さてさて、昨日書いた豆種菌さんの甘酒教室ですが、実は +2,000 円ほど払うと、追加で甘酒を使ったランチを食べることができたりします。食べログを見ていたところ、教室もいいがこのランチが素晴らしい、という評価も多かったので、オプションを付けてこちらのランチに参加してみたり~。いやー、これがなかなかに楽しかったです。
まずはお魚の麹漬けの盛り合わせ。簡単に言えば、甘酒に魚の切り身を漬けておくと発酵が進むので旨味が出てくるという仕組み。マグロの漬けなどもなかなかよかったですが、特筆すべきはサーモン。モノ自体も結構良さそうでしたが、発酵が進んで柔らかさを増した身はなかなかにイケてました。続いてサラダ。こちらは甘酒をドレッシング仕立てにしてかけたもの。甘み成分に甘酒を使っている感じですね。
続いて椀物……はどこに甘酒使ってたか忘れましたが;、その後の唐揚げが驚きの一品。深海魚のメヒカリという魚を甘酒に漬けて唐揚げにしたものなのですが、これが恐ろしく柔らかくて美味い。発酵が進んで旨味が出ているのでしょうね。
そしてメインが漬けの甘酒付け焼きなのですが、これまたかなり美味い。鮭の焼物というとどうしても堅くなりがちですが、そうしたものが全くなくて、しかも旨味が凝縮されているような味わい。こちらも驚かされました。
そしてご飯はどどめせという岡山の郷土料理。炊き込みご飯に発酵が進んだ甘酒をかけて作った炊き込みごはん。あんまり甘酒っぽさはなかったです;。最後はプチ甘酒 3 種類で〆~。
というわけで、全 7 品ぐらいのコース料理を堪能させてもらえたわけですが、いやはや確かにこれはランチ参加しなくちゃ損だわ、という印象。甘酒料理や発酵料理というと、生臭さみたいなものがあるのでは?とちょっと心配もしたのですが、そういったものは全くなく、むしろ発酵というのはこういうものなのか、と目から鱗の連続でした。や、本来、日本人であれば発酵なんて本来なじみ深いもののはずなんですが、確かに欧米文化に浸りきっている自分たちにはかえってなじみのない料理になっちゃっているのかもしれませんね。いやはや、びっくりさせられました。
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