えるべきポイントは、ハイリスクハイリターンな賭け方にならないように注意すること、すなわち当たり目の数を増やしてリスク分散しながら全体の掛け金の総額を少なく抑えることである、ということができると思います。例えば具体的な方法としては、以下のような方法が考えられます。

  • オッズベットに張らず、プレースベットに分散して張る。
    • 仮にオッズベットに張るとしても、第二フェーズ最初からいきなり張るのを避ける。
    • 第二フェーズが少し長引いてきて、なんとなく場の目が出そうだなぁと思ったら賭けるようにするとベター。
  • プレースベットに張る際も、一気にアクロス張りをするのではなく、6, 8 のみ、あるいは多くてもインサイドに限定する。
    • おすすめとしては、まず 6, 8 に張り、ホットロールっぽくなってきたらインサイドを積み増す、というのがよいと思います。
  • パスラインベットをせず、最初から第二フェーズのプレースベットだけにする。
    • パスラインベットをするのはオッズベットで大きく積み増すことができるからですが、これをやると掛け金が一気に増えてしまいます。
    • そこで、パスラインベットとオッズベットをせずに、第二フェーズに入ってからプレースベットだけを行うようにします。こうするとかなりお金を節約できます。(ただし、シューターになった場合はパスラインベットをする。パスラインベット=ゲームへの参加意志、だからです。)

また、一般的には控除率が悪いということで敬遠されるのですが、ハードウェイなどは $1 から賭けられるものがあるため、お遊びで賭けてみるのも悪くありません。仮に負けたところで \100、と考えれば、遊びで賭けても悪くはない、と思います。

ちなみにこうした特性があるため、クラップスはかなりゲームの進行が速いです。アキバギルドは実際にお金をかけているわけではないのでまったり進行ですが、本場のカジノはこれでお金を巻き上げているため、とにかくせっかちにゲームが進行します。(というか回転率を上げないとカジノ側がまったく儲からないのですよね。一台のクラップス台にディーラーが 3 人張り付いての進行になるので人件費もバカにならないはず。) なので、フーターズホテルでクラップスをやったときには、どんどんサイコロ振るように急かされたりとか、もっとオッズベット張ったほうがいいよー、とか、そんな感じでいろいろとディーラーに薦められました。まあ原資 $50 からスタートして、30 分ぐらいで一気に +$50 ぐらい浮いちゃったので、実際にはちょっと申し訳ない感じだったのですが^^。

なお、どれぐらいお金があればどれぐらい遊べるの? ということについてですが、こればっかりは運が絡むのでなんとも言えません;。が、それなりに長い時間(数時間とか)遊ぼうと思った場合には、$5 テーブルの場合でも、原資が 3 万円($300)ぐらいはあった方がよいと思います。クラップスの場合、多くの一流ホテルは最小が $10、平日昼間の安いところで $5 からですが、前述した通り、$5 テーブルであってもそれなりに掛け金が膨らむため、結構浮き沈みします。この浮き沈みを受け止めるためにはそれ相応にバッファが必要で、感覚的には $300 ぐらいの原資が必要かなと思います。(賭け方を工夫すれば、実際に削られる金額はそれほど大きくはならない……はず;) この辺は、アキバギルドなどで実際にプレイしてみると感覚がつかめると思います。

■ 実際にゲームをプレイする際の注意点について

というわけで、最後に、実際にゲームをプレイする際の注意点をつらつらと書いてみます。

[換金について]

クラップスは、盤面上では現金ではなくすべて Chip を使って掛け金を張ります。この際、$5 Chip と $1 Chip を多用します。このため、ゲーム開始時に $50 とか $100 とかを Chip に変えてもらう際には、$5 と $1 の Chip を混ぜてもらうようにするとよいです。(「5 dollar and 1 dollar please」などといえば通じます) ゲームの最中に $1 Chip が不足した場合には、$5 Chip や $10 Chip を $1 Chip に交換してもらうことになります。(「Change 1 dollar please.」といえば OK)

なお、終了時はまず手元の Chip を大きな Chip に交換してもらいます(そうしないと枚数が多すぎて運べない;)。その上で Casher に Chip を持って行くと、現金に換金してもらえます。

[サイコロ振りについて]

私がもともとクラップスをやりたかったのは、本場ラスベガスでサイコロを自分で振ってみたかった、というしょうもない理由なんですが;、いやはや実はこれがなかなかに大変でした。サイコロの扱いについては基本的なルールが 2 つあり、

  • 最初に、5 個ぐらいのサイコロから好きなものを 2 個ピックアップするが、このサイコロ選択中は、ゲーム台の中から手を出してはいけない。(不正防止のため)
  • サイコロを振る場合には、反対側の壁面にぶつけなければならない。(これも不正防止のため)

となっているのですが、二つ目のルールがとにかく大変。というのも、思ったようにうまく転がせないのですよ。よほどの力があるか、あるいはうまく投げないと、台の外に出てしまったり、あるいは向こう側まで届かなかったり;。アキバギルドのクラップス台の倍以上の長さがあったこともあって、最初はなかなかうまく振れませんでした。まあ、慣れてくるとなかなかに面白いのですけど^^。

[マナーについて]

どこの Web サイトを見ても、クラップスのマナーとして「ドントパス、ドントカムには賭けるな」と書かれています。これはそもそもクラップスというゲームがテーブル全体での一体感を楽しむゲームで、天邪鬼的な賭け方が好まれないから、なのですが、実際にラスベガスに行ってみると、ドントパスに賭ける人が結構いました;。いやはや、最初はルールを知らない人たちなのかな?と思ったりもしたのですが、腹立つことに、我々が投げてる場合に限ってドントパスに賭けている人もいるのですよ;;(自分たちが投げるときにはちゃんとパスラインに賭けている) いやまあもちろん、そんな人たちはごく少数派ではあったんですが、ちょっとなんだかなー、状態;。

とはいえ、実際、欧米人にとってもクラップスというゲームは難解なゲームであることは確かなようで、モンテカルロホテルなどでは、毎週午前中にクラップスの講習会まで開いている様子でした。

■ 最後に

そんなわけで、クラップスというゲームの基本についていろいろとまとめてみました。内容については玄人な方々からすると「おいこらw」的な中身かもしれませんが、まあ素人なりの理解ということで、笑って許してもらえたらうれしいです。

にしてもクラップス、なかなか奥が深くて、なおかつ楽しいゲームです^^。またどこかで機会があればプレイしてみたいものです。

さて、前回のエントリで取り上げたスロットマシンは無人ゲームの代表格ですが、それ以外のゲーム、例えばルーレットやクラップスなどはディーラーのいるテーブルゲームです。このテーブルゲームは日本人的にはかなり敷居が高いのですが、実際に入ってみると、つたない英語でもイヤな顔もせずに対応してくれて、なかなか気持ちのよいディーラーさんが多かったです。今回プレイしてみて、やはりテーブルゲームは面白いなぁ、と思ったのでいくつかポイントをまとめてみたり。

■ ミニマムベット

各テーブルゲームにはミニマムベットが設定されており、一回あたりの掛け金の最小金額が決められています。この金額はテーブルごとに異なっており、曜日や時間帯により変動します。当然ですが、私のような貧乏人は高額テーブルにはとても着けないわけで;、安い金額のテーブルを探すことになるわけですが、ベラッジオなどのストリップ中心街のホテルの場合、テーブルゲームのミニマムベットは $10。これは昼も夜も変わらなかったです。ルクソール、フーターズホテル、NYNY、モンテカルロあたりだと、平日日中は $5 台がありました。(逆に、$5 を切る台はなかったです。テーブルゲームの場合、ディーラーさんの人件費が当然必要になるわけですが、$5 を切ってしまうとこの人件費すら出なくなってしまうからではないかと;。) 個人的には、もし安いお金でテーブルゲームで遊んでみたいのなら、やはり日中の NYNY あたりに行くのがよいと思います。Yahoo 知恵袋でフーターズホテルが紹介されていたので行ってみたのですが、ストリップから離れていることやちょっと物寂しいこともあり、個人的には安くてもお奨めできないなぁ、という感じがしました。

なお、日本で調べていったときにわからなかったのですが、ミニマムベットの定義はテーブルゲームの種類ごとに違います。例えばルーレットの場合、ミニマム $5 のテーブルだとすると、① 赤/白などの場所に賭ける場合には最小 $5、② 個々の数字ゾーンに賭ける場合には合計金額の最小が $5 (分散して置いてよいので、$1 を 5 箇所にわけて置くという方法で OK)、という計算方法になります。一方、クラップスの場合には、パスラインに $5 以上賭ける、という意味になります。また、お金の代わりに利用するチップ(Chip)は、最小が $1 で、それ以下のものはないです。

■ 控除率(ハウスアドバンテージ)

テーブルゲームに限った話ではありませんが、カジノには必ず控除率(ハウスアドバンテージ)というものが存在します。簡単に言えば、1 回ゲームをプレイするごとに、確率論的にいくらぐらいディーラー(カジノ)が儲かるのか?というのを示した数字で、これが少なければ少ないほど、プレイヤーにとって有利なゲーム、要するに場代の少ないゲームであるということができます。代表的なゲームの控除率は以下の通り。参考までに、日本の公営ギャンブルなどについても併せて示してみます。

ブラックジャック 0.3% (ベーシックストラテジ)
バカラ 1.2% (バンカー)、1.4% (プレイヤー)、14.2% (タイベット)
クラップス 0% (オッズベット)、1.4% (パスライン)、1.5% (プレース6,8)、4.0% (プレース5,9)、6.7% (プレース4,10)
ルーレット 5.3%
スロットマシン 3~15% 程度
日本の公営競技(競馬など) 20~25% 程度
スポーツ振興くじ (toto) 50%
日本の宝くじ 55%


控除率に関しては、いくつかの注意点があります。

[同一ゲームにおける控除率の違い]

同じゲームであっても、賭け方によって控除率は変わります。例えばクラップスの場合、パスラインベットは 1.4% と小さな控除率ですが、エニーセブンと呼ばれる賭け方の場合の控除率は 16.7% もあります。また、ブラックジャックの場合、ベーシックストラテジと呼ばれる戦略に基づいてプレイすると、控除率はほぼ 0% になりますが、下手なカードのヒットの仕方をすれば一気に悪化するので要注意です。なお、一般的な傾向として、当選倍率の高い賭け方ほど控除率は高く設定されていることが多いです。カジノの基本的な仕組みは、統計的にお金を稼ぐ(個々のお客さんごとには浮き沈みがあるが、ゲームの数が多くなればなるほど均される)というものなので、「大きく当たる賭け方の場合、当たった時に多少カジノ側に多めに持っていかれてもあまり気にならない」というところを利用して、カジノは大きく稼ぐ、という仕組みになっているわけです。

この点から見ると、特徴的なのはルーレット。ルーレットの場合は、どのような賭け方をしても除算率が常に一定に保たれます。このため、賭け方による損得というものはないため、難しく考える必要がない、というメリットがあります。……が、そもそも除算率が他のゲームに比べて結構大きいので、その点については要注意です。

なお、ネットを見るとやはりギャンブラーが多いせいか、基本的に控除率の低いところに賭けるべきだ、と書かれているページが多いです。……が、個人的には控除率についてはある程度は気にした方がよいけれども、ゲームの面白さを体感できる賭け方を優先した方がよい、と思います。例えば、控除率の観点からは絶対に賭けるなと言われる、クラップスのハードウェイ(ゾロ目賭け)ですが、一方では $1 から賭けることができるお遊びの賭けでもあります。そう考えると、こうした賭け方もたまにチャレンジしてみるとよいです。また、そもそもギャンブラーでない人の場合がまず気にすべきことは、控除率よりも手元資金です。これについては後述します。

[ゲームの進行速度]

