2010年11月のアーカイブ

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というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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ええっと、Windows Home Server の増設用メモリ。うちが持っている Home Server の easyStore H340-S3 はデフォルト 1GB のメモリ。通常は概ね足りているのですが、たまにメモリ不足で挙動が遅くなっちゃうのですよね。メモリなんて今はたいした価格ではないので、さくっと購入してきて増設しよう、と思った次第。中身はしょせんただの DOS/V マシンですからねー。というわけで、本体の分解開始~。

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まずはケース取り外し。さすがにかなり筐体が小さくデザインされているため、そのままではメモリ交換は無理。まずはファンを取り外し、ジャマなケーブルを一本取り外したうえで、隙間からメモリを差し込んで交換、という流れです。

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慣れていないと難しいかもですが、10 分とかからずメモリ交換が可能。起動して使ってみましたが、平常時は特に早くなるというイメージはないですね^^。最近の Home Server のマシンはだいたい 2GB が標準ですが、ちょっと古いマシンはこんなふうにメモリ入れ替えるといいかもー、です^^。

というわけで次は BGM 選びの話~。

sound

結婚式の進行が決まったら、あとはそこにどの BGM を流すのかを決めていく必要があります。もちろん、BGM を選ぶのなんて面倒くさい、という方のために、多くの式場ではデフォルト BGM が決められており、そちらを使えばなんの苦労もありません……が、自分たちの場合はピンクの表紙の同人誌まで配布するために、式場デフォルト曲は全くといっていいほど使えませんでした;。いやだって、ピンクの同人誌配ってるのに、来賓入場でヴィバルディの四季(春)がかかってたり、ワーグナーの結婚行進曲とかで入場してきたら面白すぎるさすがに雰囲気が違いすぎるでしょう、ということで、BGM については自力で選択することにしました。

がしかし……。
これがとんでもない茨の道でした><。

や、すごーく簡単に言うと、BGM 選びって、手間がかかる割にはまったく労力に見合わないのですよ;。というのも、他人の結婚式でかかっていた BGM なんてぜんぜん覚えてないわけで、一生懸命選んだところでそんなに違いがあるわけではない。とかいって、ピンクの同人誌配るのにクラシック音楽はどう考えても似合わない……というわけで、頑張って BGM 選曲を始めることになりました。

ちなみにこの BGM の選曲をしていたのが、だいたい結婚式から 2 ヶ月ほど前。この頃、私は同人誌作成にかかりっきりだったため、実質的には BGM のチョイスは奥さん一任状態。がしかし、本当に凄かったのはここから。なんと奥さん、私が持っているアニソン系の比較的新しい代表的なものを、かたっぱしから聞いて音源チェックをしていったのですよ。その曲数は正確にはわかりませんが、軽く数百は超えているはずで、正直これには驚きました;。ううっ、ごめんよー;;。

とはいえやはり BGM についても外しちゃいけないところがいくつかある。具体的には、以下のところは特に BGM が注目されること、また緩い BGM を使うと披露宴自体がダレてしまうという恐れから、割と手堅い BGM を使うことにしました。

  • 新郎新婦入場(和装)
  • 新婦退場
  • 新郎退場
  • 新郎新婦再入場(洋装)
  • ケーキ入刀

このうち最初に困ってしまったのが入場シーンの曲。比較的早い段階で 1 曲はアタリがついた(Sea of Dreams、ディズニーシーのテーマ曲)のですが、もう 1 曲で良い曲がなかなか見つからない。さんざん探して見つけ出したのが、Celine Dion の "The Colour of My Love"。Celine Dion のベストアルバムには収録されていないため、他の曲に比べてマイナーな曲らしい(奥さんも知らなかった)のですが、和装にもマッチする曲調なのでこちらをチョイスすることに。

次に困ったのがケーキ入刀のシーン。お色直し再入場からエンディングに向けて流れていく中で、とにかく明るい曲調に持っていきたかったのですが、これもなかなか見つからず。アニメ調に近い特性を持ちながら明るいポップさも兼ね備えた曲を……ということで探しまくって辿り着いたのが、House★Disney の "Part of your world HOUSE NATION Remix"。イメージドンピシャリの曲で、しかも再入場の Sea of Dreams からの連続性もよい、というバッチリな一曲でした。

そして新婦の退場の候補も何曲かありましたが、こちらは奥様チョイスで "Precious(wedding extended version)"。この曲はウェディングでは有名な曲で、Wedding version もあるほどです。

これらのポイントが決まってしまえば、あとは適当な曲を当てていけば OK。ただ、ご歓談 BGM については本当に適当に流しているとやはり雰囲気を損なうだろう、ということで、まず進行を

  • ご歓談① 乾杯~新郎新婦友人スピーチまで
  • ご歓談②  新婦退場~新郎退場まで
  • ご歓談③ 新郎退場~新郎新婦再入場まで
  • ご歓談④ ケーキ入刀~終わりまで

という 4 ブロックに分けて、演出の方向性として、① 比較的手堅く、②・③ 軽め、④ 明るく、というイメージを決め、それに合わせた曲をチョイスすることにしました。最終的なチョイスとしては、

  • ご歓談① Enya
  • ご歓談② アニソン(ARIA シリーズ+α)
  • ご歓談③ ときメモ(← けろっちゃ氏とか、これ気付いてましたかねぇ?(笑))
  • ご歓談④ House★Disney

の中からチョイスしていきました。

# ちなみにゆかりんの BGM は敢えてチョイスを避けました。これはでじくま氏の結婚式のためにリザーブw

……とまあ、こんな感じで BGM を決定していったのですが、アニオタ的な BGM チョイスをしていく中でいろいろと気づいたこともありました。

一般人にはアニソンか J-POP かなんて分からない。

っと、すみませんやや暴言がw。でもこれは実のところ真実で、思いっきり意図的にアニソンしてるような曲を除けば、最近のアニメ・ゲームの曲はクォリティが高く、通常の J-POP 曲と大差がないものも多々あります(というより J-POP がアニメやゲームに使われている、といった方が正しいかも)。なので、アニソンだから……などと色眼鏡をかけて見る必要はなく、単純にその曲調がその結婚式のイメージに合っているかどうかだけで見ればよいと思います。特にこの傾向は、エンドロールやプロフィールムービーなどでは強いと思います。(写真や映像が主体になるため、そちらに目線を向けさせるようにすれば曲はある意味どうでもよくなってしまう、という)

アニメ・ゲーム系の off vocal(instrumental) 曲は使いやすいものが多い。

往年のゲーマーの方なら、アフターバーナーというアーケードシューティングゲームをご存じかと思いますが、あのゲーム、『あくまで BGM に徹する』という製作者の意図から、意図的にメロディラインがカットされていました。これと同じように、アニメ・ゲーム系の曲の中には、ボーカルを取り除くとかなり使い勝手がよくなるものがたくさんあります。今回利用したもので言うと、ARIA の OP 曲カレイドスターの OP 曲など。候補に挙がっていたもので言うと、まほろまてぃっくの OP 曲ななついろドロップスの OP 曲など。特に萌え系アニメ・ゲーム作品の中には、非常に前向きなイメージを伴った曲が数多くあり、その off vocal 曲はとても使い勝手がよいです。

Key のゲーム BGM 曲は極めて使いやすい。

Kanon、 CLANNAD、リトバスの BGM は使いやすく、中でも CLANNAD の曲は驚くほど使いやすいです。その理由は以下の 3 つ。

  • もともと BGM そのもののクォリティが高い
  • もともとゲーム用 BGM のため、喜怒哀楽すべてに適した BGM が用意されている
  • これらの BGM は、作品がまたがっていてもつなげて使える

もともとこれらの BGM はこんなに使うつもりはなかったのですが、ムービーを作ったり BGM を選曲したりしていると非常に便利なのでついつい使ってしまうのですよね。例えば、祝電披露の BGM として CLANNAD の「同じ高みへ」。幼少期のプロフィールムービー用に、同じく CLANNAD から「は~りぃすたーふぃっしゅ」。中高時代の BGM としてはリトバスより「MY BRAVE SMILE」など。さらに感動系 BGM として Kanon より「生まれたての風」。とにかく選曲で困ったら Key を探せ、というのが自分的な基本指針になっていました;。

# あ゛、AIR だけは使いにくいです。夏影とか全く使えませんw。

また、せっかくアニソンやゲーム曲を使うのなら、極力、ゲームの中での位置付けを踏まえた選曲をするというオタクならではの遊び心も入れたいところ。自分の場合は、エンディングムービーを、ときメモ2「あなたに会えて」(新郎・新婦の幼少期からの写真) → Kanon 「生まれたての風」(両家顔合わせ食事会の様子) → Kanon 「風の辿り着く場所」(エンドロール)という構成にしましたが、これは Kanon のエンディング構成になぞらえたもの。オタク的な遊び心もさることながら、原作を知っている人だと原作と重ね合わせて自動的に感動ブーストしてくれるという付加効果までつきますw。

