というわけで今日はこちらのインプレをひとつ。
ええっと、「ボーイング 777 機長 まるごと体験」。サブタイトルには「成田/パリ線を完全密着ドキュメント」とありますが、その名の通り、ボーイング 777 を取り上げて、離陸から着陸までの一連の流れを紹介するという一冊。その中には、フライトプランの作成のブリーフィングや、ハンガーアウト、グラウドハウリングなどの、いわゆる「空を飛んでいない部分の話」も数多く書かれており、非常に読んでいて楽しい一冊になっています。
この本、サイエンス・アイというシリーズの一冊なのですが、このシリーズは科学技術に興味を持つ高校生や大学生、社会人を対象にしているのだとか。今、自分が読むともうちょっと突っ込んだ内容を知りたくなってしまうところはあるのですが、高校生ぐらいの人が読んだらこれは楽しい一冊だろうなぁと思ってしまったり。確かに「もっと詳しく知りたい」という気はするものの、大人が読んでも、新幹線の往復でさらっと読み流せる気楽さがあり、堅苦しくなく楽しく読めるようになっているのは特筆すべきポイントかなと思います。
ところで私は全く知らなかったのですが、この本の巻末に紹介されていた、ANA の新しいプロダクトサービス "Inspiration of Japan" というのがなかなか面白そうな気配。ビジネスクラスに導入されている「スタッガード」と呼ばれるジグザグなシート配列が中でも興味深くて、ビジネスクラスながらパーソナルスペースに近い空間を実現しているのですね。なるほどこれはうまいなぁと感心してしまったり。まあ自分が乗る機会はまずなさそうな気配ですが;、機会があれば使ってみたいと感じさせてくれるシートではありますねー。
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