2011年1月のアーカイブ

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先日購入した Intel マザーですが、こちらは一応オンボード GPU として Intel GMA 4500 を搭載。果たして ECO とか大丈夫かなー、と思ったのですが、さすがに ECO は無理っぽい;。まあオンボード GPU で 3D ゲームやろうってのが間違ってるよね、ということでさくっとこちらを購入。

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ええっと、NVIDIA の GeForce GT240。ECO ってどの辺のスペックが必要なのかよく分からないというのが正直なところなのですが、まあ 1 万円前後の GPU なら間違いはないだろう、ということで購入した次第。ケースが LowProfile のみ対応、さらに電源が 350W 前後という非力なマシンなので、あんまり贅沢な GPU は積めないのが難点;。GT240 あたりならそれほど消費電力も大きくなさそうなのでチョイスした次第だったりします。

ちなみに動作結果は極めて良好で、なんの問題もストレスもなく ECO が動作。やれやれ、という感じ。できれば CPU と同様に GPU も稼働率メータを見たいものですが、いったいどの程度 GPU を使ってるんでしょうねぇ?^^

最近、どうもルンバ君の動作が不調。家に帰ってくると立ち往生していたり行方不明になっているケースがめちゃめちゃ多くて、さてはてどーしたものか……と思っていたのですが、調べてみたところ、どうやら充電バッテリの持ちが悪くなってくると、ドッキングステーションまで戻れない、というのが真相の様子。実際、自分がいるときに動かしてみると 15 分と立たずに立ち往生してました;。そんなわけで、バッテリを購入~。

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取り替えは結構めんどいかな?と思ったのですが、実は意外に簡単で、背面のネジを数本取り外してバッテリを付け替えるだけ。ドライバ一本で、5 分とかからず終了します。

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で、その効果はというと、びっくりするほど抜群。いやこれはもっと早くにやっておけば良かったなぁと後悔するほどで、きちんと 1 時間以上動作するように。まあ確かに購入してから 2 年ぐらいは経つわけで、そろそろメンテしなくちゃいけない時期だったのでしょうねぇ^^。

というわけで今日はこちらの話題をひとつ~。

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ええっと、Intel のマザーボード DQ45CB。先日、会社に持ち込んでいた PC を自宅に持ち帰ったのですが、どうも搬送がうまくなかったせいか、やや動作不良だったマザーがついにお亡くなりになった次第;。で、仕方なくマザーを探したのですが、代替マザーが見つからないワナ;。条件としては、LGA775、MicroATX、DDR2-800 x 4 搭載、なのですが、一番最後の条件が意外に厳しい。ただでさえ LGA775 マザーは減りつつあるのに、メモリ 4 スロットのマザーとなるとほとんどない……のですよねぇ;。さてはてどうしたものか、といろいろ探していたところ、こたつさんから DQ45CB を紹介してもらった次第。在庫情報まで併せて教えてもらいましたよ、ええ^^。

で、早速使ってみようと思ったのですが....
う、動かない??;;;

げげん、初期不良?? ということであれやこれや調べてみたのですが、意外なところに原因が。

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ちょっとこれはびっくりしたのですが、なんと原因は、PC ケース側にあるマザーボードを支える足。通常はネジ穴が来るべきところですが、マザーを見るとコンデンサの足が出ていて、それがショートしていた次第だったりします。規格モノだろうにこんなところにワナがあるとは……;。まあそんなわけで設置完了です。

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使ってみましたが、さすがは Intel マザー、としか言いようがない仕様がいくつか;。まず IDE ポートがない。レガシーデバイスは基本的に切り捨て、という明快な仕様で、スロットも PCI, PCIe x1、PCIe x16 という徹底ぶり。聞いたところによると BIOS アップデートも USB メモリ経由だそうで、この辺の考え方は通常の ASUS や GIGABYTE などのマザーとは全く違う、という印象。また起動も面白くて、パソコンの電源をつないだだけで、電源スイッチを入れなくても最初にまず一瞬電源が入ってセルフチェックを行う様子。最初、この動作がわからなかったおかげでかなり苦戦しましたよ、ええ;。(壊れたのかと思った;)

普段、Intel のマザーなんて使うことは滅多にないのですが(おそらく Pentium II 世代に一度だけではないかと;)、定格運用だとやはり Intel は安心感がありますね。別に取り立てて他メーカーが悪いというわけではないのでしょうけれどもね^^。

む、これは面白い^^。

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ええっと、iPhone/iPod touch 用のゲームアプリ、GEARED。いやはや、これ単純なのにとてつもなく面白いパズルゲームじゃないですか^^。

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ルールは非常に単純。与えられた灰色のギヤを組み合わせて、動力源である黄色いギヤから、青色のギヤに動力を伝えれば OK。ギヤには 5 種類のサイズがあって、これらを画面の上に置いていく形になっています。

……と、ゲームのルールは非常に単純なのですが、いやはやこれが実に奥が深いのですよ。

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先の面に進むにつれて、赤いゾーンや紫のゾーンが出てくる。このゾーンは、ギヤが配置できないゾーン。しかし、画面上は下方向に重力が働くので、上の白いところからギヤを落としてやることによって、赤いゾーンの中にギヤを配置することもできます。こんな仕組みをうまく使っていくことで、うまーくギヤをつなげていく、というゲーム。いやー、単純ながらも奥が深い^^。

今のところ、70 面ぐらいまで来ているのですが、実に 150 面もあるゲーム。通勤途中でちまちまとプレイできるゲームなので、かなりおすすめ度も高いです。気になる方はぜひ一度プレイしてみてください^^。パズルゲーム好きな人は、結構ハマりますよ~。

たまたま会社の仕事で近場に立ち寄る機会があったのでこちらを襲撃~。

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錦糸町にあるラーメン屋さん、タンメンしゃきしゃき。や、個人的にはタンメンはかなり好きなのですが、なかなか美味しいお店に出会えないのですよね~。ここは割と食べログポイントも高いのでどんな感じだろう、と立ち寄ってみたわけですが。

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おお、なるほどこれは確かになかなか美味い。たっぷりと盛られた野菜にオーソドックスなスープは、まさに直球ストレート勝負の、教科書通りのタンメンそのもの。しかも嬉しいのはきちんとしたちぢれ麺。ある程度の太さを持つ麺だと、こうしたちぢれ麺の方がスープに絡んで美味しいわけなのですが、こうしたちぢれ麺できちんとコシがあるラーメンって、意外にあるようでないというのが個人的な印象。ここはまさに基本に忠実なラーメンだなぁと思わず感心してしまったり。ちなみにお値段も 700 円とごくごくオーソドックスな値段。

最近は芸術指向の強いラーメンが増えているわけですが、こういうガテン系というか直球ストレートなラーメンもたまには食べたくなるところ。近場にないのが残念ですが、また機会があったら立ち寄りたいものです。

自分はダメな人間だと思っていた。
自分に自信がなかった。
自分のことが嫌いだった。
けれどもそんな自分を、好いてくれる存在がいる。
そんな自分に、頑張れと言ってくれる存在がいる。
それは決して、そいつにとってメリットばかりがある訳でもないのに。
なんて、強いんだろう。

というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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ファミ通文庫の作品、ココロコネクト。とりあえずシリーズ 2 冊目まで読破。順番がわかりにくいのですが;、ヒトランダムが 1 冊目、そしてキズランダムが 2 冊目。なんか夏のこたつさんがやたらとプッシュしているのでとりあえず購入してみた次第なのですが、

これは確かに名作。
ああ、なるほどこういう話はあるようでなかったなー、と。

作品設定は極めて古典的なもので、例えば 1 冊目はランダムに人格が他人と入れ替わってしまうというもの、そして 2 冊目はランダムに思ったことをそのままストレートに言ってしまうというもの。どちらもすでに手垢がつきまくったネタであるにもかかわらず、現代的な物語に仕上げている手腕はさすがとしか言いようが。内容的にどうしてもネタバレになるので、文字反転しておきたいと思います。

この作品、要するにディスコミュニケーション世代における、心の救済の物語、なのですね。登場人物である 5 人は、それぞれに悩みを抱え、でも表面上は仲良し 5 人組としてなんの問題もなく、サークル活動をしている。それはよくある日常的な光景……なのだけれども、結局のところ、近づくのは怖い、だけれども離れるのは寂しいからもっとイヤ、という微妙な距離感の関係。承認欲求はあるけれども、かといって近づく勇気もない。リスクを取ることができずに足踏みして、うだうだと泣き言のようなことをつらつらと考えてしまう。そうした無限ループを断ち切るためには、結局のところ、自分を認め、怖くても他人に飛び込んでいくしかない。

そんな「荒療治」をするのが、作品中の「ふうせんかずら」という存在。ふうせんかずらには、「心の種」という属名がありますが(種のカタチがハート)、彼は『超法規的な力』を使って、彼らの関係を無理矢理かき回す。それはどう見てもムチャクチャで、一見すると厄介ごとに他ならないわけだけれども、そうした『イベント』があって、初めて彼らは心をつなげていくことができる。1 巻目は、ありのままの自分の心を受け入れる物語。そして 2 巻目は、そうした本音の心を他人にぶつけて心をつなげていく物語。それは時として、自分や他人を傷つけることもあるけれども、そうした過程の中で自分を見つめ返して謙虚に考え、反省していくことで、初めて他者との心のつながりを得ていくことができる。そういう物語だからこそ、「ココロコネクト」という作品名がついているのですね。

物語自体は正直青臭いとしか言いようがないにもかかわらず、それでも清々しさを感じるのは、やはりこの作品が青春物語であることの証左、なのでしょう。読んでいるとなんだか心が若返ったような気がしますが(笑)、非常によい作品なのでぜひ興味がある方は読んでみてください。

というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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iPhone/iPod touch 版 ACE COMBAT Xi - Skies of Incursion。リッジレーサーだけでなく ACE COMBAT シリーズもかなり好きということもあって、これはやってみよう!と挑戦した次第、だったりします。結論から言うと、いやはやこれがなかなかよく出来ています^^。

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そもそも操作系が気になるところですが、iPhone/iPod touch 自体を上下左右に傾けて機体を操作する、という仕組み。慣れない最初のうちは傾ける角度の感覚が掴めなくて苦戦しますが、慣れてくると割と普通にプレイできます。……もっとも、やはり十字コントローラなどに比べるとどうしても操作精度が落ちてしまうんですけどねー;。しかし笑ってしまったのはラスボス。