……とまあ冗談はさておき^^、この BGM チョイス、なんだかんだで 1 ヶ月近くもかかりました;。結婚式 3 か月前の打ち合わせのときに、招待状の件と並行して、なぜいきなり BGM チョイスをお願いされるのかが最初は全く分かりませんでしたが、振り返ってみれば、なるほど確かにこれは時間がかかる作業なのだと思いました。進行を固めること、そして演出の方向性を決めること、さらに最適な曲を探すこと。どれをとってもそれ相応に時間がかかります。時期的には結婚式準備が本格的に忙しくなる前に片づけられたのですが、真面目にやろうとすると結構時間がかかるタスクなので気を付けておいた方がよい、と思います。

や、最初から最後までぜんぶゆかり固め、みたいにしちゃえればそんなに時間かからないのかもしれないのですけどねー;^^。

というわけでぼちぼちいろんなことを書いてきたので、この辺でちょっと毛色の違う話をひとつ。

進行表

ここまでに書いてきたような話で結婚式のおおまかなパーツが決まってきたのですが、両家の両親から結婚式の全体の流れが分からない、という話が出たこともあり、この辺で結婚式の全体の進行をより細かく書き出してみることにしました。特に、披露宴が始まる前は誰がどのように動くのかを正しく把握できていないとえらいことになる、ということもあって、一度きっちりと書き出してみた次第、だったりします。

ところでこの進行表、一般的な披露宴……というと語弊がありますが、多くの披露宴ではそれなりに綿密なスケジュールが組まれます。その理由は簡単で、披露宴って意外とイベントが多いため。例えば代表的な披露宴のイベントをピックアップすると....

  • 主賓挨拶
  • シャンパンタワー
  • ケーキ入刀
  • ファーストバイト
  • 友人スピーチ
  • 友人出し物
  • サプライズイベント(花婿から花嫁へのプロポーズやプレゼントなど)
  • 祝電披露
  • お母さんへの手紙
  • 花束贈呈

などなど。さて自分たちの場合はどーしたものか……という感じだったのですが、両家の母親から「絶対にお母さんへの手紙とか花束贈呈とかはやるな」という厳命が(笑)。まあこれ、実は私もわかるところで、確かに披露宴の演出上は確実に泣けるシーンになるため泣かせる演出が欲しければ絶対に入れるべきなのですが、その一方で、母親への手紙というのはパーソナルメッセージでもあるので、公の場で披露すべきものなのかというと、それはそれでちょっと疑問があるのですよね。

ただ、逆にそうなると、今度はイベントらしいイベントがなくなってしまう。この点に関して多少心配だったのですが、ウェディングプランナーさんからは、「会場が小さくて、高砂とテーブルの距離が非常に近いので、ゆったりした式にするといいですよ」という意見も。確かにこれもその通りで、結婚式で出やすい不満事項の中に、新郎新婦と会話する時間があまりなかった、というのがあるのですよね。であれば、いっそのこと発想を逆転させてしまえばよくて、

  • イベント数は最小限に絞り込んで、極力、お客様と話す時間を作る。
  • さらに加えて、パーソナルメッセージを可能な限り様々なところに盛り込む。

という方針に。イベント性よりもコミュニケーションを重視する、という方向性は、当初の結婚式の基本コンセプトにも合致するものでした。(席札メッセージカードやエンドロールでの個別メッセージは、この辺を意識して作り込んだものだったりします。) がしかし、これだけだとダラダラとした締まりのない披露宴にもなりかねないので、ある程度はサプライズ演出も欲しい……ということで、可能な限りサプライズを入れるように進行を設計しました。具体的には、

  • 受付での配席表がわりの同人誌
  • オープンキッチンは乾杯で解放する。
  • フランベ演出は、実際に行われるまで伏せておく。
  • プチギフト制作の様子をエンドロールに入れる。

といったところ。(……というかオープンキッチンのオープンとかはこの会場使うのなら当たり前のように思いつくはずなのですが;、なぜかプランナーさんが「普通は最初から開けておく」とかいう話に;。どうも結構ガラガラと開けるのがうるさいためというのがあるようなのですが、いやいやそれは全然ダメだろう、とツッコミまくり、でした^^。)

あとは細かい点を設計していけばよいのですが、進行の詳細設計で注意したのは以下のようなポイントでした。

  • お色直しの中座の時間を飽きさせない工夫をする。
  • 何かしらのイベントで食事がブロッキングされることを防ぐ。

まず前者について。お色直しの中座の時間はだいたい 30 分~40 分程度なのですが、なるべくこの空き時間がダレないようにするために、お肉料理の演出を中座の時間にぶつけるようにタイミングを設計。お肉料理はだいたい食事開始から 60 分程度、ここから逆算でお色直しの時間を計算すると、だいたい魚料理が供されるタイミングで奥さんが退出、という計算になります。が、今回のお魚料理、実は奥さんが大のお気に入りで、ひと口でもいいから食べたい!という希望が;。タイミングがうまく合わなかったらお客さん優先なので涙を呑んで諦めます、という話になっていたのですが、ちなみに当日はどうだったのかというと。

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ちょwww。なに食べてやがりますかwww。> 新婦
(ちなみにすでにこの時点で司会からは新婦お色直し退場のアナウンスと退場 BGM がかかっていますw)

というわけで、全力駆け込みでひと口だけお魚料理を放り込んでからの退場でした(苦笑)。新婦的にも満足だったのですが、なによりみんなから見てかなり面白い絵になった様子^^。まあこんなゆるい進行が許されるのも、今回の結婚式のラクなところではありました。会社関係の人を呼んでないとこの辺はかなりラクですね^^。

そして後者について。今まで参加した結婚式の一部には、コース料理進行のタイミングと各種イベントのタイミングがうまく合っておらず、料理がサーブされた時点でイベント開始 → イベントにトラップされる → 気付いたときにはお料理が冷めててしょんぼり、ということがありました(涙)。せっかくおいしい料理を味わっていただくのだから、料理を邪魔する進行にはしたくないよねー、という話になり、再入場のタイミングはみなさんのお肉料理が一段落した頃を狙って、ということになりました。(実は当日も、お色直し終了後にちょっとだけ部屋の外で待機していました。) また、さすがになんにもイベントがないのもさびしいよねー、ということでケーキ入刀はしたのですが、これもケーキ入刀をやったらちゃっちゃか高砂に移動していったん解散、という流れに^^。なるべくイベントでの全体ホールド時間を短くするように進行を設計しました。

# キャンドルサービスぐらいやれよ、とツッ込まれそうですが、各テーブルをまったり回りたかったので
# これも結局やめました;。実は当初のドラフトプランではお色直しもなしの予定だったので、それこそ
1 皿ごとに 1 テーブルずつ回って一緒に喋って一緒に食べる、とかすりゃいいんじゃないか?
# という、超乱暴なプランもありました;。さすがに実現はしませんでしたが、各テーブルの人たちと
# なるべく時間を取って話したい、という希望を実現するのはなかなか難しいものなのですねぇ……;。

ちなみに当日の進行では少なからずハプニングが起こるものですが、ちょっと想定外だったのは、お色直しの入場後の進行。高砂に戻ったあと、自分たちが各テーブルを回って写真を撮りつつおしゃべりして回るつもりだったのですが、高砂に戻ったら各テーブルのみなさんが高砂の方に来てくだったのですよね^^。気持ち的には嬉しいんだけど、収集がつかなくなりかけて進行がえらいことに(笑)。会場責任者の方が進行を調整してくれて、披露宴自体をうまく引き伸ばしてくれたおかげで助かりました。この辺はなかなか上手かったです。

さて、だいたいの進行が決まったら今度は BGM のチョイス……なのですが、実はまたこれがめちゃめちゃ大変でした;。こちらについてはまた別エントリにて~;。

というわけで、今日のエントリはこちらの話をひとつ~。

movie

ええっと、プロフィールムービー作成のお話。自分たちの結婚式作りにおいて、とにかく無駄に高いもの(C/P の悪いもの)は手作りするつもりでおり、その候補の一つになったのが、こちらのプロフィールムービーだったりします。や、たった 7 分のムービー作るのに 9 万円ってどうよ?? という理由が一番大きかったのですが、実はプロフィールムービーを自作しようと思ったのには、値段に加えてもう一つ理由がありました。それは、

自作した方が絶対に小回りが利く。

という点。確かに業者に作ってもらうと、カッコいい映像効果も入るし、手間も少なくてよいし、さらには当日の挙式のムービーも入れられたりする、といったメリットはあるのですが、半面、例えば誤植があった場合やちょろっと文章を手直しする必要が出た場合、その修正がとてつもなく厄介になるだろう、という読みがありました。また、過去、様々な結婚式のプロフィールムービーを見ていて思っていたことがありました。それは、

なんの写真なのかがさっぱりわからないことがある。

ということ。特に、新郎側友人から新婦の写真を見た場合や、新婦側友人から新郎の写真を見た場合にはこの傾向が当然強く、「たぶんこういう写真なんだろうなぁ……」と想像しながら見なければならないことがよくありました(← こういうことをいろいろ考えられるのは後発組の優位性w)。これらのことから、私が考えた結論はこうでした。