上記の表からわかるように、実は日本の公営競技や宝くじは、控除率の観点だけから言うとまさしくボッタクリな仕組みです。ギャンブルでは親の一人勝ち、とはよく言われることですが、50% を超えるハウスアドバンテージがあるというのはひどいようにも思えます。がしかし、もう一点加味しなければならないのが、ゲームの進行速度。宝くじの場合、購入から勝敗決定までかなりの時間がかかりますが、これがルーレットだと一回あたり 1 分以下。ということは、1 時間やっていると、統計的には 5.3% ずつ 60 回近く削られる計算になります。なので、一見、控除率が高く見えてもゲームの進行速度が遅ければ、実はそれほど急速にお金が減るわけではない、というところは理解しておく必要があります。

この観点から言うと、スロットマシンは控除率が比較的高い上にゲームの進行速度が速いので、割とあっという間にお金がなくなりやすいです。一回あたりの掛け金が小さくても、回転が速いので、回しているうちにあっという間にお金がなくなります;。

逆に、控除率が 2% を切るようなゲームはかなり良心的、というよりも最小限の場所代とディーラーの人件費しか持っていかれていない、と考えてもよいと思います。例えば控除率 2%、一回の掛け金が $5 (約 \500)、1 回のゲームが 1 分の場合、1 時間当たり支払っている金額の期待値はたったの $6 (約 \600) です。大の大人が遊ぶゲームとして、アルコールつきの場所代が 1 時間 600 円だと考えると激安だとは思いませんか?^^

……がしかし、実際にはこんな金額ではカジノ側も商売にならないので、あの手この手でお金を巻き上げます。その中でも特に重要なのが、先に述べた手元資金の問題です。

■ 浮き沈みと原資

テーブルゲームに限った話ではないのですが、カジノで遊ぶ場合に特に気にしなければならないのが手元資金です。例えば、\2,000 分ぐらい遊びたいなー、と思った場合には、手元資金(原資)がどんなに少なくても \10,000~20,000 ぐらいは必要、ということを理解しておく必要があります。

これは次のような理由によります。まず、カジノで遊ぶと勝ったり負けたりするわけですが、長期的に見ると、控除率の分だけ負けていく(徐々にお金が削られていく)ことになります。

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がしかし、一点例外があって、一度でも手元資金がゼロになるとゲームオーバーです。上下の絵からわかるように、手元資金が十二分にないと(バッファがないと)、控除率から期待される時間分だけのゲームの続行ができないのです。

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手元資金が減ってくると、当然ですが掛け金も減らさなければならなくなり、結果的に、買ったとしても戻せる金額が小さくなります。このため、だんだんと負けが込んでいってゼロに追い込まれる、これが典型的なお金の失い方です。具体的にはこんな感じです。

  • 最初に 100 万円持っているので、大船に乗ったつもりで 20 万円賭ける。
  • 勝ったり負けたりするが、一時的にへこんで手元資金が 50 万円になってしまう。
  • 手元資金が減ってしまったため、やむなく掛け金を 10 万円に減らす。となると、100 万円まで戻しにくくなる。
  • 結果、また一時的にへこんで手元資金が 20 万円になる。すると、掛け金をさらに減らす必要がある....の繰り返し。

このため、カジノで長く遊ぶためには、以下の 3 つが重要になります。

  • 浮き沈みを吸収できるだけの、十分な手元資金を持つこと。
  • ローリスク・ローリターンの賭け方をすること。
  • 極力、控除率の低い賭け方をすること。

この中でも特に 2 つ目のポイントは重要です。浮き沈みの振れ幅が大きければ大きいほど、手持ち資金ゼロに追い込まれるリスクは高くなります。浮き沈みの振れ幅を決めるのは、

  • 一回当たりの掛け金
  • 当選倍率(当選確率)

の 2 つ。一回当たりの掛け金が大きければ大きいほど、勝ちも大きくなりますが負けも大きくなりますし、また当選倍率が高いほど当選確率が低いため、沈み込みやすくなります。この二つの影響は、手持ち資金が十分にない場合は控除率の大小の問題よりも深刻です。例えばクラップスの場合、クラップスではオッズベットは控除率が 0% なので、クラップスをやるなら絶対にオッズベットをするべきだ、とどこのサイトを見ても書かれているのですが、これは手持ち資金が十二分にある場合に限られます。例えば原資が $100 しかないのに、ミニマム $5 の台でフルオッズを賭けた場合、一回あたりの掛け金は $25 になり、負けた場合に一気に 1/4 の資産を失って追い込まれます。たまたま負けが 4 回続けばあっという間にゲームオーバーなわけで、控除率が少ないからといって安易に飛びついてベットを増やすと、ゲームオーバーに追い込まれる危険性が高くなる、ということが言えます。

# こうした事情があるせいか、フーターズホテルでクラップスをやったときには、とにかくオッズベットを置くように勧められました。
# や、なんだかんだで最小限しか張らないようにしたんですけどね^^。

同様に、ルーレットをやる場合も、赤/白のように約 1/2 の確率で当たるところを中心に攻めた方が、お金は削られにくいです。シングルベット(単一のお金に賭ける)は 36 倍になりますが、逆に言うと、1/36 (正確には 1/37)の確率でしか当たらないので、ほとんどの場合、がんがんお金が削られていきます;。

実際問題のところ、私のように少ない手元原資でそれなりに遊ぼう、というタイプの人の場合には、控除率が 2% を切るような賭け方であれば控除率による効率性は無視してしまって OK 、と言ってしまってよいと思います。というのも、100 万円を賭けようという人の場合、2% の控除率は無視できないかもしれませんが、500 円しか賭けない人の場合には、2% の控除率ってたかだか 10 円です。この程度の手数料は無視してしまってよいわけで、末永く遊びたいというタイプの人に重要なのは、控除率ではなく、ローリスクローリターンな賭け方をすることである、と言えると思います。

# この辺の、「原資と掛け金のバランス」は、実際にやってみないとつかみにくいのが実際です。
# なので、アキバギルドなどで一度実際にやってみて、$300 ぐらいの原資がどれぐらいの時間で
# 削られていくのか、またどんなふうに浮き沈みするのかを実感として理解してみるのがよいと思います。

この辺は、おそらく根っからのギャンブラーなのか、それともゲームとしてカジノを楽しみたいのか、というあたりで違ってくると思うのですが、私みたいな根っからの貧乏性の人の場合には、控除率よりもローリスク・ローリターン性を重視した方がよいんじゃないかなー、と思います。や、それでも十二分に楽しいデスヨ?^^

というわけで、Part 5 のエントリはいよいよこちらのお話を~^^。

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ラスベガスといえばやはりカジノ。カジノ自体の売り上げはすでにマカオなどに追い抜かれているそうですが、それでもやはりカジノの方はラスベガスの中心的存在であることに変わりはなく、ホテルはもちろん空港にまでスロットマシンが普通に置かれています;。今回はショーを見るのが主体だったので、カジノはあまりやり込んではいませんが、それでもいくつかはプレイしたので軽くレポートしてみたりします^^。

代表的なカジノのゲームといえば、スロットマシン、ルーレット、バカラ、ポーカー、ブラックジャック、クラップスなどがありますが、今回行ってみて改めて感じたのは、恐ろしく種類が多い、ということ。特にテーブルゲームは見たこともないようなゲームがたくさんあり、ポーカーだけでいったい何種類あるんだ....と驚かされた次第;。今回、自分たちがプレイしたのは、スロットマシン、ルーレット、クラップスの 3 つ。いやはやカジノというのはいろいろと奥が深いところがあります。

■ スロットマシン

前回ラスベガスに来たときにはほとんどスロットマシンしか遊んでいなかったのですが、10 年ぶりに遊んでみてびっくり、現在はかなりデジタル化が進んでいるのですね。タッチパネル搭載は当たり前、巨大なスクリーンでリアルタイム中継したりとか、それはまあびっくりするような仕掛けが結構ありました。

自分的にとにかく懐かしかったのが、こちらの Wheel of Fortune。10 年前のときに、母親とともにかなりハマっていた記憶がありますが、昔と違ってかなりデジタル化は進んでいて、タッチパネルとか普通に搭載してました。

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でもルールは昔と変わっておらず、至って単純。1~3 ラインに掛け金を張ってスロットを回す。ゾロ目が出ると当たりなわけですが、中でも Wheel of Fortune アイコンのゾロ目が出ると、台の上にあるホイールが回転して大当たりが出る、という仕組みです。

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……といってもぜんぜんろくな当たりなんて出なかったですけどねー;。まあ一回、ホイールを回せたからよしとしますが^^。

と、ぜんぜんルールを説明していませんでしたが;、各ルーレット台にはベースとなる掛け金が設定されており、例えば上の Wheel of Fortune の場合は 25 セント台と 1 ドル台の 2 タイプがあります。スロットでは複数ラインにいっぺんに賭けることができ、Wheel of Fortune の場合には最大 3 ラインまで張ることが可能です。ただし、前述したホイールは 3 ライン賭けた場合に限って回る仕組みになっているため、実態としては毎回 3 ラインずつ、つまり 25 セント台のときは 75 セント、1 ドル台のときは 3 ドルずつ使って賭けていくことになります。また、この Wheel of Fortune はプログレッシブタイプと呼ばれるスロットで、簡単に言うと、ジャックポット(大当たり)の賞金額がネットワークでの積み立て方式になっています。(日本人でも当選した人がいるようで、こちらにインタビューが掲載されていました。)

さてさてそれはともかく、最近のラスベガスは不況の影響か、最小掛け金が 1 セントという台も存在しています。……が、これがまたとてつもなく意味不明なスロットだったり;。

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何が意味不明って、このスロット、何が出たら当たりなのかがさっぱりわからないのですよ;;。この 1 セント台では、下側に “LINES” と “LINE BET” という設定があり、「何種類のラインに賭けるのか」「各ラインにいくら賭けるのか」を設定することができるようになっています(1 回あたりの掛け金は、LINES × LINE BET × 1 セントになる、という仕組み)。ところがこの前者がかなりの曲者。

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横一直線なので、これが当たりになるのはまあわかるんですけどね。

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なんでこのラインが当たりになるのかがさっぱりわかりません;;。……という、もはや当たりかどうかを判定できない意味不明なスロットになっちゃってます;。

この 1 セントスロット、いろんなカジノで見かけましたが、スクリーンを見ずにスロットを回している人が多く、おいおい~;、という感じではありました;。ちなみに 1 セントと聞くと安く感じるかもしれませんが、実際には LINES として 10 とか 20 とか賭けないとまるで当たらないので、それなりの金額にはなります。……といっても数十セントぐらいですけどね^^。

というわけで続いてのエントリは、お買い物あれこれ。前回のラスベガス旅行の際には、私はほとんど買い物をしていないのですが、今回は奥さんと行ったこともあって、せっかくなのでいろいろと買い歩いてみました。なるほど、海外でのお買い物って実は楽しいのね、というのがよくわかったりしましたが、まあつらつらとまとめてみようと思います。

■ Premium Outlet North

まずはラスベガスのお買い物のメッカ(?)、プレミアムアウトレットノースから。通常、アウトレットモールは通常店舗との競合を防ぐため、市街地から車で 1 時間程度のところに作ったりすることが多いのですが、ラスベガスの場合にはホテル街からたった 10 分程度のところに堂々と店舗を構えていたりします。なのでアクセスは超便利。今回のツアーはスケルトンだったのですが、このプレミアムアウトレットノースだけは送迎がついていました。

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ラスベガスのプレミアムアウトレットは、北と南に一軒ずつあります。店舗数的には北の方が多いらしく、送迎がついていたのも北の方だったのですが、行ってみてびっくり、おいおい超激安じゃないですかと小一時間;;。というか、通常価格から 30% オフ、そしてそこからさらに 60% オフ、ってそれ意味わかんないんですけど状態。とにかく値付けがデタラメすぎるので、思わず笑ってしまうことしきり。いやはや、こんなの見てたら日本で普通に買う気が激しく失せます;。COACH の皮のバッグなんて $150 ぐらいだったし、CK のバッグで $80 ぐらい、ワンピース類なんて 1 着 $30 ぐらい? もう意味わからんとしか言いようが;;。

