2010年1月のアーカイブ

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さてさて、先日、社内でミーティングをしていたときのこと。プレス発表に備えて、マーケティング担当の人が、技術者の視点からアイディア出しをしてくれないかという話になり、私と同僚の二人がミーティングに参加したのですが、なかなか話が噛み合わない;。その原因は、端的に言えば、「多少不正確なところが入っていてもメッセージを単純化することで、マーケットに自社をきちんと認知させて仕事を取りにいきたい」というマーケティングの思惑と、「多少複雑でも技術的に正しいメッセージを出したい」という技術者の信念の違いによるもの。

まあこれ自体は良くある話なのですが、困ってしまったのはこの後のこと。私はどちらの言い分もわかるものの、このケースではマーケティング視点で話を進める必要があると思って視点を切り替えたのですが、同席していた同僚は「それは正しくない」の一点張り。いや確かに不正確ではあるけれども、一方で別に技術的に見てウソを言っているわけではない。単純化されすぎているが故に不透明な部分を含んでしまっており、結果として、一部のお客さんの立場によっては怒り出すかもしれない内容にはなっている。けれども、メッセージとしては単純明快でわかりやすい。

さて、このケースではどちらの言い分が正しいのか?
私はこのケースだと、マーケティングの担当者の言い分の方が正しい、と思うのですよねぇ。

私も技術者なので、同席していた彼の言い分もよくわかるし、できることなら技術的に正確なメッセージを伝えたい、という思いはある。けれども、技術的な正確性を突き詰めると、メッセージとしてどうしても難しくなりすぎる。結果として、ビジネスサイドからは「小難しい」と理解されず無視されてしまうことにつながってしまう。問題なのは、こういう状況に陥ったとき、声のトーンを大きくしたり、さらにそれを理解してもらおうとして説明を重ねること、だと思うのですよね。私はそういうことはしちゃいけない、と思うのです。

それはなぜか? 理由は単純で、お客さんに理解する努力を求めてはいけない、と思うのです。

表現上、ちょっと誤解を招きそうなので捕捉をするのですが、もちろん、お客さん側にも当然、理解する努力責任はあるし、その責任を放棄すれば、ビジネスチャンスは減る。けれどもそれはお客さん側の問題であって、説明する側が、お客さんに理解を求めるスタンスは間違っている、と思うのですよね。

例えば、学校の先生が、理解の悪い生徒に対して「理解しない生徒が悪い」と言ったり、あるいはいくら説明しても理解してくれないお客さんに対して「お客さんの頭が悪い」と言ったりして、はたして問題は解決するのか? 往々にして、仕事の現場ではお客さんを罵るような行為がよく見られるのですが、そんなことをしても問題は解決しない。大切なことは、問題の解決をお客さんに求めるのではなく、自分自身の問題として捉えなおすこと、だと思うのですよね。

だから、今回のようなケースでは、たとえ単純化したとしても、お客さんにわかりやすいように、お客さんの言葉で、お客さんのレベルに合わせて解説する必要がある。もちろんそれは技術的に不正確であったり、お客さんの立場によっては怒り出す内容になるかもしれないけれども、それは next step の問題として先送りして、まず 60 点でいいから点数を取りに行く、ということが求められると思うのです。

往々にして、相手の目線やレベルに合わせて話すことは技術者にとっては苦痛なのですが(いや私もイヤだなぁと思うことは多々ありますが;)、けれどもそうしなければ物事を前に進められないこともある。よい商品だからといって必ずしも売れていないことがあるのは、そういう意味でマーケットの目線に合わせられていないからだと思うのですよね。

相手の責任にすることは簡単だし気分もいいものですが、自分の問題として捉え直さないと進まない話も結構ある。その場その場の「正当性」「正確性」を単純に追い求めるのではなく、「結果が正しくなるように」柔軟に対応することが必要なんじゃないかなぁ、と思った今日この頃、でした;。

というわけで今日はこちらのお店をひとつ~。

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ええっと、最近久しぶりに大森のお客さんのところに行ったのですが、行きがけに立ち寄ったのがこちらの茶々というお店。お昼限定でしらすご飯を出してくれるお店で、食べログでかなり高評価なこともあって一度行ってみよう、と狙っていた次第~。

基本的には、しらすごはん+おかずのセットでだいたい 1,300 円~1,500 円ぐらい、とちょっと高め。まあもともとしらすが高いので当然なのですが^^、この日はあんまりおなかが空いてなかったので、あえてミニしらす丼を注文してみたり~。

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と、注文結果はこんな感じ^^。ごはん少なめの丼ですが、しらすはこれでもかというぐらい載っていて、あとはちょっとした漬物類などが充実、というシンプルメニュー……なのですが、食べてみると確かにこれは美味しい^^。なるほど評判がいいのも頷けるなぁ、という印象。お店は狭いものの小奇麗な定食屋さんという印象で、比較的ご年配の女性の方(しかも常連っぽい)が多かったのも印象的でした。

Web などで事前に調べたところ、結構混雑しているという話だったのですが、実際に行ってみるとそれほどの混雑でもなかったり。こういうシンプルなメニューがおいしいお店は嬉しいところですね。

っと、そういやこれを開封していないことに気がついたw。

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ええっと、先日のコミケで発売されていた、ECO のプレイチケット福袋。この福袋、すでに発売が終了しているプレイチケットを 50 枚 5000 円で販売するという微妙にあこぎな商売で、またの名を廃品処分というのですが^^、プレイチケットに含まれる 1 day チケットは 50 円相当の ShopPoint (課金アイテム購入権)に変換できるので、少なくとも 2500 円分は保障されている、という仕組みになっています。なので 2500 円でアイテムチケット約 50 枚を購入するというくじびきシステムになっているわけなのですが、さてどんなものが出るのやら?

というわけでさっそく挑戦~……といいたいところですが、いきなりこれを見て挫けそうになるワナ。

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っつーか多いよ;;(笑)。
いやいやこれを全部開封するのかと思うとちょっとげっそり、なわけですが;。、でもとりあえずがんばる~;。

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ふう~、なんとか終了^^。とりあえず結果としてはこんな感じ。

スーパーレア 7枚
レア 1 枚
ノーマル 42 枚

っつーかスーパーレア多くね?(笑) という感じですが、これはかなり運がよかったかも^^。紹介状が 3 枚ぐらい出てましたが、最近露店が暴落していたのはこれが原因かな?という感じ。

そんなわけで、とりあえずプレチケのコードを打ち込んで課金アイテム用のポイントに変換したのですが。

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これまた思わず苦笑い^^。いやー、確かにこうなるよねー^^。

# しかしこの後、ものすごーく頑張ってアイテムコードを打ち込んでいく必要が
# あるのですが、もうノーマルカードは捨てようかなぁ;。ちと大変すぎる;;。

ま、それはともかく。

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……もう一袋あるんだけどどーしよう;;。うーん。(笑)

相当久しぶりですがこちらを襲撃~。

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ええっと、月島にあるもんじゃ&お好み焼きの名店、もん吉。大昔にけろっちゃ氏やでじくま氏たちと襲撃したことがありますが、ここ数年来行ってなかったこともあり久々の訪問に。たまたまこの近くのお客さんに行ったときにお客さんから誘われてみんなで行ったのですが、やはり人数が多いとお好み焼きやもんじゃは楽しめますね^^。

がしかし、今日のエントリのメインはもん吉ではなくこちら~。

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ええっと、月島のもんじゃストリートの中になぜかぽつんと存在する、焼きたてメロンパンのお店、久栄。実はお客さんが「この近くにメロンパンのおいしい店があるらしい」という話をしていたので速攻でチェックして行った次第だったのですが、いやはやなるほど焼きたてだけあって香ばしい香りがあたりに充満。もん吉に行く前に立ち寄ったのですが、「帰り際でもお店やってるし、メロンパンもあるから行っておいで」とご主人に言われて、帰りがけに立ち寄った次第^^。おそらく、お好み焼き屋さんの帰りがけにたちよる人は結構多いのでしょうね^^。

そんなわけで購入してきたのはこちら~。

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ええっと、まずはメロンパンとアップルパイ。どちらも普通においしい一品でしたが、やはり焼きたてをそのまま食べればよかったと激しく後悔;。そしてもう一品がちょっと珍しい、メロンパンラスク。ハイラスク・ロイヤルというのが正式名称のようですが、ラスクの表面をメロンパン状に仕上げてある一品。お砂糖がしっかりまぶしてあってこれがなかなかにうまうま^^。

にしてもこのお店がうまいなぁと思ったのは、もんじゃ帰りのお客さんを狙い撃ちしているというポイント。 実際、行きがけだったら数人しか買わなかったのですが、アルコールが入っている帰りがけになると急に気分が大きくなるせいか全員がなにかしらの品物を購入。人によってはメロンパン 2 個+α、みたいな買い方をしている人もいて、いやはやこれは面白いなぁと思ってしまったり。でも単にそういう一見さん狙いというだけじゃなくて、ちゃんとおいしいメロンパンだったのが良かったところ。また機会があったら今度は焼きたてをその場で食べてみたいものです^^。

し、知らなかった……こんな便利なものがあったなんて><

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ええっと、これ、ワインオープナー。先日、実家に帰ったときに母親が使っているのを見て驚愕したのですが、これ、ワインの上のアルミ部分を簡単に切り取るためのもの。ソムリエナイフを使うとコルク栓を抜くのは簡単なのですが、上のアルミ部分をうまくはがすのが難しいのですよねぇ。

がしかし、これを使うと!