  • 映像効果で凝る必要はない。
  • そのかわりに、すべての写真に、何の写真かがわかるようにコメントをつける。

この観点からすると、Windows Live のツールのひとつである、Windows Live ムービーメーカーはまさにうってつけ。このツール、非常に簡単な操作(写真を並べて貼り付けて、アニメーション効果をつけたりテキストをつけたりする)だけで、そこそこのムービーが作れてしまうのですよ。残念ながら映像効果としてはそんな凝ったものを作ることはできなくて、業者に頼んだ場合に比べると、正直、手作り感満載のダサダサムービーしか作れないのですが、そのかわりに自分でどうにでもいじれるというメリットがあります。これ使えばタダでできるじゃん! ということで、こちらで作ることに。

# しかし作り出すといろいろと欲が出てくるもので、自分の方のムービーはかなり作り込みました^^。
# 映像と音楽をうまくシンクロさせたりとか^^。デジカメをかなり早い段階(10 年近く前)から持っており、
# 写真やムービーをたくさん撮影していたことも功を奏しました。

とはいえ、実際のムービー作成では結構いろいろなトラブルや問題が出たのも確かでした。

  • 読みやすいコメントをつけるのが意外に大変。(短い文でわかりやすく、が大変。)
  • それなりに秒数をつけないと文字が読み切れない。(それほど分量を詰め込めない。)
  • なぜかムービーがうまくエンコードできないことがある。(特に高解像度データを作ろうとした際。)
  • 奥さんの方の写真がほとんどない;。
  • 大量の文字テロップを流すと文字化けが起こる。(このためエンドロールのあいさつ文は 3 つのブロックにやむなく分割しました。ちょっとダサかった;。)

特に 4 点目はかなり致命的;。実は私の方は、父親が写真好きということもあって、子供の頃からかなりの写真があったのですが、奥さんの方の写真がびっくりするほどない;;。特に中高時代の写真は、友達の写真はあるけど本人の写真がない、という極めてよくあるパターンになっていました。早い時点で気付いたので、慌てて友人たちに連絡を取り、写真を送ってもらうことに。おかげでなんとか奥さんのムービーも作れました^^。

しかしそれにしても、直前までムービーをいじることができたのは大正解。実はエンドロールムービーの中にプチギフト制作の映像を入れよう、という話になったのは式の 1 週間ほど前のこと。せっかくここまでやったんだからどこかに入れたいよねぇ、という話が出てきて、サプライズ構成になるようにムービーを作り変えて映像を差し込みました。参列していただいた方はわかると思いますが、逆チョコクッキー → 私一人がクッキーを作っている風景 → 親族みんなでクッキーを作っている光景、という順序にして、完全にダマを打つ構成に変更。これが出来たのも、手元でムービーがいじれたからですね。いやはや、なかなかうまく行きました^^。

# 後日、ムービーを見せてもらったところ、会場ではこのシーンで拍手喝采が起こっていた様子。
# うむむ、これは生で見たかったですね~^^。仕方ないんですが^^。

それともう一点。今回のムービー作成では一般の楽曲は使わず、アニメ・ゲーム系の BGM を使ったのですが、これが予想以上に使いやすかったです。特に使いやすかったのが Key 系のゲームの BGM。CLANNAD やリトバスの BGM はクセがなく、様々なシーンやムービーにとにかく合わせやすいという印象でした。もともとの楽曲のクォリティが高いと、どうにでも利用することができるってことなんでしょうね^^。これはまた BGM 選びの話の中でもちょろっと書きたいと思います。

というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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俺の妹がこんなにかわいいわけがない、の OP テーマ曲、irony。この作品、ツンデレ系の超絶美少女妹に純情無垢な兄貴が罵倒されまくるというかわいそすぎるアニメですが(ぉぃ;、なにげに展開の面白さと基本的なストーリーラインの素性の良さでついつい見てしまうワナ。個人的には今季一番のお気に入りアニメと化しているのですが、OP テーマもなかなかに中毒性が高いのですよ、これが。

irony とは「皮肉」の意味ですが、歌詞とメロディラインが見事なまでにシンクロ。最初から最後まで流れるように進んでいくメロディラインの運びが実に素晴らしく、ポップな印象と共に感情的な含みを感じさせる一曲に仕上がっています。ずーっと気になっていた一曲だったのですが、なかなか購入しに行くタイミングがなくてようやく購入……したのですが、おかげでヘビーローテ中ですよ、ええ;。

原作の方はもはやどこに向かうのかさっぱりわからなくなりつつありますが;、アニメ版の方はまだまだ前半戦をアニメ化していることもあり、すっきりとまとまっていて面白いですね。文字で読む面白さの強い作品でしたが、映像化してもなかなか楽しい一作。……もっとも、これを公共の電波で流してもいいのか、というツッコミは激しくあるのですけどねぇ;^^。

そんなわけで今日は結婚式話の続き~。というわけで、衣装やヘアメイクが決まると次にすることはお花選び。全体的な流れとしては、

  • 衣装 → ヘアメイク → 会場装花とブーケ → テーブルコーディネート

という順番で決定していくのですが、困ってしまったのがお花選び。何が困ったのかというと、相場観やお花を見る目を全く持っていない、ということ。ドレスなどは割と単純なのでちょっと調べればだいたいわかるのですが、お花の方については奥が深すぎてどーにもよくわからない;。そんなときに役に立ったのが、それまでに貯めてきた、ウェディングフェアでのテーブルコーディネート例の写真でした。

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ウェディングフェアに行くと、どこでもだいたいこのようなテーブルコーディネートの例が展示されているのですが、こうした写真を撮り貯めておくと、どんなコーディネートにしようかと迷ったときに、さくっとこれらの中からベースラインのイメージを借用することができてしまうのですね。特にテーブルコーディネートは細かく決めようと思うと恐ろしいほどパーツ類が多く、テーブルのお花はもちろんのこと、テーブルクロス、ライナー、椅子カバー、リボン、飾り皿、ナプキンなどなど、かなり細かいところまでチョイスしていくことができるようになっていました。しかもこのホテルの場合は業者が 2 社入っていたおかげで選ぶのがとにかく大変;。いやはやどうしよう;、みたいな話になっていたときに、たまたまイメージに近いテーブルコーディネートがあったので、それをベースラインに考えることにしました。

またテーブル装花に関しては、値段がピンキリ。というのも、特に生花は安いお花から高いお花までホントに幅広くあるため、安いお花を使ってボリューム感を出すことも可能。下は 5,000 円ぐらいから上は数万円まで、かなり幅広いアレンジが可能になっていました。幸い、他の部分(ビデオ撮影とかスナップとか)でかなりコスト的に浮きが出ていたこと、また奥さんのお母さんがお花に少しこだわりがあったこともあって、好きにしちゃっていいですよー、ということでお願いしてしまいました^^。(← いやだってホントにわからんのですよ;;。)

こちらのテーブル装花もリハーサルがちゃんとありまして、一回目の試作品はこちら。

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写真で見るとそれほどでもないのですが、実物は全体的に紫・青寄りで、かなりイメージとズレているよね、という話になり、こちらはリテイクに。動きがあったりボリューム感があるのはよかったのですけどね^^。

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そしてこちらがリテイクの 2 回目。お母さんや奥さんのイメージとバッチリ合っていたらしく、こちらで決定となりました^^。

ちなみに披露宴のテーブルのお花に関しては、ウェディングフェアのものに比べてかなり背の低いアレンジをしています。これは、フェアのときは背の高い方が見栄えがよいのに対して、披露宴の場合には見通しを確保する必要があるため。もちろん背を高くアレンジすることも可能なのですが、今回はムービーを流す計画もあったので、背丈は全体的に抑えたデザインにしました。

またアレンジのときにもう一つポイントになるのが、お花の持ち帰りをどうするのか、という問題。簡単に持ち帰れるようにするためには、アレンジの時点から検討しておく必要があって、今回の場合は果たしてどうしたものか、と問題になりました。結局、高砂のお花を 7 個程度に分割して持ち帰れるようにすれば 14 個ほど取れるのでよいだろう、という話になって、各テーブルのお花をさらに分解することはしないように設計しました……が、ちょっと最後にプチギフトプレゼントでバタバタしてしまったせいでみなさんにうまくお渡しできず;。ううっ、ごめんなさいでした;。全部お客さんに渡す予定でしたが、結局自分たちも持ち帰ることに^^。

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さて、会場装花が決まったら、次はブーケのチョイス。実はいろいろと形があります。

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こちらの写真はウェディングフェアのときに展示されていたブーケ群ですが、ブーケの方は正直あんまり参考にならなかったです。というのも、ブーケについては形とお花の組み合わせでかなり幅が出てしまうため、ドンピシャリのサンプルはなかなかないのですよね。結局、オーダーする際には、会場装花をベースに、形やイメージを指定してカスタムで作ってもらうような形になりました。ちなみに本番のときのお花はこんな感じ。

