2014年5月のアーカイブ

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ちょっと前から気になっていたこちらのお店にふらっと立ち寄ってみました。

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Bar Spesso。6 畳一間みたいな小さなお店で、椅子も 7 つしかないこじんまりとした店舗。けれども割とよくお客さんが入っていて、気になってついに立ち寄ってみた次第だったりします。3/1 にオープンしたばかりのお店で、食べログには一件も口コミが掲載されていないような状態だったりするのですが;、入ってみてびっくり、いやはやなかなかに居心地のよい空間ではないですか^^。

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500~600 円程度のワインやおつまみのメニューを中心とした気軽なバールなのですが、パスタやドルチェもあり。すべてをオーナーシェフ自らが取り仕切っているのですが、おしゃべりしながらもしっかりとした料理を作られるイケメンシェフは、男性目線で見てもなかなかに素敵。女性の一人客が多いのも頷けますし、オーナーのおしゃべりもうまいので、自然とお客さん同士の会話も弾みます。おいしいワインに美味しいつまみ、そして楽しいおしゃべりが加わるとなれば、そりゃ人気が出ても当然というもの。ちょっと裏通りにあるオシャレな隠れ家バールという感じですが、身構えることなく気軽に入れるあたりもよいですね。またぜひ立ち寄ってみようと思います。

最近見かけた、ものすごくセンスのある広告をひとつ。

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電子公告を写真に収めたのでちょっと画質が悪くて恐縮ですが、これ、GLOBAL GREEN という伊勢丹のキャンペーン。いやはや、野菜や果物をうまく組み込んだ加工写真は素晴らしいの一言。こういうセンスのある広告は、かなり目を引きますね~^^。

先日、廚菓子くろぎにお邪魔した折、日曜日なのになんか妙に本郷三丁目の駅が混雑してるなぁと思ったのですが、実はなんと五月祭の真っ最中;。そらまあ混雑するわな;、と思ってしまったのですが、大学に来るのも果たして何年ぶりやら;。結婚してからは来ていないので、たぶん軽く 5 年以上は経っていると思うのですが、久しぶりに大学内をふらふらと歩き回ってみました。

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驚いてしまったのは、廚菓子くろぎの入っているユビキタス研もそうですが、見たこともない建物がかなり増えているという点。特に春日通り沿いに面したところにはかなり建物が増えており、ええっとここはどこですか;、状態になりましたよ、ええ;。

安田講堂が残念ながら改修中だっのたで写真は残念なことになりましたが、まあそれにしてもさすがに五月祭、様々なサークルの人たちがかなりの賑わいを見せていました。……リア充爆発しろ、とか思わなくなったあたり、自分も歳を食ったのかもしれません。(ぉぃ;

亀有の帰りに、ふらっと時間調整でこちらに立ち寄りました。

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スカイツリーの足元にあるショッピングモール、ソラマチ。混雑してるだろうから空いたころに、と思っていたらもう 2 年も経っちゃったんですねぇ^^。この日も天気がよかったせいかめちゃめちゃ混雑しており、かなり時間の空いた整理券しか get できなかったのでスルー。今のところ世界一高いタワーなので、また折を見て登ってみようかと思っていたり。

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そんなわけで嫁と一緒にソラマチをぶらぶらとしてみたのですが、ぶっちゃけ入っているお店は定番どころばかりで、数件を除けばあまり珍しいところがないですね。誘致力の問題なのかなぁとは思いましたが、とはいえ全国あるいは全世界からかなりの観光客を集めているので、無理に珍しいお店を入れる必要はないのかもしれません。建物の構造的にも、1F に観光バス用のセンターが作られているなど興味を引くところが多く、なるほど面白い施設になっているなぁと感心。どちらかというとそっちの方が興味深かったです^^。

これまた先日の話ですが、こち亀の聖地、亀有に行ってきました。

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亀有の駅で降りたのは初めてなんですが、駅前に両さんの銅像があってびっくり。おおお、本当に聖地なのか....^^ といっても今回の目的地はここではなくて、駅から 5 分ほど歩いたところにあるお蕎麦やさん、吟八亭 やざ和。最近、にわか蕎麦マニアになってます;orz。

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こちらは一階が倉庫・そばうち場になっており、2F が店舗になっています。お昼ということで今回はお酒なし。そばがき、田舎そば、せいろを注文してみました。まずはそばがきから。

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とろーりもっちりなそばがきでしたが、これが激うま。見事な蕎麦の風味に思わず脱帽する逸品で、お猪口に入れられたつゆとの相性がとにかく抜群。ちょっと柑橘系が入っているように感じられましたが、そばがきとつゆとのトータルで見た場合には過去食べたそばがきの中ではトップの一品でした。素晴らしい....

となると、そばの方にも当然期待がかかります。

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せいろと田舎そばですが、これまたどちらも素晴らしい味わい。田舎蕎麦の方ですが、これはめんつゆよりもお塩で食べた方がおいしいかも。最初気付かなかったのですが、テーブルにお塩が用意されているので、こちらでいただいた方が好みという人も多いかなと思います(ちなみに嫁は塩派)。しかし真に特筆すべきはせいろで、香りといい味わいといいのど越しといい、これは文句なしに素晴らしい。個人的にはふじおかに匹敵するランクという印象で、都内でこのお蕎麦が食べられる贅沢はそうそうなかろうという印象。ネットを調べて驚いたのは、このそば、十割ではなく二八なんだそうで、それでありながらこの風味には驚きます。

そして最後の蕎麦湯も素晴らしい。

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これ、ふじおかと同じポタージュタイプのそば湯で、そばの風味がしっかりと感じられる一品で激うま。つゆなしでストレートで味わいたい逸品で、お腹にたまるなぁと思いつつもついおかわり。

長野と違い、こちらなら都内の方であれば気軽に行けるはず。西日暮里から常磐線でアクセスできる他、バスなどでもアクセスはよさそうです。そばに限って言うなら、私が訪れたお店では今のところ都内トップ。食べログ 4 点超えのお店ではあるものの、いかんせんジャンルがそばなので、ほとんど混雑らしい混雑もなく、気軽に訪れることができる一軒です。ご興味のある方は一度ぜひ。