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きゅっと握ってくるっとまわす。以上w。
っつーかこんなに簡単に取れていいのかよ?! 状態^^。

いやー、これはちょっとびっくりだったのですが、なるほどこれはめちゃめちゃ便利。ただ、あまりメジャーなものではないのか、意外に取り扱っているお店がないのが難点。ワインのお店をいくつか回ったものの見つからず、最終的にはハンズで購入したのですが(っつーかこういうものの取り扱いはやっぱりハンズは強いですねぇ;)、こういう便利なアイディア商品は見つけるとなんか嬉しくなりますねぇ^^。

というわけで今日は彼女のご両親のお誘いを受けてこちらに行ってきたり~。

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ええっと、立川のフレンチレストラン、Restaurant 27(レストラン ヴァンセット)。なんでもオーナーが 27 歳のときにオープンしたお店のためにこの名前がついているらしいのですが、立川~八王子の界隈ではトップクラスのフレンチレストランなのだとか。一度は行ってみたいと思っていたのですが、今回せっかくなのでこちらに~、とお願いして行かせてもらった次第^^。

……だったのですが。
これがとてつもなく素晴らしい。っつーか激うま。

ちょっとこれは驚きまくりなランチだったのですよ、ええ^^。注文したのは、シェフのおまかせコース 5,250 円だったのですが、これが実に素晴らしい。

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まずはアミューズ。私は牡蠣が苦手なので変えてもらったのですが、ニンジンのムースにコンソメジュレを添えたもの。中にはウニが沈んでいるのですが、これが一品目から素晴らしい味。いきなりうまうまでどーするよ?状態^^。

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二品目のオードブルはジビエのテリーヌ。キノコソースやマスタードソースでいただく一品なのですが、これがまたお肉のうまみが凝縮されていて素晴らしい。食べている途中でレバーペーストがサーブされたのですが、これを添えるとまたちょっと違った味わいになって、何度も楽しめる一品になっていました。

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こちらは添えられていたパン。自家製のライ麦パンで、とうもろこしを若干混ぜてあるのだとか。

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三品目が白身魚のポアレ。ソースはエビなどの甲殻類だと思うのですが、添えられた白子や野菜との相性が見事。素揚げした大葉も非常にいい感じ。

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そして四品目が蝦夷鹿ステーキと牛フィレステーキからのチョイスだったのですが、私は牛フィレステーキをチョイス。これが超激うま。このクラスのステーキが \5,250 のコースでサーブされるということ自体びっくりで、肉のやわらかさはもちろん、濃厚なソースとの相性が抜群。ソテーされたフォアグラともバッチリ合っていて、いやはや素晴らしかった……^^。

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デザートはクレームダンジュ。最後まで見た目も飽きさせないデザートなのはさすが。

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そしてコーヒー。ちゃんとお菓子つきで、最後の最後まで楽しませてくれました。いやー、うまうま^^。

いやはや、これは正直びっくりな内容だったのですが、とにかくどれもこれも手が込んでいておいしいものばかり。給仕も非常に行き届いていて、女性二人がフロアをよく見ていてとにかく居心地よく過ごせました。12:00 にお店に入って、ゆっくりと 15:00 頃までお邪魔していたのですが、なるほどこれは立川界隈のフレンチのトップと言われて当然、という感じ。おなかも心もいっぱいになる素敵なお店でした。

ただ、難点はお店自体が小さいこと。席数 28 と少ないため、今日は予約だけでいっぱいになってしまっていた様子。平日はともかく、休日は予約を取らないとなかなか難しそうな気配でした。……というか、これだけの内容だったら当然そうだろうなぁ、という感じ。いやー、ホントに参りました;。

なにはともあれ、ホントごちそうさまでした^^。また何かの機会に使ってみたい一軒。けろっちゃ氏の奥様が東京に戻られたら、グルメ会のみんなで一度行きたいお店ですねー。

そんなわけで、着々と結婚準備を進めているのですが、最近まで知らなかった話をひとつ。いやまあ大の大人が情けない話ではあるのですが;。

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や、それは戸籍の話。実はそもそも戸籍というものが何かということ自体、今回結婚することになって調べてみて初めて知ったのですが、結婚は入籍とは全く違うのですね;。芸能ニュースとかでよく結婚のことを入籍と言っているので勘違いしていたのですが、基本的なシステムはこんな感じ。……おまえその歳にもなってそんなことも知らなかったのかYo!と複数方面から怒られそうですが;。

  • 戸籍とは、すごく簡単に言えば「日本国民について、親子関係、養子関係、兄弟姉妹などの親族関係を記録・証明するために使われている ID 管理システム」。出生から婚姻、死亡までの履歴がすべてここに記録される。(※ 引越しは記録されない。こちらは住民票で管理。)
  • 戸籍は、夫婦及びその子供が一つのまとまりになって記録されていく。(戸籍のコピーを取る方法が二つあるのはこのため。戸籍謄本とは、戸籍全部=夫婦+その子供全部のデータをコピーするもので、戸籍抄本とは、その中からある人のデータだけを抜粋コピーするもの。)
  • 日本国籍を持つ日本人同士が結婚する場合、それぞれの子供は親の戸籍から抜けて(=除籍)、夫婦二人で新しい戸籍を作り、そこに入る形になる。このとき、戸籍の筆頭者を決める必要があり、婚姻時にどちらの姓を選ぶかで筆頭者が決まる。子供ができたら、その戸籍に追加していく。
    ※ 新しい戸籍に入る、という意味では「入籍」なのですが、本来の入籍の意味は、例えば離婚した際に、奥さんが旦那さんの戸籍から抜けて、元の両親の戸籍に入り直すようなケースのことを指す言葉なのだとか。養子縁組も入籍の 1 ケースだそうです。また、日本国籍を持たない外国人の人と結婚する場合には、「婚姻」はするけど「入籍」はしない、といった形になることもあるため、婚姻と入籍は必ずしも一致していないそうです。
  • 夫婦で新しい戸籍を作る場合には、本籍地を決める必要がある。もともと本籍とは、その人たちが住んでいる土地の地番を戸籍の ID として使おうとするものだったそうですが、現在ではその風習が消え、新しく戸籍を作る際にどこでも好きな場所を選べるとのこと。このため、皇居(千代田区千代田1番地)を本籍地にしている人も結構いるのだとか。人気スポットは北方領土とか竹島、尖閣諸島、ディズニーランドとかいろいろあるそうです(笑)。しかし戸籍謄本/抄本を取るときのことを考えると、なるべく身近なところが便利。
  • 婚姻と戸籍操作は必ずしも一致しない。日本国籍を持つ日本人同士の結婚であれば上記の通りだが、外国人などとの結婚の場合にはこの限りではない。

整理してみるとわかりやすいのですが、要するに、日本人は日本国籍(=戸籍)で ID 管理されており、1 つの戸籍には 1 組の夫婦しか入れない、という仕組みになっている。実際に戸籍謄本を取ってみてわかったのですが、確かにすでに結婚している妹は除籍していて(といってもレコードが削除されているわけではなく、「除籍」マークがついているのですが)、家からいなくなっている、というのが明示されている。なるほどこれは親としては切ないだろうなぁ、と思った次第。

それにしても意外に困ってしまったのが、上記の情報が書かれているページが少ないこと。いわゆる結婚情報サイトなどを見ても書いてないし、Wikipedia は逆に詳しすぎるので、結局普通に検索して調べたのですが、戸籍というのは不思議なシステムではありますね。というのも、今でも「嫁に行く」「嫁に出す」「○○家に嫁ぐ」的な感覚がどこかに残っているし、「結婚は家同士の問題」、などとよく言われる。けれども、戸籍というシステムでは、どちらの子供も親の家を出て、新しい家を作る形になっているのですね。そして仕組み上では、戸籍=ひとつの家、という形なので、婚姻によって、親の庇護から抜けて新しい家を作って独立する、という形になっている次第。なるほどなぁ、と。

こういうシステムのことは結婚のことがなければ調べようとも思わなかったですが、実際、自分の両親や彼女のご両親などの様子や発言を見ていると、昔ながらの風習や考え方と、今どきの考え方などとの狭間で揺れ動いているような印象もありました。自分的な感覚(今どきの感覚)としては、別に結婚したからといって偉いわけでも人間が変わるわけでもない、と思っているのですが、世代感覚として、祖母が死ぬまで私に対して「男はどんだけ稼いでも半人前、結婚して初めて一人前」と言い続けていたのも、最近随分とわかるようになってきた気がします。いろんなものが変わっていく過渡期ゆえの問題なのでしょうが、なるほど戸籍ひとつとってもいろいろあるものなのですねぇ。

