さてさて、結婚してからもうかなり経つ今日この頃なのですが、ようやく遅れに遅れた新婚旅行を計画ちう。……いやもうぜんぜん新婚じゃねーだろ、というツッコミが多方面からありそうなのは百も承知なわけですが;、せっかく旅行にいくならいい写真を撮りたいよね、ということで、今さらながらカメラを勉強してたりします。実家の父親がえらいカメラ好きなので、ちょろっと Nikon D40 とかいう一眼レフを借りてきて、ぐちゃぐちゃといじり倒してみたり。先日、高尾山に遊びに行ってきたのもこれが目的だったりします^^。
とはいえ正直、マニュアル読んでもよくわからん;、という感じで、いくつかのサイトをあさってようやくカメラの原理が少しずつ分かってきました。自分の整理も兼ねて、ざっくりこんな感じなのですね。(かなり素人的な理解ですが;、間違っているところはたぶんマニアな父親がツッコミを入れてくれるに違いない....w)
- 撮影時の基本的なパラメータは 3 つ。
- ISO 感度、F 値(絞り)、シャッター速度。
- F値(絞り)とは、簡単に言えば「レンズの開口部をどれだけ開いて、光をどのぐらい入れるようにするか」。
- F 値の値が大きいほど、開口部が絞り込まれ、光が入りにくくなる。
- F 値の値が小さくなるほど、開口部が広がり、光が入りやすくなる。
- 映像素子やフィルムに入ってくる光の量は、F 値とシャッター速度の 2 つで決まる。
- 開口部を小さくした場合(F 値を大きくした場合)には、シャッターを開いている時間を長くしないと、十分な光が取り込めない。
- 開口部を大きくした場合(F 値を小さくした場合)には、シャッターを開いている時間を短くしないと、光を取り込みすぎてしまう。
- 撮影をする際に、F 値とシャッター速度の二つを自前で決めるのは大変なため、P, A, S の撮影モードを使い分ける。
- A モード(絞り優先):F 値を自分で決めると、シャッター速度は勝手に決めてくれる。
- S モード(シャッター優先):シャッター速度を自分で決めると、F 値は勝手に決めてくれる。
- P モード(プログラムモード):F 値とシャッター速度をうまくバランスした状態を勝手に決めてくれる。いわゆるお手軽撮影モード。
- M モード(マニュアル):自分で F 値もシャッター速度も決める。
- F 値が大きいほど、ピントが合う範囲が広くなる。
- 例えば下の写真では、手前の方のみにピントが合っていて、奥の方がぼやけている。これは、F 値が比較的小さいため。
- F 値を大きくすると(開口部を絞ると)、(シャッター速度は遅くなるが)ピントが合う範囲が広がる。
- ピントが合う範囲のことを「被写界深度」と呼ぶ。
- 撮像素子によっても被写界深度は変わる。
- コンパクトデジカメの場合は、撮像素子が小さいため、被写界深度が深い(=ボケにくい)。
- 例えば下の写真では、手前の方のみにピントが合っていて、奥の方がぼやけている。これは、F 値が比較的小さいため。
- 光を取り込む量を総合的にコントロールするために使うのが、「露出」と呼ばれるパラメータ。
- 露出とは、映像素子やフィルムをどれぐらい光にさらすのか?というパラメータ。露出が多くなれば画面は明るくなるし、露出が少なくなれば画面は暗くなる。
- 通常は、露出(撮影する画面の明るさ)をユーザーが決め、絞りとシャッター速度のバランスは、カメラにお任せしてしまう(自動露出(AE) と呼ばれる)。前述の A, S, P モードはすべて自動露出。
- 露出は、手作業で調整しなければならないことがある。(露出補正)
- 現在のデジカメの多くは、反射光露出と呼ばれる方式になっており、被写体から反射してレンズに入ってくる光の量が反射率 18% で入ってくるものと仮定して露出(光を取り込む量)を決めている。
- このため、被写体の反射率が 18% からかけ離れていると、この露出の自動調整機能が誤って動作してしまう。
- 例) 雪山や白ドレスなどの明るいもの → 光がたくさん反射してくる → カメラは(本来取り込むべき光の量より)光を少な目に取り込もうとする → 実際よりも暗く映ってしまう(灰色っぽい写真になる)
- 例) 黒いもの → 光があまり反射してこない → カメラは(本来取り込むべき光の量より)光を多め目に取り込もうとする → 実際よりも明るく映ってしまう
- よって、以下のように調整する(露出補正する)必要がある。
- 雪山や白ドレスなどの明るいもの → 露出を手動で調整し、プラス方向に振る。(たくさん取り込むように設定する)
- 黒くて暗いもの → 露出を手動で調整し、マイナス方向に振る。(少な目に取り込むように設定する)
- 適切な露出と被写界深度を得ようとする際に、シャッター速度が長すぎる場合には、ISO 感度を調整する。
- 具体例) 室内で食べ物を綺麗に撮影しようとする場合
- 室内では光の量がもともと少ないため、光をたくさん取り込む必要がある。
- 写真の奥がボケてもよい場合には、F 値を小さくし、たくさん光を取り込めるようにすればよい。
- 写真の奥をボケさせたくない場合には、F 値を大きくする必要があるが、光を十分取り込むために、シャッター速度を落とさなければならないケースがある。(=ブレやすくなる)
- この場合には、ISO 感度(撮像素子の感度)を高めて、シャッター速度を早めて対応する。
- ISO 感度を上げると、画像は粗くなる。
- ゆっくり光を取り込んだ方が、当然画像は綺麗になる。
- 具体例) 室内で食べ物を綺麗に撮影しようとする場合
- 実際の撮影の際は、P モードだけ使って露出補正だけすれば、だいたい十分。
- F 値とシャッター速度のバランスについては、最近の P モードは賢いので、あまりおかしなことにはならない。
- ただし、露出補正だけは露出計の原理的な問題によるものなので、手作業での調整が必要。
……とまあ、こんな感じでしょうか。この辺の基本的な原理が理解できると、ようやく一眼レフのマニュアルやら Web サイトやらが普通に読めるようになるのですが、まあここまでがとにかく大変でした;。
もっとも、実際にはこんな理論を理解するだけではダメで、これを感覚的に使いこなせるようになる必要があるのですが、それはまだまだこれから、という感じ。なんとか旅行までにはそれなりにマスターしたいものですねぇ。
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