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やっぱり大型空中戦艦ですかwww。
いやー、お約束すぎる(笑)。

一周するのにせいぜい 1 時間ぐらいしかかからない軽量ゲームなので、それほどたいしたゲームではないのですが、まあでもなかなかに面白い一作。iPod touch でこれだけのゲームが出来てしまう、というところがなにより新鮮な驚き、ではありますねぇ。いやはや、たいしたものです。

っと、このソフト、昨年末に購入していたのですがインプレ書き忘れてました。

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グランツーリスモ5。PS3 の看板タイトルの一つとして、PS3 発売当初から期待がかかっていたタイトルですが、発売が伸びに伸びてようやく昨年末に登場。あんまり買う気もなかったのですが、まあ話題のタイトルってこともあって購入してみた次第、だったりします。

でもって、プレイしてみたのですが....
結論としては、悪くはないけど、正直それほどでもないんじゃない?という印象。

グラフィックは確かに綺麗。車のモデリングはもちろん、微妙な光り方といいさすがという印象……はあるのですが、問題なのはゲームとして面白いかどうか、という点。もともとグランツーリスモはドライブシミュレータなのだからゲームとしてはあまり面白くない、とはよく言われることではあるのですが、だからといって対向車に後ろからクラッシュレースのごとくガツガツとやられるのは気分のいいもんじゃないし;、リアルに描画するためといって 60fps を切ってしまってはリアルな車の挙動が再現できない。……というか、PS3 のハードをもってして 60fps を維持できないような演算をするなんて論外物理計算がリアルであっても体感がリアルでなければ何ら意味がないわけで、これでリアルドライブシミュレータを唄うなんて論外だろう、と思うのですよね;。

# しかも本当にリアルに楽しむのならハンドルなども必須。となると、もはやゲーム屋の
# 店頭でデモゲームとして楽しむ以外にないんじゃなかろうか、と思ったり。

正直、ライトなドライブゲーマーには超ウソッパチドリフトゲームのリッジレーサーの方がいいんじゃないか、とも思ってしまうのですが;、やはりゲームとしての面白さとドライブシミュレータとしての作りの良さは別物。改めてそう思わざるを得ない一作でした。もうちょっと期待してたんだけどなー;、という感じです。うむむ。

というわけで、先日こちらのゲームをクリア~。

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ええと、XBOX360 版の Steins;Gate。実は初回限定盤をわざわざ通販で購入しておいたのですが、結婚がらみのバタバタがあったせいでまったくプレイできず;。1 年近くも放置していて、ここ一週間ほどでようやくプレイした次第だったりします。複数方面から神ゲーだからやれと言われ続けており、奥さんと一緒にやるべきだ! という助言すらあったぐらいなので、二人で仲良く一緒にプレイしてたりしました^^。

総じて感想を言えば、非常によく出来ているんだけれども自分的にはちょっとイマイチかなー、という印象。ネタバレ排除のためにここ一年間、ずっと情報を封印してきて初心で臨みましたが、過去に出会った名作群ほどではないな、という感じ。まあ十二分によく出来てはいるのですが、いまひとつオカリンのキャラが受け入れられなかったこと、そしてこの作品を誤ってメタ解釈しようとしてしまったために作品に没入できなかったことが大きな敗因でした。おかげで作品も楽しみ切れず、煮え切らずに終わってしまったワナ;。まあせっかくなので、あれやこれやとつれづれ書いてみたいと思います。

# 超長文インプレですのでご注意を;;。

★ 以下、作品設定などのネタバレが多数盛り込まれているので、未プレイの方はご注意ください。1 年近く前の作品なので、文字反転はせずにそのまま書き込みます。


■ 作品設定について

作品を読み解く上ではその設定に対する理解が欠かせませんが、特に重要な設定として、「因果律」「世界線」「Dメール/タイムリープ/タイムマシン」「リーディングシュタイナー」があります。まずはこれらの設定がなんなのかを簡単にまとめます。

[因果律]

常に先に「原因」があって、後に「結果」が生じる(=つじつまが合っている)、というルール。D メール、タイムリープ、タイムマシンのいずれを使う場合であっても、この因果律は常に守られなければならないように世界が構成されます。因果律は、この作品で最も重要かつすべての構造において守られている絶対則です。(紅莉栖が複数回にわたってこの因果律の重要性に触れているのはこのためでしょう) この因果律は、各世界線の中で守られると同時に、各人の主観視点の中でも守られる、という二重構造を持っているのがポイントです。(詳細は後述)

[世界線、世界線の収束]

作品中では、世界線という用語が二つの意味に使われています。ひとつは、「過去から現在、そして未来へと向かう、『ひとつの』時間の流れ」(いわばロープを構成する中の一本の糸)。もうひとつは、そうした一本ずつの世界線が束になって構成されている「世界線の束」とでも呼ぶべきもの。本インプレの中では、この二つを区別するために、後者は「世界線の束」と呼ぶことにします。

世界線は、それ自体は一種のパラレルワールド(多世界解釈における並行世界)のようなものです。(※ 本作で多世界解釈が否定されている理由については後述します。) 「世界線の束」に属する各世界線では、細かいところがちょっとずつ違うけれども、必ずほぼ同じ「鍵となるイベント」が発生し、必ずほぼ同じ「結末」に到達します(これを「世界線の収束」と呼ぶ)。例えば、世界線束αでは、過程はともかくまゆりんが死に、ラボがバラバラになり、紅莉栖は SERN に捉えられてタイムマシンの研究をすることになり、2036 年には SERN によるディストピアが完成します。世界線の束は、アトラクタフィールドにより束ねられており、アトラクタフィールド境界の外側にある世界線(世界線の束)に移動しない限りは、同じ結論に達してしまいます。下図のようなイメージで考えるとわかりやすいと思います。

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この作品では、おおまかに 2 つの世界線束 αとβが存在し、2010 年に大きく分岐する形になっています。その狭間に Steins;Gate 世界線が存在する、というのはご承知の通り。

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[D メール、タイムリープ、タイムマシンとは何か]

因果律に逆らう現象を起こすことで、「主観(自分の見ている世界)」を無理矢理、別の世界線へと移動させる装置、と考えると分かりやすいです。これだけだと意味不明なので、以下に説明を加えます。

[D メール]

過去にメールを送ると、同一の世界線上の過去には「そんなメールが届いた」という事実はないのだから、矛盾が起きてしまいます(因果律の破壊)。そのため、『「何かの偶発的トラブル」によって、その時点にメールが届いたという怪奇現象が起こった世界線』へと主観が移動することで、この矛盾を解消します。(※ 世界線は無限に存在するので、そんな奇怪な現象が起こった世界線もどこかには存在するはず)

この世界線では、「なんだかよく分からないけれどもメールが生じた」事実はあっても、「過去に向けてメールを送った」という事実は存在しないので、送信メールは消失します。

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なお D メールの送信により、主観は世界線α1からα2へと移動します。作品中では描かれていませんが、万が一、主観が世界戦α1に残り続けた場合には、「メールを送ったが」何も起こらなかったという世界(=D メールが過去に届いたという事実も存在しない世界)が継続するはずです。(上図の赤い点線の丸の時点にメールが届いたという事実が発生してしまうと、過去の事実と矛盾する=因果律が破れてしまうため。)

ゲーム中では、実際に「メールを送ったが何も起こらなかった」という事象も発生していますが、これは次のような現象と解釈できます。送ったメールが強制力の弱いものだったり、過去に大きな影響を及ぼすものでなかった場合には、「同一世界線束に属する世界線は収束していく」という世界線の特性により、途中の紆余曲折を経て、(現在を見れば)ほぼ似たような世界線α3にしか移動できません。よって、あたかもリーディングシュタイナーが発現していないように感じられます。

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次にタイムリープについて考えてみます。

[タイムリープ]

もし本当に(同一線上の)過去に記憶を送ることができたとすると、同一世界線上では「そんな記憶は持っていなかった」のだから矛盾が起きてしまいます。そのため、『「何か神のひらめき」によって、その時点に未来を思い出したという怪奇現象が起こった世界線』へと主観が移動することで、この矛盾を解消します。(下図のα1→α2)

ただし、このタイムリープ自体(α1→α2)ではダイバージェンスはほとんど変化しません。これは、タイムリープを起こした時点ではまだ「未来の記憶を思い出した」だけだからです。仮に未来の記憶を思い出したとしても、それはいわば「デジャヴ」「夢」「勘違い」のようなものにすぎず、その後、過去にいた世界線α1とほぼ同じ行動をすれば、α1とα2はほぼ同じ世界線にしかなりません。このため、世界戦α1とα2のダイバージェンスの違いは微小(下 6 ケタ以下)でしょう。タイムリープの際にダイバージェンスメータ変動の CG が出てこないのはこのためだと思われます。

しかし、この世界線α2 で、具体的に何かしら「未来のことを知らなければできない大きな事象」(α1線では決して起きえないようなこと)を起こすと、世界線α2 での因果律が破たんします。これにより初めて矛盾が生じ、主観が大きく移動します(α2→α3)。

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タイムリープでα1→α2に移動したとき、主観がα2の過去時点になぜ移動するのか?についての明快な答えは作中では出てきません。主観の世界線間の移動自体がファンタジーな設定なので、おそらくここはゲーム上の都合によるものでしょう。

[タイムマシン]

タイムマシンでの過去への移動についても原理は同一です。ただし、タイムリープとは異なり、『本来いるはずのない人間がそこにいる』という状況が生まれることになります。このため、下図の世界線α2は非常に危ない世界で、例えばここで過去のオカリンと未来のオカリンがバッタリと出くわした場合には、深刻なタイムパラドックス(因果律の破壊)が起こるはずです。(万が一、因果律の破壊が発生した場合に何が発生するのか(例:それこそ世界が崩壊するなど)については不明。)

そもそもこのゲームでタイムマシンが可能なのか?という議論もあるようですが、因果律を壊さない限りにおいては、タイムマシンで「タイムマシンが突如現れた」世界線へ主観を移動することができる、ということになります。

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タイムマシンを使うこと自体でのダイバージェンス変化は極小です。しかし、そこで「未来のことを知らなければ or その物質や人が存在しなければ発生し得ない大きな事象」が起こると、因果律が乱れ、主観が移動します。

[「世界を騙す」とは何か?]