# ちなみに余談ですが、このお店のホームページを覗いてみたら、長野小布施のせきざわの紹介が^^。一瞬、違うホームページを開いたのかと思っちゃいましたよ、ええ^^。

ウサギ好きな嫁がどーしても行きたいという話で、ようやく襲撃してきました。

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銀座にあるシュークリーム屋さん、ニコラシャール。名前の通りニコラシャールさんが出しているお店で、ウサギをモチーフにしたシュークリームやパフェなどをいただくことができます。お店は店頭からしてウサギだらけ。お店を入ると、そこにはウサギの王国が全力で広がっています。っつーかすごい;;。

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一番かわいかったのは下のシュークリームウサギ。美味しそう、じゃなかった;、ネコ鍋みたいなかわいさがありますね^^。

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1F はテイクアウト専用で、2F がカフェ。行列に並ぶこと 1 時間弱、カフェに行くとそこはそこでまた別世界が!^^

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まあどんだけウサギなんだと小一時間でしたが、早速パフェを注文。フランボワーズとみかんのパフェをオーダー。出てくるまでに若干時間がかかりました。

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味の方はというと、ぶっちゃけ全く期待していなかったのですが、なかなかに美味しいというのが正直なところ。そして非常に面白いのが、普通には使わない香辛料を使っている点。みかんの方は最下層に(おそらく)カレーの香辛料を使っており(コリアンダーですかね?)、ちょっと普通には考えられない組み合わせなのですが、これがなかなかに悪くない。ちょっと新鮮な組み合わせでした。テイクアウトで 2 つほどシュークリームを購入したのですが、こちらもバジルを使っているものがあり、不思議な味わいでした。

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それにしてもこんな不思議なケーキを作っているのはいったい誰なんだ、といいたくなるわけですが、お店の名前そのものであるニコラシャールさんはフランスのリヨンから日本に出てきて 14 年。もともとはフランスの郷土料理を出すお店をやっていたそうですが、シュークリーム屋さんに転身して大当たり。実際のところはプロデュースの妙としか言いようがないのですが、かなりお茶目っけ溢れる面白い方で、店頭でもお客さんに愛想を振り撒きまくり、お客さんにもフレンドリーに接していました。

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店内ではシュー生地を実際に作っている様子を見ることができるなど、エンターテイメント性にも優れており、また子連れ客も割と多いので、小学生ぐらいの子供であればかなり楽しいお店なのではと思ったり。……いや男性客はおろかカップルもほとんどいませんでしたが(苦笑)、まあそこは KY な自分なので全然問題なし(ぉぃ)。たまにはこんな面白いお店もよいですね^^。

最近、電車の広告でやってるこちらに挑戦してみました。

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ハーゲンダッツのスプーンベジ。野菜をスイーツ仕立てにしておいしく食べようという、健康志向に訴えかける一品、といったところでしょうか。価格は通常のハーゲンダッツと同じですが、かわりに若干容量が少な目になっている様子。とりあえず人参から食べてみました。

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人参といってもオレンジと混ぜたものになっているのですが、食べた感触でいうと、激しく微妙;。なんというか、アイスクリームにもキャロットデザートにもなり切れていない中途半端感が激しく、これはちょっと……;、という感じ。コンセプト的にはよいと思うのですが、ハーゲンダッツに期待する美味しさの水準から考えるとちょっとこれはないかなー、と。第二弾とか続いてくれてもっと美味しくなるとよいのですけどねぇ^^。

先日ですが、父親からこちらを譲り受けました。

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これ、Amazon ベーシックのトラベルカーボン三脚。一般的にカーボン三脚というとめちゃめちゃ高いというイメージがありますが、こちらの Amazon ベーシックの商品は逆に異様に安い。発売当初は実に \7,800 だったそうで、価格設定間違えてないか??というようなお値段。(※ 一般的なカーボン三脚はだいたい 2 万円程度から) さすがに価格設定がおかしいことに Amazon 自体が気付いたのか、現在では \13,800 程度まで値上げされたのですがそれでも十二分に安い。たまにタイムセールで \9,800 に値下げされることもあるようで、そのスキを狙って父親が購入したのですが、それを譲ってもらった次第だったりします。

実際使ってみた感覚でいうと、軽くて非常に使いやすい三脚という印象。安いゆえのチャチさもいろんなところに目立ちますが、軽さと値段を考えれば十分。ちょうど軽いカーボン三脚が欲しかった自分としては有難いものでした。

この商品の難点はたったひとつ、雲台が非常に使いづらいこと。ネットのレビューでもこの点は多数指摘されており、雲台は交換前提で考えろ、といわれています。が、実はこれが意外に厄介。手持ちのベルボンの三脚の雲台と交換しようと思って雲台を外してみたのですが、ネジの太さが違うんですよ。左がベルボン、右が Amazon ベーシック。

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確認したところ、雲台のネジ径は U 1/4 ネジ(小ねじ)と U 3/8 ネジ(大ねじ)の 2 タイプあるそうで、変換アダプタを使っての対処が必要。地味にこの変換アダプタが割と高いのですが、こちらのエツミのであれば \1,500 ぐらいで購入できます。

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雲台を交換してみると非常に使いやすくなりましたが、ちょっと変換アダプタが大き目なので、収納時に足がきちんと閉じなくなってしまうワナ;。もうちょっと小さいのがあると便利なんですが、まあこの辺は価格的に妥協、といったところかもしれません。

昨日のエントリに引き続いて、こちらのお店もご紹介~。

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東大本郷キャンパス内にあるお店、廚菓子 くろぎ(くりやかし くろぎ)。先日お伺いした超有名店 くろぎと、猿田彦珈琲のコラボでできた和カフェ。非常にわかりにくい場所にあり、東大の春日門(本郷三丁目の交差点から竜岡門にむかっていく途中の警察署の手前にある、小さな通用門みたいなところ)を入ったすぐのところの、ユビキタス学術研究館の 1F にあります。デザイン的にも見栄えのある建物の一階の吹き抜けを贅沢に利用したカフェになっており、さすがくろぎのブランドに恥じない素敵なテラスカフェになっています。