というわけで、ツアーについていた送迎の車、帰りについては多分早目にタクシーで帰っちゃうので、ということで断ったのですが、

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……すんません、送迎時間を余裕で超えて大量に買い漁ってました;;。それでもたいした出費になっていないのだから驚きます。(多分トータルで $500~$600 ぐらい?) 残念だったのは、奥さんの服はあったけど私の服はなかったこと。奥さんの方は XS サイズでだいたい入るのですが、男性向けのものは細身の洋服がほとんどなく、残念ながら買えるものがほとんどなし。CK のネクタイだけ数本買いましたが、一本 $30 弱は安いよなー、という;。

にしてもこれだけ安いと、日本のアウトレットにも行ってみたくなりますね~。← 実は一度も行ったことがないので;;。

■ フォーラムショップス

続いてフォーラムショップスを。ここはシーザーズパレスに直結しているショッピングモールで、ラスベガスを代表する観光スポットのひとつになっています。ここは時間によって変化する空が有名で、ヴィーナスフォートのモデルとなったそうです。

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それにしてもここはとにかくだだっ広い;。何度迷子になりかけたことか;、という感じですが、迷路のように入り組んだローマの街並みに、所狭しとテナントが並んでいます。ウィンドウショッピングだけでもとにかく時間がかかりそう。ブランド的にも高級ブランドから比較的庶民的なブランドまで取り揃えられており、プレミアムアウトレットほどではないにせよセールをしているお店も多少ありました。うまく探せば結構いいお買い物ができそう……でしたが、まあとにかくお店の数が多すぎるので、ちょっとどーにもならないかも;。

施設面でかなり面白かったのは螺旋状のエスカレーター。調べてみたところ、三菱電機製だとか。いやー、すごい技術力^^。場所的には、ミラージ側の出口のところにあります。

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またフォーラムショップスの一番奥にあたるところでは、1 時間置きに、アトランティスと呼ばれる無料ショーが行われています。たまたま時間が合ったので見てきましたが……うーん、思いっきりハリボテショーなのであんまり無理していかなくてもいいかも、という感じ。かなりお金はかけてるんだろうなぁとは思うものの、無料ショーだとベラッジオの噴水ショーが頭一つ抜けているので、どうしても見劣ってしまいますね;。

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■ ファッションショー・モール

続いてファッションショー・モールをご紹介~。

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ファッションショー・モールは、ストリップのホテル街の北の方、ウィン・ラスベガスの通り向いに位置する超大型ショッピングモール。入るまでわかりませんでしたが、中はとにかくだだっ広い。フォーラム・ショップスやグランド・カナル・ショップスとは違い、とにかく整然としたモールなので、少なくとも迷子になるようなことはありませんが、そのかわりにとにかくひたすら歩いて歩いて歩くことに;。

このモールの面白いところは、アメリカの名だたる百貨店が片っ端から入っていること。Nordstorm,Macy’s などがずらりと揃い、さらに有名ブランド店が多数入居。しかもアパレルばっかりなので自分たちには全く手が出せない無縁な場所と化していました;。とはいえここ、多少ではありますが生活雑貨も取り扱いがあり、そこはなかなか面白かったです。日本では見かけない調理器具なんかを見るのはなかなか楽しいものですね^^。

■ グランド・カナル・ショップス

続いて、ヴェネチアンに併設されている、グランド・カナル・ショップスをご紹介~。

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ヴェネチアンの入り口から続くエスカレーターのスロープを登っていくと、イタリアのベニスをテーマとしたショッピングモール、グランド・カナル・ショップスに出ることができます。天井が青空になっているあたりはフォーラムショップスそっくりですが、こちらはかなり明るい空なので開放感があります。さらに中には運河が流れており、チケットを購入するとゴンドラに乗ることが可能。来ているお客さんたちのいいさらし者になります;(ぉ。

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このアトラクション、地味に結構なお値段で、一人約 $20 で 4 人の相乗り。もしゴンドラ 1 つを貸し切りたければ $75 ぐらいを支払う必要があります。さすがにちょっと高いんじゃね? と思いましたが、実際に乗ってみると船乗りさんが歌ってくれたりいろいろ教えてくれたりと、なかなか楽しいアトラクションでした。たまたま人が来なかったこともあって、二人きりでの貸切状態になりましたが、普段だと行列ができているのでなかなかラッキーには恵まれなさそうです;。

さて、このグランド・カナル・ショップスは、隣にあるショッピングモール、ザ・ショップス・アット・パラッツィオと連結しており、そのままそちらに抜けることができます。こちらはかなり高級感あふれるモールになってます。ヴァンクリもあったけど怖くて入れませんでした(ぉ^^。

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というわけでストリップの代表的なモールを紹介しましたが、さすがにこんなところではお土産は買えないので;、もうちょっと気軽なところで購入してみました。

■ ダウンタウン(フリーモントストリート)

お土産の大半は、こちらのダウンタウンのフリーモントストリートで購入~。さすがはダウンタウン、いかにもな気軽なお土産品がたくさんありました。下の写真のお土産屋さん、そしてこの隣には ABC マートがあり、そちらでも結構な数のお土産を扱っていました。ベタな品物はこういうところの方が買いやすいですね。

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ちなみにここに来た理由はお土産購入というわけではなくて、フリーモントストリート・エクスペリエンスという無料ショーを見るため。ここは商店街の天井がまるごとスクリーンになっており、ここに 1 時間ごとに映像が流れるという仕組み。音響設備もなかなか良く、道行く人たちがみんなノリノリで踊ってました。こういうノリの良さは見習いたいところですね~^^。

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■ ファーマシー(CVS/ファーマシー)

そうそう、ついでにここもご紹介^^。

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ラスベガスブールバード(ストリップ)沿いを NYNY から少し北に上がったところにある薬屋さん、CVS/ファーマシー。アメリカのファーマシー(薬局)は日本でいうところのいわゆるコンビニとかスーパーのようなもので、日用雑貨から食料品まで幅広く扱っています。このお店はしかも 24 時間営業なので、そういう意味でも使い勝手のよいお店ですね。日本とは扱っている商品などもかなり違うので、一度ふらっと立ち寄って覗いてみると楽しいんじゃないかと思います。

さてさて、前回のエントリではバフェについてご紹介しましたが、引き続いてはその他いろいろな食事をご紹介~。

■ アイスクリーム

うちの奥さんはなにげにアイスクリーム・イーターの異名を持つ困った人なのですが、ラスベガスでもその能力を如何なく発揮。事前に徹底的にアイスクリーム事情を調べてからラスベガスに乗り込んだり;。ここだけは絶対に行きたい! といって行ってきたのがこちらのお店。

[ICEPAN]

ハラーズの中にあるアイスクリーム屋さん、ICEPAN(アイスパン)。ここ、何がすごいって、その場でアイスクリームをゼロから作ってくれるのですよ^^。

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基本的なオーダー方法は、① フレーバーを選ぶ(ストロベリー、バナナ、キウイ、マンゴー、チョコレートなど約 16 種類)、② 牛乳を選ぶ(全乳、低脂肪乳、無脂肪乳、豆乳の 4 種類)、③ トッピングを選ぶ(ストロベリーやバナナ、m&m、モチ、チーズケーキなど約 19 種類)。これらをチョイスすると、5 分ぐらいでその場でアイスクリームを作り上げてくれます。

具体的には、まずフレーバーとなるフルーツと牛乳をミキサーで拡販後、これを “Ice Pan“ と呼ばれる低温金属板(-37 ℃)の上に流し込む。数十秒程度で一気に固まってくるので、これをひたすら鉄板上で練り上げます。

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ある程度練れてきたら、次にここにトッピング(のうち混ぜ込むもの)を追加し、これをヘラでもんじゃ焼きのように細かく切り刻み、再度練りこんでいきます。

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そして完全に練りこみが終わったら、これをカップまたはアイスコーンに取り、チョコレートソースをかけて出来上がり、です^^。(実際のムービーはオフィシャルサイトにあるので見てみるとよいかも~。)

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というわけで、食べてみたのですが。
これが激うま。っつーかめっちゃ美味しいよこれ~^^。

いやはやこれは素晴らしい。プレートの上であっという間に固まって出来上っていくアイスクリームの様子を見るのも楽しいのですが、なにより味が美味しい。おそらく素材がよいせいだろうと思うのですが、注文した二つのアイスクリームはどちらもうまうま(合成添加物はなしとのこと)。お薦めは?と聞いてみて注文したのは、バニラ+バナナ+チーズケーキ+チョコソース、そしてキウイ+ストロベリー+モチ(牛皮)+チョコソースの二種類。前者はちょっと重ためですが、バナナとチーズケーキの相性抜群、そして後者はフレッシュなフルーツの味が非常においしい。

お値段は二人で $15 ぐらいだったのですが、内容を考えると激安。というかこれ、2 つ作るのにだいたい 10~15 分ぐらいかかっているのですよ。これは超肉体労働だなぁという感じで、実際、筋肉ムキムキな屈強な男性が作っていたのですが、そうでもないと無理だろう、という印象。これは日本に持ってきたら絶対にウケるだろうなぁと思いつつ、一方で日本だとこれをバイト君で回すのは絶対に無理だろうなぁとも思ったり。ちょっと調べてみたところ、実は日本にも一時出店してきたことがあったようで、青山と群馬(館林)にあったらしいのですが、その後、経営上の問題なのか次々と閉鎖し、現在ではラスベガス一店舗になってしまっているとのこと。詳細はこのページに書かれてましたが、いやー、これはぜひ今後増えてほしい一軒だと思います。私はそれほどアイス好きではないですが、実に素晴らしいアイスでした。

もっとも難点がないわけでもなくて、唯一の難点はその量;。作っている最中は少なく見えるんですが、実際には 4 玉分ぐらいの分量に;。具やトッピングの量によって変わるのでしょうけれども、全部食べ切ると冬場はさすがに冷えます;。まあそんなときはすぐ横にあるスターバックスで温まるのが吉かも?^^

[Blizz Frozen Yogurt]

続いてご紹介するのは、ブリッツ・フローズン・ヨーグルト。ここは量り売りのお店です。

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8 種類ぐらいのフローズンヨーグルトを適当に絞り出してカップに入れ、さらにそこにフルーツなどのトッピングを適当にして、チョコソースとかをかけて出来上がり、というセルフサービスのお店。単純ながらもフローズンヨーグルトがなかなかに美味しく、またフルーツトッピングが充実しているのがうれしいところです。値段的にはこちらもだいたい $7~8 ぐらいですが、結構お腹いっぱいになります。っつーか、周りを見ているとカップ一杯に入れている欧米人がかなりいて、いやはやこの人たちの胃袋はどーなっているのだろうか;;、と驚かされます。

ちなみに自分たちはルクソールの中の Blitzz を 2 回ほど使いましたが、MGM Grand の中にもあったはず。また類似のフローズンヨーグルト店はいろいろあるようなので、飛び込んでみると面白いかもしれません。

[Cafe Gelato]

最後にご紹介するのは、ベラッジオの中にあるお店、カフェ・ジェラート。

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ベラッジオの奥の方にあるお店なのですが、もう一軒、ベラッジオの湖の向かって右側の入り口(フォーコーナーのところの入り口)にもあり、自分たちはそこでジェラートを購入。閉店間際にストロベリーとカプチーノを注文したのですが、これがめちゃめちゃ美味しい。特にカプチーノは絶品で、舌触りの良さといい味の良さといい、ちょっとびっくりしました。加えて驚いたのが値段。どちらも $5 弱。ベラッジオというホテル内のお店であることを加味すると激安かなと思います。ちなみにお店は 24:00 までなんですが、23:30 ぐらいには片づけ始めるので要注意。夜の噴水ショーを見てから行ったら一度間に合わなかったことがあります><。