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あ、そうそう、ちなみに当日はこんなお花もいただいてしまいました^^。

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ででーん^^。

こちらは以前からお世話になっている、大学時代にアルバイトしていた塾の社長さんからの差し入れでした。いやはや、ものすごく立派なお花で非常に有難かったのですが、ハマってしまったのが帰り道。実はお花って宅急便で配送というわけにはいかないので、これ、手でお持ち帰りだったのです(笑)。もちろん電車じゃ無理なので、翌日、父親に車を回してもらって、他の荷物と共に引き上げてきたのですが、いやー、後部座席がお花で埋め尽くされることに(笑)。今もおうちの真ん中に鎮座してますが、ホントに立派なお花をありがとうございました~^^。> 社長様^^

さてさて、結婚式は終了したものの、写真選びなどでまだまだホテルに行かなければいけないタイミングは結構あります;。先日も、両家の両親を連れて写真選びに行ってきたのですが、帰りがけにみんなで軽く食事をー、ということで行ってきたこちらのお店のエントリをひとつ。

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Le Champ De Pierres。四ツ谷駅のアトレの中にあるお店。四ツ谷駅近辺は意外に手軽に使えるお店がないのですが、ここは割と穴場かも。店構えはまるっきりお菓子屋さんなのですが、実は店舗の奥に結構な数の客席があり、そこでランチや軽いプリフィクスディナーをいただくことができます。

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まずはアミューズに始まり、サラダ、自家製パン、肉/魚チョイス、デザート+飲み物、というスタイルで、お値段はジャスト \2,500。感心するのはその味とサービス。駅の中……というと高くてイマイチ、という印象を持ちがちですが、ここはいい意味でその印象を覆してくれます。どの一品をとっても味のバランスがよく、デザートもなかなかの出来。サービスも丁寧で、この値段でこのサービスなら十二分にアリだろう、という感じの一軒です。

ちなみにこのお店は以前にも使ったことがあり、そのときの写真が残っていたのでそちらも掲載^^。

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このときは確か野菜の冷製スープ仕立てがおいしかった記憶が。ちなみに今回はボジョレーのフルボトルをいただきましたが、こちらもなかなかおいしかったです。笑ってしまったのは、そのボジョレーがアトレに入っている成城石井のものだったことですが^^、思わず帰りがけにみんなで成城石井に立ち寄ってしまいましたよ^^。残念ながらもう売り切れだったんですけどねー;。

というわけで結婚式の話ばっかりだとなんなので、今日はこちらの話をひとつ~。

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ええっと、フレッツ光ポータブル。最近、電車などにたくさん広告を出しているので名前はご存じの方も多いと思います。店頭ではバッファローさんが同一機種を販売しているのですが、これをレンタルすることができるようになっているのがこのフレッツ光ポータブル、だったりします。

この機械、そもそも何をするものなのか? が非常に分かりにくいものなのですが、要するにこういうことです。

プレゼンテーション1

コンセプト的には EMobile の Pocket WiFi に近いもので、それ自体がルーターとして機能し、その下側に無線接続で複数台のデバイスをつなぐことができる、というもの。しかしこのデバイスの便利なところは、上位回線を複数併用することができる、という点。ケースを開けると、内部に SIM カードを刺すことができるようになっており、DoCoMo の SIM カードや EMobile の SIM カードを刺して使うことができるようになっています。

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そして、フレッツスポットの契約をすると、地下鉄駅構内などにある、NTT のフレッツスポットに接続することも可能に。さらに、クレードルには有線 LAN を接続することができるようになっており、クレードルに置くことで、充電と同時に、自宅用無線ルーターとしても機能するようになる、という優れもの設計になっています。

このフレッツ光ポータブルの利点は以下の通り。

  • 上位回線を複数束ねて利用することができる。(前述のとおり)
  • EMobile Pocket WiFi に比べて電池の持ちが良い。(多少ですけど。)
  • 値段が安い。月々たった 500 円。(端末+フレッツスポットの利用契約を合わせて)
  • フレッツスポットを iPod Touch で利用することができるようになる。

実はこのデバイス導入の最大の目的は最後のポイント。iPod Touch を利用する場合には、何らかの形でインターネット接続が欲しくなりますが、そのために EMobile の契約を追加で行うのは価格的にちょっとつらい。奥さんは地下鉄通勤なので、iPod Touch でフレッツスポットが使えれば十分なのですが、フレッツスポットは PPPoE 認証しかサポートしていないので iPod Touch では使えない、という致命的な弱点があるのですよね。ところがこの光ポータブルを利用すれば、PPPoE 認証をこの機械が肩代わりしてくれるので、iPod Touch でもフレッツスポットを使えるようになります。おおお、これは便利w、というわけで導入してみた次第。

端末のレンタル料金が激安なのもよいところですね。\500/月なのですが、一年使っても \6,000。
# 5 年使ってようやく \30k なのですが、ぶっちゃけ 5 年経ったら技術なんて激変しているはずで、
# ぜんぜん採算取れないんじゃないかなぁ....と思ったり。

……と、期待感バリバリでの導入だったのですが、実際に利用してみると超大きな落とし穴が。それは、

  • アクセスポイントへの接続時間が極端にかかる。

という点。や、簡単にいうと、地下鉄の電車が駅について、駅を離れるぐらいになってようやくインターネットアクセスできるようになるのですよ;。ネットで調べてみると、いろいろ原因解析をしている人もいるようで、どうやら PPPoE 認証のところで時間がかかっている様子;。しかもアクセスポイントの検知自体も弱くて、駅の構内でもきちんとアクセスポイントの近くまでいかないと電波を拾ってくれないこともある様子;。つ、使えない……;orz。

というわけで、コンセプト的には非常によかったのですが、実態としては今一つ使い勝手が悪い、という印象。EMobile の Pocket WiFi を持っている人が使う分にはなかなかよい選択肢だと思うのですが、これ単体で地下鉄で使おうと考えている人には正直お勧めできない機種、という感じでした。うむむ、残念;。コンセプト的には非常によく出来ているデバイスだけに、ちょっともったいないという感じでした。

# ちなみにじゃあどうすればよいのか、というところについては、次回エントリにて^^。

さてさて、引き続き、実際の本番で使ったコースメニューの試食をひとつ~。

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まずは前菜から。真鯛とアスパラガスのシャルロット仕立て セブルーガキャビア添え。セルクルの内側にアスパラガスを並べ、その内側に 3 層のムースを重ねてあるという非常に手の込んだ一品。付け合わせになっている白ワインのゼリーなどとのバランスも良かったです。続く前菜 2 品目が、蜂蜜とカカオの香り漂うフォアグラソテー。全体的に非常にバランスのよい一品で、見た目だけでなく、コーヒーの匂いが漂ってくるのも非常に印象がよかったです。

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続いてパン 4 種類。コースによって選べるパンが若干違う様子。そして小さな琥珀色のコンソメ。小さなカップに入ってくるので飲みやすく、分量的にもちょうどいい感じでした。普通のコンソメよりちょっと味を濃くしているかもしれませんね、これ。

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続く魚料理は、オマール海老と帆立貝のメダイヨン マルコポーロ風。マルコポーロ風っていったいなんだ??と思ったのですが、聞いてみたところ、マルコポーロがアジアに行ったときにコショウを持ち帰ったことにひっかけているそうで、ソースの方にコショウの味がしっかりと乗っていました。……いやこれは聞かなきゃわからない^^。そして口直しは森の恵み 赤い果実のグラニテ。これは割と見たままの味でした。← 本番ではこれがめっちゃおいしかった! という方もいました^^。

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お肉料理は 2 品の中からのチョイスが可能になっていました。左側が、国産牛フィレ肉 燃える炎の演出 シャンベルタンソース。全体的にはごくごく普通のステーキなのですが、少しお肉にパサつき感があり、またソースも少な目でちょっとさびしい、という印象。一方、右側は、国産牛背肉ロースト グレービーソース。こちらのローストビーフはもともとニューオータニの伝統の一品で、さすがにお味は抜群でした。難点はとにかく脂がキツいこと。味はともかく女性にはちょっと厳しいかも....という印象でした。

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続く一品もチョイスで、左側が熟成チーズとやさしい甘さのドライフルーツジュレ。チーズはどれも非常においしく、またジュレになっているイチジクなどがとにかく相性ピッタリ。一方、右側は菜園風サラダ。こちらはごく普通のサラダでした;。

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そして最後のデザートは、オーガニックチョコレートのクレームブリュレとキャラメルに岩塩のアクセントを加えたアイスクリーム(長い……;;)。さすがにこちらも見事な一品で、チョコレートが非常にやさしい味でかなりうまうま。コーヒーに添えられるプチ菓子は、果実のタルトでした。