店内席 10 席とテラス席 20 席ぐらいがあり、我々は店内席をチョイス。こちらでは、先日のエントリでも紹介した、くろぎのコースメニューの締めに出てくる葛切りをはじめとして、蕨もちや上生菓子、出来立てあんころもちなどをいただくことができます。基本的にはセットメニューになっており、珈琲と塩物(昆布)、干菓子がついています。我々は葛切りと蕨もちのセットをチョイス。お値段は各々約 2,000 円。一瞬、強気のプレミアムに見える価格設定ですが、一流の和菓子と珈琲を素敵なカフェでいただけるとなれば、むしろお得感のある価格設定といったところ。

まずは蕨もち。こちらはもっちりやわらかな蕨もちが 4 つ。蜜をかけたうえで、さらに抹茶ときなこをまぶしていただく一品。

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もう一品の葛切りは、お店同様にその場で作って供されるもの。黒蜜ときなこの二種類でいただきます。どちらにも珈琲がつきますが、アイスコーヒーであれば濃口と淡口の二種類がチョイス可能。たっぷりコップ 2 杯分と、なかなか贅沢なサービスです。

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ちなみにご参考までにメニュー表。せっかくなので、ということで、あんころもちも追加オーダーしてみました。こちらはあんこがとにかく美味しい一品。

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わらびもちの食感と味わいは素晴らしかったですが、葛切りの方はさすがに本店の素晴らしい味わいには若干及ばず、という印象。やや柔らかさが足りず、きな粉もやや塩を効かせすぎ。塩物や珈琲とのバランスが崩れてしまっているように感じましたが、一方でギリギリの絶妙なラインを狙っているようにも感じられたので、この辺は好みの問題もあるかもしれません。

せっかくなのでということで、追加で上生菓子もテイクアウト。実家に持ち帰って、みんなでいただいてみました。

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一つ目は碧楓。抹茶練切と抹茶餡に、抹茶塩を添えていただくもの。二つ目はくろぎ乃胡麻。白練切と黒胡麻餡に、白胡麻塩を添えていただきます。三つ目は花菖蒲。これはもっともオーソドックスな紅練切と小豆漉餡。それぞれいただきましたが、これらの上生菓子は文句なく美味しかったです。特に黒胡麻は素晴らしい一品ですね。ただ、これらも正直、塩は要らないんじゃないか? という気が。そういえばメニューの中に塩アイスもあったので、何かこだわりがある? のかもしれません。

それにしてもこのお店、14 日にオープンしたそうなのですがまだあまりメディアに取り上げられておらず、とにかく混雑する前に行こう! ということで行ってみた次第だったのですが、スタッフの方々のホスピタリティの高さはさすが一流店くろぎさん。実は今回、開店祝いのお花がたくさんあったために、お菓子作りをしているウィンドウが見られなくなっていたのですが、話をしている最中に、わざわざ作っているスタッフの方が近づいてきて作る工程を見せてくださったり、お店が比較的空いていたのでお会計処で話し込んでいたら、回りのスタッフの方々が寄ってきて温かく迎えてくださったりと、皆様に温かくしていただいたのは嬉しい限り。さらにはたまたま黒木さんご本人がいらっしゃっていたのですが、先日本店に伺ったことを覚えていてくだって、わざわざご挨拶いただいたのには思わず恐縮;。いやなんだかもう、黒木さん、私がファンになっちゃいそうなんですが;;、みたいな感じ^^。

混雑し始めたらこうはいかないのかもしれませんが、素敵なスタッフがいる素敵なカフェというのは本当に貴重なもの。暖かな日差しの中、本当に気持ちのよい時間を過ごさせていただきました。いやいや、ごちそうさまでした^^。

さてさて、自分の友達グループはグルメ会を名乗ってはいるものの、実態として行くのは B 級グルメなお店ばかり。ルーツを辿れば、もともとよく分からない飲み会で 5,000 円とか使うのなら、ノンアルで同じ値段使えば圧倒的にうまいものが食えるんじゃね? というコンセプトで始まった学生仲間の活動な上に、もともと自分自身が C/P を徹底的に追及するタイプということもあって、いわゆる A 級なお店はほとんど行ってなかったりします。

が、今回、真の美食家であるでじくま氏からのお誘いで、なんとアイアンシェフの一人である黒木さんのお店、くろぎでの席の予約に誘ってもらえることに。平日夜にもかかわらず、グルメ会のメンバーがほぼ全員参加ってのはどういうことかと小一時間状態でしたが(っつーか仕事しろw)、そもそもが予約の取れない人気店。今回を外したら二度となかろうということで、皆でこぞって行ってきました。

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お店は湯島駅近くの細い路地の中にあり、一軒家としてひっそりと建っている隠れ家。今回は、2F のお部屋(8 名)を使わせていただきました。メンバーの都合もあり、20:30 という遅い時間のスタートだったにもかかわらず、ゆっくりたっぷり 24:00 頃までお邪魔させていただきました。

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簡単にメニューを紹介しながら。まずは先附 3 品。蕗の臺豆腐、蛍烏賊の沖漬、蓴菜(じゅんさい)鮑酢。一皿にまとめてくるのかと思いきや、一品ずつ分けてきたのにはちょっとびっくり。この中では蓴菜鮑酢が見事な味付けで、まろやかな酸味が鮑にぴったり合っていて美味でした。

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続く椀物は、鶏の重湯椀 新玉葱。写真だと分かりにくいのですが、阿波尾鶏(徳島県のブランド鶏)と淡路の玉ねぎを使っており、鶏から出た上品な出汁が実に見事な一品。出汁は鶏だけから出したそうなのですが、玉ねぎの甘みと相まって、素材の良さがストレートに出ている一品でした。

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続く焼物は、稚鮎を焼きと揚げの 2 通りで。写真だと切れてしまっているのですが、蓼酢が妙に美味しくて、鮎とのマッチングが素晴らしかったです。実は正直、蓼酢ってあまり得意ではないのですが、これは本当に美味しかったです。