■ その他いろいろ~。

というわけで、このエントリの残りはその他いろいろなお食事をご紹介~。

[KGB (ケリー・グルメ・バーガー)]

せっかくアメリカに来たわけだし、一度は本場のハンバーガーを!ということでやってきたのは、ハラーズの中にあるハンバーガーショップ、KGB(ケリー・グルメ・バーガー)。

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セレブシェフとして人気のあるケリーサイモンという人が手掛けたハンバーガー屋さんだそうで、いかにもアメリカっぽい雰囲気の中で美味しいハンバーガーを食べることができます。注文したのは、Orchard Turkey Burger と、Iron Chef Sliders。後者は、ケリー氏がアイアンシェフアメリカに出たときに作ったハンバーガーだとか。

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味の方はというと、まあごくごく普通かな? という印象。アイアンシェフ、ということでやや過大な期待をしましたが、中身はごく普通の一口サイズハンバーガー。ハンバーグとチーズとトマトをパンズで挟むという、昔ながらのハンバーガーなので、ケチャップがめちゃめちゃよく合います。一方のターキーバーガーの方はいかにもアメリカンなトンデモサイズな一品でしたが、中身は野菜たっぷりのヘルシーなハンバーガー。昔はアメリカというと肉とパンしかないハンバーガー、というイメージがありましたが、こういうものがアメリカでも流行るようになったのですねぇ。ちなみにショーの前に食べに行ったのでお店にはスムーズに入れたのですが、18 時を過ぎた頃から結構な混在になっていてびっくり。結構な人気店なのかもしれません。

[フードコート]

続いてフードコートをご紹介~。

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フードコートは、セルフサービスのファーストフード店がたくさんある飲食コーナー。アウトレットモールのような手軽に食事を済ませたい場所や、ちょっと安めのホテルにあり、軽く食事をしたい場合に便利です……とガイドにはよく書かれているわけですが、アメリカのフードコートは出てくる量がアメリカ基準;。写真にあるのはルクソールホテルの中のフードコートで注文したピザとシーザーサラダなのですが、どちらも量が半端ない;;。多分、ピザは半径 20cm ぐらいはあるだろうな....という感じだし、シーザーサラダに至っては、パンまでついてくるのが意味不明;。なんかこっちの人たちはシーザーサラダ頼んだら他のものは頼まないんだろうか....いや多分そんなことないよなぁ、とかいろいろ考えてしまうサイズですよ、ええ;。

ちなみに今回は注文しませんでしたが、マクドナルドは基本的には日本と同一サイズ(ビックマックなど)なので、迷った場合にはおすすめかもしれません。や、面白くはないですけどね^^。

[カフナビル]

そんなわけで、ラスベガスの食べ歩き編の最後のトリは、ラスベガスの名物フレアバー、カフナビル(Kahunaville)

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トレジャーアイランド(Ti)の中にあるバーで、フレアバーテンダー(曲芸のようにカクテルを作っていく人たち)がいます。なんとチームを組んでいるらしく(チーム・カフナ)、結構な賞も取っているのだとか。本来であれば盛り上がるのでしょうが、自分たちが行ったときにはオフシーズンということもあってかまるでお客さんもおらず、いやそもそもどこに座ればいいの??状態;。まあでも座ってからはバーテンダーさんがかなり愛想よくしてくれて、「フレアバーテンディングを見に来たんだ」と言ったら、「ビデオとカメラの準備いい?」とまで聞いてくれたりとか。よほど撮影慣れしてるんでしょうね^^。なかなかに楽しかったです。ちなみにメニューに値段書いてなくて、いったいいくらぐらいなんだろうと思ってましたが、2 人で注文して $9.45 って……;;。いやそれはいくらなんでも安すぎるだろう、状態;。もしかしたら値段ころころ変わるんですかね?^^

オンシーズンだとかなり盛り上がるそうなので、ちょっとそこは残念? あと、今はフラミンゴホテルに Margaritaville という新しいフレアバーができていて、世界的にも有名なフレアバーテンダーが働いているのだとか。うーん、この辺は事前予習不足でしたね^^。でも十分楽しかったです。

さてさて、正直アメリカってあんまり食事おいしくないよねー;、と言いたいところなんですが、ラスベガスに関してはこの一般則は当てはまらず、いやむしろかなりイケてると思います。しかも 10 年前に訪問したときに比べて美味しくなっている、という印象もあり、ここ 10 年間での進化を感じずにはいられませんでした。……いやまあ、何軒か外したお店もありましたけど;;。

というわけで、Part 3. ではラスベガスでの食事をいろいろまとめてみたり~。

■ バフェいろいろ食べ歩き。

ラスベガスの食事で有名なのは、なんといってもバフェ(ビュッフェ)。まあ要するに定額食べ放題なお店なわけなのですが、もともとはカジノの合間にさくっと好きなものを食べられるように、という目的で生まれてきたのだとか。しかしバフェもここ 10 年間でかなり進化してきているようで、現在ではホテル集客のための目玉要素のひとつになってきているような印象でした。

ただ、どのお店に行くのかはめちゃめちゃ重要で、今回行ってきたのは 3 箇所でしたが、味と品揃えは天と地ほどの差がありました;。基本的には新しいところ、ちょっと値段が高めなところを狙って行くべき。料理の種類といい質といいサービスといい、お値段以上の差があります。

[スパイスマーケットバフェ]

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プラネット・ハリウッド内にあるバフェ。カジノフロアの地下にあるお店。2007 年のラスベガスのバフェ・オブ・ザ・イヤーに輝いたお店、ということで多くのガイドブックで紹介されており、ちょっと期待して行ってみたのですが、これがかなり外しました;;。(涙)

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実は 2007 年というのは、このお店のリニューアルオープン直後。すごい品揃え、ということで有名になったらしいのですが、今ではこの程度の品数は珍しくないようで、他に行った 2 軒のバフェに比べても若干品数は少な目。まあ品数が少ないのは許すにしても、料理の方がちょっと涙目;。

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特にがっかり感が強かったのは切り分けてもらった肉。っつーか火が入りすぎ;;。野菜類のメニューはほどほど多かったのですが(なので盛り付けてみるとそれっぽくは見える;)、いかんせん味がどれもイマイチでした。まあでもこの辺は許すにしても、一番頭を抱えたのはデザート;。

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クレープを作ってくれるコーナーがあるのですが、何を血迷ったのか、クレープがすでに焼かれているのですよ;;。まあそれは許すにしても、フライパンで温めなおして出てきたものは、焦げ焦げだらけの、見るからに食欲をなくすようなクレープ;;。いやちょっとこれはあんまりでしょ;;、状態。

他の Web サイトのレポートを見ている限り、ここまでひどくはないので、おそらく最近になって質が落ちてきている、ということなのでしょうが、それにしたってこれは……という印象;。スプーンもちょっと汚れてたり、通された席も悪くて、横をせわしなく下膳係の人がカートで行ったり来たりしていて、それだけでも食欲をなくすよ~;、状態;。照明も薄暗いし、なんというか、こういうのが昔ながらのラスベガスのバフェなんだろうなぁ……と思ったりした次第。値段的にはリーズナブルで、確か $28 ぐらいだったのですが、いやこれだったら +$10 出して他のお店行くよ、という感じでした;。しょぼりん;。

[The Buffet]

続いてご紹介するのは、ウィン・ラスベガスホテルの中にあるバフェ、The Buffet。

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高級感あふれるウィン・ラスベガスの中のバフェだけあって、とにかく内装が華やかなのが印象的。新しいバフェなので天井高が高く、解放感に溢れているところも非常によいです。

ここのバフェですが、とにかく広いです;。左から右まで見渡してみるとこんな感じ~。

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っつーか端から端までとても見えないよ!;;、という感じで激しくびっくりしたわけですが;、とりあえずせっかく来たんだし、料理ひととおり撮影してみますかね?? というわけで撮影してみた結果がこちら~。^

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ちょ;;;、いったいどんだけ;;;。
というか写真ひととおり撮影して戻ってくるだけでも 5 分ぐらいかかりましたよ;;。

シーフード、肉、アジア、メキシコ、イタリア、ベジタブルなど豊富な料理がずらーーーっと並んでいるわけなのですが、特筆すべきはやはり料理の味。基本、何を食べても美味いです。

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最初に驚かされたのがプライムリブ。さすがは肉の本場、アメリカ。肉そのものの味もよいし、火加減も抜群。いやー、これはイケてるよ~、と一品目から感心。サイドメニュー類もいろいろ取ってきましたが、どれもかなりイケてます。

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加えてなかなかよかったのはパスタ。その場で調理してくれるのですが、パスタの種類、ソースの味、具材などを自分でチョイスできるという仕組み。適当に注文してみましたが、味も割とよかったです。

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とまあ、全体としては割とべた褒めな一軒だったのですが、残念だったのはデザート。

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種類的にはまあそこそこあるし、小物のケーキが数多く取り揃えられていて見栄えもよいのですが、激しく残念なのが。具体的にどこが、と指摘するのが難しいのですが、日本人が期待するスイーツの味とずれていて、なんというか、どことなく合成甘味料っぽい味がするのですよ;。なんとなく、使っている砂糖が日本と違うんじゃないかという気がするのですが(日本はサトウキビ、アメリカだとトウモロコシ?)、ちょっとずつ味がずれていて、激しく微妙な感じでした;。まあでもスパイスマーケットバフェの焦げまくったクレープに比べたら 100 倍美味しいと思いますが……;;。

というわけで、さすがはウィンラスベガス、素晴らしい味だなぁと感心したのですが、本命は他にいました;;

[バッカナル・バフェ]

今回のラスベガスの料理で最も素晴らしかったのは、文句なくここです

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昨年 2012 年にオープンした、シーザースパレスが誇るラスベガス最大級のバフェ、バッカナル・バフェ。いやはや、ここはホントにとんでもないバフェでした;。いやー、何がすごいって、とにかく広い、品数が多い、そしてどれを食べても美味しい。あまりにも素晴らしかったので、最終日にもう一度リピートしたほどでした。時間帯を選ばないと、結構混雑している点についても要注意。初回は 12 時前後に行ったため、30 分程度待つことになりました。

さてさて、まずはバフェのお料理を軽くご紹介~。さすがにここは全部は無理なのでいくつかピックアップして^^。もちろんジャンル的には、シーフード、肉、メキシカン、イタリア、アメリカ、中華、日本と一通りのものが揃ってます。

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ここの素晴らしいところは、他のバフェに比べて小皿料理が多いということ。おかげで単純にお料理を取ってきて並べるだけで、これだけ綺麗なお皿になります。いやー、これはテンション上がるね~、という感じ(笑)。地味なことではありますが、冷たいお料理などはちゃんと小皿に分けられているので、暖かい料理と冷たい料理がまじりあわないようになっているのも細やかな心遣いでよいですね。

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加えてプライムリブもここのが一番美味しかったです。グレービーソースなしでも十二分にイケます。最終日に訪問したときにはやや胃がもたれていたのですが、それでもついつい入ってしまうあたりが美味しさの証拠、でしょうか^^。

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肉系はサイドメニュー類も充実。ミニバーガーは後述する KGB (ケリーグルメバーガー)よりよほど美味しかったのにはびっくり。しっかり脂身のある肉を使っているのでとてもジューシー。フライドポテトはサツマイモのものもあって、なかなかイケてました。

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中華の点心の類ももちろんあります。この辺は味としてはごく普通ですが、アメリカ水準としては結構高め。酸辣湯とか春巻が普通に美味しかったです。春巻はなぜか中身が野菜ペーストでしたが、パリッと揚がっているあたりはお見事。ちなみに自分たちは手を出しませんでしたが、寿司コーナーに加えてヌードルコーナーがあり、そちらではラーメン、うどん、春雨、フォーの中からチョイスしてその場で茹でてもらうこともできるようになってました。