タイムマシンに乗って移動し、『因果律を壊さずに』(矛盾が起こらないような形で)論理的につじつまの合った世界線α3を構築し、そこに主観を移動させろ、ということ。(ここで言う「世界」とは、因果律に守られたこの世を形作る「ルール」のことを意味しています。ルールは守っているけれども、反則っぽいことをやれ、という意味ですね。)

[「リーディングシュタイナー」とは何か?]

世界線間での主観の移動は、D メールやタイムリープ、タイムマシンを利用した際に、「因果律を崩さない」ために起こるものです。しかし、この際に「どの程度、前の世界線の記憶をきちんと保持しておけるか?」に関しては個人差があります。主人公である岡部の場合は、ほぼ完全に手前の世界線の記憶を保持したまま世界線を移動できますが(作中で言われるリーディングシュタイナー能力)、ほとんどの人間はそこまで明確に記憶を引き継ぐことができず、夢やデジャヴといった曖昧な形でしか記憶を引き継ぐことができません。また、岡部であっても微小なダイバージェンス変化しかない世界線に移動した場合(=「現在の状況がほぼ同じ」世界線に移動したとき)には、世界線間の移動を認知できない、という設定になっています。

[「世界を再構成する」とは何か?]

この作品では再三、「多世界解釈ではない」という表現が使われていますが、このポイントは作品解釈上、極めて重要です。詳細に解説すると、以下の通りです。

まず、多世界解釈では、あらゆる世界線が実際に「存在する」と解釈され、そのいずれもが「ホンモノ」であると解釈されます。しかし、この解釈は作品中ではこの考え方は幾度となく否定されています。これは、あらゆる世界線が実際に「存在する」わけではない、ということを意味します(本当に存在していると、多世界解釈になってしまうため)。下図で言うと、灰色の点線(各世界線)は、「もしかしたらそうなったかもしれない世界(歴史)」に相当しますが、実際にその歴史が存在しているわけではありません。(あくまで可能性世界、ということです。)

その一方、作品中では、「主観」の連続性、すなわちオカリンの意識の連続性と、『意識』という線で見た因果性が重要視されています。これはすなわち、「主観が存在している」ところに関しては確かに世界が存在している、ということを意味します。下図で言うと、青い実線のところについては、確かに世界が存在しているということになります。

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この際、以下の 2 つの因果律が同時に成立している、というのがこのゲームのひとつのポイントになっています。

  • 灰色の点線ひとつひとつについて、因果律が成立している。
  • 青い実線の流れについて、因果律が成立している。

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そしてもう一つ重要なのが、「世界を再構成する」という表現です。ここまでは、リーディングシュタイナー能力に関して、「世界線間を移動する」として説明をしてきましたが、この説明は厳密には不的確です。なぜなら、この説明だと各世界線が「存在している」ことになってしまうため、多世界解釈になってしまうからです。そうではなく、下図のように、オカリンの主観の移動とともに、『現在の世界のあり方が変わる』と考えるのが正しいです。下図はこれを模式的に示したものです。黒い実線は、「オカリンの主観から見た『世界の歴史』」ですが、タイムリープや D メールなどを使うことで、別の灰色の世界線(=もしかしたらそうなったかもしれない歴史)を、黒い実線(=本当の歴史)に塗り替えてしまいます

つまり、「世界を再構成する」とは、現在の歴史の流れを、別の歴史の流れに塗り替えて取り替えてしまう、ということを意味します。(このため、別の世界線に移動する、という表現よりも、目の前の世界を別の世界線に取り替える、という表現の方がより的確です。)

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これは、言い換えればオカリンが自由に世界線を再構成できる、すなわち世界のあり方を自由に変更できる、というふうにも取れそうですが、そういうわけではありません。(それではオカリンはただの人生チート野郎、です;。) 世界を再構成するためにはひとつだけ条件があり、青い実線の流れで見たときの因果律が守られていなければなりません。作品の最後で、15 年後の岡部から「お前のしてきたことは、無駄ではなかった」というセリフが語られますが、それは岡部がヒロインたちの幸せを取り消すという行為をしてこない限り、青い実線の流れでの因果律が守られず(つじつまが合わず)、結果として Steins;Gate 世界線(=True End)にはたどり着けなかった、ということを意味します。

要点をまとめると、以下の通りです。

  • 複数の世界が並列的に存在しているわけではない。あくまで世界はオカリンの目の前に広がる世界ひとつのみである。
  • 各世界線(各可能性世界)は、それぞれ単体で見ると、前後関係(つじつま)が合っている。
  • オカリンの主観での認知、すなわち青い線の流れを追いかけても、つじつまが合っている。
  • 無限にある世界の可能性の中で、今まさにオカリンの主観が存在している場所にのみ、本当に世界が存在している。
  • オカリンは、青い因果律を守るという前提条件のもとで、今の世界線を別の世界線に取り替える能力を持つ。(=世界を再構成することができる)

■ メタ解釈をすると失敗する作品

さて、以上が本作の作品設定であり、この作品は簡単に言えば、岡部倫太郎が、目の前に見える世界でどうやってまゆりんと紅莉栖を助けられるのか(=どうやったらまゆりんと紅莉栖が生き続けられる世界線へと再構成させられるのか)、必死に考えてもがき苦しむ作品である、と説明することができるでしょう。乱暴に言えば、それ以上でもそれ以下でもない作品であり、オカリンがこの世を支配する因果律というルールと立ち向かい、もがき苦しむ姿にこそ意味がある作品……なのですが、私がこの作品に感情移入できなかった最大の理由は、この作品をメタ解釈しようとしてしまったことにありました。特に、リーディングシュタイナー能力がメタ解釈にうってつけのネタだったためにミスリードしてしまったのですが、この作品、メタ解釈しちゃいけない作品なのですよね;。まあ終わってからそのことに気付いても時すでに遅し……なのですが、もうちょっと補足すると以下の通りです。

[メタ解釈とは何か?]

メタ解釈とは、作品を俯瞰的に解釈することで、作品に込められた別の意味を引き出そうとする解釈手法です。もうちょっと簡単に書くと、作品中の人物や世界をそのまま実在の人間や世界のように考えるのではなく、一種の箱庭世界のように捉え、プレイヤーをその箱庭世界の「外」の存在、言い換えれば神のような視点を持つ存在として、一歩離れて作品全体を俯瞰して見る、というものです。こうすることにより、作品の設定(舞台設定やキャラクター設定)などに別の意味を見出していこう、というのがメタ解釈と呼ばれる手法です。

メタ解釈は別に珍しいものではなく、ゲームやアニメの解釈では非常にありふれたもので、実際、メタ解釈をすることで作品の意味が理解しやすくなることは多々あります。例えば、なぜ岡部はリーディングシュタイナー能力を持つのか? これは、作品を以下のようにメタ解釈することで、非常に綺麗に説明することができます。

  • 岡部は、この作品における主人公であり、プレイヤーそのものである。
  • ゲーム中のすべての事象は、プレイヤーたる岡部の「主観」(=意識や自我)を通して観測されている。
  • 前述の世界線解釈に示した、岡部の主観での時間軸(青い実線の流れ)は、作品中の世界での時間の流れではなく、これをプレイしているプレイヤーの現実世界の時間の流れであると解釈できる。
  • 岡部(=プレイヤー)が見ている世界がすべてである。なぜなら、岡部が見ていない世界については、ゲームディスク内にプログラミングされていないからである。

過去の類似のゲームでは、こうしたメタ解釈がピタリと当てはまるような作品もあり、そうした経緯もあって、ついつい私はこの作品をメタ解釈してしまったのですが、この作品はメタ解釈するといろいろとハマるのですよね;。

[この作品でメタ解釈をしてはいけないのはなぜか?]

なぜこの作品でメタ解釈をしてはいけないのか? その理由は、メタ解釈をしてしまうと、岡部がリーディングシュタイナーを持つことに関する理由づけが出来てしまうからです。この作品は、「たまたまなんだかよく分からないけれども、自分が神様みたいな能力を持ってしまった!」ということを無条件に受け入れる必要があり、なぜ岡部がこんな能力を持つことになったのか? なんて真面目に考えてしまうと、作品そのものがいろいろとシラけてしまうのです;。

というのも、もし岡部がリーディングシュタイナーを持つのが主観視点を持つためだとしたら、まゆりんや紅莉栖だって、彼女たちから見た世界(=彼女たちが主観を持っている世界)であれば、リーディングシュタイナー能力を発現させていてもおかしくない。ところが、この作品は、最初から最後まですべての物語が岡部の主観で語られる。これは裏を返せば、「岡部の主観からで見た世界しか見ることができない」ということを意味し、「作品中でプレイヤーが見ているのは、『岡部にとっての世界』でしかない」ということを意味してしまいます。このため、この作品では、「ヒロインの主観がどこにあるのか」は最後まで分からない。もしかしたら、本当のヒロインは別のところに存在していて、彼女たちはオカリンとは異なる世界線の上で生きているかもしれないのです。

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メタ解釈に基づけばこうした解釈も成り立ちうるのですが、もしこのように解釈してしまうと、岡部が助けたのは NPC としての(=ホンモノではない)まゆりんや紅莉栖でしかなく、オカリンのあの苦しみは、自分にとって都合のよい世界を作り上げるための努力でしかない、ということになってしまう。15 年後の岡部が過去の自分に対して、「お前がしてきたこと(=別の世界線で各ヒロインを救済したものの、彼女たちを幸せにしたことを『なかったこと』に変えてきたことは無駄じゃない」と語りかけるセリフも、ヒロインたちの救済を意味しない。なぜなら、そこにはヒロインたちの「主観」がない(あるかどうか分からない)からです。このセリフの意味は、岡部がしてきたことは、岡部の「主観」という連続性の中で、岡部にとって無駄ではなかったということであり、そうした岡部の行為があったからこそ、岡部の「主観」を Steins;Gate 世界線へと導くことができるのだ、ということ。つまりこれは岡部の主観からの救済、言い換えれば岡部の「心」の救済でしかなく、本当の意味でのヒロインの救済にはなりません。……いやそりゃシラけるよね、という話になってしまうのです;。(← 私はこのセリフを見て、「なんだこりゃ??」と気持ち悪さを覚えたクチです;。)

[メタ解釈を拒む作品]