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続いて御造里。鯛や鮪などいろいろですが、非常に面白かったのが右上に乗っている卵の黄身。これ、卵を冷凍して作るのだそうで、調べてみると結構いろいろとレシピがあるのですね。これはうちでも今度やってみよう。。。

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そして本日の主役の八寸。棒寿司やばち子など色々なものが載せられた、鮮やかかつ華やかなひと皿。端午の節句をした器や盛り付けも見事で、これは素晴らしかったです。写真にすると特に映えますね~^^。

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炊合せは飛龍頭(がんもどき)。オーソドックスな一品ですが、ちょっと落ち着きますね。

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さてこれで最後のお食事……かと思ったら、いきなりここで隠しメニュー(?)のステーキが登場;;。この流れでこのヘビーな一品を差し込んでくるのか??と思わず内心ツッコミましたが、聞いたところによると、以前はここでタンシチューとかが登場していたらしいです;;。見た目でちょっとビビりましたが、実際には脂っぽさが少なく、するするとお腹に入るひと品でした。

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そして最後のお食事は鱒御飯。炊き込みご飯ということで、まだほぐしていない状態をいったん見せてから混ぜてくれたのですが、あんなに立派な鱒はなかなかに見ないですねぇ^^。ここまででも結構お腹が膨れていたのですが、美味しいものだとそれでもお腹に入る、という感じで、結局胃袋の中に納まってしまいました;。いやはや^^。

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そして最後の甘味は葛切りと練り菓子、そしてお茶と水出しコーヒー。印象的だったのは葛切りで、聞いたところによるとその場できちんと作って出しているのだとか。一人分ずつ順番に出てきたのでなんでこんなに時間がかかるのだろうかと思ったのですが、そうした理由があったみたいですね。シンプルながらも抜群に美味しい一品で、いやはや地味に驚かされました。聞いたところによると、黒木さんのお師匠である京味の西さんの葛切りがとても有名だそうで、お弟子さんのお店はみんな葛切りを出すのだとか。コースの締めくくりにふさわしい水菓子ですね~、これ。

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さてさて総評なわけですが、いやはや振り返ってみてもレパートリーの幅の広さには驚かされます。実直に素材の味を活かしたメニューが多く、いずれも良い素材を使っているなぁと感心することしきり。「こんなの見たこともない!」的な感動のひと品はなかったですが、締めくくりの葛切りのように、一見、何でもないように見えるものが実に美味しい、というものも多く、素材に手をかけすぎるわけではなく、きちんと素材本来の味を活かしながらこれだけ鮮やかな料理を作り上げるのは、さすがアイアンシェフといったところでしょうか。全体的に言えば、味付けにしろ量にしろ、脂っ気が強めなことも含めて、どちらかというと若者向けあるいは男性向けという印象を受けましたが、その一方で、それらを重たくしすぎない工夫も随所にあり、なんだかんだでお腹に入ってしまうというのがとにかく不思議な料理でもありました。

また、食事中に何度か黒木さん自らご挨拶に来て下さいましたが、非常に気さくかつ心遣いに溢れる方で、どんだけフジテレビがキャラを作ってたんだよと思わず苦笑いしてしまうほど、良い意味でのギャップがありました。(いやまあ、アイアンシェフはいろんな意味で作りが下品な番組だったとは思うのですが;。) 接客の距離感の取り方など、お店の居心地も非常によく、最後は黒木さん自ら女将さんと共にお見送りで玄関先まで出てきてくださったり。なるほど人気が出るのも納得できるというもの。良い人柄には良いお客さんがたくさんつく、ということなのだろうなと思います。

ちなみに今回、お子様の面倒を見るために来られなかった奥様が二人いたので、持ち帰り用のお土産を。メールで写真を送っていただけたのでこちらで掲載^^。コース料理のうち、持ち帰れるものがうまく詰め合わせられているようでした。

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それにしてもいつも食事そっちのけでしゃべりまくる、饒舌なグルメ会メンバーが、料理が出てくるたびに水を打ったように静まり返るのには思わず笑ってしまったり^^。いやはやそれほどに素晴らしいお料理でした。

昨年に引き続いて、今年も BBQ 大会を開催しましたよ?^^

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天気が心配されていたのですが、フタを開けてみればさわやかな青空。気温もちょうどよい程度の中で、いつものメンバーで家族ぐるみな BBQ 大会をやってきました。

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昨年の経験を活かし、テントや椅子をちょっと多めに借りたり、パンやおにぎりなどのアテも持ち込んだり。おかげで当日はかなり充実した BBQ 大会になりましたが、それにしてもさすがはグルメ会メンバー、各自が自律的にいろいろと進めてくれるおかげで、あっという間に準備と片付けが終わりました。いつもながらではあるものの、改めてみんなの優秀さを垣間見た感が。普通だとこうはいきませんね^^。

それにしても、こうした家族ぐるみでのお付き合いというのは本当にうれしいもの。来年もまたぜひみんなで集まって BBQ 大会を実施したいものです。

先日、ヨドバシで見かけてつい手を出してしまったものをひとつ。

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これ、ノンフライヤー用のオプションパーツ。ノンフライヤーを使っていると結構不便なのが、一度に料理する量が限られてしまうことなのですが、こちらを使うとノンフライヤーを 2 段にして利用することができる、という仕組み。串もついているので、うまくやれば串刺し焼肉とか作れるんですかね?(← というかマニュアルがないのですよ;;。)

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まだ利用してはいないんですが、折を見て利用レポートをそのうちに。しかしちょっと不便なのは、2 レイヤー目のメッシュが粗いこと。結構利用用途が限られるかもしれないなーと思ったり;。,ネットを見てもまだ利用レポートがないんですが、どんな感じなんでしょうねぇ?