うおおお、これは素晴らしい一冊。

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講談社 BOX ブランドで出版されている一冊、雷撃☆ SS ガール。少し前に Web 拍手で教えてくださった方がいて、せっかくなので読んでみたのですが、

これが実に素晴らしい。
いや内容が面白いだけじゃなくて、なかなかに素晴らしいじゃないですか^^。

「そうね。この人間社会、昔も今も、お金の大本が世界の頂点。
ほとんどの大衆は、お金を創るのは政府の造幣局だと誤解してる。
でも実際には、頂点に君臨する一握りの金融資本家がお金を創るのよ。
もし人類が後1000年文明を維持することができたなら、
後生の歴史教科書にはきっとこう記述されるはずだわ。
『産業革命以降300年に渡って人類は、貨幣システムを媒介にした
持続不可能な奴隷制度を採用していた』ってね」

この本、体裁こそライトノベルの形式を取っていますが、中身はれっきとしたビジネス書。特に昨今のお金がお金を生み出す金融ビジネスの歪みを見事に捉えていて、体裁のゆるさとは裏腹に、内容そのものは「へぇぇぇ」と頷きまくること請け合いの内容になっています。

「いいことジン? せいぜい渡したちに出来ることっていったら、
他の投資家を喰っているという事実を、肝に銘じておくことよ。
『自分が儲かったのは努力したからだー』みたいな短絡思考に陥らないことね。」

ストーリーラインは、人類史上最高の IQ を持つと言われるリンという少女(ヒロイン)が、零細ダイレクトメール企業を足掛かりにして世界征服をたくらむ、というもの。世界征服、といっても世界を支配することが目的ではなく、現在の歪な経済システムをいったん破壊し、300 年に渡って持続可能なシステムを再構築しようというもの。……なのですが、明かされていくその手法には舌を巻くこと請け合い。

いやはやこれはいったいなんなのだろう、と思ってあとがきを読んでみると、なるほど納得、この著者の方はもともと文筆業出身の方ではないのですね。どうりで文章が硬くてぎこちないと思ったのですが、本業は様々なビジネスを手がける会社の経営者。しかもこの作品に登場する数多のビジネスはこの著者自らが関わってきたものだそうで、なるほどどうりでリアリティがあるはずだなぁ、と思ってしまったり。

しかしなぜこの方はこんな本を書こうと思ったのか? 著者の至道流星さんはあとがきの中でこんなことを書かれています。

普段の仕事を通して、あまりに酷いモラルハザードを間近に見ることがたくさんありました。
本当に由々しき事態です。そんな中、「なんかもうこの世界、ダメだな……」という想いがつのり、
「ならばこの世界を変えるため、自分にできる最適で最短な方法は何だろう?」と模索すること一ヶ月…
どういうわけか、小説を書いてみることにしたのです!

あー、なるほどと納得。ビジネスの世界でたくさんの人と関わっていると、確かにモラルハザードと思しき事態というのはホントにたくさんある。特に、お金でお金を稼ぐ金融ビジネスは、一般投資家からお金を搾取する見事なシステムで、いわば現代版の「成金」を生み出しているような側面もある。最近、リーマンショックからの流れで崩壊しかけている経済を指して、子供たちの世代に誇れるモラルのある仕事をすべきだ、といった論調をテレビで放送しているのを見てちょっと驚きましたが、モラルのある仕事をする、というのは実際問題としてとても大切なこと、だと思うのですよね。

非常に読みやすい切り口で、わかりやすく「この世の経済の仕組み」を解き明かす本書のアプローチには舌を巻くことうけあい。大人も子供も楽しめる経済書という意味では、有名なビジネス書「ザ・ゴール」に近いものを感じました。非常に素晴らしい一冊なので、興味を持った方はぜひ一読してみてください。

# ちなみに読み終わった方にはこちらがおすすめ。原作者による解説があります。

先日購入したペットボトル加湿器、その後もつらつらと使っているのですが、なにげに困ったことが発生。

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や、なにかというと、ペットボトルがなぜかひしゃげるのですね。2~3 回使っただけでペットボトルがぐちゃっ、という感じ。最初はスチームの蒸気があたって変形しちゃうのかとか、あるいは水を吸引するときに減圧されてひしゃげるのかとかいろいろ想像したのですが、実は理由は単純で、

  • 加湿時に、加熱した水が逆流してペットボトルの中に戻る。
  • その熱湯によってペットボトルが変形。

というもの。加湿中はペットボトルが「あちち」状態になっちゃうのですね;。しかしさすがに数回単位にペットボトルを取り替える必要がある、という話では、ペットボトル飲料を購入する費用が高くついて仕方がない。……ああ、そうだこの手があったと思いついたのは。

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これだw。

や、要するにホットのペットボトル飲料なのですが、見事に読みどおりでこれを使うと全く変形しない。これで無事に使えるようになった……のですが、問題点は容量。ホット飲料は 350ml タイプのしかないので、持続時間に問題アリ;。ま、これでも十分使えるのですが、ちょっと不便ではありますね。

や、私は結構なラーメン好きなのですが、池袋界隈には気に入ったラーメン屋さんが少なかったりします。ここはラーメン激戦区のひとつと言われるのでお店自体は多いのですが、やはりこれは開拓不足なのか?!とも思うので、いくつか回ってみようかと思ってみたり。

まず回ってみたのは博多天神~。

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博多天神の直営チェーン店のようで、お値段は博多価格で \500 と激安。とりあえず私はのりとネギのラーメン \750 を注文してみましたが、味の方はというと……うーん、ちょい微妙^^。お値段を考えれば十分に及第点なのですが、なんとなくスープに雑味がある感じでもったいないという印象。ただ、飲み会の後に気軽に立ち寄るラーメン屋としては値段も手軽、店構えも気軽でよさそうなので、使い勝手はいいかもしれません。

そんなわけでついでに近場で評判のよさげなお店もハシゴしてみた~^^。

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次に訪れたのは、鶏の穴というお店。ここは鶏ベースのスープと鶏肉をふんだんに使ったラーメンを出しているのですが、ひとくち食べてみてびっくり。というか、味がコーンスープのようなこってり濃厚スープなのですね^^。そぼろとスープの相性が抜群で、いやこれは確かにうまいなぁと感心。ただ、これはラーメンなのか??という疑問もあり^^、どちらかというとラーメンを大幅にアレンジした創作料理、みたいな印象も受ける一品ですね。

この界隈だと一蘭という有名なラーメン屋さんがありますが、やはりあそこの味が抜群なのでどうしても比較しちゃうのは確か。あのお店は複数人で入るには最悪ですが、一人で黙々と食べる分には確かにおいしい;。あのクラスの味を持つラーメン屋さんがもっとあるといいんですけどねぇ。うむむ。

―――生きていてほしい。
―――どんなことがあっても。

というわけで今日はこちらのインプレをひとつ。

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「とある飛行士への恋歌」のシリーズ最新作、vol.3。いよいよ物語が動き出す 1 冊になるわけですが、本屋で見かけてゲットしてからというもの思わず一気読み。っつーかこれはまた素晴らしい 1 冊じゃないですか。

リードにある通り、もう言うまでもなく誰かが死ぬ物語。しかし、問題なのはその事実をどのような形で描くのか、というポイント。あっさりと人が死んでいく「戦場」と、のどかな学園生活という「日常」との対比を細やかな筆致が見事に描出しているあたりは、当然といえば当然ながら、実に見事という印象でした。

それにしても、このストーリーがこうやってつながっていくのか、というのはかなり感慨深いものがあったり。いやはや、設定の細かさも見事ですが、まさかこういう展開で前シリーズとつながってくるとは驚き。果たしてこれからどんな展開になるのかはわかりませんが、期待して次の巻を待ちたいところです。

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というわけで久しぶりなのですがパン焼いた~♪ や、最近あんまりホームベーカリーを使ってパンを焼いてなかったのですが、久しぶりにパンを焼いてみたり。いや、なぜわざわざそんなことをしたのかというと、実はこれだw。

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サントでパンだ。
おおお、なんと甘美な響きw。(違)

って、これ、最近コンビニなどで見かけるようになったサンドイッチのランチパックを自分で作れる装置。あれはメーカーで機械を使わないと出来ないのだろう、と思っていたのですが、実は自宅でも出来るのですね。まあ製品名に惹かれたというのが真相ですがw

では使い方。まずは下準備として、パンのスライスと中身の具材を用意します。

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そしたらパンにはさんで....