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とはいえ、カウンターコーナーの目玉はやはり本命はこちらでしょう。その場でパスタを茹でて作ってくれるのですが、クリームソースベースのパスタを作ってもらったところ、これが激うま。麺の方はちょっと茹ですぎだろうという感じでしたが、ソースが激うまで、いやこれめっちゃいいチーズ使ってるなぁと思ったり。見ていても、よさそうなチーズを惜しみなく大量に使っていたので、これはまあ美味しくて当然かも。いや~、よかったですよ~^^。

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……もっとも難点は、このパスタを作ってくれる人がかなり怠け者っぽかったこと;。実はパスタコーナー、初回訪問時も見かけていたのですが、オープンしているのかクローズしているのかはっきりしない;。店員さんが、ちょっとばかり離れたところにいて、お願いしないと積極的には作ってくれなさそうな気配だったんですよねぇ;。2 度目のときは呼びつけて作ってもらってる人がいて、それに後追いする形で注文したんですが、うーん;;^^。他の店員さんはかなりフレンドリーでしたが、ここだけはちょっと残念。

ちなみにパスタは作り置きのものもあります。こちらはまあごく普通ですね。スープ類もいくつかあります。

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バッカナルバフェはだいたい何を食べても美味しかったですが、唯一外したのがこちらのメキシカン? アジアン? な料理。な~んか見るからにヤバそうな空気が漂いまくりでしたが;、やはり日本人的には口に合いませんでした。奥さんがこれを食べたあと、横にあったスープを追加で取ってきてそれにつけて食べてみてましたが、さらに傷口を広げてました;;。

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さてさてこのバフェ、実はスイーツもなかなかにイケてます。

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とにかく圧倒されるのはその種類。ウィン・ラスベガスもまあまあ種類がありましたが、ここを見てしまうとその差は歴然。カラフルな小皿に盛られた色とりどりのケーキ、そしてオーダー方式のアイスクリームなどなど、驚くほど豊富なメニューが取り揃えられていました。

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そして肝心な味の方はというと、十分にイケる、という印象。さすがにスイーツはもともと日本で相当にレベルの高いところばっかり行っているので;、そういうお店にまでは届きませんが、それでもどのスイーツも適度かつ上品な甘さが見事なものばかり。

全品制覇はとても無理でしたが;、いやー、ここは籠りたくなるバフェですね。とにかくラスベガスに来たら一度は行っとけ、という感じ。お値段は他のバフェに比べて高めですが、この内容であれば十二分に元は取れる、という感じ。他のバフェに比べて頭ひとつふたつ抜けている感じでした。

というわけでバフェについてつらつらと書いてきたのですが、まだ書いていないことをひとつ。それはバフェのチップに関して。基本的にマックのようなセルフサービスのお店ではチップなし、サービスを受ける場合にはチップあり、というのが原則なんですが、最後までバフェでのチップの相場がよくわからなかったです;。通常のレストランなら 15~20% が相場ですが、そこまでのサービスを受けてるわけでもなし……と思う一方、愛想よく飲み物持って来てくれたりお皿片づけてくれたりしてくれたりするあたりや、金額も場所によっては $40~50/人 近くと結構な金額になるあたり、通常のレストランと大差ないのも実際だったりして、なかなかに難しかったりします。まあ、気持ちよく食べられたら置く、という、本来のチップの趣旨に則ればよいのかもとは思いましたが、この辺、文化的な違いなので難しいところですね;。

ただ、実際に使った感触で言うと、チップはテーブルで後払い(現金)にした方がよいです。バフェは前会計で、会計を済ませた後にテーブルにウェイターが案内してくれるのですが、チップ込みで前会計を済ませた場合、レシートにチップ金額を書いてくれるお店とそうでないお店がありました(前者だったのは上記 3 店だとウィン・ラスベガスのみ)。カード払いにする場合は前会計の際に払ってしまった方がラクなのですが、サービスしてくれている人に感謝が伝わらないという意味ではテーブルで現金後払いにした方がよいと思います。

にしても、バッカナルバフェ、また行きたいですねぇ……^^。blog 書いてたらあの味が再び蘇ってきますよ、ええ^^。

さてさて、続いてラスベガスのホテルをいろいろとまとめてみたり。今回は滞在期間が長かったこともあって、かなりいろいろなホテルを回ってみることができました。ストリップ沿いの主要なホテルはだいたい回りましたが、いやはやホテルによってこうも雰囲気が違うものか、といろいろ考えさせられました。

さて、ストリップ沿いのホテルですが、ざっくり分けると、MGM 系のグループ、ハラーズ系のグループ、それ以外の新興グループの 3 つに大別されます。カジノのポイントカード(プレイヤーズカード)もこの系列で分かれており、MGM, ハラーズ系であれば使いまわしが可能。

  • MGM 系 : ベラッジオ、MGM Grand、NYNY、ミラージュ、モンテカルロ、ルクソール、マンダレイベイ、アリア
  • ハラーズ系 : シーザースパレス、パリス、バリーズ、フラミンゴ、リオ、ハラーズ、プラネットハリウッド
  • その他 : ウィン・ラスベガス、ベネチアン、マンダリンオリエンタルなど

やはりベラッジオに宿泊したこともあって、自分たちには MGM 系列の方が馴染みが深い感じがありましたが、まあつらつらと書いていこうかと思います。

なお、前回のエントリに書いたように、ホテルは必ずカジノを中心に構成されていますが、多くのホテルは迷宮のようになっていて、出口がわからなくなることが多いです。そのときは、ホテル内の標識で「Lobby」を目指すか、あるいは「LasVegas blvd(ラスベガスブールバード)」を目指すとよいです。最初わからなかったのですが、いわゆるストリップというのは、ラスベガス・ブールバード(大通り)のうち、中心ホテル街の 6.7km の部分を指す用語。標識には Strip よりも LasVegas bvld と書かれていることの方が多いので、それを目指すとよいと思います。

■ ベラッジオ(ベラージオ)

まずは自分たちが宿泊したホテル、ベラッジオから。日本の表記ではベラージオの方が多いですが、アメリカ人の方々の発音は「ベラッジオ」に近かったような気がします。とまあそれはともかく、ここはストリップ中央に位置する、噴水ショーで有名な湖を有する客室数約 4,000 の巨大ホテル。日本人観光客は圧倒的にここを選択するらしいです。

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建設は 1988 年だそうなので、若干古くなりつつあるホテル。内装は綺麗なもののスタイリッシュというわけではないですが、適度な落ち着きのあるホテルです。雰囲気的には「上品な老舗ホテル」という印象で、帝国ホテルとかニューオータニとかに近いイメージですかね?^^

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このホテル、3 方向に延びた形をした建物なのですが、湖畔側の部屋とそれ以外の部屋とで結構値段が違います;。とはいえ噴水ショーはちょっと外に出ればすぐに見られるので、あんまり気にしなくてもオッケー。というか、自分たちは噴水ショーの時間帯に部屋にいたことがほとんどなかったです;。

ホテル内はカジノゾーンを中心に、有名ブランドが並ぶショッピングアーケードゾーンと、宿泊客が主に使うカフェやプールゾーンがあります。10 年前にここに来たときには夏場だったので、妹と一緒にまったりプールサイドで和んでましたが、さすがに今回は冬場だし……と思っていたら、びっくりすることに泳いでいる人が少なからずいました;;。温水プールとはいえ気温 10 度ちょっとのところで泳ぐとは……;;。

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変わったところとしては、ホテル内にある Jean-Philippe patissere のチョコレートファウンテン。高さ 8.3 m、流れているチョコレートは 2 トンという、世界一高いチョコレートファウンテンだとか。ガラスケース入りなのでさすがに食べられませんが;、いやこれにはちょっとびっくり^^。

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さて、ベラッジオといえばなんといっても “O” (オー)を外して語ることはできないです。名実ともにシルク・ドゥ・ソレイユのフラッグシップショーで、巨大プールを使ったパフォーマンスは他のショーを圧倒。今でこそショーのチケットも取りやすくなっているようですが、このショーを見るためだけにラスベガスに行く価値がある、と言えるシロモノだと思います。仔細は別エントリにまとめますが、いやホントにこのショーは一見の価値があります。

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夜になるとホテルの雰囲気もぐっとシックに。昼の噴水ショーもよいですが、夜の噴水ショーも綺麗。しょっちゅうやっているので、宿泊していると通りかかるつど見られるのも楽しいところかもしれません。

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■ シーザーズパレス

続いてベラッジオのお隣にあるホテル、シーザーズパレス。こちらは古代ギリシアをテーマにしたホテルで、ハラーズ系列のホテルの事実上のフラッグシップホテル。世紀の歌姫セリーヌ・ディオンのコロシアムショー、恐るべき広さと品数を誇るバッカナルバフェ、多数のテナントを抱えるショッピングモール フォーラムショップスの 3 つが、このホテルが抱える 3 種の神器といったところでしょうか? ちなみに名前は「シーザー」ではなく「シーザー」が正式名称の様子。まずは外観から~。

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内装はこんな感じ。1966 年開業とは思えないほどかなり手を入れているホテルのようで、内装は相当綺麗です。半面、古いホテルなので天井高が低い場所が多く、圧迫感が多い場所も少なくありません。この辺のちぐはぐさがなんとも、みたいなところはありました。右側の写真はコロシアムと呼ばれる、セリーヌ・ディオンの専用激賞ですが、さすがは世紀の歌姫、という印象。前述のオーとこのセリーヌ・ディオンのショーの 2 つだけは、オフシーズンにもかかわらず完売御礼でした。

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さて、なんといってもここの見どころはバッカナルバフェ。2012 年にリニューアルオープンされたバフェなのですが、恐るべき品数に加え、味も素晴らしくよく、ここも是非来る価値があります。自分たちは 6 日間の滞在で 2 回行ってきてしまいましたよ、ええ;。

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また、シーザーズパレスと併設される形で、フォーラムショップスというショッピングモールがあります。お台場のヴィーナスフォートのモデルにもなったモールで、色合いが変わる天井があります。有名ブランドが多いので全体的にお値段高めではありますが、一方でディスカウントしているお店もそれなりにあり、ぶらぶらと回ってみるとなかなかに楽しいです。奥の方にはアトランティスショーという無料ショーがあります……が、無理していくほどの内容ではないかなという印象;。

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なお、増改築を繰り返しているためなのか、内部構造がかなり複雑でわかりにくいため注意が必要です。いやはや、ここ何度迷ったことか……;;。

■ ウィン・ラスベガス

続いてウィン・ラスベガス。

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このホテル、ミラージュ、Ti、ベラッジオをプラニングしたスティーブ・ウィンがプラニングした最新のホテル。そのせいか、ホテルの雰囲気がとにかくベラッジオによく似ています。赤を基調としたホテルカラーはなかなかに綺麗です。

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ちょっと面白いのは、ここでやっているショー「ル・レーブ ザ・ドリーム」というのが、オーの演出家によって手掛けられた水のショーであるという点。……となると期待が高まりますが、こちらはオーに比べてエンターテイメント色の高いショーなので、シルク的なものを期待するとちょっと外すだろう、という印象。お値段的にリーズナブルなこと、またステージの形状がちょっと特殊なので、そういう意味で一見の価値はあります。

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ここはバフェ(ザ・バフェ)にも行きましたが、さすがに高級ホテルだけあって、バフェも相当によかったです。品数はややバッカナルバフェに及ばないものの、味だけ取れば互角かな? という印象。ここも行ってみる価値があるかなと思います。

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なお、ホテルは非常に綺麗でショーなども行く価値もあるのですが、場所としてはストリップの北のはずれにあります。このため、ル・レーブを見てからストラトスフィアタワーやダウンタウンのフリーモントストリート・エクスペリエンスなどを見に行くとよいんじゃないかと思います。