ここで私が述べた問題は、哲学的テーマのひとつである「自我/他我問題」です。自我/他我問題とは、「他人の自我(=他我)は自身の自我の認識境界の外にあるため、他人に自分と同じような自我が存在することを証明できない」というもの。簡単に言えば、「私が見ている世界と、あなたが見ている世界とが、同じであることを、証明する手立てがない」というものなのですが、この作品では、この自我/他我問題を、触れてはいけないモノとして取り扱っています

例えば、自分だけがなぜリーディングシュタイナー能力を持つのか、という問題に関して岡部は全く深入りをせず、「なぜならば私は神だからだ! フゥーハハハハ!」のひと言で済ませてしまっている。主観から見た世界において自分が特異的な存在(=神)になるのは当たり前のことなのに、そのことに何ら疑念を差し挟まないのですよね。また、作品中において鈴音が「意識の問題は 2036 年でも解決していない」と語りますが、これは、自我/他我問題が 2036 年でも解決されていない(=他人の主観というものがそもそも本当に存在するのかどうかすらも証明されていない)という意味です。要するに、この作品では、自我/他我問題はアンタッチャブルですよ、という姿勢をはっきりと打ち出している

だから、この作品はもっと単純に捉えればよくて、岡部にシンクロして、「(自分から見た)世界において、(自分から見た)ヒロインたちは救われた! まゆりんも紅莉栖も死なずに済んでハッピーエンド!」だと思えばそれで十分な作品、なのです。ホントのヒロインはどこにいるのか? なんてややこしいことを考える必要などまるでない、のです。

……けれども、それはまあわかるんだけれども、やはり私にはどうにも気持ち悪く感じられるところもあるのです。

■ 本作において他我問題を議論の対象としないことへの疑問

ここまで書けばもうだいたいお分かりと思いますが、私がこの作品においてどうも気持ち悪さを感じるところは、自我の特異性をリーディングシュタイナー能力というギミックで作品中の設定に取り込んだにもかかわらず、作品中で他我の問題に全く触れようとしないところにあります。

確かに、「主観を通してしか事物を見ることができない」という考え方は全くおかしいものではないし、そもそもそれは、西洋哲学の根本にある思想のひとつだと思います(書き出すとキリがないのでここでは省略)。また、我々の日常生活においても、他我の存在の有無については議論しないのがふつう(=目の前にいる女の子が NPC なのかホンモノなのかなんて議論しないのがふつう)だし、自分の主観を信じ、目の前に見える世界で頑張るしかない。それが当たり前だし、それが現実世界を生きるということだと私も思います。けれども、それは自分と目の前の女の子が同じであるはずだという前提条件があるからです。自分が神でもなんでもないからこそ、「自分には自我がある、ということは、他の人にも自分と同じように自我があるのが当然だ」と思うのです。

ところがこの作品は、その前提条件を崩しているのですよね。岡部はリーディングシュタイナー、神の目を持つ、と。

もちろん、このゲームの中で他我問題を議論することは現実的とは言えないし(複雑になりすぎる)、それが本論じゃないことは百も承知している……のですが、どうにもバランスが悪い。このゲームをプレイする際に、「自分の心の問題」のみに焦点を当て切れるかどうか、「目の前にある世界」を何ら違和感なく受け入れることができるか、言い換えれば岡部に感情移入しきれるかどうかが、この作品の評価を大きく左右することにつながってしまう、と思うのです。もともと舞台装置として使われた「リーディングシュタイナー」という神がかった能力は、プレイヤーと主人公岡部とのシンクロ率を高めるギミックとして機能するはずだったのですが、私の場合にはその能力の特異性がむしろ感情移入を妨げる要素として働いてしまい、要らんことを考えてしまって最後までしっくりこない感覚が残ってしまった……のですよね;。だって、究極的には、自分では自分の心しか救うことができないし、自分の心は自分でしか救えない……なんて、仮にそれが真実であっても寂しすぎるじゃないですか、と。

■ 過去の作品との比較、そして Steins;Gate というゲームの特異性

こういう観点から見ると、この作品は、歴代の過去の名作と呼ばれる作品とはずいぶん性質が違うものだと思います。よく引き合いに出されるのが Ever 17 ですが、上記のような視点からすれば全く違うタイプの作品でしょう。むしろ、分岐する様々な世界をすべて体験することで、自分の主観における世界をグランドフィナーレに導くという意味においては、一般的な恋愛ゲーム、それこそ CLANNAD のような作品の方が近いと思います(CLANNAD は各分岐にそれぞれの意味・位置づけがあって、それらの思いが重なり合う場所に最後のグランドフィナーレが存在するため)。

CLANNAD のようなゲームと本作 Steins;Gate の明確な違いは、プレイヤーの主観と主人公の主観が一致するかどうかという点です。つまり Steins;Gate という作品の特異性は、要するに、分岐型恋愛ゲームにおいて、俯瞰的な視点に立っているプレイヤーの視点や心を、より深くゲーム世界の中に引きずり込む仕掛け(舞台装置)を持っているところにあります。これにより、プレイヤーを主人公により感情移入させること、そのシンクロ率を思いっきり高めることを狙ったのでしょう。……いや私の場合にはその舞台設定のおかげで感情移入できなかったんですけどね;。(でも Web を見ていると、どっっっっぷりと感情移入している人の方が多いので、私みたいな人はマイナーなのだと思います;;。)

いやもしかしたら、だからこそ岡部のキャラ造形を敢えて厨二病にしたのかもしれません。厨二病というキャラであれば、自己の存在を疑うこともなく、狂言回しもさせることができ、他人の自我なんてことに気を払うこともなく、ストレートに物語のエンディングを目指させることができる。……なんて考えるのはさすがに穿ちすぎですかね、やっぱり。(単純に、周りから見て、未来の記憶を思い出しちゃったりするヘンなヤツ、という、ストーリー上のつじつまを合わせる ために都合のよいキャラ造形だから、というのが真相だと思います^^)

にしても、返す返すも作品に乗りきれなかったのが悔やまれるところ、ではありますね;。前々から高評価ばかりを聞いていたためにちょっと身構えてあれこれ考えすぎたような気がします。突っ込んで考えたら負けな作品で、もっと単純に、気軽にプレイした方が良かった作品だったんでしょうねぇ^^。いやはや、ちょっと失敗しました;。

# まあやたらとエントリが長いのは、乗り切れなかった悔しさゆえと笑ってやってください;;。うぐぅ。

今日はこちらの書評をひとつ~。

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ええっと、新幹線の科学。以前に紹介した、「ボーイング 777 機長まるごと体験」と同じシリーズの一冊なのですが、いやー、これは非常に面白い。主に東海道新幹線に導入されている N700 系を中心として、新幹線のハイテク装置の数々に迫っていく、というものなのですが、単に乗っているだけでは分からないハイテク技術の数々が紐解かれているのでかなり面白い一冊になっています。

この本の面白いのは、新幹線の車体などの解説に留まらず、その周辺のテーマまで含めて扱っているところ。駆動系、電力供給、車体、客室、運転、線路、安全、旅客サービスなど、ほぼ新幹線にかかわる基礎知識を網羅的に一冊にまとめてあって、これを読めば新幹線マニアになれる、といわんがばかりの一冊。びっくりしたのは、新幹線は在来線と異なるメカニズムで構成されているところが極めて多いということで、ほとんど独自の専用設計の車体と線路が使われているのですね。まあ考えてみれば当たり前と言えば当たり前なのですが、これだけの開発費用とメンテナンス費用が投入できるのは、特に東海道新幹線がドル箱路線だから、なのでしょうね。

普段から新幹線を使う人は、おそらく興味深く記事の数々を読めるはずなのでかなりおすすめ。ぜひ読んでみてください。

というわけで今日はこちらのエントリをひとつ~。

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TAP DEFENSE。これ、iPod touch/iPhone 用のゲーム(無料アプリ)なのですが、

これがとんでもなく面白い。
っつーかムチャクチャハマッてるんですけど;;、状態^^。

いやもうどんだけ時間を吸われたんだか、状態ではあるのですが、そもそもどんなゲームかというと、モンスターが通っていく道の横に、各種の設置型兵器を置いていき、ゴールへの侵入を阻止する、というもの。兵器は 3~4 レベル程度までグレードアップすることができ、それに応じて火力などが強くなっていきます。

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ゲーム自体は非常にオーソドックスで、どっかで見たことあるよなぁ、的なゲームなのですが、実に素晴らしいのがそのゲームバランス。このゲーム、兵器を配備したりグレードアップしたりするのに Gold が必要なわけですが、この Gold が増える仕組みが 2 つあって、

  • モンスターを倒す。
  • 次のステージに進む際に、残っているゴールドの約 10% 程度がボーナスとして入ってくる。

実は後者がこのゲームのポイント。前半のステージは確かに有り金すべてを兵器設置に使えばサクサクと進むものの、後半ステージに進むにつれて貯金が足りなくなってゲームオーバに。前半戦でなるべくケチくさくステージを進めておき、複利でお金を増やしていくことで、後半戦で圧倒的な金銭差でゲームを進めていけるようになる、というゲームだったりします。いやはやこれは面白すぎ^^。

まあ慣れてくると、お金なんていくらでもあります、使いきれません状態になり、圧倒的戦力差でゲームを進められるようになる....のですが。

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実は問題はここから。このゲームにはいくつかのゲームモードがあり、例えば Sudden Death (1 匹でもゴールまで敵が到達したらゲームオーバー)などのモードがあるのですが、この中で未だどうしてもクリアできないのが Ten Towers モード

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このモード、要するに画面内に設置兵器を最大 10 個しか置けないというものなのですが、後半戦(55 面以降)になると敵の波状攻撃が 10 個の設置兵器ではどうしても凌ぎ切れないワナ;。相当いろいろ組み合わせて工夫しているのですが、ゲーム中に進行を一時停止させて兵器を再設置するという反則技を使わない限りはクリアできないんじゃないか??と思うほど;。ランキングを見るとクリアしている人もいるようなのですが、まともな方法でクリアできるんですかねー、これは;、という感じです。誰かクリアしたら教えてプリーズ、状態。

ちなみにこのゲーム、英語なのですが、様々な有志が日本語説明ページを作ってくれているので、探せばいろいろと出てくると思います。なんにしても iPhone/iPod touch ゲームとしては相当なハマりゲーだと思いますので、ハードウェアをお持ちの方は、ぜひ一度、トライしてみてください。