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えいやっとプレスするだけ。

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非常に面白いのは、必要なのはパンを温めておくことだけ、という点。この機器は本当に圧力をかけているだけで、特に何かそれ以上のことをしているわけではないのですね。ところがパンを温めておくとそれだけでぴたっとくっついてくれる仕組み。あとはまわりを落として完成~^^。

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おおおお。こんなに簡単にできるのかwww。
いや~、かなり楽しい^^。

そんなわけで、まさかこれがこんなに簡単に作れるものだとは思いませんでしたが、難点としては 2 つ。ひとつは密度の高いパンを焼かないと、具をはさんだときにパンがヘナヘナになって崩壊すること、もう一つはあまり大量の具を挟み込むとうまく圧力をかけられないこと。前者はドライイーストを少し減らして固めのパンを焼けばよく、後者は具の量を少なめにすればすむ話なのですが、うーん、それはそれでちょっとさびしいなぁ、という印象。具材をはさむことよりも、ジャムとかを塗るほうが適しているのかもしれませんね。

にしてもかなり楽しかったのは事実^^。今度はちゃんとたくさんパン焼いて、お弁当でも作って会社に持っていきますかねぇ~。うむむ^^。

そうそう、この話を書き忘れてました;。

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先日ですが、新宿京王デパートで開催されている有名駅弁大会に参戦~。200 を超える駅弁とグルメが集まるというもので、たまたま通りかかったときに気になって行ってみた次第。さてはてどれを食べるかなぁと迷ったのですが、見た感じ、すぐに買えてそこそこ行列ができているこちらに挑戦~。

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その名も「牛丼どまん中」。米沢駅の駅弁らしく、まあ簡単に言えば牛丼なのですが、面白いのは半分ぐらいが牛肉のそぼろ丼になっているという点。このそぼろがなかなかに美味。牛丼だけだと飽きが来ますが、両方が乗っているというのがいいところですね。

……とまあ普通に満足していたのですが、先日、出張で大宮を通過して苦笑い。
っつーか、この駅弁、普通に大宮駅で売ってるじゃないですか(笑)。

いや~、山形はそうそう行かないよなぁ、と思ってチョイスしてみたのですが、今は割とどこでもモノが買えるものですねぇ。まあおいしかったことには変わりがないのでいいんですけどね^^。

というわけで今日はこちらの話題をひとつ~。

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ええっと、昨日開催された、田村ゆかりんのライブツアー "Princess a la mode" の千秋楽公演に、彼女とでじくま氏の 3 人で参戦~^^。いやはや、まあなにはともあれ言わせてください。

うあ~、さすがに疲れた~^^。
いやまあ心地よい疲れではありますけど、それでもやっぱり疲れた><。

昨日はそのままばったりと倒れてしまったので、今ごろになってエントリを書き始めた次第。ツアーの内容そのものは、年越しカウントライブの内容とそれほど違いがないので、ここでは今回の公演に限った話をつらつら書こうかと思います。

まずは会場。横浜アリーナはだいたい 1 万人規模の参加者を収容できるのですが、ゆかりんがステージ上でちらっと数字をもらしたのでだいたいこの数字で正しいのでしょうね。がしかし、会場に入ってみると「あれ? 意外と小さい?」という印象。1 万人規模の会場が小さいはずがない(&実際小さくない)のですが、こういう場所に来ると遠近感が妙に狂ってしまうせいで小さく感じてしまうのでしょう。がしかし、実際に始まってみればピンクのサイリュームはやはり圧巻。さすがに規模が大きいこともあって、ちらほらと青や緑のサイリューム、あるいは UO (ウルトラオレンジ、輝度の高いオレンジのサイリューム)も混ざっていたのですが、それでも十分な揃い具合という印象でした。

# にしても笑ってしまったのが、会場で、彼女のお友達にばったりと遭遇したこと。
# しかも全力でお出かけ洋服を着込んでいた(ピンクのコートに白ウサギ)ので「おおおお」状態に^^。
# いやはや、あの会場規模で偶然バッタリというのもびっくりな確率なのですが^^。

そして懐メロコーナーは、な~んと、ラムのラブソング(笑)。いや実は高橋留美子系列は来るかなーとは思ったのですが(世代的にスタッフ陣がファンだった可能性が高かったので)、ゆかりんの持ち味とはちょっと方向性も違うよなぁ、と思ってたので予想から外していたのですよね。いやはやこれはやられました、という感じ^^。それにしても直前の MC の前振りは、事前予想のキャンディキャンディへの変化球だったのかどうなのか(← キャンディキャンディには「ひとりぼっちでいると~、ちょっぴり寂しい~♪」という節がある)。まあ真相はわかりませんが、ちょっと流れ的に笑ってしまいました^^。

# でもラムのラブソングは正直ゆかりんの声質には合わないな、という印象。
# 原曲がもっと艶のある声なので、甘ロリなゆかりん声だとちょっと無理がありますね^^。

セットリスト的にはやはり最後の You & Me がとにかく大盛り上がり。この曲、しょっぱな一曲目の曲だったのですが、さすがはツアー、とにかくラップコールのそろい方が尋常ではなくてムチャクチャびっくりだったのですよね。それがオーラスのダブルアンコールでまさかの motsu さん降臨。「一緒に歌おうぜ!」の呼びかけに観客席は絶叫の嵐に。いやー、私も彼女そっちのけで全力で叫んでましたよ、ええ。(ぉぃこらw)

それにしても、今回のステージ全体を通してなにより思ったことは、とにかくすべてのお客さんをこの上なく大切にした公演だった、ということ。や、確かにゆかりんはお客さんを大切にするという、ものすごく当たり前のことをきちんとし続けることによって、お客さんと共に成長してきた声優さんではある。けれど、それにしたって、ダブルアンコール後の観客席とのお別れの挨拶のために、30 分以上もかけて丁寧に客席ひとりひとりを見て挨拶していくというのは凄すぎる。1 万人前後の観客を動員するライブでそれをやってのけること、それがゆかりんの凄さなのですよね。

もちろんこの姿勢は、挨拶のときだけではなくステージ構成にも現れている。特に見事だったのは、ステージ後方にもお立ち台を作って、前方と後方の二ヶ所のステージを使う形で公演を進めたという点。しかも 2F 席などから見難くなることも意識してか、きちんとステージ台を持ち上げられるようにしていた点も凄い。今回は割と後方の席だったのですが、こういうサプライズがあるとは思っていなくてかなりびっくりでした。(このためにセットリストも順序を入れ替えていました。) これ以外にも、鉄砲を使ってぬいぐるみを投げるなど、ステージ後方の遠距離恋愛席の人たちにも楽しめる配慮が随所になされていて、ホントによく頑張ってるなぁと感心してしまいました。

当たり前のことなのですが、お客さんを大切にしない仕事に未来はない。ゆかりんは生まれつき何か特別に秀でた才能があったわけではないと思うのですが、お客さんを大切にするといった、人間として当たり前のことをきちんと普通に出来る子なのですよね。しかもどれだけ成長しても決してその軸がブレず、決して奢ることなく、誠実さを守り続けることができる。私と一緒に参加した私の彼女いわく、客席への気遣いがとにかく行き届いていることに非常に感心していたのですが、ゆかりんの実直さや真面目さ、そしてひたむきな努力が長い年月をかけて実を結び、ついには横浜アリーナでの単独公演へつながったのでしょう。本当に文字通り、お客さんと共に成長してきた声優さん、なのでしょうね。

ダブアン後のラストの締めの言葉で「本当にゆかりは幸せ者です」としみじみと語っていましたが、その幸せを作り出したのは、ゆかりん本人の人柄や生き様、在り方によるものでしょう。いやはや、本当にどこまで成長していくのかまったく見当もつかないですが、これからもぜひ頑張っていって欲しいものです。

blog 書きが間に合わない><。というわけで今日はとりあえずワンパス~;。
年明け早々こんなことしてどーするよ;。ううっ。

というわけで先日の話ですが、ついにこちらを導入してしまったり^^。

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ええっと、Acer の Aspire easyStore H340。これ、家庭向けのホームサーバ製品である、Windows Home Server が組み込みでインストールされたマシンだったりするのですが、

これがめちゃめちゃ面白い。
っつーか利便性含めてこれはかなりイケてる、という印象^^。

見た目はこんな感じ~。

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見た目はなんか NAS みたいな感じだし、モニタも接続できないのですが、中身はれっきとした Windows サーバ。Windows Home Server という製品はあまりご存知ない方も多いでしょうが、Windows Server 2003 にカスタマイズを加えて作られた、家庭用サーバ製品で、以下のようなことができます。

  • クライアント PC の自動バックアップ(Windows XP, Vista, 7)
  • ファイル共有
  • メディアサーバ
  • プリンタサーバ(※ やや特殊)
  • ネットワーク監視
  • 稼働時間監視

この中でも特にメリットが大きいのがクライアント PC の自動バックアップ。各クライアント PC に Windows Home Server のエージェントとなるツールをインストールしておくと、夜間に自動的に PC をスリープから復帰させてバックアップを取得し、再び PC をスリープに戻してくれる、というもの。初回は少し時間がかかりますが、2 回目以降は差分バックアップが行われるためバックアップ時間も短くなります。しかも素晴らしいのが、標準の Windows のバックアップに比べて、バックアップ取得が確実(っぽい)という点。標準のバックアップを使っていると比較的簡単によくコケるのですが、Windows Home Server のバックアップはなかなかコケない、というメリットが。しかも Windows Vista や 7 の Home Premium などのバックアップも取れるので、バックアップ目的で上位エディションを購入するぐらいならこちらを購入した方がいい、という感じだったりします。(ちなみにリストア時は添付 CD-ROM から起動したのち、ネットワークストリーミングでデータが復元される、という仕組み。)

