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結婚式の作り方。その 3. 衣装選び。

というわけで、引き続き今度は衣装選びの話をひとつ~。

半年ほど前に会場を決めると、(3 ヶ月ほど前になって招待状の手配をするまでは)しばらくは何もやることがなくなります。しかしこの期間中に行う大きな作業が、新婦の衣装選び。特にレンタルの場合、良い衣装からどんどんなくなっていってしまう上に、自分たちが使ったホテルの場合には衣装選びの予約が取りにくいという問題もあって、とにかく早め早めで動くことにしました。

■ 和装選び

もともと今回の披露宴では、和装をチョイスして和装の結婚式にする予定でした。これは新婦の希望でしたが、私自身もどちらかというと和装の方がよいだろうと思っていた(← 自分に洋装が似合うとはちょっと思えず;)ので、さくっと決定。白無垢 → 色打掛のお決まり進行で、衣装を選ぶことになりました。

白無垢の方はほとんど決まりものなのでチョイスの幅も少なく、ほぼ即決定。色打掛の方は、最近の流行もあって選択に幅がありました。おおざっぱには色に幅があるので、まずはざーっと着てみてしっくりするものをチョイス。この辺、最初からある程度のアタリはつけていたのですが、着てみたらイメージが違う、というものがあるケースもあるので念のため着てみてチェックしました。いやはやホントに幅があるのですよ^^。まるでコガネムシみたいな光沢感のある色打掛まであるのでびっくり。

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# ちなみに新郎も結構やることが多くて、ひたすら写真撮影と情報整理
# 試着はとにかく枚数を着ることが重要なので、たくさん写真を撮影して、後から
# レビューできるようにしなければなりません。色打掛の場合には柄なども重要
# なので、前からの写真、後ろからの写真など、いろいろと多角的な撮影も必要。

幸いだったのは、古いホテルだったせいか、色打掛の種類が比較的多かったこと。最終的には無難どころの赤系のものからチョイスしたのですが、相当な点数があり、選ぶのにはそれなりの時間がかかりました。(といっても 3 回ぐらいですが)

また面白かったのは、色打掛は金額にびっくりするほどの幅があるということ。例えばウェディングドレスの方は、レンタル金額に幅がある、といってもせいぜい上の方でも 50 万円程度。ところが色打掛の方になると、平気で 250 万円とかもあったりする。十二単だとレンタルだけでも 1,000 万円クラスだとか;。良い織り物はとてつもなく値が張るのですよね。で、正直、遠目で見ていると織りの良さというのはなかなかわからないのですが、実際に着てみると重厚感が違ったり。しかもこのホテルで悩ましかったのは、ある一定以上の金額の商品は、一律同じ金額で借りられるようになっているところで、そうすると高い品物も相当リーズナブルにレンタルできてしまうので激しく迷いました;。まあこれは結局、お色直しをするという話になったために安い方のにしたのですが^^。

しかし参ってしまったのは、色打掛に限らず、試着は実物を見ないと色の感じなどが分からないというところ。写真やビデオを撮影したのですが、家に帰ってみてみるとかなり色がずれるのですよね。まあ最終的に残るのは写真なのでそちらを優先すべき、という考え方もあるのですが、初回こそは二人で行ったものの、2 回目からは新婦のお母さんも呼んで、三人で試着に行っていました。

というわけでなんとか色打掛もチョイスが終わり、早めに衣装決まってよかったねぇ、ようやく一段落……と思っていたのですが、新婦のお母さんから恐怖のひとことが。

「ドレスは着ないの?」

ええええぇぇぇええええ、という感じ(笑)。や、実は新婦自身はドレスが最初苦手で着ないと言い張っていたのですが、私が試着会でドレスを着てもらい(← 試着会だとドレスを割と簡単に着せてもらえる)、その写真をお母さんに送ったら大ウケだったのですよね;^^。今だからこそ笑い話ですが、当時は「ま、またこれからあの衣装選びをもう一度やるの??」みたいに茫然としてました(苦笑)。

■ 洋装選び

がしかし、いずれにしてもやり残しがないようにすることもまた結婚式ではとても大切。そんなわけで洋装選びに入ることに。白無垢 → 色打掛 → 色ドレス、という流れを想定して、まずは色ドレスを選びに行ったのですが。

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うーん、ダメじゃん;;。
やー、これは正直似合ってないと思うぞー;;。

というわけで 5~6 着ほど試着してみたのですが、なんかどれもイケてない感じで結局却下。まあ考えてみれば当然で、色ドレスって、色と形とサイズの三つがぴったり揃わないとダメなのですよね。貸衣装室にはそれなりの数のドレスがあるものの、この 3 つすべてが揃うものとなるとそうそうはないわけで、やむなくここは方向調整。いろいろと相談した挙句、結果的にはいっそ白ドレスでいいんじゃね? という話に。

# 本来、白無垢や白ドレスは挙式の衣装(純白)で、先方の家に入って色に染まる、
# というのが定型的なフォーマットなので、白 → 色 → 白、というのはホントはちょっと
# おかしいのですよね。がしかし過去の結婚式のデータを調べてみると、予想以上に
# 白無垢 → 色打掛 → 白ドレスというパターンが多かったり。今の時代はまあなんでも
# アリなのかも^^。

というわけで白ドレスも試着してみたのですが、試着した数、実に約 15 着;。いやはや、ぶっちゃけこんなに試着するつもりもなかったのですが、そもそもドレスなんてほとんど知らないためにいろいろ着てみて似合うものをとことん探した結果でこうなりました;。衣装室の皆様、手間がかかってホントにごめんなさい、状態;;。

そんなわけで最終的に候補に残ったのは以下の 2 つのドレス。

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実は左側のドレスが、一番最初の試着会で奥さんに着てもらったドレス。胸のハートカットがかわいいドレスで、なかなかこれを超えるドレスが現れなかったのですが、最後の最後になって右側のドレスが登場。こちらのドレスはシルクの光沢感がよく、重厚感がありながらもかわいいということで、満場一致でこのドレスに決定した次第でした。

しかしドレスのチョイスで本当に役に立ったのは、実はウェディングフェアでの試着、だったりしました。

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なぜウェディングフェアでの試着が有利なのかというと、このときは簡単なヘアメイクもしてくれるので、ドレスを着た時の全体のイメージが把握できるという理由。ヘアメイクの有無によってドレスの印象もかなり変わってきてしまうので、こういうヘアメイクもしてくれるフェアでの試着はとても有難かったです。……や、ホントは新規のお客さん向けのサービスだったとは思うのですが、こっそり使わせていただきました^^。

ちなみに、白無垢・色打掛・白ドレスともに、ヘアパーツなどのオプション類はすべて標準品だったりします。この手のオプション品は結構値が張るものなのでどんなもんかなー、と思ったのですが、ぶっちゃけそんなに変わらない、というのが実際のところでした;。例えば、白無垢で使うべっこうの場合、練りべっこう(偽物)と本物のべっこうの二種類があって、本物だとかなり値が張るのですが、見た目でどっちがホンモノなのかわからないワナ;。だったら別にそこまでしなくてもいいじゃん(掛け替えもたくさんあるし)、ということで、標準品で済ませることにしてしまいました。

なにはともあれ、かなりチョイスに時間がかかりましたが、振り返ってみると徹底的に選んだのはよかったかな、という印象。特に、毎回、奥さんのお母さんもお呼びして試着をしていたのですが、お母さん的にも満足度が高くなったようなのでそういう点でも良かったかも。や、着替えしている本人はものすごく大変なのですけどねー;。おつかれさまでした;^^。


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