少し前の話ですが、こちらを攻略~。

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ええっと、高田馬場にあるフレンチビストロ、L'AMITIE(ラミティエ)。ボリュームたっぷりのおいしいフランス料理を気軽に楽しめる、ということで評判の一軒で、前から行ってみたかったのですがなかなか行く機会に恵まれず;。まあなんとか襲撃してきましたよー、ということで今回のエントリになりました。

ランチの時間帯に飛び込みで行ってみたのですが、平日のちょっとずらした時間帯にもかかわらず、なかなかの混雑ぶり。たまたま運よく入れましたが、普通だと予約が必須、という印象でした。

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ランチは \1,200 で、前菜とメインのお料理を各 5 種類程度の中からチョイスする形。前菜にはポワローヴィネグレット、メインにはアッシパルマンティエをチョイス。前菜の方は、ネギを茹でてヴィネグレットソースをかけるというシンプルなお料理ですが、柔らかく煮込まれたポワローがなかなかに美味しい。メインの方は牛ひき肉とマッシュポテトにチーズを重ねてオーブン焼きにしたものなのですが、こちらも見事な一品。アツアツの牛ひき肉とマッシュポテト、そしてチーズが非常に良いバランスになっていて美味しい一品でした。

にしてもこのお店、自分がチョイスしたものは比較的少な目のものだったのですが、隣のテーブルを見て驚愕;。サンダルの底のような、絵に描いたようなステーキ肉が供されていたのですが;、なるほどボリューム自慢とうたわれるだけのことはある一軒。ボリュームにも味にも満足できるのですが、もし夜に来るなら大人数で来てシェアすると楽しそうかも、という感じのお店でした。気楽かつリーズナブルに楽しめるこういうお店はとても貴重ですね。

というわけで今日はこちらの掃除機の話をひとつ~。

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ええっと、パナソニックの掃除機 MC-SS300GX。や、普段のお掃除は基本的にルンバ君なのですが、やはり掃除機もあった方が便利……というかないと困る;;。結婚前に持っていた掃除機はちょっと不調だったこともあって、どーせだったら買い換えようか、という話になって掃除機を物色。実はもともと Panasonic を購入するつもりはなくて、最近発売されたダイソンの小型のやつを買おうと思っていた……のですが、奥さんがカタログをあれこれ見てみてこちらを推薦。kakaku.com で売れ線ナンバー1、満足度ナンバー1、ということで、直前でこちらの掃除機に変更された次第、だったりします。

で、実際に使ってみたのですが。
いやはやこれはとんでもなく素晴らしい掃除機じゃないですか^^。

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最近の掃除機ではハウスダストの発見センサーが付いていて、ゴミがあるところに行くと上のようにランプがオレンジに点灯。目で見てもぱっとは分からないゴミがサクサクと取れていくので掃除していて非常に気持ちがよいのですよ^^。

しかも驚くべきはその吸引力と静音性。強度を自動モードにしておくと、平常時は夜中の掃除でも気にならない程度の音で掃除ができ、しかもかなりきっちりとホコリが取れる。kakaku.com では以前持っていたダイソンよりも取れる、という人がいましたが、確かにこれだけ細かいホコリが取れるのはたいしたものだなぁと感心してしまいました。ルンバは吸引力が弱いのでどうしても細かいチリが残るのですが、これだけきっちり取れるのはたいしたもの。排気もかなりクリーンという印象です。

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そして最後に感心したのがゴミ捨て。サイクロン方式でゴミを吸引したあと、ゴミをコンパクトに圧縮してくれる仕組み。ゴミ捨てもかなり簡単です。フィルター部については水洗いが可能なのも加点要素ですね。

唯一の減点要素があるとしたら、起動時と終了時にゴミを圧縮する際、比較的大きな「ぶーん」という音が鳴るところ。掃除の音よりこのゴミの圧縮音の方が大きいというのはちょっと困ったもんだなぁと思うのですが、その一点を除けば大満足な掃除機。いやはや、たかが掃除機なのですが、これは良い買い物をしたなぁという感じでした。これを見つけた奥さん、GJ!ですよ、ええ^^。

今日はおいしいビジネスランチの話をひとつ~。

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ええっと、浜松町にある割烹小料理屋、旬彩 本濱。近くのビルで仕事をする用事があって、近辺の美味しそうなお店を探して出張ってきたのですが、いやー、これはびっくりするほど素晴らしいランチ^^。

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こちらのランチは鯛めし定食 1,200 円。ボリュームたっぷりのあら煮とお刺身まで付いて 1,200 円とはかなりリーズナブルな一品なのですが、お値段だけではなくどれも非常に美味しい。あら煮にはカレー粉で味付けした唐揚げが入っていたり、お刺身もちょっとアクセントをつけた味になっていたりと工夫もあり、最後までおいしくいただけます。自分的には特にから揚げ入りのあら煮が大ヒットで、思わずご飯が進む味。カレー粉などの工夫は、多少鮮度が落ちた魚をうまく使うための工夫なのかもしれませんが、仮にそうだとしてもこれだけ美味しければ十二分に許容、でしょうね^^。

さすがにこれだけ美味しくてお腹も心もお財布も満足できるランチとなるとやはり混雑するもので、私は 12 時頃に行ったのですがすでに満席。席数が少なく、出る頃には外に行列も出ており、あまりゆったりと食べられないという難点はあります。けれども、浜松町に行ったときにはまた訪れてみたいと思える一軒でした。食べログポイント 3.88 は伊達じゃない、ってところでしょうかね^^。

前からちょっと興味のあったゲームが叩き売られていたので買ってきました。

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ええっと、時限回廊。過去に操作した自分と協力して、各ステージのゴールを目指すというゲーム。以前この blog でも紹介したことのある "Cursor*10" という Flash ゲームとコンセプト的には全く同じ。こちらのゲームはとんでもない神ゲーだったので、さてはてどんなもんかと思ったわけですが、

これはイケてない、イケてなさすぎる;;。
なるほど叩き売られるのも仕方がないかも;;。

最大の問題は Cursor*10 のようなシンプルさと爽快さがない、という点。プレイムービーを見るとよくわかるのですが、ギミックに懲りすぎていてプレイ展開がスピーディーではないのですよね。このゲームが Cursor*10 をリスペクトして作られたゲームなのかどうかはわかりませんが、Cursor*10 に比べて余計な尾ひれ背ひれがついて重たくなってしまった、という印象。うーん、もったいない;。

ファミ通では殿堂入りしているソフトなんですが、そこまで面白いかなー;、という感じ。アイディア自体はいいんですが、パズルとして面白くてもゲームとして面白いとは限らない、という印象のゲームでした。うむむ;。

というわけで昨日はこちらを襲撃~。

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立川のフレンチレストラン、レストラン 27(ヴァンセット)。今回は 3 回目の襲撃になるのですが、なにげにかなりお気に入りのお店で、味はもちろん居心地もなかなかによいお店。土日になると予約でいっぱいになってしまう名店なわけですが、今回は昨年の結婚式の打ち上げということで、両家の実家の両親と共に 6 人で襲撃してきた次第、だったりします。

# なんで今さら打ち上げ?というツッコミもあるかと思いますが;、実はもともと 12 月半ばに
# 予定していたものの、私の体調不良で延期された次第、だったりします;;。

今回は 6 人ということもあって、初めて奥の個室に通されましたが、ゆったりした個室でくつろぎながら食事が楽しめるのは嬉しい限りです。

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というわけでまずはワイン。今回は 6 人でワインボトル 3 本をオープンしましたが、シャンパンがなかなか good。赤ワインを作るブドウの品種なんだそうで、味がしっかりついたシャンパンでした。珍しかったけどうまうま^^。

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そしてお料理~。私はカキが苦手なのでこれを変更、お肉も鴨料理ではなく定番の牛フィレ肉の方をオーダ。

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感想としては、さすがにどれも美味しい、という印象。2 品目のジビエのテリーヌも味のバランスが見事だし、3 品目は白子のポアレがかなりイケてる。4 品目の牛フィレ肉のステーキはやはり定番だけあって鉄壁なおいしさ……ではあったのですが、非常に残念だったのがデザート。過去 2 回のデザートは見た目も味もなかなかにイケてたのですが、今回のブラマンジェは盛り付け含めてかなり寂しい印象。器が特殊(真ん中にくぼみがある大皿プレート)なのにそれを生かせていないなー、という感じでした。うーん、惜しい;。

それにしても気付けば結婚式から 2 ヶ月経っているわけですが、こういう形で両家の両親を交えての食事会が持てるのはなかなかに嬉しいことですねー。美味しいお店はまだまだたくさんあるわけで、また機会を見つけて 6 人で食事に行きたいものです^^。

というわけで今日は先日の Web 拍手へのコメントから~。えっと、1/10 のエントリへの Web 拍手なわけですが。

> 御回答ありがとうございました。もしよろしければ、まちばりあかねさんをロールモデルに
> させて頂きたいのですが、何か行動の上で具体的に気をつけられている点、あるいは
> 根本の人生哲学がございましたら教えて頂けないでしょうか。プライバシー上の問題が
> ある場合は、ご回答をお控え下さい。

……なんか話がえらい大げさになっているような気がするのは気のせいですか隊長;;。いやそんなに大層な話じゃなかったと思うんですが、状態;;。というかそもそもロールモデルっていったいなんですか、タベラレマスカ? 状態ですよ、ええ;。

まあでも敢えてマジレスしてみると、人生哲学なんていう大層なものは持ち合わせていない、というのが本音なところ、でしょうか;。や、この Web 拍手を入れてくださった方がどんな回答を期待されていたのかは知る由もないのですが、人間ってそうそう無矛盾でいられるものではない、と思うのですよ。あるところではカッコいいことを言いながらも、あるところではめちゃめちゃダサい行動をしている、というのがごく普通の人間の姿。数学の理論のように、たった一つの哲学や理念から、すべての考えが派生し、その行動が規定されているような人なんて普通いないでしょ、と思うわけです。

そのときそのときで、自分にとって都合のいい理屈や理念を持ち出して自己肯定しながら生きていく。……というか、そうしなければ生きていけない。それが人間の姿なんじゃないかと思うのです。