先日ですが、嫁と共にこちらのお店を襲撃してみました。

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池袋から西武池袋線で数駅、東長崎駅近くの住宅街にあるお蕎麦屋さん、手打ち蕎麦 じゆうさん。長野でおいしいお蕎麦を食べたせいか、無性に美味しい蕎麦が食べたくなっていろいろと挑戦してみているのですが、やはり普通のお店じゃダメだろう、ということでこちらのお店にお伺いしてみた次第。東長崎駅から結構な距離があるようなのですが、実は目白駅からバスでアクセスするのがラク。白61 線で 10 分ちよっと、江原町中野通りで降りた先の交差点の斜め向かいにこちらのお店があります。(帰り方向はバスが走っている通りが変わるために注意が必要ですが)

こちらのお店はお蕎麦屋さんではありますが、酒飲み向けなサイドメニューも比較的充実している一軒。なので、いろいろと注文してみましたよ?^^

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ぜんまいや味噌豆腐などいろいろと注文しましたが、特筆すべきは焼き味噌。これが激ウマで、これをちまちまと舐めつつお酒をちびちびといただいていると、いやーホントに自分、オッサンだなぁと思えること請け合い(ぉぃ)。でもめちゃめちゃに美味しいです。また粗引きそばがきも美味しく、適度な粘度でしっかりと風味もあり、なかなかによかったです。

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そしてせいろと田舎蕎麦をそれぞれ注文。いずれも十二分に美味しかったのですが、香りなどはやや今一つ。都内のお蕎麦屋さんとしては格段によいのですが、ふじおかやせきざわと比べてしまうと若干落ちるという印象だったのがちょっと惜しかったかも。総じていえば、ここは総合力のお店という印象で、おつまみからそばまで全体を通して見ると、酒飲みにはたまらない一軒だろうなぁと思ったり。お店もとても居心地がよく、非常に気持ちのよい一軒でした。

最近、嫁が get してハマっているものをひとつ^^。

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これ、楽天で売られている真空パックん +plus。真空シーラーとか脱気シーラーと呼ばれるもので、おうちで手軽に食材を真空パックにすることができるというもの。真空にすると酸化を防ぐことができるので、その分鮮度を長く保つことができる、という仕組み。かなりいろいろな商品があり、ヨドバシなどの店頭でもチェックしてみたのですが、先の比較サイトにある通りで真空パックんが一番使いやすそうだったこともあってこちらを購入。地味にかなり売れているようで、入荷まで 1 か月かかったのには驚きました。

中身の仕掛けは至って単純なのですが、ロールを引き出してカット、これをシールして袋を好みのサイズで作れるのはかなり便利。

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実際に使ってみるとこんな感じ。ずずずーっと脱気してシーリングしてくれる仕組みです。

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実際にいくつかの食材をシーリングしてみたのですが、使ってみるとこれ、非常によくできていて便利。特に私の家のように、仕事の都合で料理を作ったり作らなかったりで簡単に食材を痛めてしまうようなケースではかなり使い勝手がよいという印象。驚いたのはレタスで、翌日開けても新鮮な食感を保っていたのにはびっくり。業務用でこうしたものがあることは知っていましたが、民生品でも十分に使い勝手のよいこうした商品が出ているのはありがたいものですねぇ^^。

みんなでお参りした後は、いつもの流れで市川ひろの江に。いつもお世話になっております^^。

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5 月となるとどんな食材かなと思ったのですが、いざ言われてみると自分でもあんまり思いつきません;;。実際、これといって季節を感じるような食材はなかったかも....?

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とはいえあいかわらず質の高い、手の込んだ 8 品。強烈にインパクトのある品はなかったものの、いずれも安定して美味しいものばかりでした。

先日の GW 中に、親族で成田山にお参りに行ってきました。

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地味に本厄なので厄落としの御護摩札をもらってきましたが、その折に護摩祈祷を久しぶりに見てきました。きちんと見るのは実に 10 年以上ぶりだと思うのですが、この年になって見るとずいぶんと印象も変わるものですね。善光寺で見たお朝事とはまるで違っているなど、なかなかに興味深いものがありました。

奥の方はそれこそ 20 年以上行ってないので、何かの折に散策に来てみるのもよいかも、ですねー。

先日、でじくま氏のサイトで見かけたエントリの話をひとつ。

> それにしてもマスコミの中の人でも真摯に事実に向き合う姿勢が見られる人もいるというのに、世に出る記事や番組になると事実と懸隔したフィクションがまかり通ってしまうのは何故なのでしょうか。作っていて良心が痛まないのか、プライベートの姿勢と仕事での姿勢の差がいつも不思議です。

仕事柄、マスコミ関係の方と会ったり仕事をしたりする機会が多いので、「あ゛ー」と思ってしまったのですが、多分理由はすごく単純で、「そうしないと食っていけないから」、なんでしょうね。昨今、新聞にしろ雑誌にしろ、とにかく読者数が減っているので業界的には右肩下がり。そうしたしわ寄せは当然ライターのところにも押し寄せるわけで、目を引く記事を書かないと、そもそも仕事を維持できないという問題があるのでしょう。ほとんどの人は、仕事でモラルを守ることよりも、自分や家族の生活の方が大切なもの。必然的に、プライベートと仕事を割り切って考える、二面性を持つ人が多くなるのでしょう。

仕事でモラルを守るためには、それ相応の実力が必要になる。誘惑の多いこの世の中でモラルを守るためには、よほどの自己規律と、それを押し通すだけの実力が必要なのだと感じます。確かに、今まで仕事で様々な人を見てきた感覚としては、仕事で長く生き残る人は、仕事でモラルを維持できる人だと感じているのですが(昨年末のエントリにも書きましたが)、それをし続けられる人というのはどんな業界でもなかなかに少ないのかもしれません。

まあそれにしても頭の痛いのは、日本の場合だと、常に信頼に足るようなメディアはほとんど存在しないということなのかも。実際、経済誌としてのデファクトである某社ですら大衆紙としての性格も持ち合わせており、書かれている内容を鵜のみにできない側面を持っている。事実に真摯に向き合うライターも多いだけに、ごくわずかのモラルに欠けるライターが全体の信用度を落とすというのは残念でならないのですが、その一方で、そうした状況を招いているのが我々読み手自身でもある、ということは認識する必要があるのでしょうね。いやだって、結局彼らは我々が読みたいものを書いているだけ、という側面もあるのですから。

ところで話の元になっているゆかりんの話は全然知らなくて、そんなことがあったのかと内心驚きつつも、ライブレポを調べたところリセット & リスタートが行われたとか。雨降って地固まるとでもいうか、この辺の王国民の成熟度の高さはさすがだなぁと感心したのですが、やはり参加人数が多くなるとちょっとおかしな人が出てきてしまうのは仕方のないところ、なのでしょうかね;。残念な話です。

ようやくキタァァァァ!