そして次に面白いのがファイル共有。や、ファイル共有自体は別段珍しいものでもないのですが、Windows Home Server のファイル共有の面白いところは、増設されたディスクドライブを自動的に仮想化してくれる、という点。具体的なやり方としては、まずドライブベイを開け....(ちなみに増設に関しては電源入れっぱなし状態でやってしまって OK)

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そのあと、ケースに HDD を取り付けて(ネジやドライバは不要)、再び本体に戻し、ツールから追加ウィザードを動かす。たったこれだけ。

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こうすると、増設した HDD を自動的に既存ドライブとマージして、ひとつのディスクストレージシステムとして扱ってくれます。通常の HDD 増設だと、個別のドライブとして扱われてしまいますが、自動的に一つのディスクとして束ねて扱ってくれる、というのがポイント。

しかもそれだけではなく、データの二重記録がサポートされているというのも大きなポイント。共有フォルダ単位に複製を指定でき、複製を指定しておくと、物理的に別の HDD に二重書きしてくれる。結果として、HDD が 1 個破損しても、データが壊れずに済む、という仕組みになっています。

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加えてこの仕組みのいいところは、ドライブは市販の SATA HDD ならなんでも使えるという点。一般的なコンシューマ向け NAS の場合、ドライブについてはメーカー指定のものでないとダメ、といった制限がついているものや、4 台ともすべて同一 HDD でないとダメ、といった制限がついているものもありますが、Windows Home Server の場合はそうした制約は一切なし。極端に言えば、あまった HDD をとりあえず放り込んでおけばいいわけで、なかなかに経済的なシステムでもあります。

さらに Windows Home Server ではリモートマシンの監視機能も充実。例えば各マシンの稼働時間をグラフ化して表示してくれる機能もあったりします。

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また、マシン本体にはネットワーク監視機能もついていて、ネットワーク上のマシンのいずれかに異常が見つかった場合には、インジゲータを赤マークにして教えてくれます。(写真の色がずれているのでちょっとわかりにくいですが;) ちなみにこのときはネットワーク内のあるマシンのウィルス定義ファイルが古くなっていたためにインジゲータがついたという次第。いやはや、よくできています。

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ちなみにマシンそのものはカスタマイズされた Windows Server 2003。このため、リモートデスクトップ接続によりマシンにデスクトップログオンすることもできます。リモートデスクトップで接続した後で、プリンタドライバをインストールしてネットワーク共有すれば、このサーバを普通のプリントサーバとして使うことも可能になります。(← ここだけは管理ツールからさくっとできないのですよね;。リモートデスクトップログオンしてから、というのはちょっと力技すぎるという感じ;。)

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とまあこれだけあれこれいろいろ機能がついていながら、お値段の方は約 \40k 程度(1TB モデル)。ここに 2TB のストレージを追加しても \50k ちょっとで済むわけで、いやはやこれはいい買い物だなぁと思ってしまったり。特に、PC のバックアップ機能とネットワークファイル共有機能はとてつもなくよく出来ていて、この二つのためだけにこの製品を購入しても損はない、という印象。家の中のマシン数にもよるのでしょうが、私のところのように 4 台程度以上のマシンがあるのであれば、積極的に導入してもよいと思いました……というかなんでもっと前から購入しておかなかったのか、と激しく後悔;。

# ちなみにこの製品を導入したので、以前に購入した BUFFALO の NAS は引退~;。

自宅にちょっとマシンがたくさんありすぎるという方にはぜひおすすめしたい一品。ちなみに、Windows Home Server は自作するという方法もありますが、この Acer のマシンがとてつもなくよく出来ているので、これを購入するのがおすすめ。や、実は実家に導入を薦めたのですが、あまりにも良すぎて後追いで自分でも購入した次第。一見するとちょい高めな製品ですが、機能的にみれば十分にお釣りが来る、と思います。興味がある方はぜひ調べてみてください。

というわけで今日はおみやげ話をひとつ~。

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ええっと、これ、上善如水(じょうぜんみずのごとし)のひとつ、「月の上善如水」。実は先日、彼女の実家に伺った折、お祖父さんが上善如水がお好きという話だったので、ちょっと風変わりな上善如水がないかな~と思って探したところ、これを見つけて購入した次第^^。

上善如水には「12 ヶ月の上善如水」と呼ばれるシリーズがあって、季節感あふれる上善如水を販売しているのですが、その中の秋のシリーズがこれ。……ってお正月のおみやげに秋ってどうよ? というツッコミは激しくあるのですが^^、あまりにもボトルのセンスがよかったので思わず手が伸びてしまった次第。いやはや~、ステンレス製の枠にハマる形でボトルがデザインされているのですが、飲み終わった後に飾っておいてもいい感じな一品ですね、これ。

ちなみに上善如水には新年用のお酒もあってそれも持っていったのですが、デザイン的にはこちらの方が圧倒的に上、という印象。いやはや、たぶん中身のお酒の味はあまり変わらないと思うのですが、見た目で楽しめるお酒というのも楽しいですね。秋ならいっそう楽しめるお酒だと思うので、プレゼント用に知っておいて損のない一本、かもしれません^^。

ふと気付いたら、年末年始のときのゆかりんライブ襲撃時に購入した明太子が微妙に賞味期限切れ状態に;。いやこれはさすがにヤバいだろう、ということで食べてみるテスト~。

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さてどうやって食べようかなー、と思ったのですが、ここはお手軽に明太子スパで手を打つことに^^。以前、マヨネーズと明太子を和えた明太子スパを作ったのですが、今回は和風にしてみることに。具体的には、明太子にごま油、しょうゆ、コショウを加え、大葉やネギ類を加えてまぜるだけ~。

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というわけで食べてみたわけですが、これがなかなかにうまうま。超お手軽レシピなのですが、ごま油の風味が出ていてこれが非常においしい^^。いやはや、簡単レシピではありましたがかなりイケてる感じでした。

# にしても明太子って結構高いものなのですねぇ^^。自分では買ったことなかったし、
# デパ地下でもそれなりに高いなぁとは思っていたのですが^^。

ちなみに残った明太子はマヨネーズと合えたりそのままクラッカーに載せたりして食べたのですが、やはりおいしい明太子はどうやって食べてもおいしいものですねぇ。

というわけで今日はこちらのインプレをひとつ~。

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えと、アラタカンガタリ vol.5。以前にも紹介したことのある、渡瀬悠宇さんの連載モノの最新刊。門脇が異世界側にやってくる、という展開はベタ展開ではあるのですが、ややルールブレイク的な展開でもあって、なるほどそう来たか~、と思ってしまったり。

にしても織部実名(おりべいみな)がどんなキャラなのかは激しく気になるところ。ただのヒロインというわけでもなし、意味深すぎる名前を含んでいることを考えても相応な立ち位置なのでしょうが、情報が少なすぎてまだなんにもはっきりしない感じではありますね。

週間ものなのでそれなりに連載ペースは速いですが、とはいえなかなか先が見れなくてじれったいのも確か(笑)。早く次の巻が出て欲しいところですねぇ^^。

っと、しまったこれをエントリ化してなかった><。

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ええっと、MELOX マスクメロン~。先日いただいたクラウンメロンに引き続いてまた頂いてしまったのですが^^、果たしてこちらの MELOX メロンは?? という感じ^^。ちなみに調べてみたところ、MELOX マスクメロンは静岡県温室農業協同組合のものだそうで、MELON と X(未知数)の二つの名前を掛け合わせて、未知の可能性を持ったメロン、という意味を持たせているのだとか^^。

まー、名前の由来はともかく、勝負のポイントは当然味だw。というわけで試食~。

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結論。うまい;;。(笑)
ううっ、先日のクラウンメロンと甲乙つけがたい見事な味じゃないですか~^^。うまうま^^。

いや~、ちょっと熟し方が足りなかったかな? という印象ではありましたが、味の方は見事。ちなみにさすがに自分だけでは食べ切れなかったので実家に持っていって実家の家族で食べたのですが、メロン星人のリアルマイシスターもメロンの味に誘われてやってくるワナ(笑)。そんな妹も満足する味でした。いやはや、見事。

それにしてもこのクラスのメロンになると、ホントになんにも手を加えずにかぶりつくのが最高の贅沢、という印象。いやはや、いつもながらごちそうさまでした~^^。

う゛、私、疲れてる?;

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や、コーヒーを入れようとしたわけですが、あけてみてびっくり、コーヒーの粉を入れ忘れた次第;。ちなみにネタでもなんでもなくてホントに入れ忘れたのですが;;、いまさら入れなおす気も起こらず……と思ったときに、おおそうだ、これがあるじゃないかと思い出したり。

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えーと、実家からわけてもらったコーヒー。なんか実家でもらったらしいのですが、でも飲みきれないので、というわけで一部おすそわけ。さっそくあけて使ってみる~^^。使い方は簡単で、まあいわゆるドロップコーヒーなのですが。

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とりあえず試飲~。

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う゛、これは確かにうまい^^。ちなみにコーヒーは "ANTICO CAFE GRECO"、カフェグレコというイタリアの老舗のカフェのものだそうで、いやそりゃうまいよなぁと思ってしまったり。いったいいくらぐらいするんだ……と調べてみたところ、だいたいドリップ 1 個で 400 円~ 500 円ぐらいの様子。ひぇぇぇ;;。