私は普段考えていることとか、自分自身の考え方をその場その場でこの blog に書き連ねて約 5 年になるのですが、この blog (とゲームのインプレ)を手繰れば、だいたい今の自分の考え方のほとんどがまとめられています。でも、それが人生哲学なんていう大それたものかと言えば、正直そんな立派なものじゃないと思いますし、これから先も、大小いろんな形で自分の考え方は変わっていくのだろうと思います。謙虚に考え、自らの非を認める勇気を持ち、自分を変えていく努力を続けていくことで、ちょっとでもよい自分を目指せればいいなー、ぐらいに思っています。はい。

にしても、こうやって自分のそのときそのときの考え方を blog にまとめていくことはなかなかよいものですね。相当な時間を費やしてこの blog を書いてはいますが、それ相応の見返りはあるものだなぁと改めて思う次第、だったりします。

というわけで今日はこちらの甘味をご紹介。

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ええっと、大阪にある洋菓子のお店、五感(GOKAN)。大阪のおみやげに限った話ではありませんが、最近はどこのお菓子屋さんも全国展開しちゃっていたり、あるいはデパートなどで目玉店としてプロデュースされてしまうおかげで、非常にお土産に困ってしまうのですよね。今回選んだこちらの五感は、どうも東京には出店していない様子……ということで、ここをチョイスしておみやげを買ってきてみた次第、だったりします。ちなみに食べログポイントは 3.84 というなかなかのハイスコアなので、当然のことながら期待が高まるところ。

とりあえず購入してきてみたのは、お米の純生ルーロ。ルーロってなんじゃらほい、ですが、ロールケーキのフランス語なんだそうで、まあ要するに、米粉を使ったロールケーキです。

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で、食べてみたのですが....
激うま。これは確かに美味い。

って、正直ちょっとこれはびっくりしたのですが、びっくりしたのはこれが本当に米粉なのか?、ということ。米粉のパンなどはどうしても小麦粉と違ってパサつき感が出てしまったりすることが多いと思うのですが、これは弾力感といいふわふわ感といい、スポンジが本来持つべき特性が見事にバランスよく凝縮されている。そしてさらに驚くのは生クリームとの恐るべき相性。分量バランスはもちろんのこと、生地と生クリームの相性はお互いがお互いのために生まれてきたと言わんがばかりの素晴らしさ。そして織り込まれているアクセントの黒豆がこれまた美味しい。いやはや美味しすぎて、ついついロールケーキをさらにカットして食べてしまうワナ。それぞれの素材の一体感が非常に素晴らしくて、思わず舌を巻きました。これはお見事。

調べたところだと、コシヒカリ 100%、国内産丹波黒豆、農家指定の搾りたて美山牛乳……だそうですが、このロールケーキの素晴らしさはそうした素材の良さではとても語れない、という印象。いやはや、本当に美味しかったです。

このロールケーキ、難点は賞味期限が当日中、という点。保冷剤ケースをお願いすれば 4 時間までは持つので東京まで持って帰ってくることは可能ですが、通販などでは取り扱われていない様子。いずれにしても、おみやげに持って帰ってくるのもなかなかに不便かも、と思います。ただ、それでも一度は味わってみたいお菓子。他にもいろんなお菓子を扱っているようなので、また大阪出張があったときにはぜひいろいろ挑戦してみたいと思います。いやー、美味しかった....。

うちの家にある無線ルータ、購入当初から電波の調子が非常に悪く、まあ小型でアンテナなしだとこんなもんなのかなー、と思ってずっと使っていたのですが、ちょろっとネットを調べてみたらなんとリコール品であることが発覚;;。まあ別に火を噴くとかそういうものではなくて、電波がぷつぷつ切れることがあるという欠陥品だったようで、Web から申し込んでみるとさくっと代替品が届きました。

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ふむー、こんなこともあるのか、と思ったりしたのですが、お詫びの品ということでおまけでついてきたのが Micro SD の超小型 USB リーダ。んー、こんなもん使い物になるかなぁと思いつつ、秋葉原に行ったついでに 8GB のバルク品を \1,000 ぐらいで購入してきました。

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というわけでリーダーにメモリカードを装着。

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って、小さっ^^。ホントに USB の口の部分しかないようなもので、その隙間に MicroSD を差し込むような形なのですが、確かにこれだけ小さいとなにかと便利で、キーホルダーにちょろっとつけておいて、必要なときに取り出して使う、なんていうことが簡単にできますね。うーん、使えないかと思っていたのに割といいかもー。

……と思っていたのですが、Web を検索して微妙に苦笑い。

どうもこの製品、作りがかなりヤワらしく、USB に抜き差しを繰り返していると簡単に GND がショートしてしまうのだとか;。同様の現象にヒットしている人も多いようで、またしてもリコールか? と苦笑いしてしまいました;。

まあでもリコール品にあたったのは人生初かも? こんなこともあるものなのですねぇ。

というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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いや~、相当久しぶりに大阪まで出張。名古屋は割としょっちゅう出張があるのですが、大阪にはなかなか行く機会がないのですよね~。大阪駅が大改装していてびっくりしたりしたのですが、奥さんにおみやげ何がいい?という話をしたら、なぜかたこ焼きを所望、との話に;。いやそれおみやげに向いてないから、と全力でツッコミだったのですが、とはいえ言われたからには当然買いに行くよ~? というわけで行ってきたのは、大阪駅近くのこちらのお店。

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JR のガード下にあるたこやき屋さん、はなだこ。さすがは大阪というべきか、6 個入りで 320 円からという非常にリーズナブルな価格設定。多少人が並んでいたものの、5 分と待たずに購入できました。とりあえずノーマルのたこ焼きとネギマヨを購入してお持ち帰り^^。

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電車の中でも食べつつ、家に帰ってから残りを食べたのですが、いやはやびっくりするほど美味しい。なんか東京のたこ焼きと全然食感が違っていて、出汁がたっぷりと入った感のあるたこ焼きなのですよ。それでありながらたこ焼きとしての存在感もちゃんとあり、中にはしっかりと大ぶりのタコが入っているのも嬉しいところ。いやはや、これは思った以上に見事でした。こういうお手軽ジャンクフードもなかなかによいものですねぇ^^。

や、なぜ今さらと言われそうですが、ここ最近しょっちゅうカロリーメイトを食べまくり。実は昨年末に胃を悪くして以来、手軽にカロリーと栄養が取れるよ~、ということで薦められて初めてカロリーメイトを食べてみたのですが、これが意外に美味しい。まあ要するに単にビスケットとかクッキーのかわりにパクパクと食べているのですが、メイプル味が意外に美味しいのでしょっちゅう食べてしまうワナ。

……なんていう話をしていたら、会社の同僚がカロリーメイトの液体版がある、という話を;。そんなもんがあるのかー、と思ってたら。

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ででーん。
っていうかプレゼントに持ってきてくれたのですが;;。(苦笑)

というわけで、早速飲んでみましたよ~。健康的な朝食はこちら!

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おまえ何やってんだ、というツッコミはなしで^^。いやー、でもなんかバランスが取れた素敵な朝食っぽいじゃないですか^^、という冗談はさておき、とりあえず飲んでみました。

おお、意外にいける??
というか割とまともな味かもー。

……と思っていたのですが、奥さんが一口飲んでみたところ、激マズとのひとこと;;。や、要するに見た目と味はコーンスープなんだけど、匂いが合成化学調味料バリバリな感じで耐えられないのだとか;。私としては、むしろその辺で売っている粉末のコーンクリームスープの方がよっぽど美味しくないと思うのですが、いずれにしても人を選ぶのは間違いがない……という感じですね;。

まあでもこの手のバランス栄養食、基本的にそんなに美味しいものではないですが、それでもそれなりの味になってきているのだなぁと感心。実際にはカロリーメイトもそんなに味の種類があるわけではないので、最大の難敵は飽きだそうですが;、ちょっとしたおやつなんかにはこういうのもいいかも、ですね。

さてさて、今日は先日いただいた Web 拍手のコメントの内容からひとつ~。

> 結局この時代に生きるひとりの人間としての幸せを重視すると、身近な人との交流に帰結するということですかね。。。極めるほど凡庸になるというこですかね。

や、こちらのコメント、年末の大みそかエントリの話に頂いた Web 拍手なのですが、ちょっと反応したくなったのでつらつらと書いてみるテスト。や、実のところ、凡庸に生きることこそが真に大変で難しいことなんじゃないか、と私は思うのですよ。

近代的な文明が生まれて数千年、人は幸せを求めて止まずに生きてきたと思います。その間、科学技術は進歩するし文明も発展するし、この世の暮らしも昔に比べて驚くほど豊かにはなった……とは思います。けれども、それは人間そのものが生命体として進化したということではないのですよね。例えばこれは私の妹の受け売りですが、科学技術や医学が進歩した今となっては、30 歳を超えた出産は全く珍しくない。けれども、生物学的に見たらやっぱり 30 歳を超えた出産は高齢出産に違いないのですよね。同じように、人間の寿命は確かに延びたけれども、誰だって死ぬという基本原則の部分には未だ変わりはない。社会生活が豊かになったとしても、生命体としての根源の部分に関しては、昔とそれほど変わっていないというのが実態ではないか、と思うのです。

その一方で、私は幸い(?)にして割と大きな企業に勤めているおかげで、いわゆる「仕事の世界」における頂点に近いところも垣間見たりすることがあります。そんなときにふと思ってしまうのが、「自分は絶対にあの高みには到達できない」という現実と、「あの高みに到達したとして自分は幸せになれるのか」という冷静な自己分析。や、ともすればこれらは「やる気のない人間の逃げ」のようにも見えるでしょうが、そうした面を抜きにして、本音ベースで冷静にそう思ってしまう自分がいる、のですよね。

分かりにくければ、こんなシチュエーションを考えてみるとよいかもしれません。例えば、トレッキングで山登りをしたときに感じる清々しさは間違いなくある。けれども、ではエベレストの頂上に登り詰めたら果たして自分はどう思うだろうか、と。確かにエベレストに登頂すれば、登頂した人にしか味わえない『何か』を得られるのは間違いないでしょう。けれども、それは自分が目指すべき幸せのカタチなのか? という問題は、全く質の違う問いとして存在するわけです。

もちろん、もしかしたら今まで人類が見つけられなかった全く新しい『幸せのカタチ』が存在していて、すごい能力を持った人であればそれを発見することができるのかもしれません。けれども、正直言って自分ぐらいの能力でそんなものが見つけられるとはとても思えない。それができると思うのなら、それは人類の今までの集合知にタテをつくようなものではないかと;。や、さすがにそれは無理だと思うのですよ。