……とまあこんな感じだったのですが、男性陣が試食したコースメニューに比べて女性陣が試食したコースの方が圧倒的に好印象なワナ;。特にこちらのコースには分かりやすい食材(キャビア、フォアグラ、海老、鯛、フィレ肉など)が使われているものの、全体的に食材を前面に押し出しておらずしっかり料理がされている印象もあり、こちらのコースをベースに本番の食事を組むことにしよう、という話になりました。(両家の母親の意見がガッチリと一致したのには思わず苦笑しちゃいましたが^^、でもまあわかる気がします^^) ちなみに、試食はできなかったのですがコース的にはこの上にもうひとつ用意されています。そちらは本格フレンチフルコースで、こってり系コースになっている、という印象だったので回避。

とはいえこのコースでもちょっといくつか気になる点があったので、実際の本番ではいくつかカスタマイズを加えています。まず魚料理。コース料理の中ではこの魚料理だけはなんだか見劣りすることもあって、試食会で食べた一品にアップグレードすることにしました。

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料理名は、鮮魚のエカイユ仕立て バジルの香るジュ。エカイユとは魚のうろこのことで、油で魚のウロコを立たせるように調理した一品。神田うのさんの結婚式でサーブされたのが最初らしく、以来、評判がよくてコースに組み込まれたのだとか。実際、非常に味もよいのでこちらに差し替えることにしました。食材的には真鯛だったのでかぶるのですけどね^^。

お肉料理についてはローストビーフだとキツいだろう、ということでステーキの方をチョイス。ただし、「燃える炎の演出」というメニュー名は最初から出してしまうと思いっきりネタバレになる、ということで、同人誌内のメニューの中からは排除。ネタバレになるのでメニュー解説の中には書けなかったのですが、コニャックでフランベしているそうです。おソースもちょっと寂しい印象があったので、追加できるようにお願いしておきました。(← 最初から増やせないか?と聞いたのですが、お客様によって好みの量が違うことと、サーブ時に危ないという理由もあって、セカンドサーブ形式をとりました。) また、全体的に量が多いかなぁという印象を受けたので、チーズではなくサラダをチョイス。後から一品だけぽんと出されると違和感もあると思われたので、肉料理と同時にサーブしてもらうように調整しました。

そして最後のタルトについてはカヌレに変更。や、これ、奥さんがカヌレマニアなのでどーしても食べたい、ということで変更しました。ちなみに本番では、最後の最後に駆け込みで口の中に放り込んでましたよ、ええw。

ちなみに自分たちはあまり気にしていなかったのですが、両家の母親から「アルコールがイマイチ」という話があり、フェアでやっていたアルコールの試飲会の方にも行ってみたり。

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で、飲み比べてみたのですが、いやはやぶっちゃけ私にはよくわからん状態^^。がしかし、母親や奥さんは速攻で「全然違うじゃん」という話になり、アルコールもアップグレードしました。……などなどアップグレードしまくりだったのですが、価格差的にはどれも割と良心的。むしろこの程度の差額で満足が得られるのなら非常によい、という印象でした。

ちなみに本番では、多くの方からお料理が美味しかった、という F/B が多かったのが良かったです。中でも最も評判が良かったのがお肉で、実際、自分たちも食べたところ、試食会のときよりも遙かに美味しかったです。試食会のときは当たったところがイマイチだったのかも;。またアルコールも非常によく、赤ワインはなかなかの出来。こちらも試飲会のときに比べて美味しかったのですが、おそらく本番ではちゃんとデカンタージュとかしてるんでしょうね。(試飲会ではボトルからの直接サーブ)

それにしても嬉しかったのは、当日のお肉料理のフランベを料理長自らが担当してくださっていたこと。当日はお色直しで退出していたため自分たちはフランベを見られなかったのですが、後日、友人が撮ってくれた写真やビデオを見てびっくり。実はまさにこの料理長の方に、お料理の原稿をお願いしていたのですよね^^。原稿のボリュームなどの問題で何度か手直しを加えていただいたこともあり、非常にお手数をおかけしたのですが、ハイシーズンにもかかわらずご対応いただけたのがとても印象的でした。当日直接お礼をお伝えできなかったのが非常に申し訳なかったのですが、お肉料理が終わったあともお料理のチェックを細かくしてくださっていたそうで、とにかく有難い限りでした。こういうところまで細やかなサービスをしてくださるのが嬉しかったです。

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そんなこんなで食事メニューの決定も一段落。衣装もメニューも決まったとなると、次は会場のお花類の決定へと続きます^^。

というわけで、次のエントリはお料理選びの話~。

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結婚式の参列者の楽しみのひとつは、なんといっても美味しいお料理。某でじくま氏からは事前に「料理は美味しいのにしてくださいねw」と刺され、実家の母親からも「美味しいものにしてね」と刺されましたが(笑)、まあ言われるまでもなくここはゲストへのおもてなしという意味で力を入れるべきところ。

ほとんどの式場では、ウェディングフェアでコースのダイジェスト版を 3,000 円~5,000 円程度で試食できるようになっており、自分たちもデートがてら様々な式場に試食しに行きました。……いやぶっちゃけ美味しいものが安く食べられるのでめちゃめちゃ楽しい、ってのが本音なのですがw。そんなわけで我々が選んだホテルに関しても決定するにあたっては試食会に行っているのですが、我々の選んだホテルの場合、これらとは別に、年に 2 回だけですが大規模なウェディングフェアが開催されるようになっていました。そこでは、すでに利用を決定されているお客さんたちだけを対象にして、すべてのコースを(ダイジェスト版ではなく)フルコースで試食することができるようになっていました。

# この試食会が有難かったのは、両家の両親たちを招いてみんなで試食できるようになっていた点。
# 結婚式の準備に関しては、両家の両親たちを交えてコミュニケーションを取る機会を作ることが非常に
#重要なのですが、こういう「試食会」という形で両家が集まる機会が作れるというのは、結婚式の準備を
# 進めるうえでも非常にメリットが大きかったです。

試食できるコースは、フレンチ、イタリアン、和食、中華それぞれ 2 コースずつ。自分たちはフレンチを使うつもりだったので、男性・女性でコースを分けてそれぞれシェアしながら試食。まずは男性が食したコースの写真から。

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まずは前菜。ほのかに温かいセピアインクのカプチーノ。全体としてはポテトのポタージュなのですが、下側に入っているイカスミとかき混ぜるとこれが激しくうまうま。タマネギがアクセントになっていて、非常においしい一品でした。次が真鯛のマリネとキャビア 柑橘風味。こちらはちょっとイマイチで、ハーブに少しクセがあるのと全体的に油と塩が足りない感じ。おそらく試食会が大規模だったこともあってサーブされたタイミングで柑橘系の香りが飛んでしまっていたのが原因でしょうが(本番ではその場で柑橘系を絞るらしい)、ちょいイマイチな感じでした。

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続いてパンは 4 種類からチョイス。そして旬の味覚入りパイ包みスープ。どーんと巨大な一品で、見た目にも合成なのですが、ちょっと意外だったのは中身が野菜の入ったコンソメスープだったこと。ポタージュ系を想定していたのでちょっと肩すかしでしたが、確かに結婚式の料理としてはコンソメが定番ですね。しかし味はよいのですが食べにくいのが難点。まわりにナプキンを寄せているのはパイが飛び散らないための工夫のようで、ここは good なのですが、がっつりと量も多いしなかなか食べるのが大変でした。

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続くお魚料理は、リヨン風川カマスのクネルと貝類の組み合わせ。カマスとはちょっと珍しいなぁと思ってしまったのですが、全体的にはなんとなく引き締まらない印象の味。続いて、オレンジの風味とメロンの甘みを凝縮したお口直し。まあこれはごく普通です^^。

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続いて、国産牛フィレ肉 燃える炎の演出 ジャルディニエール。こちらはごく普通の牛フィレステーキですが、実は本番で使ったコースと比べると付け合わせが 1 品減っていて、見た目が寂しくなっているのが残念なところだったりします。味はごく普通^^。そしてフルーツトマトとアンディーブのサラダ。こちらもまあごく普通でした。ちなみにステーキの後でこのサラダが一品だけポンと供されるのですが、なんでそんな不思議なサーブになるのかと考えてみたら、要するにこれはチーズの代わりなのですね。(フレンチのフルコースでは肉料理が終わった後にチーズが出て残りのワインを楽しみ、その後にデザートに入るため)

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そしてデザートは、パッションフルーツのシブースト マンゴーのソルベ添え。添えられているのはココナッツクッキーで、見た目も綺麗で味もおいしい一品。マンゴーというと好き嫌いが分かれそうなところですが(私は割と苦手;)、これは食べやすく仕上げられていておいしくいただけました。最後はコーヒー、胡麻のクッキーとチョコレート。最後のお茶菓子がスプーンの形で出てくるというのがアイディアやセンスにあふれる非常に素敵な一品。これはなかなかに面白かったです。

というわけで、全体としては割と珍しいものが出てくる感じのコースで、王道というよりもアレンジを加えた結婚式のコース料理という印象。中でも前菜の一品目などは非常に好印象だったのですが、あんまりお祝いっぽくないことと、もう片方のコースが(価格差に比べると)圧倒的に上質だったためにそちらをチョイスすることになりました。ボリューム感とかは全体的に問題なかったのですけどね^^。