なんか環境的には優しくない感じのするドリップコーヒーですが;、でもまあおいしいのは確か。ありがたくおいしく頂戴することにします^^。

というわけで今日は遅ればせながらの実家での新年会。彼女と一緒に自分の実家に行ってきたわけなのですが、新年会といっても実質的にはおしゃべり会のようなもの。食事を囲みながらみんなでわいがや、というパターンなのですが、とはいえメインディッシュは豪勢なシロモノ。今年の食事はこちら~。

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ええっと、道頓堀 今井のお取り寄せグルメ、うどん寄せ鍋セット~。これ、ネット通販で購入可能なうどんすきセットで、主な具材としては、ほたて、エビ、鶏肉、つみれ、穴子、しいたけ、白菜、京人参、がんもどき、えのきだけといったところ。これらとだし汁、うどんなどがセットになっているもので、鍋さえひとつあればその場で高級うどん寄せ鍋が楽しめる次第。そんなわけでさっそくお鍋~。

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というわけで実際食べてみたのですが、これがうまうま。や、たかがうどんの寄せ鍋だろうと思うわけなのですが、だし汁がなかなかの絶品で、これがめっちゃうまうま、なのですよ^^。具材はどれもシンプルなのに非常に味が深く、もみじおろしやネギを入れただし汁と非常にマッチ。ちなみにお値段的には 1 人前あたり約 5,000 円と多少高めですが、実際に食べてみると十分その価値がある、という印象。分量的にもかなり多くて、ちょっと食べきれないぐらいの量でした。今回はとても無理でしたが、終わっただし汁を雑炊などにしたらめっちゃ楽しめそう^^。これは実に素晴らしい味でした。

通販されるものだけで材料がすべて揃っており、自前で用意するものは鍋だけ、といったところも高ポイント。おもてなしグルメとしてぜひ知っておきたい一品、という感じですね。いやはや、ゴチでした^^。

部屋の片付けしてたらエントリまた上げ忘れた;。うむむ、どうもいかんなー、と反省;。

とまあそれはともかく、部屋の片付けをしていたら、さきほどでじくま氏からメールが。今日は名古屋でゆかりんライブなのですが、懐メロコーナーの選曲があんみつ姫(恋はくえすちょん)だったとのこと。いやはや、前回のクリィミーマミといい今回のあんみつ姫といいドンピシャで当てた自分がいるわけですがw、こうなるとやはり考え込んでしまうのは千秋楽となる来週の公演での選曲。ここまで出た曲は....

  • キューティーハニー
  • 魔法の天使クリィミーマミ(デリケートに好きして)
  • あんみつ姫(恋はくえすちょん)

なんですが、だとすると以下のあたりかなぁと推測。

  • エスパー魔美(テレポーテーション~恋の未確認~)
  • きまぐれオレンジロード(鏡の中のアクトレス)
  • キャンディキャンディ/花の子ルンルン
  • ダーティペア(ロシアンルーレット)
  • うる星やつら(ラムのラブソング)

おそらく筆頭候補はエスパー魔美で、知名度やコールの観点からベストチョイスではないかと推測。ただ、ここまでの選曲が割とマニアックなことを考慮すると、趣味に走った選曲をしてくることも考えられる。そういう観点だと筆頭候補がきまオレ、あとは堀江美津子さんの曲、ダーペア、うる星あたりも候補に挙がってきますね。(この辺は世代なんですよねぇ……(笑))

個人的には、スプーンおばさん(夢色スプーン)とか、ようこそようこ(陽春のパッセージ)あたりが来たら絶対に泣きますが^^、ただ、ここまでの選曲見てると、選曲してる人、多分、アニオタではないですねぇ……。

ま、なにはともあれ来週はどんな曲が来るのか楽しみですよ^^。

というわけでこれ買ってきたw。

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Planex の無線 LAN ポケットルータ、MZK-MF150B。今まで使っていたのは友人からもらった BUFFALO の Air Station G54 という機種だったのですが、この機器は暗号化方式として WEP しかサポートしてしないので、セキュリティ上の問題があるのですよね;。今までは基本的に滅多に使っていなかったのでよかったのですが、VAIO X を導入してからさすがに無線 LAN がないと不便で仕方がないのでさくっと購入してみた次第。

まずびっくりするのはそのサイズ。っつーかどれだけ小さいんだと小一時間。まさにポケットという名にふさわしいサイズです。

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加えてびっくりしたのが、このサイズでありながら、ルータモードとブリッジモード(アクセスポイントモード)の二種類をサポートしていて、いやはや時代は変わったなぁと感心してしまったり。

その一方でやはりなかなか難しいなぁと思ったのは無線 LAN 設定。WPS ボタンという、簡単ワンタッチ設定のための機能を搭載しているのですが、どうしても設定条件が限定的になってしまうので、ネットワーク構成やセキュリティ要件によってはやはり手作業での構成設定が必要。しかし手作業での構成設定は何かと手間がかかる。私はそれなりに専門家なので当然のように設定できますが、これは普通の人にはちょっと無理だろうなぁと思ってしまったり。

それにしても、たかだか 4,000 円ぐらいでこれだけ小型のアクセスポイントが入手できるようになったのは、ホントに時代が変わったなぁと思わずにはいられません。昔は無線 LAN というだけで数万円していた時代もあるわけで、やはり普及が進むと一気に廉価化が進むものですねぇ。

や、こんなものをいただいてしまったり~^^。

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ええっと、静岡の特産品、クラウンメロン。いわゆる高級メロンと呼ばれるものの一つで、タカノなどをはじめとして様々なフルーツ屋さんで取り扱われている逸品だとか。私のリアルマイシスターは自他共に認めるメロン星人ですが、私も相当にメロン好きなのでこの贈り物はかなり嬉しかったり^^。

……がしかし問題が。
このメロン、自力での熟成が必要なのですよ^^。

高級メロンはそのまますぐに食べられるわけではなく、ちゃんと食べごろになるまで熟成し、食べる直前に冷やすのが吉。私はこんな高級メロンを買ったことはないので熟成させたことなんてないのですが、熟成させすぎるとえらいことになるわけで;、かなりドキドキしながら熟成を試みてみた次第。

熟成のポイントは以下の 3 つ。

  • 表皮の色 → スジの部分が次第に黄色くなってくる。
  • 香り → メロンの香りが漂ってくる。
  • お尻 → そっと指で押さえると、少しやわらかい感じがしてくる。

だいたい収穫から 1 週間ぐらいのタイミングが食べごろなのですが、室温などによっても違うわけで、果たしてどうなるか不安だったわけですが、

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おおおお、確かに黄色くなってきている^^。(上の写真と見比べると一目瞭然ですねぇ) そんなわけでさくっと切ってみると。

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う、熟しさせすぎた???
うきゃーーー、もったいないことをっっっ><。

などと心配したのですが、実際に食べてみると実はこれぐらいがパーフェクトな感じ。
……っつーかですね。

うまい、美味すぎるwww。
いやこれは素晴らしいメロンじゃないですか^^。

最高級の甘さ、適度な果肉の柔らかさ、いやはやこれは最高級メロンの名にふさわしい逸品。思わずがっつくように食べてしまいましたが^^、これだけ美味ければそれも当然。小細工せずにそのまま食べるのがベスト、という印象で、いやー見事でした。

ホントにおいしいメロン、ありがとでしたよ~♪^^ うまうまw。

というわけでこちらを購入~。

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ええっと、ダライアスバースト。往年の名作シューティングゲーム、ダライアスシリーズの最新作。G ダライアスから実に 12 年ぶりになる新作ですが、今回は PSP プラットフォームで発売。先日は ThunderForce VI でえらい目にあったので、この手のリバイバルものには一抹の不安を覚えたのですが、これはなかなかの良作

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おおまかにいうと、システム的には G ダライアスを踏襲していて、ポリゴンベースのシューティングゲームになっている次第。携帯ゲームなので適度に簡素化はされていて、G ダライアスのようなキャプチャーシステムもないし、レーザーはダライアス II のような形式に微調整。ボリューム的にもあまり無茶はしておらず、巨大ボスも全部で 8 機。けれども迫力もあるし、1 面のボスがキングフォスルというあたりからちゃんと往年のファンにもサービスサービス♪ な内容に。適度なボリューム感もあってなかなかよい、という印象。

# バーストレーザーでカウンターを当てるのが G ダライアスに比べて
# 難しくなっているところはちょっとフラストレーションかも。
# もうちょい慣れが必要かもしれないですねーこれは。

まださくっと 2 回ぐらいクリアしただけですがやりこんでみるとかなり面白そうな気配。ま、電車で移動中のときにでもやりこんでみることにします^^。

というわけで先日の話ですが、実家の母親からこちらをげと~。

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ええっと、大阪からのお取り寄せグルメ、MADAME SHINCO のバウムブリュレ。なんでも新宿に出店していたときに購入してみたらおいしかったので取り寄せたのだそうですが、最低出荷ロットが 3 個らしく、そのうち 1 つを頂いた次第。しかしなぜヒョウ柄....; まあお菓子には関係ないので華麗にスルーですが^^、バウムクーヘンがクレームブリュレになってて云々ってなんのことやら??状態。でも中をあけてみて納得。

