先日ですが、こちらをさくっと読破。
アクセルワールド、ソードアートオンラインの川原氏による最新作、絶対ナル孤独者。アクセルワールドやソードアートオンラインの発刊間隔が 2 か月置きになっているのですが、多忙を極めているためにこのスケジュールを守ることも難しくなってきているそうで、そのために間つなぎで昔の作品を単行本化したらしいのですが、いやそれはハマりパターンだろうと小一時間;。実際、やはり発刊にあたってかなり原稿に手直しを入れたようで、9 割近くを書き換えているらしい;。もうなにをやってるのやら、という感じ;;。
作品は AW や SAO とは随分異なり、現実世界での SF もの。地球外生命体が人間に取り付いて異能を与え、それが 2 派に別れて戦うという設定になっているのですが、設定上、いくつか AW のプロトタイプっぽいものも見られます。ただ、全体としてはやはり古めかしさは否めないという上に、最近の川原氏の悪いクセ(やたらと地の文が多くて説明がしつこい)が出ており、作品のレベル感としてはごく普通、という残念な印象もある一作でした。……というか、これで 2 か月引き延ばすぐらいなら素直に AW/SAO を 1 か月遅れで出した方がいいんじゃないかと思ったり;。
# これ、基本的に出版業界がページ数依存ビジネスをしている弊害なんでしょうね。
# そこそこのページ数の単行本を定期的に出さないと売上にならない、と;。
# コンテンツの質に価格がつくようなモデルにならないと、こういうことはずっと起こるのでしょうねぇ;。
そういえばアニメの方は SAO II が始まりましたが、こちらはこちらでなかなかの出来栄え。GGO 編は結構好きなので、ちょっと期待したいところです。
>作品のレベル感としてはごく普通
非常に同意です。
初回は結構わくわくしながら読めましたけど、繰り返し読もうとか思えなかったし、
続きもあまり気にならないなぁという感じです。残念ですねぇ。