そんなわけで本番で使ったコースの試食……については引き続き、次のエントリにて~^^。

というわけで、引き続き今度は衣装選びの話をひとつ~。

半年ほど前に会場を決めると、(3 ヶ月ほど前になって招待状の手配をするまでは)しばらくは何もやることがなくなります。しかしこの期間中に行う大きな作業が、新婦の衣装選び。特にレンタルの場合、良い衣装からどんどんなくなっていってしまう上に、自分たちが使ったホテルの場合には衣装選びの予約が取りにくいという問題もあって、とにかく早め早めで動くことにしました。

■ 和装選び

もともと今回の披露宴では、和装をチョイスして和装の結婚式にする予定でした。これは新婦の希望でしたが、私自身もどちらかというと和装の方がよいだろうと思っていた(← 自分に洋装が似合うとはちょっと思えず;)ので、さくっと決定。白無垢 → 色打掛のお決まり進行で、衣装を選ぶことになりました。

白無垢の方はほとんど決まりものなのでチョイスの幅も少なく、ほぼ即決定。色打掛の方は、最近の流行もあって選択に幅がありました。おおざっぱには色に幅があるので、まずはざーっと着てみてしっくりするものをチョイス。この辺、最初からある程度のアタリはつけていたのですが、着てみたらイメージが違う、というものがあるケースもあるので念のため着てみてチェックしました。いやはやホントに幅があるのですよ^^。まるでコガネムシみたいな光沢感のある色打掛まであるのでびっくり。

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# ちなみに新郎も結構やることが多くて、ひたすら写真撮影と情報整理
# 試着はとにかく枚数を着ることが重要なので、たくさん写真を撮影して、後から
# レビューできるようにしなければなりません。色打掛の場合には柄なども重要
# なので、前からの写真、後ろからの写真など、いろいろと多角的な撮影も必要。

幸いだったのは、古いホテルだったせいか、色打掛の種類が比較的多かったこと。最終的には無難どころの赤系のものからチョイスしたのですが、相当な点数があり、選ぶのにはそれなりの時間がかかりました。(といっても 3 回ぐらいですが)

また面白かったのは、色打掛は金額にびっくりするほどの幅があるということ。例えばウェディングドレスの方は、レンタル金額に幅がある、といってもせいぜい上の方でも 50 万円程度。ところが色打掛の方になると、平気で 250 万円とかもあったりする。十二単だとレンタルだけでも 1,000 万円クラスだとか;。良い織り物はとてつもなく値が張るのですよね。で、正直、遠目で見ていると織りの良さというのはなかなかわからないのですが、実際に着てみると重厚感が違ったり。しかもこのホテルで悩ましかったのは、ある一定以上の金額の商品は、一律同じ金額で借りられるようになっているところで、そうすると高い品物も相当リーズナブルにレンタルできてしまうので激しく迷いました;。まあこれは結局、お色直しをするという話になったために安い方のにしたのですが^^。

しかし参ってしまったのは、色打掛に限らず、試着は実物を見ないと色の感じなどが分からないというところ。写真やビデオを撮影したのですが、家に帰ってみてみるとかなり色がずれるのですよね。まあ最終的に残るのは写真なのでそちらを優先すべき、という考え方もあるのですが、初回こそは二人で行ったものの、2 回目からは新婦のお母さんも呼んで、三人で試着に行っていました。

というわけでなんとか色打掛もチョイスが終わり、早めに衣装決まってよかったねぇ、ようやく一段落……と思っていたのですが、新婦のお母さんから恐怖のひとことが。

「ドレスは着ないの?」

ええええぇぇぇええええ、という感じ(笑)。や、実は新婦自身はドレスが最初苦手で着ないと言い張っていたのですが、私が試着会でドレスを着てもらい(← 試着会だとドレスを割と簡単に着せてもらえる)、その写真をお母さんに送ったら大ウケだったのですよね;^^。今だからこそ笑い話ですが、当時は「ま、またこれからあの衣装選びをもう一度やるの??」みたいに茫然としてました(苦笑)。

■ 洋装選び

がしかし、いずれにしてもやり残しがないようにすることもまた結婚式ではとても大切。そんなわけで洋装選びに入ることに。白無垢 → 色打掛 → 色ドレス、という流れを想定して、まずは色ドレスを選びに行ったのですが。

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うーん、ダメじゃん;;。
やー、これは正直似合ってないと思うぞー;;。

というわけで 5~6 着ほど試着してみたのですが、なんかどれもイケてない感じで結局却下。まあ考えてみれば当然で、色ドレスって、色と形とサイズの三つがぴったり揃わないとダメなのですよね。貸衣装室にはそれなりの数のドレスがあるものの、この 3 つすべてが揃うものとなるとそうそうはないわけで、やむなくここは方向調整。いろいろと相談した挙句、結果的にはいっそ白ドレスでいいんじゃね? という話に。

# 本来、白無垢や白ドレスは挙式の衣装(純白)で、先方の家に入って色に染まる、
# というのが定型的なフォーマットなので、白 → 色 → 白、というのはホントはちょっと
# おかしいのですよね。がしかし過去の結婚式のデータを調べてみると、予想以上に
# 白無垢 → 色打掛 → 白ドレスというパターンが多かったり。今の時代はまあなんでも
# アリなのかも^^。

というわけで白ドレスも試着してみたのですが、試着した数、実に約 15 着;。いやはや、ぶっちゃけこんなに試着するつもりもなかったのですが、そもそもドレスなんてほとんど知らないためにいろいろ着てみて似合うものをとことん探した結果でこうなりました;。衣装室の皆様、手間がかかってホントにごめんなさい、状態;;。

そんなわけで最終的に候補に残ったのは以下の 2 つのドレス。

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実は左側のドレスが、一番最初の試着会で奥さんに着てもらったドレス。胸のハートカットがかわいいドレスで、なかなかこれを超えるドレスが現れなかったのですが、最後の最後になって右側のドレスが登場。こちらのドレスはシルクの光沢感がよく、重厚感がありながらもかわいいということで、満場一致でこのドレスに決定した次第でした。

しかしドレスのチョイスで本当に役に立ったのは、実はウェディングフェアでの試着、だったりしました。

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なぜウェディングフェアでの試着が有利なのかというと、このときは簡単なヘアメイクもしてくれるので、ドレスを着た時の全体のイメージが把握できるという理由。ヘアメイクの有無によってドレスの印象もかなり変わってきてしまうので、こういうヘアメイクもしてくれるフェアでの試着はとても有難かったです。……や、ホントは新規のお客さん向けのサービスだったとは思うのですが、こっそり使わせていただきました^^。

ちなみに、白無垢・色打掛・白ドレスともに、ヘアパーツなどのオプション類はすべて標準品だったりします。この手のオプション品は結構値が張るものなのでどんなもんかなー、と思ったのですが、ぶっちゃけそんなに変わらない、というのが実際のところでした;。例えば、白無垢で使うべっこうの場合、練りべっこう(偽物)と本物のべっこうの二種類があって、本物だとかなり値が張るのですが、見た目でどっちがホンモノなのかわからないワナ;。だったら別にそこまでしなくてもいいじゃん(掛け替えもたくさんあるし)、ということで、標準品で済ませることにしてしまいました。

なにはともあれ、かなりチョイスに時間がかかりましたが、振り返ってみると徹底的に選んだのはよかったかな、という印象。特に、毎回、奥さんのお母さんもお呼びして試着をしていたのですが、お母さん的にも満足度が高くなったようなのでそういう点でも良かったかも。や、着替えしている本人はものすごく大変なのですけどねー;。おつかれさまでした;^^。

さてさて、結婚式の会場を決めたのは GW の頃だったのですが、会場を決めてしまうとしばらくはやることがなくなって、だらだらと衣装選びをしていくことになります。が、衣装選びの悲喜こもごも;、な話をする前に、まずはやっぱりこの話に触れないわけにはいかないでしょうw。

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ええっと、結婚同人誌^^。いやはや、このピンクの表紙の冊子を礼服で読みふける参列者の図はちょっと凄いものがあるのですがw、そもそもなぜこの同人誌を作ろうと思ったのか? というと、それは実はコストの問題だったりしました。

今回の結婚式、いわゆる一流ホテルに類するホテルを使ったわけなのですが、さすがにお値段もそれなりに一流。引き締めるところはきちんと引き締めないと、結構とんでもない金額になってしまうのですよね;。ただ、注意すべきは引き締めてはいけないところもある、という点。例えばお料理。最近は一流ホテルと言えど格安プランが用意されており、お料理をグレードダウンさせてリーズナブルに仕上げることもできるようになっているのですが、それをやってしまっては参列者の方々に申し訳が立たない。じゃどこを削る?? となったときに、真っ先に目を付けたのが以下の 3 つでした。