ぜかまし

いや~、まったり開発していると出るもんなんですねぇ^^。それほどレアというわけでもないですが、やっと出た!ということで^^。

早いとこ大和がほしいんですが、司令部レベルがまだ 65 ぐらいなので出ないですかねー、と思いつつ……というより大型建造のための資材も足りないのですが^^。

……うちの嫁はどうしてこう索敵能力が高いのかと小一時間;;。

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思わず吹き出してしまったこちらのケーキは、バームクーヘンの老舗ユーハイムのコラボレーションケーキ。なんでも定期的にこういうコラボケーキを作っているそうで、これまでもかなり多数のコラボケーキを出しているとのこと。今回のこの「ウサギの小学校の物語」のケーキはなんと第 33 弾だそうで、なかなか手の込んだ面白いものを作るものですねぇ。店頭で見かけて思わず笑ってしまいました^^。

地味にこれは神グッズだと思いますよ?

計量みそマドラーと呼ばれるアイディア商品。私は存在自体知らなかったのですが、最近よくお味噌汁を作るので、嫁が「こんなのあるよ?」と教えてくれたものだったりします。使い方はこんな感じです。

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味噌の中にこのマドラーを突っ込んで、くるっと一回転。これだけで一定量(大きい方が大さじ 2、小さい方が大さじ 1)のみそが簡単に取り出せます。そして取り出した後は、それをそのまま鍋の中へ。素晴らしいのは、溶かしていく最中に、お味噌がボール状になってマドラーの中にとどまるという点。おかげで、おたまなどを使う必要もなく、そのままお湯に溶かしこんでいくことができます。

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お値段はちょっと高めのアイディア商品ではありますが、使い勝手は驚くほど高いです。常に一定の味が出せるようになるのも良いところで、これはいい商品を教えてもらいました。ありがとですよ~^^。感謝。> 嫁

先日ですが、こちらの居酒屋に訪れてみました。

高田馬場にある居酒屋さん、海と(かいと)。学生街ということで居酒屋的にも激戦区な高田馬場ですが、そんな中でも最近ランキングを上げてきているお店のひとつ。以前からちょっと気になっていたので、せっかくなので襲撃してみました。

 

 

 

お店は 3 人で切り盛りしており、厨房の中はてんてこ舞いな様子。立ち飲み居酒屋ではありますが、実際には椅子も用意されており、格安で美味しい料理が楽しめます。特筆すべきはアルコール類で、特に日本酒は少しマイナーな地酒を安い価格で豊富に取り揃えていました。なるほど、これは日本酒好きにはたまらないと言われるのもわかります。料理の方も、この手の店にしてはかなり良心的で、チヂミやたたきも注文を受けてから作っているなど、かなり手間がかかっている。お刺身だけはかなり残念な感じでしたが、それを除けば価格的にも内容的にも充実していました。

たまたま隣り合わせた常連のお客さんとも少し話し込みましたが、その方はここを見つけてからは週 1~2 回のペースで通うのが楽しみだとのこと。駅から若干距離があることや、すぐに満席になってしまうのが残念なところですが、とはいえなかなかによいお店です。また機会を見つけて襲撃してみたいものです。

さてさて、最近はおでかけ系の blog エントリばかりですが、書けずに少し溜めこんでしまったネタについてもエントリを起こしてみようと思います。まずはこちらから。

しばらく前に実家からもらった、福井のえがわというお店の水ようかん。水ようかんというと、普通は夏のおやつですが、福井では冬にみんなで楽しむものなのだとか。冬場限定生産の商品なのですが、デパ地下でゲットしたらしく、おすそ分けをいただいた次第。

 

中は一個単位に簡単に取り分けられるようになっており、黒砂糖の甘さがなんとも言えず美味。二人で食べるには量的にちょっと多かったですが、それでもついついパクパクと食べ続けてしまいますね。難点はとにかく日持ちが悪いことで、冷蔵でたったの 5 日間。みんなで集まるような機会があれば、ちょうどいいおやつですね~、これは^^。美味しかったです。

さて、小布施といえば小布施堂、と書くとめっちゃ偏ってる感じですが;、やはり栗の名産地として有名であることは間近いなし。駅からも栗の木々がたくさん見られましたが、小布施堂近辺はフローラルガーデン小布施として観光地化されており、お土産屋さんなども多数立ち並ぶ一帯になっていました。

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小布施は葛飾北斎が晩年に滞留した地で、北斎館という美術館もこの近くにあります。……いや実はメンテ中で入れなかったんですけどね;。和のお店が多数立ち並ぶ一帯は、あれこれ見ているだけでも楽しいものですが、とはいえなかなか食指は動かず;。というか、ぶっちゃけ商品の数々は東京でも普通に買えてしまうので、ここでわざわざ買って帰ろうという気は起こらない、というのが残念なところかもですね;。

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というわけで、軽井沢~長野までの 3 日間に渡る旅行レポートはこれにて終了、ですが、振り返ってみると意外にうまく回れてますね。出張で長野にはしょっちゅう来ていたのですが、戸隠方面や小布施方面はまったく攻めたことがなかったので、この機会にうまく回れたのは非常によかったです。季節的には本当はここは秋が正しいのですが(そりゃ栗の季節ですもんねぇ;^^)、まあこれは仕事の関係もあるので致し方のないところ。滅多に来れるところではないですが、なかなか思い出深い旅になりました。週末 3 日間でもかなりいろいろと回れるものですね~。