■ アリア

今度はアリアをご紹介。アリアはベラージオのちょっと南の方に位置するホテル。雑誌類にはシティセンターに併設された云々と書かれているので「??」となってしまったのですが、まあ普通のホテルだと思えばよいかと。ただ、さすがに最新のホテルだけあって、恐ろしく内装がスタイリッシュでカッコいいです。特筆すべきはカジノゾーンで、行き場がわからなくなる迷宮のような薄暗いカジノの多いラスベガスの中で、圧倒的にオシャレ感のあるカジノになっていました。天井高が全体的に高いのも一因しているのでしょうが、加えてお客さんたちもかなりオシャレな感じでした。っつーか、自分たちここに来てごめんなさい、状態;;。

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このホテルにもベラージオと同じく Jean-Philippe patissere が入っていますが、こらちはチョコレートファウンテンのかわりに巨大なチョコ模型を展示していました。かなりスペースを贅沢に使っているので、他のホテルに比べてゆったり感があるのもよいところ。また、今回は残念ながら鑑賞できませんでしたが、シルクの最新ショーである ZARKANA (ザーカナ)も行われています。……これ見なかったのは失敗だったかなー;。うーん。

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■ ベネチアン

続いて紹介するのはベネチアン。その名の通り、イタリアのベネチアをモチーフにしたホテルなのですが、ここはホテルよりも隣のグランド・カナル・ショップスの方が有名かも。ここも超巨大ショッピングモールになっていて、うっかりすると迷います;;。

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グランド・カナル・ショップスの屋内には運河があり、ゴンドラに乗ることも可能です。……が、意外に結構高いです;($20/人ぐらい)。割と行列になってましたが、まあたまのことなんでこういうのも面白いかもしれません。

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ちなみに夜になったとき、このベネチアンから見る夜景がまた美しいです。ラスベガスの夜景というと強烈なネオンというイメージがありますが、ちょっと落ち着いた色合いで水面に映る光というのはなかなかに綺麗でした。

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■ MGM Grand

続いて MGM Grand ホテルをご紹介ー。MGM 系列の総本山で、ストリップのちょっと南の方に位置するホテル。場所的には中心街じゃないのですが、実はホテルとしては世界で最も面積が広く、カジノとしても世界で 4 番目に面積が広いのだとか。総客室数 5,000 室を誇る、巨大ホテルです。

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さすがは MGM 系列の総本山、なかなかにゴージャスなホテルです。実際、ジョエル・ロブションが入っていたり、シルクのショーである KA (カー)が入っていたり、さらにはアリーナまであったり。ボクシングの世界タイトルマッチなども行われるらしいです。

続いてすごくよく似た名前の 3 つのホテル、パリス、ハラーズ、バリーズをご紹介。全部違うホテルなので要注意です;。

■ パリス

まずはベラッジオの真向いにあるホテル、パリスから。ここは名前の通り、フランスのパリをイメージしたホテルになっています。エッフェルタワーとか凱旋門もあるよ~^^。

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……というか、ちょっと笑ってしまうのはカジノフロアにエッフェルタワーの足が刺さっているというところ。これはちょっと面白いので一見の価値があります^^。

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エッフェルタワーはエレベータで上に登ることができ、そこからベラッジオの噴水ショーなどの鑑賞が可能。……といっても、高さ的にはたいしたことはないですし、加えて最上部は収容人数が地味に少ないので、混雑時は結構待つことになりそうです。自分たちが行ったときには待ち時間こそなかったですが、とてつもなく寒い;;。なので、ベラッジオの噴水ショーの時間を見計らって、上に登るとよいんじゃないかと思います。夜とか恐ろしく寒かったんだろうなぁ;;。

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ここはバフェも有名らしいんですが、結局行けなかったです。スパイスマーケットバフェではなくこっちに行けばよかった……;

■ ハラーズ

続いてハラーズ。グループ会社のフラッグシップホテル……だったのですが、今はシーザーズエンターテイメントと合併したため、特に目立つ存在というわけでもなくなっています。

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ホテル自体はちょっと年季が入った建物という印象で、ウェスタンな雰囲気もあってちょっと気後れしそうになるホテルではあるのですが、中にあるアイスクリーム屋さんの ICEPAN はラスベガスに行ったらぜひ一度は訪れてみたいところ。牛乳からアイスクリームを目の前で作り上げてくれるというすごいお店です。日本にあったらバカウケ間違いなしだと思うのですが、これはなかなか持ってこられないかなー;。詳細は別エントリにて^^。他には KGB ’ケリーグルメバーガー)というハンバーガー屋さんがあります。本場のハンバーガーを食べたければこちらが手軽でよいです。

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■ バリーズ

似たようなホテル名の最後はバリーズ。場所的にはベラッジオの向いにあるホテルで、かつては世界最大のホテル & カジノとして有名だったそうですが、今となっては特筆すべき点のないホテルになっている様子。アトラクションもなければショーもない、という地味目なホテルなので、実態としてはモノレールに乗るときに通過するだけ、という感じのホテルになっちゃっています。

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■ プラネット・ハリウッド(ph)

略称で “ph” と書かれていて、思わずペーハーと読みたくなってしまうホテル、プラネット・ハリウッド。その名の通り、ハリウッド映画をイメージしたホテルなのですが、映画をテーマとしたホテルという意味だと MGM Grand の方が規模が大きいかも。

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もともとは中東イスラム文化をテーマとしていたアラジンというホテルが、9.11 の影響を受けて経営破綻、そしてプラネットハリウッドへと衣替えしたとのこと。2007 年にはバフェも大幅改装してスパイスマーケットバフェという名前で大々的にオープンしたようで、その年のバフェオブザイヤーに輝いたらしく、ガイドにはおすすめバフェとして紹介されていたりする……のですが、行ってみたところ激しくしょんぼりなクォリティでした;。自分たちは行かなかったですが、ミラクルマイルという庶民的なショッピングモールが入っており、そちらがお奨めみたいです。

■ ルクソール

続いてルクソール。エジプトの遺跡がある都市の名前を冠したこのホテル、見た目はまるっきりピラミッドなのですが、非常に面白いのがその構造。下の写真を見ていただきたいのですが、ピラミッドの外壁部分に、頂点に向かって逆斜めの階段状にホテルの部屋が配置されています。そして内部が中空になっていて、そこに様々な施設(アトラクションやショー)が作られています。いやいや、こんな面白い構造のホテルは初めて見ました。

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夜にはピラミッドの頂点から光線が空に向けて放たれており、夜にストラトスフィアタワーから見るとその異様な光景にびっくりします。っつーか空の雲に光が当たって明るくなっていたりします。7 キロワットのキセノンランプを 39 個使っているそうで、世界で最も明るい光源なんだとか;。

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ここはカジノもお手頃価格、フードコードも充実、またビリーブやファンタジーなど価格的にも手ごろなショーを多数やっていて、何かと庶民派なホテルでした。ちなみに名前ですが、日本だと「ルクソール」と書かれていますが、「ラクソー」が正しい発音。ホテルのベルボーイはわかっているのでちゃんと言い直してくれますが、タクシーの運転手だとちゃんと発音しないと伝わらないかも、です。

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■ エクスカリバー

ルクソールのお隣にあるホテル、エクスカリバー。アーサー王の持つ剣の名を冠したこちらのホテル、外から見るとものすごくファンタジーな感じですね^^。家族連れによいホテルだそうですが、自分たちはちらっと遠目に見ただけでした。

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■ ミラージュ

続いて今度は北の方にあるホテル、ミラージュ。ここはテーマホテルの草分け的存在で、南国の楽園をイメージ。火山の噴火ショーが有名なのですが、残念なことにリニューアルメンテナンス中でお休み;。10 年前は世界でも珍しいホワイトタイガーを使ったジークフリード&ロイというマジックショーが行われており、非常に面白かった記憶があるのですが、その後、マジシャンの一人であるロイが公演中にトラに噛まれて重症に。一命は取り留めたものの、ショーは廃止となって現在はシルクのビートルズラブというものに架け替えられています。以前のラスベガスはマジックショーがかなりたくさんあったのですが、現在はシルク一色でマジックショーは鳴りを潜めてしまっているのでちょっと残念な感じですね。現在でもトラやライオンを展示したシークレットガーデンという動物園はあるようですが、今回は時間の関係で立ち寄らず。

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■ トレジャーアイランド(Ti)

ミラージュの隣にあるホテル、トレジャーアイランド。Ti と省略形で書かれることが多くて戸惑うのですが、正式名称はどっちなんでしょうね?^^

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ここはホテル前で行われる、海賊船を使ったショー 「サイレンス・オブ・ティーアイ」が有名なのですが、今回行ったときには天候の影響で中止とのこと。……正直天候が悪いとはとても思えなかったので単に観客が少なかったからじゃないか?と勘繰りたくなりましたが;、見られなかったのはちと残念。

さて、ここの見どころはというと、ひとつはシルクのロングランショー、ミスティア。しかしこちらは今回の訪問中はメンテナンス期間だったので見られず。ちょっとこれは失敗したかも;。

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もうひとつの見どころが、カフナビルというバー。ここにはフレアバーテンディングを行うバーテンダーが多数いて、その特技を惜しみなく披露してくれます。今回行ったときにはやたらと空いててカバーチャージ(お通し代)すらなくて、二人で飲んで $9.45 とかってどうよ?;状態でした。値段的にも結構リーズナブルなので、ちょっと行ってみると楽しいかも^^。

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■ NYNY (ニューヨーク・ニューヨーク)

続いて NYNY(ニューヨーク・ニューヨーク)。こちらはその名の通り、アメリカのニューヨークをモチーフにしたホテルで、自由の女神はあるわ摩天楼はあるわブロードウェイはあるわとその節操のなさが目立つ楽しいホテルです^^。今回は乗りませんでしたが、この摩天楼を駆け抜けるジェットコースターもあります。

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さてさて、ここのホテルで特筆すべきこととしては、ストリップ沿いのホテルとしてはカジノのテーブルゲームが安いという点。通常、テーブルゲームは平日昼間でもミニマムベットが $10 なのですが、ここには $5 からの台があります(週末の昼間は $10~でしたが)。割とにぎわっている & MGM グループなので安心感もある、という意味で、ルーレットやクラップスを安くやってみたい、という場合には結構おすすめです。

またここにはズーマニティというシルクのアダルトショーがあります。アダルトショー、といってもぶっちゃけまるでエロくないです;。アダルトショーといっても実際には男性も脱ぐので、女性にも十分おすすめできるショー。カップルで見に来てください、という看板に偽りはないです。シルクのあの雰囲気が好きな人は一見の価値があると思います。

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■ フラミンゴホテル

続いてフラミンゴホテル。シーザーズパレスの向いにあるホテルで、ベンジャミン・シーゲルというギャングがラスベガスの創世記に建てた歴史のあるホテルです。そんな歴史もあって、ホテルはかなり寂れていて、雰囲気的には地味に怖かったりします;;。や、別にホテル自体は十分に安全なんですけどね;。ここはホテル自体の見どころというよりも、歴史の方が面白いところで、ベンジャミン・シーゲルの人生を見てからここを見るとなかなかによいかも、という感じです。

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■ モンテカルロ

続いてモンテカルロ。その名の通り、モナコをテーマとしたホテルですね。以前はランス・バートンというマジシャンがマジックショーをやっていましたが、現在ではそちらは終了済み。今は何が有名なんだろう....とりあえず通過しただけなのでよくわかりませんでしたが、内装などは普通に綺麗なホテルでした。