  • ビデオ撮影 : SD 画質のビデオ撮影でなぜか 20 万円;。た、高い;。
  • ムービー作成 : 7 分間程度のビデオ作成に約 9 万円程度。
  • 席札・席次表・メニュー : 席次表が 1 部 800 円、席札が 1 個 200 円、メニューが 1 個 350 円。

中でも目を引いたのは席次表などの値段。相場からかけ離れた金額というわけではないのですが、同人誌を知っているとあまりにも高すぎる、というか 800 円あったらかなり豪勢な同人誌だって作れるのになぁ……

きらりーん♪
どうせだったら、配席表のかわりに同人誌作っちゃえばいいじゃんかwww。

……と思ったのがコトの発端でした;。私自身は 10 年以上前に 200 ページ越えの同人誌を作ったこともあるので、そこそこの知識も持ってるし、まあ 20 ページぐらいの同人誌なら割と簡単に作れるはず、と思ったのですよね。もちろん両家の親族にドン引きする人がいるとまずい、ということで、そこは事前に両家の両親に確認は取ったのですが、実際、今の同人誌の制作コストって思った以上に安いのですよ。今回は表紙などにちょっといい用紙を使い、さらにオフセット印刷を使ったので(詳細は別エントリにて)ちょっと割高についているのですが、それでも 28p の同人誌が 100 部で \30k。これなら手軽に同人誌を作ることができます。

# ネット入稿などが進歩しているおかげで、人件費コストが結構落ちてるんでしょうね。
# 詳細は別エントリで細かく書く予定ですが、いやはや時代は変わったものです。

というわけで同人誌を作ることは決まったのですが、問題なのはその同人誌の中身。当たり前ですが、表紙がどんなに萌え系でも中身がグダグダでは困る。表紙はゆるゆる、けれども中身はキッチリ、というのが制作上のキモだったのですが、コンセプト的に自分の中で出てきたのは以下のようなところでした。

  • 中身は新郎新婦に関するもの、読んでいて楽しいものにする。
  • 読み物としてそれ相応のボリュームになるようにする。
  • 持ち帰った後、披露宴の記念になるものにする。

一点目、これはまあ当たり前。読み物としてテンポよく読めるけれども楽しいもの。そういえば、先日出席した披露宴とかけろっちゃ氏の結婚式では本人たちへのインタビュー形式みたいなものが作られていたなぁ……というところから思いついたのが、新郎新婦への 50 の質問。これ、要するに 100 質(○○に 100 の質問)なのですが、これを新郎と新婦で対照的に並べたら面白いんじゃないか? ということで一つ目の企画が決定。

# ちなみに実際の制作では、60 個ぐらいの質問を用意しておいて、つまらない回答とか
# しっくりこない回答については切り落としています。並べる順序もかなりいじった^^。

二点目。これは新婦側の友人の少人数グループへのケアという理由も大きかったです。披露宴最中にずっと楽しめるように、という理由である程度のボリュームを出したかった……のですが、これは実際には杞憂でした。というより、むしろずっと同人誌を読みふける人が出るという悪影響すら(苦笑)。

三点目。実は今までいくつかの結婚式に出て思っていたことの一つに、「結婚式の感動を持ち帰れない」というものがありました。参加はしたんだけど、どうしてもそれが時間と共に揮発していってしまう。できれば、結婚式のどこかを切り出して持ち帰ってもらうことができるようにしたい、と思っていたのですよね。そのための一つのアイディアが、ふたりのあゆみページとプロフィールムービー/エンドロール、そして席札のリンク。実は結局実現できなかったのですが、初期のコンセプトでは、プロフィールムービー中の思い出の写真を切り出して席札の中に入れておき、それを同人誌の中に貼り付けて冊子を完成させる、というものもありました。残念ながらこのアイディアは写真が揃えきれないという理由で断念したのですが、席札の中に写真を入れておく、というアイディアは予想以上に好評だった様子^^。よかったです。あ、ちなみに席札はこんな感じでした。(これは奥さん制作です。すごすぎる;;。)

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そしてもう一点、お料理についてはやはり解説が欲しい。自分たちがおいしいお店に食べに行った場合には、お料理の説明をしてもらいながら食べるのが何よりの楽しみになるものですが、考えてみると、披露宴って割と上質の料理が出ているはずなのにその説明がまずほとんどない、のですよね。特にフランス語で書かれたメニューなんて単語の意味すら分からないわけで、先日参加した披露宴でも料理がおいしかっただけにそこが残念でした。……と、冷静に考えてみたらページならいくらでもあるわけでw、だったらお料理解説を掲載しよう! ということで掲載に至った次第だったりします。

# しかしあの料理解説はどの程度楽しんでもらえたのかが不明;。
# 自分たちや両親にはウケが良かったのですが、実は参列者側からするとそれほどでもなかったのかも;。
# 制作には相当な紆余曲折があったんですけどねー;、といいつつ、これはまた別エントリにて;;。

そんなわけで、結果的にはこんな構成に。割とシンプルなところに落ち着きました。

  • はじめに
  • 席次表
  • メニュー&お料理解説
  • ふたりのプロフィール(50 の質問)
  • ふたりのあゆみ(年表)
  • あとがき

# それにしても改めて思いましたが、ふたりの年表をまとめるというのはいろんな意味で良いです。
# 特に、自分の幼少期のことは自分では覚えていないわけで、両親から自分の幼い頃の様子を
# 聞くことで、両親と昔のことを話す非常にいい機会になりました。

しかしぶっちゃけ話ですが、正直ミスったのがページ数の読み。当初は最小構成の 20p (本文 16p)で作るつもりでいたのですが、原稿を書き起こしてみると実は 16p では足りないことに気付いてえらいことに;;。A5 同人誌の場合、ページが製本の関係で 8 ページ刻みでしか作れないので、16p の上は 24p なのですよね。あわててレイアウト変えたり分量変えたりイラストを増やしてもらったりしてなんとか 24p にしたのですが、いやはや参りました;;。

さてこの同人誌、以前にも書いたようにイラストはお気に入りの作家さんに描いていただいたのですが、実はそのやり取りはすべてメールとネット。この作家さんはアナログでイラストを描かれる方なのですが、同人誌制作上の最大の問題は、このアナログのイラストをどうやってデジタル化してデジタル製版するのか、という点でした。うまくデータを作らないとモアレ(波模様)が立ってしまうのですが、この点は、私自身にもデジタルでの版下作成のノウハウがない上に、ネットを見ても作り方のノウハウがまとまっておらず、手さぐりで進める必要がありました。おそらく同じようにデジタル入稿を考えている同人誌作家さんには極めて有益な情報だと思うので、ちょっと別エントリを立てて解説しようと思います。

……とまあいろいろ書いてはみましたが、なんにしてもこの同人誌、お友達の全面的な協力あってこそ初めて完成できたわけで、いやはや本当に有難かったです。100 冊印刷したので実は 30 冊以上余っているのですがw、記念にしっかり保存しておこうと思っていたりします^^。

奥さん奥さん、事件デスヨ事件!

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というわけで出張中のでじくま氏からいきなり緊急指令が。読売新聞の夕刊を押さえておけ、という指令だったんですが、いったいなんの話かと思いきや....

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って、おおおお(笑)。
なにげにゆかりんの特集記事(しかも見開き)じゃないですか!^^

いやはや、でじくま氏はいったいどこからこういう情報を仕入れてくるのか謎すぎですが、それにしても結構参ってしまったのは夕刊を売っている場所がなかなかないということ。昨今、地方紙での夕刊の廃刊が相次いでいるという話は知っていたので、買える場所は少ないだろうなぁとは思っていたのですが、コンビニとかが全滅だった(朝刊しか売っていない)のには参りました。結局、駅まで出向いて売店で購入;。いやはや、最近新聞離れが進んでいるとは思っていましたが、なかなか大変なのでしょうねぇ。

# という私は最近は iPod で産経新聞を読むようになってしまいましたが^^。
# 意外に閲覧性が高くて便利なものです。はい。

さてさて、せっかくなので今回の結婚式の舞台裏を紐解きながら、自分たちがどんなふうに結婚式を組み立てていったのか、ということをちょろっと書いてみたいと思います。自分たちの記念にもなるのでw。内輪ネタ満載なのでお目汚しかなーとは思いますが、よかったらしばらくお付き合いいただけると嬉しいです。

実を言うと今回の結婚式、そもそも結婚式をするかどうか、という根源論のところから話がスタートしてました;。や、うちの奥さんはあまり結婚式に憧れがなくて;、結婚式をどうしてもやりたい!というほどの強い気持ちがなかったのですよね。特に最近は結婚式を挙げないカップルも非常に増えているので、世間体のためにやらなきゃいけない、というわけでもなくなりつつある。でも、結局のところ多くの人が結婚式を挙げているのにはそれ相応の理由があるはずで、なぜ結婚式を挙げるのか? というところから二人で議論を始めたわけです。