さて、引き続いて小布施エントリ第二弾はこちらのお店から。

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パティスリーロントというお店。昨日のエントリのせきざわさんから歩いて 15 分程度のところにあるケーキ屋さんなのですが、ここ、ラ・ロシェルやオーボンヴュータンで修行をされた方が開いたお店。小布施にまさかこんなお店があるとは完全にノーマークだったのですが、食べログを調べていたときにひっかかったので、ちょっとお邪魔してみた次第だったりします。

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その場のイートインで生ケーキをいただきつつ、いくつかの焼き菓子を買って帰りましたが、どれもハイレベルに美味しい。やはりオーボンヴュータンで修行されただけのことはあってか、焼き菓子は特に美味しく、これは東京でも十分に通用するだろうという印象。値段は東京より全体的に 100 円ほど安いですが、おそらく小布施としては比較的高い部類。にもかかわらずひっきりなしにお客さんが入っており、人気店である様子が伺えました。ここは何かの折にお取り寄せするのもよいかも? ですねぇ^^。

さて善光寺のお参りを済ませたあとは、長野駅から電車の旅へ。

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ローカル線に揺られて向かった先は、栗の里として有名な小布施の次の駅、都住(つすみ)。……いや実は、前日の夜に食べたお蕎麦があまりにもお昼と落差があったので(当たり前;)、リベンジとして全国そばランキング 3 位のお店であるせきざわを目指した次第だったりします。……いやお前らそんな蕎麦好きだったのかと小一時間問われそうな気はしますが;、まあこれもネタということで^^。

……がしかし、都住駅に着いてみていろいろと驚愕することに;

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単線なのはまだしも、電車から運転手さんが降りてきてキップを回収していたのにはさすがにびっくり;。す、すみません、そうだとわかっていたらもっと先頭車両寄りのところに乗ってたんですが;、状態;;。そして降りてみたら緑豊かな景色にこれまたびっくり。……いやまあ当然と言えば当然なんですが;、こういうところは散歩しているだけでも気持ちがよいものですね。

そして駅から歩くこと 10 分程度で、目的地のせきざわに到着です。

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このお店、残念ながら店内の写真撮影禁止。とはいえ食べログには写真が大量にアップされているのでそちらを参照してもらえたらよいと思うのですが、いやはやここも前日のふじおか同様に素晴らしいお蕎麦屋さん。嫁は蕎麦三昧(3 色蕎麦)、私は茜三昧(こちらは鴨南そばがつく 3 色蕎麦)、加えてそばがきをいただきましたが、見事な蕎麦の風味に加え、変わり蕎麦などのアレンジも楽しめて非常に美味しかったです。そばがきは前日のふじおかとは違ってやや粒子感が残り、ふじおかほどの粘り気はないのですが、それでも十二分に美味しく、味噌と一緒に頂くのが素晴らしかったです。

ふじおかと比較すると、こちらのお店は洗練されたお蕎麦屋さんというイメージで、変わり蕎麦を初めとして、様々なお蕎麦を味わえる楽しみがありました。ただ、その一方で、せいろそば一点に絞って評価をするのなら、これはふじおかの方が強い。極めてハイレベルな頂上決戦なのですが、これはもはや個々人の好みの差かなという印象。

ちょっと残念だったのは、せきざわさんの方がちょっと神経質だった印象があること。店内写真撮影禁止もそうなのですが、順番待ち札の受け取りの際にややイライラした感じで応対されるなど、やや残念なところもありました。正直なところ無理もなく、ご家族 3 名でお店を回しているのですが、にもかかわせず席数は 31 もある。さらに三色蕎麦のような手間のかかるものまで提供しているので、正直かなり苦労されている、という印象。入店に関しても入れ替え制に近い形で、空席を少し貯めておいてから一気に流し込む方式を取っていました(というかそういう方法にしないとそばの提供タイミングがバラけるのでとても回せないのでしょう)。これだけの人気店、なるべく多くのお客様に楽しんでもらえるようにとの配慮なのでしょうし、いろいろなお客さんも来てとにかく大変なのでしょうが、ちょっぴり残念なところでもありました。

とはいえ、これだけ美味しいお蕎麦を食べると満足感は高いですね~。最後にむらくもというそば粉を使ったデザート(栗蒸し羊羹)もいただきましたが、こちらも美味。美味しいお蕎麦をありがとうございました^^。

さて、今回は善光寺近くにあるお店、よしのやさんにも立ち寄ってみました。

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このお店、お客さんから行ってみるとよいと紹介されていたのですが、なかなか機会に恵まれず、今回が初訪問。よしのやというのがお店の名前で、西之門というのはそこで作っているお味噌やお酒のブランド名なのですが、上の写真を見ればわかるように、どちらかというと西之門という名前の方が有名なんじゃないかと思います。ここは工場、販売所、レストランなどを兼ねた複合施設になっており、ちょっと観光に来るのにはよいところ。中庭では立派な桜が満開になっていました。

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清酒工場が見学できるようになっているのもよいですね。時期的にもう仕込みの時期は終わってしまっているのでラインは完全に止まっていましたが、それでもこうしたものを見るのはちょっと楽しいものです。

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この西之門さん、非常に面白いのはその即売所。すべての商品がどれでも自由に試食・試飲できるようになっているのですが、ぶっちゃけ商売する気があるのかと言いたくなるほどなんでも片っ端から食べさせてくれるのにはびっくり。純米大吟醸酒まで試飲させてもらえるほどで、いろいろ試させてもらいましたが、飲み比べなどはかなり楽しかったです。特筆すべきは梅酒。なんでも杜氏さんたちが自分たちで飲むために作っていたものらしく、採算度外視で作っていたためにめちゃめちゃ旨い。おかげで値段も結構なものになっているのですが(720ml で \3,024)、これはなかなかに贅沢だなぁと思ったり。とはいえ荷物になるので今回は諦めて、甘酒用の米麹だけ買って帰ることにしました。まだ作っていませんが、レポートはそのうちに^^。