けれども、その一方で思うのは、今の時代、凡庸に生きることこそ本当は難しい、ということ。

凡庸に生きる……と書いた場合、どんな人生を想像します? ごく平凡に就職して、ごく平凡に恋愛して、ごく平凡に結婚して、ごく平凡に出産して、ごく平凡に会社勤めして、ごく平凡に子育てして、ごく平凡に老後を過ごす……こう書いてみればすぐに分かりますが、今の時代、どの一つ取っても恐ろしく難しいことばかり、ではないでしょうか? ましてやそれが幸せな就職、幸せな恋愛、幸せな結婚……などと修飾子がつけば、これはぞっとするほど大変なことだと思うのですよ。今の就職難なんかを見てみれば、もはやその入り口の段階で致命的に躓いているわけだし、結婚しない/できない若者が後を絶たない、なんてしょっちゅう言われる話。でもそれは、誰しもがそんな生活を望んでいるわけじゃなくて、今の時代、普通に生きてたら凡庸に生きることなんてできない、という話だと思うのですよ。

だからこそ、凡庸に生きたいと思うのであれば、並大抵ならぬ努力をしなくちゃいけないのではないかと思うのですよね。そして、努力で得られた力は、凡庸に幸せに生きるために注ぎ込む必要があるのではないか、と。私は、将来の夢が「歳を取ったときに、日本庭園の縁側で、奥さんと一緒にお茶をすすりながら『今日も平和だねぇ』とまったりすること」という人ですが(苦笑)、いやはやそんな余生を過ごすためにはどれだけの努力が必要なのか? 正直、今の努力ではとても無理なんじゃね??と思ってしまう部分があるのですよねぇ。

や、幸せのカタチなんて本質的なところは時代が変わってもそんなに大きくは変わらないはず。けれどもそれを掴むために必要なパワーや努力は、おそらく時代が変わればそれ相応に変わってくる。もちろん、今だけでなく昔の時代だって昔の時代なりの難しさと大変さがあったはずですが、今の時代、少なくともそれがラクになっているというわけではないはず。だからこそ、自分たちは頑張らなくちゃいけないんじゃないか……とまあ、そんなふうに思います。

というわけで土曜日は奥さんのお手伝い~。

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や、いったい何事??状態ですが、これ、友達の結婚式のお祝いのためのムービー作り。私の奥さんは大学の同期の女性間の結束がめちゃめちゃ強くて、お互いがお互いの結婚式に招待する仲。最初の結婚式で、奥さんの取扱説明書(よくある結婚式の出し物)をやったところからこれが恒例になり、毎回、結婚式のお祝いとして取扱説明書を作っているのですよね。もちろんいつでも結婚式の中で出し物としてやるわけではなく、基本的には結婚式当日の午前中に貸し会議室を借りてムービーを撮影し、これをプレゼントとして渡す……という形を取っているのですが、今回は結婚式が午前中からということもあって前日撮影に。じゃどこで撮影するよ?という話になったときに、

「いっそうちで撮影すりゃいいんじゃね? 全部機材揃ってるし。」

……という私のトンデモ発言により、うちの自宅で撮影することになった次第、だったりします^^。結構、人数も多くて、女性 5 人、男性 1 人を呼んで合計 8 人での撮影となったわけなのですが、最初はそもそもうちに入れるのか??という心配も;。フタを開けてみれば全く問題なかったのですが、自分の家がこんなに女性だらけになったのは生まれて初めて状態なんですけど、状態(苦笑)。やー、何もしなくても女性がたくさんいると場が華やかになるものだなぁと改めて実感してしまったり。

# 自分の結婚式のときもみんな呼んだので、私ももう顔馴染みなんですけどね^^。

まあせっかく来てもらうんだから、ということで、朝から軽く料理も仕込んでみたり^^。サンドイッチ類は奥さん作です。

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しかしちょっと驚いてしまったのは、女性ばっかりだとこの分量でも足りてしまうのか、ということ。や、作り始めたときに 8 人もいるんだからどう考えてもこの分量じゃ足りないだろうと思ったのですが、大半が女性でしかもお昼となれば、まあこんな程度+おやつぐらいで十分足りてしまうのですねぇ;。ちょっとこれは新鮮な驚きでした。

なにはともあれ、結婚すると奥さんつながりでこうした交友関係が広がるのは嬉しい話、ですね~^^。まあちなみに撮影したムービーの編集で夜中の 5 時までかかってしまったのは秘密ですが;、そんなふうにいろいろ出来るのも結婚の楽しみのひとつ、ですね^^。

というわけで今日はこちらのインプレをひとつ~。

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XBOX360 KINECT 用ソフト、コナミの DANCE EVOLUTION。KINECT といえばダンスゲームだろう、ということでこちらを購入してみたのですが、

いやはや、これはめちゃめちゃ楽しいじゃないですか!
ただし主に見ている人が、ですがwww。

このゲーム、要するに簡単に言えば DDR の全身振り付け版。ゲーム画面中にあらわれるダンサーに合わせて身振り手振りをつけていくというものなのですが、

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って、ちょwww。
いやー、このゲーム、何が面白いって、踊っている人がカメラでキャプチャされて、画面上に表示されるのですよ^^。いやはやめちゃめちゃ笑えるのですがwww。

# と、奥さんのことを一通り笑った後で私がプレイしたわけですが、逆に大笑いされるハメにw。
# まあ実際、確かに笑えるのですがw。

とまあ笑えるところはしっかり笑えるこのゲームですが、ゲームとしてもよく出来ている。KINECT はだいたい画像解析のため 100msec 程度のタイムラグがあるのですが、タイムラグがあったとしても違和感なくプレイできるように、アクション判定をいくつかのパターンに分類。ポーズを決める、ラインを描く、手を叩く、などいくつかのパターンを組み合わせてダンスを踊っていく形になっていて、なるほどこれは上手いなぁと感心してしまったり。少なくとも、KINECT の認識タイムラグが気になるようなことはありませんでした。

いやはや、それにしてもさすがは KONAMI。KINECT という新しいデバイスの初物のゲームであるにもかかわらず、これだけのクォリティのゲームを出してくるとは。こういうあたりが一流の一流たる所以、なのでしょうね。

というわけで今日はこちらの書評をひとつ~。

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ええっと、最近ベストセラーになっているらしい新書、「宇宙は何でできているのか」。副題として、「素粒子物理学で解く宇宙の謎」というタイトルがついているのですが、その名の通り、宇宙という壮大なテーマが、素粒子物理学という微細な粒子の物理学と関連している、という非常に興味深いテーマを扱っている一冊です。

私自身は一応これでも理系出身なので、この手の話は当然好きだしそこそこは知っているつもりだったのですが、びっくりしてしまったのはここ約 10 年ほどの研究の進展。著者の村山さんは素粒子物理学の第一線の研究者の方なのですが、ここ 10 年ほどで次々と明かされたり実証されつつある理論や研究内容を、本当にわかりやすく説明してくれています。確かに当時、私が学生の頃にそういえばそんな話があったよなぁ……と思う内容について驚くほど研究が進んでいたりして、思わず読みふけってしまうワナ。

しかも素晴らしいのは、この本、一切といっていいほど数式が出てこないのですよ。私は物理学と言えば数式で紐解かれる世界、というイメージを持っていたし、また私自身が塾でアルバイトをしていたときにはそういう教え方をしていたのですが、この本は数式を使わずに、その理論や数式が何を意味するのかを、極めて平易な日本語と例えで説明してくれている。そして驚くべきはその豊富な知識。次から次へと手を変え品を変えて説明される話の数々は、単に第一線の研究者としての力量だけではなく、語り手としての恐るべき力量を感じさせてくれると同時に、物理学の面白さをこれでもかというぐらいに見せつけてくれる。例えば標準理論というものがどういうものなのか、どんな意味があるのかということを、おおまかなところだけでも理解した気にさせてくれた本はこれが初めてで、いやー、もし私が学生時代にこれを聞いていたら研究の世界に残っていたのかも……と思ってしまうぐらいにエキサイティングな世界を見せてくれました。いやはや本当に素晴らしい。

それにしても、この本を読んでみて思ったのは、自分は物理学のことをこれっぽっちもわかってなかったんだなぁ、ということ。一応これでも塾のアルバイトで物理学を教えていた人間なのでそこそこはわかっているつもりだったのですが、この本を読んで思ったのは、やはり物理学も実験の世界なのだということ。や、高校や大学の最初の頃に学ぶ物理学は、基本的には理論と答えがかちっと固まっている世界で、物理=すでに完成された理論のもとに形作られる学問、というイメージを持っていたのですよね。ある意味、数学に近いものを感じていたのですが、宇宙物理学や素粒子物理学にはこれほどまでに分からないところがあり、そして新しい理論を構築していくことで世界を読み解こうとする夢のある学問なのだということを教えてくれます。逆に言うと、そういう物理学の魅力は塾の講義ではぜんぜん説明できてなかったなぁ……と思うところもあり(まあ受験用のテクニックとしての物理なのでそれはそれでアリ、とは思いますが;)、ちょっと申し訳なかったかな?と思うところもあります。

なにはともあれ、物理学の面白さをいろいろ教えてくれる一冊。特に学生の方にはおすすめなので、ぜひ興味がある方は読んでみてください。

ま、まさかあの名作が iPhone/iPod touch にあるとは!!!!