で、最初に決めたのは、結婚式の基本コンセプト。要するに、何があってもこの項目を最優先に考える、という軸を二人の中で決めたのですね。それは、

「今までの人生でお世話になった人たちに感謝の気持ちを伝える」

ということ。文字にするとごく当たり前のことなのですが、実際にはこれがなかなか難しい。過去、結婚式に参列された方であれば分かると思いますが、フォーマット通りに進行する披露宴をどうアレンジし、どう楽しんでいただき、どうやって感謝の気持ちを伝えるのか? と考えると、なかなか難しいものがあります。けれども、最初にこの軸足を決めたことが、結果的には、様々な事項の決定において役に立ちました。例えば、

  • オタク色を出すべきか否か? → 参加者が楽しんでもらえるのなら是。
  • 会場としてどこを選ぶべきか? → 参加者にとって利便性が高く、サービスに失礼がないことが第一。

といった具合。参加者に楽しんでもらえるのなら、自分たちのことは二の次(あらゆることを参加者目線で考える)、という共通認識を持てたことが、結果的にあらゆる決定をスムーズにする決め手になりました。

# いやでもこれ、実際にはなかなか難しいところもあると思うのですよね。
# 結婚式の主役は当然、花嫁花婿なわけで、特に花嫁願望が強い新婦の場合には、あれもやりたい、
# これもやりたい、というニーズが次々と出てくると思うのです;。
# 実際、結婚式関連の悲喜こもごもな話を聞くと、ホントに新婦の夢をどれだけ叶えるか、みたいな話に
# なってるケースも多々あるようだし、また、親族の思いなんかもあったりして、この辺は難しいところ。

そして次に行ったことは会場選び。会場選びにはいくつかのポイントがありますが、そもそも結婚式の会場はおおざっぱに分類すると、

  • 教会・神社系
  • 専門式場系
  • ホテル系
  • ゲストハウス・レストランウェディング系

に大別されます。格式や厳かさという意味では教会や神社の圧勝、食事のおいしさではレストラン系の圧勝ですが、その半面、参加者の利便性へのケアが大変。ホテル系はこうした利便性の面では有利ですが、全体的にコストが高い。専門式場系はあらゆることに関して平均点……というのがおおざっぱな特徴。いろいろ回ってみると、やはりサービスのクォリティと参列者の利便性の二点において、ホテルが自分たちには一番合っている、という結論になりました。や、相応に高いんですけどね;。(← この辺の話はまた別のところで;。)

下見は都内の様々な会場を半月ほどで一気に回ったのですが(全部で 8 件ぐらい?)、やはりこれは非常に重要でした。主な下見のポイントとしては、

  • サービスやスタッフの品質
  • 料理の味(必ずといっていいほど試食会に参加。おいしい料理を安く食べられるので激しくよいですw)
  • 参列者目線での利便性
  • 会場の使い勝手の良さ

などなど。最終的に、会場には四ツ谷のホテルニューオータニをチョイスしたのですが、決め手となったのは以下のようなところでした。

  • サービスのクォリティが高い。この辺はさすがに一流ホテル。
  • お料理が美味しい。特に試食会にサーブされた魚料理はかなりの高ポイントでした。
  • もちろんホテル直結。宿泊者にとっての利便性は高い。足の悪いお爺さんたちもいるのでなおさら。
  • 日本庭園がある。和装での結婚式を想定していたので、これは極めて高ポイント。
  • 良い日どりの良い部屋が空いていた。(← 式場選びが GW 前だったので結構部屋がなくなっていた)
  • C/P が高い。同水準のサービスレベルの同業他社に比べて比較的リーズナブル。
  • お会いしたプランナーがベテランの方で、話の通りがとにかく速かった。(最後まで見ていただきました)

などなど、もろもろ好条件に恵まれていたこともあって、ニューオータニで決定。いやはや、今から思うといい会場に恵まれたものだと感じました。ちなみに当時、デメリットになると予想していたのが、衣装や装花、写真などがすべて系列店に限られてしまう、ということ。がしかし、これは良い意味で予想が覆りました。この辺はまた別エントリにて。

# 実はニューオータニは完全にノーマークだったのですが、妹と母親からのアドバイスで回って
# みてクリーンヒット。いやはや、あのひと言があったおかげでうまく行ったと思うと本当に激しく
# 感謝、だったりします。

# しかし実際にテーブルサービスがよかったかどうかはわからないところもあったりします;。
# 過去、某一流ホテルの結婚式に出た際には、自分たちのテーブルのホテルマンの対応が
# あまりよくなかったこともあり、やはり当たり外れはある様子;。失礼がなかったらよかったけど
# こればっかりはなんとも運、みたいなところはあります;。失礼があったらごめんなさいでした;。

ご参考までに、次点だった会場は東京會舘。ここにはユニオンクラブという会員制クラブがあり、土日のウェディングで貸し借りで使うことができます。お料理の味としてはここも非常によかった(というかめちゃめちゃおいしい洋食でしたw)上に、プレミアム感も演出できるという意味で非常によかったのですが、日取りのよい日がなかったこと、皇居が見える窓が限定されてしまうこと(高砂の背景がオフィスビルになってしまう)、親族控室などの利便性が低いこと、もともと披露宴用の会場ではないので天井高も低く、柱の位置も悪いこと、などのデメリットもありました。正直、当時はこのプレミアム感にかなり惹かれていたのですが、振り返ってみると、ミーハー心を出さなくて正解でした。フォーマット通りの手堅い形式をベースにするのなら、こういうところはかえっていいのかもしれません。

と、だらだらといろいろ書いてしまったので、この辺でいったん切り~。次は同人誌話、ですかね?^^

というわけで、やっと終わった~~~~~~~~。

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そんなわけで、おかげさまで先日ようやく挙式 & 披露宴を無事に完遂。ちょっと残務処理がいろいろあった関係で blog の書き込みが遅れてしまいましたが;、数か月に渡った結婚式プロジェクトもようやく一段落。ご参列してくださった皆様、本当にありがとうございました~~!^^

挙式・披露宴はどこまでお呼びすべきか迷ったのですが、会場サイズの関係もあり、会社の人などは一切呼ばずに、親族とグルメ会メンバーのみの、とても小さな披露宴にすることに。逆に、会社の人を呼ばないのならどうにでも好き勝手にやりたい放題じゃん、ということで、好き勝手にやってみました。ええ、こんな感じに。

029同人誌もとい席次表 P1050739

ええっと、同人誌ですが何か?w
あ、違った、配席表です、配席表^^。

というわけで今回の一番の目玉はなんといってもこちら!

P1050738b P1050740

ええっと、28p のフルカラー表紙オフセット同人誌(笑)。今回の結婚披露宴では、配席表がわりに自作の同人誌を作ってみたらどうか? という話になり、いつもコミケで委託を受けている作家さんに、既存のイラストを少し使いまわさせてもらえないか? と打診してみたのですが、なんとなんと、せっかくの機会なので描き下ろしてくださる、という話に! 最初はフルカラー表紙といくつかの見開きを……という話だったのですが、せっかくなので、と、なんと

すべてのイラスト原稿を描き下ろしてくれた

のですよ! しかもこちらの原稿に合わせて、隙間のスペースをすべて新規カットで埋めてくださるという有難いお話まで頂き、もう感謝感激すぎる~~^^。や、この作家さん、実は私が商業/同人通しての一番のお気に入りの作家さんで、個人的な付き合いも割と長いのですが、まさか自分の人生の晴れ舞台でここまでしていただけるとは全く思っておらず、感謝してもしきれないほどなのです;;。ホントに素晴らしい原稿、ありがとうございました~~!^^ この同人誌、一生の宝物ですよ~^^。

# イラストがものすごく上手いので、やっぱり「有名な方ですか??」とか「プロの方ですか?」とか
# いろいろ聞かれました^^。でも、同人関係のお友達で~、と言っても普通の人にはわからないw。

ちなみに、どうせやるならとことんやるぜ! ということで、プロフィールムービーもオタク色満載、会場 BGM も当然アニソン使いまくり(※ 普通の曲も使ってますがw)、エンドロールは「あなたに会えて」→「風の辿り着く場所」とやりたい放題でした。なんか一部からはこの会場をこんなふうに使うなよ、と怒られそうな使い方だった気がしなくもないですが;、まあでも一般人からすれば「かわいいイラスト」「アップテンポの曲」ぐらいの認識にしかならないはずなので、まあいいかなーと思ったり^^。

というわけで、まあようやくいろいろと駆け抜けた数ヶ月間も終わりなわけですが、せっかくなので舞台裏をちょっとだけご披露、ということで、少しずつ Making な話を書いていこうかなー、と思ったりします。というか、これだけおいしい格好の blog ネタはないわけで;、もしかしたらこれから結婚される方のご参考になるかなー、ということでぼちぼち書いてみようと思います、はい^^。

# 実はこの結婚式の余波で仕事がめっちゃ忙しいので;、エントリはまったり書いていくつもりです。
# っつーか 11 月末締切の仕事、ホントに完成させられるのか激しく不安が....;;

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