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おおおおお。
というかこれはめちゃめちゃうまそうwww。

要するに、バウムクーヘンの上にカラメルソースがまんべんなくかけられているというもの。いやはや見るからにおいしそうなわけですが、とりあえず切り分けて食してみるテスト。

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うまうまwww。
おおおお、ってかこれは神ですよ神www。

というかこの味にはちょっとびっくりしたのですが、カラメルつきバウムクーヘンとはいえ、生地の方は少しクリーミーな感じに仕上げてあって、焼き目もあまりバウムクーヘンっぽくはない感じ。逆にそれがいい感じで、バウムクーヘンともクリームブリュレとも違う味が楽しめる。しかもこれの素晴らしいところは、1 つで 3 通りの食べ方が楽しめるというポイントで、

  • 冷凍した状態で。→ まるでアイスクリームのような食感。
  • 冷蔵した状態で。→ 普通のパウムクーヘンな感じ。
  • 温めた状態で。→ カラメルの香りが引き立っていい感じ^^。

と七変化。いやはやこれは見事、バウムクーヘン好きの私にはたまらない一品^^。

取り寄せロットの問題があるのでなかなか購入できないという難点はありますが、ぜひ機会があれば押さえたい一品。大阪方面の方はぜひチャレンジしてみてください^^。

ふう、というわけで昨日・一昨日と、彼女の母方の親戚一同が住む静岡の方まで行ってきたのですが、暖かく歓迎して頂いてほっとひと息、といったところ。昨晩帰ってきて、現在はぼちぼち残務整理中だったりするのですが、そんな中で片付け最中に出てきたお菓子がこちら。

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銘菓 鶴乃子。これ、博多から東京に帰ってくる折、空港のラウンジに立ち寄ったらプレゼントしてくれたもの。まあしょせんプレゼントということもあってちょっとしたお菓子だろう、と思って開けてみたわけですが。

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え゛、マシュマロ??;
っていうかこの生地の感触はどう見てもマシュマロなのですがw。

というわけで軽く驚きながら食べてみたのですが、これが美味い。マシュマロの中に黄身あんが入っているというシンプルなお菓子なのですが、マシュマロと餡子の組み合わせがなかなかに斬新で、なるほどこれは面白いなぁと感心。

博多のおみやげというと、定番はなんといっても通りもんでしょうが、こういうお菓子もいいかもしれませんね~^^。

というわけで、今回の博多襲撃ではせっかくなのでぜひ博多ラーメンを食べたい! ということで食べに行ってみたり^^。がしかし、さすがに年末年始ということもあって開いてる店は限定されてるワナ;。まあなんとかありつけた 2 軒についてだけはレポートしますよ~^^。

まず一軒目は長浜将軍から^^。

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長浜ラーメン街?の入り口のところにある長浜系ラーメンの有名店のひとつ。私はメンマ、チャーシュー、きくらげトッピングの将軍ラーメンを注文しましたが、これがなかなかにうまうま^^。非常にシンプルなとんこつラーメンながら美味しいラーメンでした。

そして二軒目は元祖ラーメン長浜家(ながはまけ)。

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こちらは、元祖ラーメン長浜屋(ながはまや)から一部の従業員が split して起こした新店舗なんだそうですが、元祖系の味を組む一店なのだとか。味の方はというとこれまた非常にシンプル。具材も豚バラだけというシンプルさで、なるほどこういうラーメンなのかと納得してしまったり。

しかし非常に面白かったのは、二軒回ってみて、なるほど東京のとんこつ系ラーメン店とは随分方向性が違うのだな、ということ。実は長浜将軍のラーメンを食べたときに、おいしいけれども味に複雑さが足りない、と思ったのですよね。長浜家の方になるとこの印象はなおさら強くて、非常にシンプルでチープなラーメン、という印象が強かったです。

がしかしこれは必ずしも悪いことではない。というのも、東京だと、ラーメン=一杯の芸術品、という感じの強い食べ物になっていますが、例えば飲み会の後に食べるラーメンはむしろ安くてシンプルでチープなもの(=ジャンクフード的なもの)の方がよい。上記二軒はまさにそんな印象で、あー、これは飲んだ後に食べたら最高な一杯だろうな、と思ったのですよね^^。実際、東京だと、ちょっとしたラーメン屋さんだと軽く 1,000 円弱は取りますが、上記 2 店舗は 500 円程度(将軍ラーメンが 650 円/替玉 50 円、長浜家が 400 円/替玉 100 円)。東京だと安いラーメン屋っておかしな材料を使っていそうな味がしますが;、こちらのラーメンは味がシンプルなだけで、味そのものは非常によい。こういうシンプルさと手軽さは、なかなか東京にはないのですよね。

# そうそう、こちらだとラーメンにレンゲがついていないというのもちょっと印象的でした。
# 東京だと普通にデフォルトでついてきますからねぇ。

まあ、なるほど東京でも普通においしいとんこつラーメンは食べられるんだなと思いましたが、こういうジャンク的なラーメン屋があるのはちょっとうらやましいところ。また博多に訪れた折には食べてみたい一品でした。

というわけで、元旦はでじくま氏とともにこちらも襲撃~。

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ええっと、福岡の太宰府天満宮。学問の神様である菅原道真を祭神として祀る天満宮の一つで、初詣のときには九州はもちろん、全国から 200 万人以上の参詣者があるのだとか。私は高校時代の修学旅行で来たことがあったらしいのですが、全く記憶にないので(ぉぃ;)、今回が物心ついてからの初めての来訪……ですかね?(笑)

ま、それはともかく、やっぱり人出はとんでもなかった><。

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本殿の近くともなるとかなりの人でごった返していました。まあそれでも CUT A DUSH よりは遅いが牛歩戦術なサークル行列よりは捌けが早い、という印象(例えが悪い;)。この程度の行列なら朝飯前ですよ、ということで普通にこなしてきたのですが。

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……お賽銭箱?(苦笑) いやはや、大味です^^。

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本殿の手前には飛梅と呼ばれる梅の木もありました。私はぜんぜん知らなかったのですが、菅原道真が京都から左遷されたときに京都から飛んできたという伝説のある梅の古木だとか。このため、境内には梅にまつわるいろんなものがあるそうです。お神酒も梅酒……だったらしいのですが味は普通な感じだったような?^^

ついでにおみくじもやってみました。小吉でしたが、縁談は積極的に進めてよしとのこと^^。ラッキーですよ、ええw。

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そして最後は梅ヶ枝餅(うめがえもち)。境内までの道にはたくさんの茶屋があり、かなりの数のお店でこの梅ヶ枝餅を作って売っています。中身はもち米で作った薄い生地につぶあんを包んだお饅頭のようなものなのですが、焼き上げられているので皮が少し固めになっているところがポイント。焼き上げられたあんこもちのような触感と味わいが非常によかったです。ちなみに 1 個 105 円、2 軒で食べ比べてみましたが、あんこなどのバランスが違うのでちょっと味わいが違いました。みどりやというお店の梅ヶ枝餅がなかなかおいしかったです。

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ついでに絵馬もかけてきたのですが、思わず笑ってしまったのがゆかり絵馬。や、昨日のイベントで絵馬がグッズとして売られていたそうなのですが、何個かかけられていて苦笑い。しかも面白かったのが、どの絵馬も、裏面には判を押したように「今年もゆかり王国が平和でありますように」との願掛けが^^。いやはや、ここまで人民の心が一致している国というのもすごいものですよ、ええ^^。

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というわけであれこれ書いてみましたが、なかなか面白いところでした。博多は意外に来る機会が少ないので、今回この初詣に来られたのはなかなかよかったです。ま、そう滅多に来られる & 来るところでもないのですけどねぇ。

というわけで新年一つ目のエントリはこちらから~。

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ええっと、田村ゆかり Love Live 2009-2010 *Princess a la mode*、福岡カウントダウン公演。福岡サンパレスホールにて大みそかの 22:30 スタート、元旦の 01:30 終了、というハードスケジュールで行われた公演にでじくま氏と参戦してきましたが、まずはひとこと。

つ、つかれた……
っつーか新年からこんなに疲れてどーするよ?(笑)

というか、そもそもコミケ売り子→コミケ一般買い出し→福岡へ移動→ライブ参戦、なんてそもそも無茶すぎる素敵スケジュールなわけですが^^、まあこの年越しライブへの参戦は結構前からでじくま氏と約束していたこともあって、多少無理を押しても参加した次第だったりします。

……にしてもいろいろすごいライブだったのも確かなわけで、つらつらと書き連ねてみたり~^^。

■ 参加者について

MC の途中で「ということでやって参りました、福岡。ただいまー」「(客席側)おかえり~」という合いの手に対して、速攻で「待って待って、絶対に福岡在住じゃない人が『おかえり』って言ってるよね?」と切り返していましたが^^、大半がファンクラブメンバーであることを考えても、おそらく参加者の 7~8 割ぐらいは地方からの参加者なのではないかと推測。わざわざ地方から福岡の年越しライブに参加しよう、なんていうツワモノばかりということもあって、なんといってもコールの揃い方が半端じゃない。しょっぱなの You & Me ではラップパートがほとんど全員での大合唱になったのですが、あの長い口上をあれだけすらすら言えるのは相当のマニア揃いということなのでしょう^^。サイリュームもほぼ全員がピンク一点張り(※ ゆかりはウルトラオレンジなどのサイリュームが好きではないらしい)で、この辺のそろい方もさすがという印象。いやはや参りました。