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知る人ぞ知る、セガサターン不朽の名作、デジタルピンボール「ラストグラディエーターズ」。KAZE という、ピンボールゲームばっかり作っているという謎のゲームメーカーが手掛けたゲームなのですが、このゲームが発売されたのは確かもう 15 年近くも前。それがまさかまさか、iPhone/iPod touch 用のゲームとして復活しているとは全く知りませんでした。

# ちなみにどんなゲームなのかは、こちらを見てみるとよいかと。セガサターン版ですが。

がしかし、知ったとなれば当然プレイせずにはいられない! というわけで、さっそくダウンロードしてプレイてみました。とりあえずマルチボール~^^。

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……なわけですが。

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っつーか Jackpot 出ないよーーーー;;。
なんつー難しさwww。

どうもこの iPhone/iPod touch 版、ラストグラディエーターズの Ver 9.7 ベースで作られているようなのですよ;。当時の本作を知っている方ならご存知だと思うのですが、このゲーム、一度リリースされた後、ゲーム台を調整し直した Ver 9.7 というのが再度リリースされたという作品で、このおかげでとてつもなく難しくなってしまったのですよね。なにしろ GLADIATORS の台の中央レーンにボールを通せない;;。アリーナにボールを入れるのも難しく、おかげでまるっきり Jackpod が出ません><。うぐぅ;。

# このゲーム、ピンボール台が 1 台ずつ別売りされていて、1 台あたり 600 円。
# 全台買うと \2,400 かかるのですが、Ver 9.7 だと買う気が急に失せるワナ;;。

それにしてもこのゲーム、今プレイしても全く色褪せない面白さというのがやはり凄い。リアルなボールの挙動、シンプルなゲームルール、腕一本での真剣勝負、多彩なゲーム台、適度に豊富なフィーチャー、マルチボールの緊張感。過去にやり込んだゲームの中でもトップランクに入る一作で、当時はそれこそ寝食を忘れてプレイしていた記憶があります。ドリームシアターという、アメリカの有名なメタルバンドの楽曲を BGM に採用しており、BGM を聞くだけでも価値のある一作。いやー、やはりお見事です。

ただ、どうせこれを出すなら、次の作品であるネクロノミコンを移植してくれ、と強く言いたいところ。ラストグラディエーターズをさらに進化させて、デジタルピンボールならではの演出を入れた一作なのですが、このゲームの Cult of the Bloody TongueDream Lands は本当に名作そのもので、これのおかげで私は未だセガサターンが捨てられないほど;。いやー、出してくれたら全台即購入するのですけどねぇ^^。

# あ、ネクロノミコン知ってる方はこちらのムービー見てみるといいかも。
# Nightmare Jackpod 出してます。なかなかすげー^^。

しばらく前に奥さんのお母さんが差し入れてくれたお菓子の話をひとつ~。

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ええっと、新宿伊勢丹に入っている、ISSUI(イッスイ)というお店。和菓子のルーツであるとも言われるお椀に入った和菓子をイメージして作られたもので、新宿 中村屋が、新宿伊勢丹店限定の店舗として展開しているブランドになっています。

伊勢丹に以前行ったときからちょっと気になっていたのですが、中村屋の派生ブランドだとは知らなくてちょっと避けていた(割と値段が高めなので外したら残念すぎるw)のですが、いやいやこれはなかなかにイケてるじゃないですか^^。

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味自体はさすがに中村屋。むちゃくちゃ美味しいというわけではないものの、どれも無難にハズレなしに普通に美味しい。しかしなかなかよいのはちょっとした工夫。例えばあんみつも黒蜜をジュレにしてみたり、あるいはくるみをたまり醤油でソースにしてみたりと、ちょっとした工夫が効いていて、食べていて楽しく美味しい一品になっています。見た目も爽やかで、プラスチックの段組みに入っているそれぞれの具材を単独で食べたり合わせながら食べたりと、幅広い楽しみ方があるのもポイント。いやはや、これはなかなかよく出来ています。

中村屋と聞くと、もはやメジャーになりすぎて高級感のかけらもありませんが;、こういう形でちょっとひと工夫加えると、なんだかえらい贅沢な印象を受けますね。なかなか面白い一品なので、おみやげなどには最適かも、という印象。ごちそうさまでした^^。

「もし失敗したら、また最初からやればいいじゃない」
「またゴミ漁りからかよ……」
「人生、成功も失敗も時の運。大金持ちになりたいだけなら、ここまで綱渡りする必要もない。
でもね、私たちの目的は、あくまで新生国家を創ることだもの。
そのために一番早い方法なら、勝負を賭ける価値はあるでしょう?」

というわけで、今日はこちらのインプレをひとつ。

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ええっと、羽月梨音の帝国 vol.1~4。以前に紹介した、電撃 SS ガールを執筆された至道流星氏の作品で、全くノーマークだったのですが夏のこたつさんから紹介されてさくっと読んでみた次第……なのですが。

いやはやこれめっちゃ面白いんですが^^。
やー、荒唐無稽だなぁとは思いながらもついつい読みふけってしまう面白さ^^。

内容としては、幼馴染 4 人組が、独立国家の建国を目指して革命部という部活動を始める、という話。これだけ聞くとなんだそりゃ?という感じですが、実際のところは経済をネタにした一作。建国するためにはカネがいる、というわけで、ベンチャー企業を設立し、没落気味の二部上場企業を買収したり、大企業への買収戦を仕掛けたり、と、なかなかに意欲的な一作。正直なところ、あまりラノベ作品としての書き方がうまい作品ではないので、最初、話が軌道に乗ってくるまでが一番つらい;。しかし 1 巻目を半分ぐらいまで読み進めた後は、堰を切ったように一気に vol.4 まで読破。破天荒な主人公、どんどん膨れ上がっていくストーリー、取り上げられているネタといい、いやー、かなり面白い作品です。展開は荒唐無稽なのにここまで引き込まれるというのがなかなかに素晴らしい。

個人的にはかなり好きな作品なのですが、電撃 SS ガールと共通する作品思想は好き嫌いが分かれるところかな、という気がします。青臭い理想を圧倒的な個人の能力で実現しようとするヒロイン像は両作品に共通するところ。確かにその理想像には多くの人が共感するでしょうが、それを実現しようとするのが少数精鋭のチーム、というあたりがなんともムチャクチャだなー、という気がします。まあだからこそラノベであり面白さがあるのですが^^、リアルっぽいところもあるだけに、ちょっと好みが分かれそうなところですね。

なにはともあれ、vol.5 以降が早く読みたいところ。いつ頃出るんでしょうねぇ^^。

というわけで昨日は私の方の実家での新年会に参加~♪

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妹夫妻と姪っ子、併せて 7 人での新年会はふぐのお取り寄せグルメ。や、私の両親の古くからの友達が老舗のふぐ料亭をやっていて、ここ数年、お正月にはそこから実費に近いお友達価格でふぐを分けていただいているのですよね。(もちろん捌いた状態で、ですが^^) そんなわけで、今年もおいしいふぐ料理を頂いてきた次第、だったりします。

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まあもちろんてっちりも素晴らしい味なのですが、私的にはこちらも外せません^^。

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ええっと、フグの卵巣のぬか漬け。フグの卵巣には猛毒テトロドトキシンが含まれているわけですが、塩漬け・ぬか漬けにすることでこの毒を抜いて珍味にする、というもの。これがムチャクチャ日本酒に合うのですよ~^^。しかもお友達特典を生かして、かなりの量をもらってきていてちょっとびっくり。最後は定番の雑炊で〆。いや~、さすがにうまうまでした……というか満腹すぎる;;。

というわけで全力でごちになってきたわけですが、それにしてもかわいかったのが姪っ子。

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私も奥さんも抱かせてもらったのですが、いやはやめちゃめちゃかわいい & 良い抱き心地(笑)。現在 9 ヶ月ちょっとなのですが、もう首も座っているので抱いてもあんまり怖くありません^^。がしかし参ってしまったのは、私ってばめっちゃ警戒されまくり;;。奥さんの方は女性なので大丈夫だったのですが、私の方が「知らないおじさん」状態で、誰この人状態でめっちゃじーっと見つめられてしまいましたよ;。現在 7kg ちょっとらしいのですが、この重たさになるとさすがに大変で、たかいたかいー、とか正直めちゃめちゃ重労働;;。そんな姪っ子をあっさりと抱き上げる妹はもう立派な一児の母だなぁと感心してしまいました。そんなわけで、食事もさることながら姪っ子に癒されまくり。小児科医の気持ちがちょっとわかったような気がした一日でした。(笑)

なにはともあれ、いろいろごちそうさまでした~♪

というわけで新年初のエントリはこちら~。

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そんなわけで今日は奥さんの実家にご挨拶~。お昼頃からまったりと行ってきたわけですが、いつもながらのおいしい手料理の数々を有難く頂いてきました。……といいつつあんまり写真を撮影していないのですが;。

しかし特筆すべきは写真右側のプリン。これ、何の変哲もないプリンに見えるわけですが、中身はめちゃめちゃまろやか & なめらかなプリン。滑らかなプリンを作る場合には生クリームを使うことが多いらしいのですが、これは牛乳と卵しか使っていないのだとか。シャトルシェフを使ってうまく保温すると、滑らかでめちゃめちゃおいしいプリンが出来るのですが、火加減が非常に難しいらしく、今でもまだ試行錯誤状態なのだとか。しかしこれはめちゃめちゃ美味しかったです。うまうま~♪ レシピはもらってきたので、私も今度挑戦する予定です。

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こちらは奥さんが結婚祝いで頂いた切子。なかなか実家に取りに行けなかったのですが、ようやく受け取れた次第。こちらもなかなかの逸品で、写真だとちょっと分かりづらいのですが、杯の底に入っている細工が、レンズ効果で引き締ったような形で内側に映り込むというもの。なかなかにシャレた品物で素晴らしかったです。綺麗な杯でいただく新春のお酒というのはそれだけで味が違って感じられるというものです^^。

にしても、Messenger で静岡のおじいちゃんたちに新年のご挨拶をしたのですが、いやはやホントに便利な時代になったものだなぁと改めて実感。やはり Face to Face のコミュニケーションは極めて重要だと思うものの、遠隔地だとなかなか顔を見せるのは難しいもの。そんなときに Messenger で話せるというのはかなり大きなメリットですね。元気そうな顔を見られてよかったです^^。

というわけで、引き続き今年もがんばりますよ~♪^^

というわけで皆様、
あけましておめでとうございます~♪

昨年中は大変お世話になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします~^^。

や、昨年の年越しはでじくま氏と博多でゆかりん年越しライブだったのですが、今年はまったりとおうちで新年。……といっても、実際には奥さんと一緒に K-1 見たり紅白見たりしていたわけですが、やっぱりこれは外せないでしょう^^。

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というわけで今年もやっぱり ECO で年越し。奥さんも誘って二人で一緒に in していた……のですけどもね。

いきなり奥さんが迷子にwww。
いやまあこれだけ人が多いと無理もないのですが;;。

でも、懐かしい方のお名前もかなり見かけたのはかなり嬉しかったところ。最近はすっかりご無沙汰モードになってしまっているので、こういうときにお名前だけでも見かけられるのはちょっと嬉しいですねー。

なにはともあれ、今年もよろしくお願いします~♪^^ > 皆様

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