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■ フーターズホテル

MGM Grand の通り向いにある、ちょっと寂しい感じのホテル。ストリップからは少し離れたホテルなのですが、カジノのテーブルゲームが安い、という話でふらっと立ち寄ってみました。アメリカの平均的なホテルでしょうが、ラスベガスのストリップ沿いのホテルから見ると怖い印象がありますね。テーブルゲームは平日昼間でミニマム 5$ から。でもそもそもお客さんが少ないので、クラップスなどもあんまり盛り上がりませんでした;。ここに来るぐらいなら NYNY でやった方がよい、というのが結論でした;。改めてホテルによってこうも雰囲気が違うのか、と感じさせられました。

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■ ゴールデンナゲット

フリーモントストリート・エクスペリエンスというダウンタウンのショーを見る際、どこに行けばよいのか迷うところですが、このホテルはフリーモントストリートに直結していることもあって非常に便利。タクシーでここをお願いした後、タクシー乗り場からホテルを突っ切れば、簡単にフリーモントに出られます。ダウンタウンの中では比較的よいホテルだそうですが、やっぱり雰囲気的にはちょっと怖くなりますね~;。

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というわけで、ざっくりと 19 軒のホテルを紹介したわけですが、改めて整理してみると、いやはやどんだけホテル回ってるんだ、という感じ;。ラスベガスはホテル自体がエンターテイメントだという話をよく聞きますが、なるほどそうだよなー、と思った次第。ちなみにラスベガスのホテル客室総数は約 15 万室、年間の訪問客数は約 4,000 万人弱、客室稼働率は 85% 程度とのこと。これだけの客室数を抱えるだけのエンターテイメントが存在する、というのがラスベガス、なのでしょうねぇ。

というわけで次回以降のエントリでは、テーマごとに分けていろいろ細かい情報をまとめてみたり~。いや、読むのも大変だと思いますが書くのも大変っす;;。

というわけで、まずはラスベガス旅行の概要からつらつらとまとめていこうと思います^^。

■ 旅行計画について

さすがに前回のアイスランド旅行の場合にはパッケージツアーに乗らざるを得ませんでしたが、ラスベガスの場合にはパッケージツアーに乗るよりも、スケルトンツアーを使った方が現地での行動の自由度が高まるのでよいんじゃないかなという感じ。まあ言葉が割と通じるのと、セキュリティ的に安全な都市だから、というのもありますね^^。

[ホテルの選択]

ホテルにランクがあるのは当たり前の話ですが、ラスベガスの場合、割と高めのホテルと休めのホテルとで、雰囲気から内装からあらゆるものに雲泥の差があります。例えばいくつかのホテルの写真を比較でぺたり。

  • アリア
    20130116-205832 20130116-211408
  • ウィン・ラスベガス
    20130113-161302 20130113-184040
  • ベラッジオ
    20130114-140648 20130115-001536
  • ハラーズ
    20130115-130900 20130115-140330
  • フーターズホテル
    20130116-162614
  • ゴールデンナゲット(ダウンタウン)
    20130114-001548 20130114-001500

もちろん宿泊代も違うので、一概にどこのホテルがよいとは言えないのも確かなのですが、ラスベガスの場合、カジノで稼ぐことを前提としているせいか、他の都市に比べて相対的にホテルの宿泊料金が安いです。簡単に言えば、いわゆる高級ホテルも思ったほど高くなく宿泊できる、ということ。このため、個人的にはちょっと良い目のホテルに宿泊することをおすすめしたいです。

自分が馴染みにしているためのひいき目もあるでしょうが、ストリップ中心に存在するホテル ベラッジオは、雰囲気含めて悪くなく、かつお値段も結構リーズナブル(C/P が高い)なのでお勧め度が高いです……っつーか、噴水ショーと O という最強のショーを抱えているというだけでも宿泊の価値があるかなと思います。いやまあ、別に他のホテルに宿泊していてもこれらは普通に見られますが;;。

また、マンダリンオリエンタルはちょっと例外で、ここはカジノがないホテルだそうです。カジノは隣のホテルに行けばいつでも遊べてしまうので、敢えてカジノがないホテル、というのもよい選択かもしれません。……や、高いけど;;。あと、ホテルの予約時に禁煙・喫煙の指定ができなかったのでちょっと心配になりましたが、実際には禁煙室の方が多いので問題はない様子です。

[費用]

ラスベガスに旅行する場合には、現地でかなりのお金がかかる、というつもりでいた方が無難です。旅行先で出会った外国人が、「ラスベガスは大人のディズニーランドだ」と言ってましたが、いやはやこれは言い得て妙。ショーを見るにしても、カジノをやるにしても、グルメを楽しむにしても、何にしてもお金がかかる街。お金をかけなくてもそれなりには楽しい街ですが、お金を使うことを前提として設計されている街でもあります。ゆとりを持って、スケルトンツアーの料金と同額程度のお金を使うつもりでいると間違いがないんじゃないかと思ったり。実際、自分の場合は 10 年前のときも今回もそんな感じでした。

もちろんお金を適度に節約する方法もあります。意外にバカにならないのがタクシー代。ラスベガスはとにかく見た目に反してとにかく何もかもサイズがでかいので(感覚的には幕張みたいな感じ;)、隣のホテルまで徒歩で移動するにも 10~20 分ぐらいかかってしまうのですが、かといってタクシーで移動すれば時間が稼げるのかというとそうでもないというのが問題。実は一方通行が多かったり、裏口から回らないとうまく入れなかったりと、いろいろなルート上の問題もあり、Tip まで含めると隣のホテルへの移動ですら $10 近くかかったりします。実際のところはこんな感じ。見た目の距離と値段がぜんぜん比例していない、というのが実態です。

  • アウトレット → ベラージオ $15
  • ベラージオ → Wynn $10
  • Wynn → ストラトス $11
  • Wynn → ゴールドナゲット $15 ぐらい
  • ベラージオ → ハラーズ、意外に遠回りになって、$10 ぐらい

もちろんちょっと歩くのが体力的に大変、という場合は別ですが、そうでなければ観光も兼ねて、徒歩や他の移動手段を組み合わせるのがおすすめです。適度に歩きを加えた方が楽しいし、コスト削減にもつながります。トラム類は乗り場が遠いので正直不便なのですが、外国だとこういうものに乗ってみるのもなかなか楽しいものです。あ、そういやバスは乗り忘れた……;。

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[お金の準備]

ラスベガスと他の都市で大きく違うのは、TC (トラベラーズチェック)の使い勝手です。通常のアメリカの都市の場合、とにかく銀行に簡単に行けないため、TC を持っていったところでドルに換金できないのですが、ラスベガスの場合にはどこのホテルであってもカジノのキャッシャーコーナーで簡単に(かつ手数料ゼロで)ドルに換金できます。安全性を考えても換金手数料を考えても、ラスベガスであれば最小限の現金を除いては TC で持って行くのがベストでしょう。(ちなみに私はアメリカ出張が割とよくあるのでドルをある程度ストックしてあるのですが、今回は割と円高なので、ちょっと TC を多めにもっていって、帰りがけに全部現金に取り替えて持って帰ってきました。)

ただ、アメリカに慣れていない方の場合には、現金よりもクレジットカードを利用した方がよいです。これはクレジットカードであれば小銭が出ないため。確かにクレジットカードの方が手数料は数%程度悪いのですが、\1,000 ぐらいの買い物をするときに、\10 玉が数枚出てきてそれを使えなかったら、それだけでも 2% 近くのロス。だとすると、クレジットカードでも結局大差なし、という話になってしまいます。現金を持ち歩く必要がないというメリットを考えても、積極的に使ってしまった方がよいかもしれません。

小銭は使い慣れていないけれども、どうしても現金で、という方は、25 セント硬貨だけをうまく使うようにするとよいです。アメリカの硬貨は 1 ドル、25 セント、10 セント、5 セント、1 セントの 5 種類。このうち 1 ドル硬貨はほとんど使われません。(1 ドル紙幣の方が使われるため) 25 セント硬貨は非常によく使われているのですが、これを余らせると結構な金額になるので、25 セント硬貨だけを選り分けて、支払の端数をこれで支払うようにするとベスト。残った安い硬貨は、成田空港などで募金箱に入れてしまうとよいでしょう。この方法はその昔、妹に教えてもらいましたが、不慣れな方には非常に良い方法ですね。

[気温と服装]

これはもう時期によりぜんぜん違うのでなんとも言えませんが、今回遊びに行った 1 月の場合だと、だいたい日本の東京と同じぐらい、と思っていれば良いかなと思います。つまり、結構寒いです;;。夜なんかは結構冷え込みます。服装はだいたい日本と同じで OK かなと。夜はかなり冷えるので、ベラッジオの入り口の噴水などには普通に氷とか張ってました;;。

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ただ、一点注意すべきところとして、乾燥が思ったより激しいです。砂漠なんで当たり前なんですが;、目薬なんかは人によっては持っていった方がよいかなという感じです。

■ 現地までの移動について

では続いて、現地までの移動についての注意点をいくつか~。

[フライト]

10 年前にラスベガスに来たときには直行便だったのですが、現在は直行便の運航はないとの話。なのでトランジット(乗換)が必須なのですが、これが結構な曲者なので要注意。私も久しぶりにトランジットを使ったのですっかり忘れていたのですが、

  • 行きのトランジットでは、最初に到着した空港で入国審査が必要になる。
  • 帰りのトランジットでは、国際便に乗る前に再チェックインが必要になる。

後者はもしかしたらアラスカ航空からデルタ航空への乗り換えだったためかもしれませんが、ヤバかったのは前者。もともとトランジットの時間が比較的少なかったのですが、行きの便は機材トラブルで 1 時間の遅れになり、結構焦ることに;。さらにミスったのが入国審査でした;。

[入国審査]

これは私が完璧に忘れ切ってたのですが;、入国審査ってアメリカの場合だと家族単位なのですよね(日本だと一人単位)。なので入国審査のゲートに家族単位で行く必要があるのですが、うっかり一人で行ってしまって怒られるハメに;。

これに拍車をかけたのがパスポートの名前。結婚の際、嫁がパスポートを作り直さずに名前だけ変更する形にしたのですが、これ、意外に見逃す人が多いのですよ;。国ごとに書き方が違うせいなのかなんなのかわからないのですが、入国審査、税関、さらにはクレジットカードでの支払いなど、いろんなところで「名前が違う」と怒られるハメに;。まあ途中からはここ見て、と先手を打つようになったのですが、結論から言えば、有効期限が少ない場合は、パスポートは作り直しちゃった方がよい感じですね。

■ 現地での生活について

さて、最後に現地での生活について~。私の場合は前回も今回もラスベガスに長期滞在したのですが、もし長期滞在するのであれば、いろいろと買い出しやらなにやらをすると便利だったりします。それについていくつか~。

[スケジュール]

注意した方がよいのが、ホテルからホテルへの移動時間の見積もり。ホテル同士の物理的な距離は近くても、実際には横断歩道の位置が限られていたり、あるいはホテルフロントから目的の場所にたどり着くためには迷路のようなカジノを通過しなければならなかったりするため、意外に時間がかかります。このため、常にスケジュールに余裕を持って行動した方がよいです。いやホントに;。

特に後者は結構厄介で、どこのホテルもカジノに没頭させる & カジノで遊びながら移動してもらうため、時計もないし迷宮のようなマップになっているし、さらにはガイド表示も全体的に甘めです。いやもう出口ってどっちだよー;、と何回迷ったことか;;。結局、ホテル案内図(Directory)を探して移動するしかないのですが、この案内図も表示が少なめのいじわるなホテルが多いです。5 分前行動といわず、15 分前とか 30 分前行動をしておいた方が無難かも、ですね;。

[水の買い出し]