しかし今回ちょっとかわいそうだなぁと思ったのが、一般売りされていた立見席の人たち。私とでじくま氏は 3F の後方席だったので全体をよく見回せたのですが、3F の左右の通路のところに立ち見ゾーンを作ってそこにお客さんを入れていたのですね(もしかしたら 2F もかも?)。おそらく 100 人ぐらいはいたんじゃないかと思うのですが、その人たちがすし詰め状態で、荷物も持ちっぱなしで立ち見になっていて、いやこれはちょっとかわいそうだなぁと思ってしまったり。前後に警備の人も付いて、他の場所にいけないようにしていたのですが、せめて荷物についてはロッカーとかに入れさせてあげたらいいのになぁと思ってしまいました。うーん。

■ セットリスト

今回のセットリストはこんな感じ。(from でじくま氏のところ。)

01.You & Me
02.100 CARAT HEART
03.恋せよ女の子
(MC1)
04.虹色バルーン
05.バンビーノ・バンビーナ
06.ラブサイン
(桃色男爵紹介映像)
07.優しい夜に。(アコースティックバージョン)
(MC2)
08.My wish My love
09.Luminous party
(桃色メイツ)
10.満月のセンシビリティー(おそらく)
11.永遠
12.Sand Mark
(バンド演奏)
13.星屑スパイラル
(MC3)
14.デリケートに好きして(懐かしのアニメソングコーナー 『魔法の天使クリィミーマミ』より)
(MC4)(カウントダウン)
15.チェルシーガール
16.お気に召すまま
(ゆかり姫~園児コスゆかりん映像)
17.恋するラズベリー
(MC5~めろーんコーナー)
18.Honey Moon
19.fancy baby doll
20.惑星のランデブー
21.Cherry Kiss
22.Super Special Smiling Shy girl
(encore)
23.星空のSpica
24.Tiny Rainbow
(MC6)
25.パピィ・ラブ
(MC7)

You & Me から始まる全 25 曲。定番曲も多数入っているものの、前回ライブからかなりの曲の入れ替えがあり、ずいぶんと印象が違うライブになっていました。

しかし面白かったのは懐かしのアニソンコーナー。これ、少し前から定番化しているコーナーで、毎回何か一曲チョイスして歌っているのですが、前回がキューティーハニー。今回は果たして何かという話だったのですが、「セーラームーンはゆかりにとっては新しいんだよねぇ」「魔女っ娘メグでもないんだよねぇ」という前振りに、私は速攻で「クリィミーマミか?」と思ったのですが(同じように推定した女性のお客さんがやはり「クリィミーマミ!」と叫んでいましたが)、まさかホントに来るとは思いませんでした。世代的に考えて、ちょうどゆかりんが幼稚園ぐらいのときのアニメになるんでしょうかね? ちなみに次回以降でありそうな曲としては、あんみつ姫(恋はくえすちょん)、ミンキーモモ、ひみつのアッコちゃん、魔法使いサリーあたりでしょうか。個人的にはメイプルタウン物語、きんぎょ注意報、ようこそようこあたりを狙ってほしいのですが^^、多分、プロデューサーの趣味が入っていそうなので、この辺は無理でしょうねぇ。

# あ゛ー、でもゆかりんが歌ったクリィミーマミはむちゃくちゃ上手かったです(笑)。
# 原曲は微妙な鼻声が....みたいな曲なのですよね^^。

あとちょっと気になった点としては You & Me のラップパート。みんな全力で叫んでいるのですが、ラップらしさがまるで出ていないために曲の雰囲気やノリを崩しちゃってるなぁという印象。テンポやタイミングが取れていない人も多いなぁという印象だったので、ここはまだまだ改善の余地がありそうです^^。

■ 演出面について

今回かなりうまいなぁと思ったのはライトの使い方。ゆかりの背後からライトを当てて、舞台の左右にゆかりの影絵を作っていたのですが、これがものすごくきれいに出ていてびっくり。微妙にゆかりの場所がずれたりすると影絵が綺麗に出ないので、事前にかなり調整したのでしょうね。お見事でした。

■ MC について

MC の上手さはゆかりの持ち味のひとつなのですが、それにしても今回思いっきり笑ってしまったのがぐだぐだなカウントダウン^^。今回、カウントダウン直後にチェルシーガールにつなげて全力でみんなで「はっぴーはっぴー」と飛びまくる、という演出を狙っていたようなのですが、直前のクリィミーマミの前の MC の長さ調節に失敗したせいか、クリィミーマミ終了時点で残り 70 秒程度。しかしこの 70 秒でのトークが微妙にぐだぐだに。00:00:00 直後に開始されるチェルシーガールに備えて、カウントダウン直前に水を飲みに行ったのですが、本人が相当慌てていたのかむせ込んでしまうワナ^^。いやはやちょっと笑いました^^。

しかしゆかりが上手いのはここから。この後の MC で、カウントダウンに失敗したのでもう一度やり直しをスタッフに要求^^。さすがの無茶振りに、バックステージも慌てたのかなかなか映像が出てこなかったですが、それでもきっちり出してきて再びみんなでカウントダウン^^。このあたりの適度な適当さもゆかりらしいところ。加えて舌を巻いてしまうのは、実は最初の MC1 のときに「みんな今から時計止めといてね。入ってくる時入口で没収されなかった? ゆかりんが正しくカウントダウンを迎えられるかどうか分からないので。」といった前振りを入れていたところ^^。いやはや、あのカウントダウンのぐだぐだは演出だったのか、それとも MC1 の前振りは失敗のときの保険のためだったのか^^。いろいろ勘ぐりたくなってしまうほどで、なかなか見事なものです。

# にしても、さらにその後でしんみりトークに持ち込んで、「年の瀬はしんみりするよね」とか言い出すあたりは実に見事^^。
# っつーかもう年明けてるから! 状態^^。

その後も定番「めろ~んコーナー」(ゆかりが魔法のステッキを振るとみんながめろめろになってしまうというお遊びコーナー)も、桃色男爵(ライブバンドメンバー)や桃色メイツ(ダンサーさん)のみならず、嫌がるメロプリスタッフやキングレコード関係者までをバックステージから引っ張り出して(※ みなさん思いっきり普段着です(笑))ステージ上でめろ~んをさせるという暴挙に。そのあとの MC でも挙句に「ゆかりだけが面白い」とか言ってて、内心さすがに新年とはいえちょっとやりすぎだろうと思っていましたが(← 一般にはあそこまでやるとパワハラです;)、まあ新年ということでお目こぼし、でしょうかね。業界的にはああいうのも許容されちゃうのかもなー、とは思いました(苦笑)。

■ 総評

ゆかりのライブの持ち味は客席との一体感だと思っているのですが、昨今、ゆかりのライブもかなりファン層が広がったおかげで、どうしてもコールの揃いなどが悪くなってきていたのですよね。しかしわざわざ年越しライブにまで来ようと思っているファンたちだとそうした心配は一切なく、加えて客席数も 2000 台と少な目だったこともあって、非常に一体感のあるライブになっていたなぁと思います。

ただ半面、(これは仕方ないことなんですが)やや全体的に間延び感のあるライブだったな、と。特に前半戦はカウントダウンのタイミング合わせのために時間調整ができる場所(例えばライブバンドコーナーや映像コーナーなど)を何か所も設けており、結果として全体的に間延び感がいろんなところに漂いました。次回以降はカウントダウンのタイミング合わせがないので、逆にもっと詰められるところは詰めてもらって、密度の高いライブに変更してもらったらもっと満足度は上がるんじゃ? という気がしました。や、もちろん MC のあのぐだぐだ感はゆかりの魅力のひとつなので、こういうところは詰めないでほしいのですけどね^^。

なにはともあれ、新年早々からいったい何をやってんだ、というツッコミを受けそうな感じではありますが^^、なかなか楽しいライブでした。次は横浜公演、全力で楽しんできますよ~^^。

# ……あ、私の彼女も今度は参戦予定です(ぇ;。> 横浜公演

というわけでみなさま。
あけましておめでとうございます~^^。

かくいう自分はゆかりんライブツアー参戦中なのですが(ぉぃ;、時限発火が可能な blog なので仕掛けるだけ仕掛けていきます(笑)。新年初のちゃんとしたエントリはまた後で!

# ちなみにこのエントリを書いている最中は、博多のホテルで出撃準備中なのですが、
# まさか東京よりも寒いとは思ってなかったですよ....; 吐く息が白くて思わず苦笑。
# 日本海側って寒いのですねぇ;。

というわけで、今年もみなさま、ぜひぜひよろしくお願いいたします。ぺこり^^。

2017年7月

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