ラスベガスは乾燥しているので水は常に携帯していた方がよいのですが、ホテルで 500ml のペットボトルを買うと、だいたい $3.00/本。1~2 本ならともかく、長期滞在のときには結構ばかばかしいので、スーパーとかでの買い出しがおすすめ。ランクがちょっと落ちるホテルに行くと、ABC マートなどがあるので少し安く買えます。何かのついでに買って帰ってしまうとよいかと。自分たちはダウンタウンのフリーモントストリート・エクスペリエンスに行ったときに、ついでに ABC マートに立ち寄っていろいろと買い込んできました。ストリップ沿いの少し南の方(だいたいモンテカルロのあたり)にはファーマシー(薬屋さん)があり、そこでも買い込めます。(※ アメリカのファーマシーはスーパーのようなものなので、かなりいろいろ売ってます。忘れ物があったときなどにも便利。)

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なお注意すべきこととして、現地のお水は基本的に硬水です。弱い人はうっかり飲むとお腹こわしますので要注意。硬度(mg/l = ppm)表示で 100 ppm 以下が軟水、100 ppm 以上が硬水。ラスベガスの水道水は 300 ppm、日本の水道水はだいたい 60 ppm ぐらい。売っているミネラルウォーターはメーカーによって違いますが(この辺参照)、危ないなーと思う場合にはちょっと避けた方がよいかもしれません。

またこれに加えて、現地では(甘くない)お茶類を買うのが結構難しいです。スプライトやコーラ、レモネードなどの甘い飲み物はどこのお店でも売っていますが、糖分の入っていないお茶(紅茶など)を扱っているお店が意外に少ない。私はずーっとスプライトで大丈夫な人なのでよいのですが、奥さんはお茶がなくて結構苦しんでました。まあ ABC マートで見つけられたのでなんとかなりましたが^^。

あと、これはガイドさんから言われたことですが、ラスベガスのホテルの場合、部屋の冷蔵庫はセンサーつきになっているとのこと;。開けただけ & 中のものを動かしただけでチャージされるので注意、という話でした。そんな仕組みはさすがに初めてでちょっとびっくりです。

[食事]

関連して食事の話をひとつ。基本的に、アメリカの食事は量がおかしいです。下の左の写真は、ルクソールのフードコートで注文したピザですが、半径 20cm ぐらいあるんじゃなかろうか....;。右側は同じくシーザーサラダですが、なんでシーザーサラダを注文したのにそこにパンが乗っているのかと小一時間;;。

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まあこんな感じなので、何を食べてもすごい量、加えて油ものも多いのでかなりお腹がもたれます。なので、毎日バフェとか計画してもとても無理;。自分たちの場合には、一日一食、あとはちょっとしたおやつ類(アイスクリームとか)で済ませていました。っつーかそれぐらいで十分;。

ちなみにおいしいものを安く、という観点で行くと、有名どころのバフェをブランチで使ってめいいっぱい食べる、というのが一番 C/P が高そうです。バフェは場所によって味がピンキリで、おいしいところは普通に美味しいのですが、夜の時間帯だと結構高くつきます。お昼の時間帯だとリーズナブルに美味しいものをたらふく食べられるので、ブランチがてらバフェで食事 → ホテル周辺観光 → ショー観劇、というのが自分たちの定番コンボのようになりました。バフェについては別エントリで詳細にまとめるのでそちらにて。

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[時差ボケ]

ラスベガスと日本の時差は 17 時間差=1 日 – 7 時間差。日本が 7 時間遅れている、と考えると計算しやすいです。自分の場合、いつもアメリカへの出張の時はこの時差に苦しめられるのですが(行きも帰りも時差ボケ;)、今回のラスベガス旅行の場合には時差ボケが実質ゼロでした。というのも、深夜まで遊ぶ前提にすると、意外に実質的な時差が少なくて済むんですよね。簡単に計算してみると、

ラスベガス 日本
11 時起床 4 時起床
14 時ブランチ 7 時ブランチ
19 時ショー 12 時ショー
24 時ホテル戻り&カジノ 17 時ホテル戻り&ショー
3 時就寝 20 時就寝


という感じ。実質的には数時間程度の時差で済んでしまうのですよ;。ラスベガスは当然「夜の街」なので、行動的にもこんなふうに動いた方が楽しいのも実際のところなので、深夜型で動くと時差ボケ的には結構ラクです。

[チャイナパワー]

あと、これは全く別の話なんですが、ちと気になったのでちょっとだけ。

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今回の旅行はちょうど 1 月中旬だったということもあるのですが、高級ホテルを中心に、中国の旧正月に併せた内装がかなり目立ちました。正直、アメリカに来てまでチャイナな内装なんて見たくないよ、というのが本音だったのですが(できれば現地ならではのものを見たいので)、複数のホテルでやっていたことを考えると、チャイナパワーは地味にすごいのかもしれません。特に自分たちの宿泊したベラッジオはかなり気合い入れまくりで、クレーン車まで入れて庭園を改装してました……というか普通の庭園が見たかったよー;;。(涙)

というわけで先日の話ですが、こちらに行ってきました~。

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ええっと、まあいわゆるラスベガス。私自身は 2003 年に実家の家族と 4 人で行ったことがあるのですが、奥さんは今回が初の訪問。どっか海外旅行行こう → どこ行ってもいいよ~ → だったら一度はラスベガス行ってみたい、という話になってこちらに行ってきた次第です。6 泊 8 日でラスベガスにのみ滞在、メインはシルクのショー観劇という、どんだけお金かかるんだ状態のツアーでしたが(実際、結構お金はかかった;)、まあ私自身も再訪してみたい都市ではあったので、非常によい機会になりました。

というわけで旅行記をまとめてみようと思ったわけですが、時系列的にまとめるよりもトピック別にまとめた方がよかろう、ということでトピック単位に再整理してエントリ化することにしたのですが、自分たちの記念という意味ではタイムラインもまとめておいた方がよさそう。というわけで、ざっと何時にどこに行ったのか、というあたりを整理しておくと、こんな感じ~。(時刻は現地時間)

Day-1

  • 13:00 ロサンゼルス経由でラスベガス現地到着。
  • 13:00-13:30 ツアー会社の車で移動、ホテルベラッジオに到着。
  • 13:30-15:00 チェックインして部屋に移動、いったん荷物整理してから出撃。
  • 15:00-15:30 ベラッジオ内で O, KA のチケット受け取りをしながらシーザースパレスに移動。
  • 15:30-16:00 セリーヌ・ディオンのチケットを受け取りながら、フォーラムショップスを軽く巡回。
  • 16:00-16:30 アトランティスショーを見つつ、フォーラムショップスを脱出。その後、タクシーでルクソールへ。
  • 16:30-18:00 ビリーブのチケットを購入、Blitz でアイスを食べてスロットを回す。
  • 18:00-20:30 ビリーブ観劇。
  • 20:30-21:30 ルクソールのフードコートで軽くピザを食べる。
  • 21:30-22:30 ルクソールからタクシーでベラッジオに移動。噴水ショーを軽く見る。

Day-2

  • 10:00-10:30 プレミアムアウトレットノースへ移動。
  • 10:30-15:30 アウトレットで全力でお買い物。
  • 15:30-16:30 いったんベラッジオに戻って荷物を置き、その後、ウィンラスベガスへ。
  • 16:30:-18:30 ウィンラスベガスのバフェで食事。
  • 18:30-20:30 ル・レーブ ザ・ドリームを観劇。
  • 20:30-22:30 ストラトスフィアタワーへ移動して夜景を鑑賞。
  • 22:30-00:00 ダウンタウンに移動してフリーモントストリート・エクスペリエンスを鑑賞。
  • 00:00-00:30 ベラッジオに移動。深夜にズーマニティのチケットを予約。

Day-3

  • 13:00-14:00 ズーマニティのチケットを受け取りつつ、昼の噴水ショーをまったり鑑賞。
  • 14:00-16:00 プラネットハリウッドに移動、スパイスマーケットバフェで食事。
  • 16:00-16:40 軽くお店を回りつつ、パリスのエッフェル塔へ。塔の上から噴水ショーを鑑賞。
  • 16:40-17:20 バリーズの裏手からモノレールに乗って MGM へ。
  • 17:20-18:00 MGM の中を見ながら NYNY へ。
  • 18:00-19:00 NYNY の中をまったり巡回。ルーレットで遊ぶ。
  • 19:00-21:00 ズーマニティ鑑賞。
  • 21:00-22:00 NYNY からルクソールへ移動。ファンタジーのチケットを確保した後、Blitz で軽くアイス。
  • 22:00-23:30 ファンタジー鑑賞。
  • 23:30-00:00 ベラッジオに移動、中庭を鑑賞。

Day-4

  • 12:00-13:00 昼の噴水ショーを軽く見つつ、タクシーでハラーズに移動。
  • 13:00-1400 ICEPAN でアイスクリームを食べる。寒くなったので隣のスタバで暖を取る;。
  • 14:00-17:30 徒歩でベネチアンに移動。グランドカナルショップスをまったり巡回、ゴンドラにも乗る。
  • 17:30-18:45 再び徒歩でハラーズに戻り、KGB グルメバーガーでハンバーガーを食べる。
  • 18:45-19:00 シーザースパレスへ徒歩で移動。
  • 19:00-21:30 セリーヌ・ディオンのショーを観劇。
  • 21:30-23:00 フォーラムショップスを見ながら少しお買い物。
  • 23:00-00:00 ベラッジオに戻り、夜の噴水ショーを鑑賞。

Day-5

  • 12:00-13:30 シーザースパレスまで徒歩で移動、バッカナルバフェの行列に 30 分ほど並ぶ。
  • 13:30-15:30 バッカナルバフェで食事。
  • 15:30-16:15 フラミンゴホテルへ移動、フラミンゴを見つつモノレールで MGM へ。
  • 16:15-16:30 MGM を通ってフーターズホテルへ。
  • 16:30-17:15 フーターズホテルにてクラップスで遊ぶ。
  • 17:15-18:00 NYNY へ移動してさらにクラップスで遊ぶ。
  • 18:00-20:30 MGM へ移動、KA を鑑賞。
  • 20:30-21:30 アリアへ移動、まったり中を巡回。
  • 21:30-22:00 アリアからトラムでモンテカルロへ移動、そこからストリップ沿いを徒歩で散歩。
  • 22:00-22:10 ファーマシーを除いてみる。
  • 22:10-23:00 さらにストリップ沿いを北上し、ベラッジオへ戻る。
  • 23:00-23:30 ベラッジオのカフェジェラートでアイスを食べる。

Day-6

  • 12:00-14:00 ベラッジオのスパでカップルマッサージを受けてみる。
  • 14:00-16:00 ホテル内をまったり巡回。内庭のプールなどを鑑賞。
  • 16:00-16:30 バッカナルバフェに行くつもりが間違ってパリスのバフェに行こうとしてしまう;。遠回りになるがシーザースパレスのバッカナルバフェに移動。
  • 16:30-18:00 二度目のバッカナルバフェ襲撃。
  • 18:00-18:30 いったんベラッジオに戻って荷物を置く。
  • 18:30-21:00 O 鑑賞。
  • 21:00-23:00 O があまりにもよかったので再び O 鑑賞。(ぉ 今度はバルコニー席から。
  • 23:00- 部屋に戻ってお片付け。

Day-7

  • 05:00-05:45 荷物整理が早目に終わったので、スロットマシンで遊んでみる。
  • 05:45-06:10 荷物を持ってホテルの集合場所へ。
  • 06:10-06:30 空港へ移動。
  • 08:30- シアトル経由で日本へ。

だーっと書き出してみましたが、よくもまあ一週間遊びつくしたものだと我ながらちょっと呆れる次第;;。6 泊滞在で 8 回ショーを観劇してるわけですが、まあ無茶苦茶なスケジュールだったなぁと思ったりします。正直、イマイチだったショーも少なくないのですが;、今回のツアーは自分的には O に始まり O に終わる、と言っても過言ではないものでした。っつーかあのショー素晴らしすぎます;;。

というわけでここからは、ラスベガスツアーの詳細を、トピックごとにいろいろとまとめていこうと思います。これからラスベガスに遊びに行こうと思われている方の参考になればいいなー、ということで、ざらざらと書いてみたいと思います。

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