長野駅近辺は善光寺ぐらいしか見るところがないのですが、近場のここは立ち寄ってみると非常に面白いのではないかと思います。善光寺にいらした折にはぜひこちらにも^^。

というわけで、翌朝は 5 時起きで善光寺へお参りに。お朝事に参加してきました。

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お朝事とは、長きにわたって一日たりとも欠かさずに行われている、日の出とともに始まる法要のこと。善光寺は天台宗と浄土宗の二つの宗派のお寺によって維持運営されているため、朝の法要も交代制での 2 ループ実施。前半の法要は天台宗のお寺である大勧進の住職(貫主と呼ばれる)により行われるのですが、後半の法要の方が女人救済寺である善光寺ならではの非常に珍しいもの。浄土宗のお寺である大本願の住職は代々皇室にゆかりのある女性によって受け継がれており、その尼公上人による法要を拝見することができます。法要時には善光寺の御本尊が納められた厨子の前の幕も上がるので、こちらも拝見することができ、さらには祈願に併せて通常上がることができない内々陣まで上げてもらうことができます。これは素晴らしく貴重なひとときでした。

宿坊の住職さんに案内していただくので、スムーズにいろいろな体験ができたのもありがたいところで、大本願を拝見することができたり(菊の御紋が入っているのですが、女性であるため裏から見た図柄になっている……なんて説明されなければぜんぜん気付けないです;)、お数珠頂戴(貫主様、上人様が本堂との間を往来する際に参道にひざまずく信徒の頭を数珠で撫でて功徳をお授けになるもの)もスムーズに受けることができました。いろいろ勉強になります^^。

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終わったあとは宿坊に戻りましたが、チェックアウトまでの時間をうまく使って、資料館を見たり、重要文化財である山門に登ってみたり。せっかくなので甘酒も、と思いましたが、すでに売り切れというお店が大半でした。この頃ちょうど寒かったからですかね?^^

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ちなみに善光寺は桜の名所でもあり、善光寺の裏側に回ると桜の木々がたくさんあります。我々が訪れた時期はちょうど桜が満開の時期で、非常に素晴らしい眺めでした。(写真は前日の夕方に撮影したもの)

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それにしても、善光寺の朝の本堂はシャレにならないぐらいめちゃめちゃ寒かったです。本堂で法要を拝見している最中はひたすらじっとしているわけですが、凛とした空気の中で行われる法要はなんとも素晴らしいものが……などと悠長なことを言っていられないほどに寒かったです;。聞いたところ真冬は軽く -10℃ぐらいになるそうなので、まだこれでもマシなんだそうですが、いやはや冬場だけでなく春や秋でも冷え込みには要注意ですね;。

宿坊に宿泊するのは初めてでしたが、確かに善光寺に行くなら宿坊に泊まってみるのもよい、と言われるのには納得しました。案内があるといっそう理解が深まるものですし、お朝事に参加できたのはなによりの収穫でした。善光寺には数回来ているのですがいずれも初めての体験で、これは本当に素晴らしかったです。善光寺にお参りされるのであれば、宿坊への宿泊はぜひ検討してみるとよいのではないかと思います。

さてさて、長野旅行ではこちらの宿坊に泊まってみました。

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善光寺近くにある宿坊、兄部坊(このこんぼう)。なんで宿坊なんかにわざわざ? と思われるでしょうが、いやぶっちゃけここしか宿が取れなかったというワナ;。完全にノーマークだったのですが、たまたまこの旅行の日程と重なって長野でマラソン大会が開催される予定になっており、そのおかげで市内のホテルが片っ端からブロックされてしまっていたのですね;。このシーズンに宿が取れないなんてことはなかろうと油断しまくっていたおかげでまるで宿が取れず;、探し回った挙句に見つかったのがこちらの宿坊だけ、というオチでした;。まあネット以外から探せばいろいろあったのかもしれませんが;、宿坊なるものに一度挑戦してみたいというのもあったので、ちょうどよい機会かなー、ということで。

さて、私はここの住職さんからお話を伺うまで知らなかったのですが;、善光寺は無宗派の単立寺院。国宝である今の本堂は 1707 年に再建されたものなのですが、元をたどれば 642 年にご本尊が現在の地に遷座したそうで、そもそも仏教が各宗派に分かれていくより前にできたお寺なのだとか。お祀りしているのは日本最古の霊仏である一光三尊阿弥陀如来様で、この善光寺そのものが信仰の対象になっているとのこと。こうした由来があり、宗派を問わず祈願を受けることができ、しかも女人救済のお寺でもあるそうです。……うわーん、何度も来てるのにぜんぜん知りませんでした><。

現在の善光寺は、天台宗の「大勧進」と25院、浄土宗の「大本願」と14坊によって維持運営されているとのこと。宿坊も、天台宗系列と浄土宗系列があり、名前で見分けることができるそうです。……と、ここで「ん?;」となったのは秘密;。うわーん、すんません、知らなかったんですよ;;;。

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とまあそれはともかく、宿の方はごくごく普通の佇まい。6 畳一間の部屋がいくつもあり、そのうち 2 部屋を貸していただきました。入口の襖にはロックなどが全くないのでセキュリティ的にはこの上なく危ないわけですが;、まあその辺はお寺だから悪い人はいなくて大丈夫だろう、という感じ;。トイレやお風呂、加えて洗面台も共用で、感覚的には子供の頃の修学旅行ですが、こういう和の雰囲気は非常に気持ちが落ち着きますね。ちょっと失敗したのは大きなバスタオルが提供されなかったことで、この辺はホテルばっかり使っている普段の感覚だったので失敗しました;。

さて宿坊といえば精進料理ですが、この兄部坊さんでは +\3,000 でコース仕立ての精進料理をいただくことができます。10 品以上が供される精進料理で、しかもこの日は宿泊していた人が少なかったこともあり、お茶室に通されて精進料理をいただくことができました。これはちょっと嬉しかったです^^。

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素朴でシンプルなお料理が多かったですが、少しずつ多数のものをいただくお料理はやはり嬉しいですね。精進料理というと質素というイメージがありますが、いやむしろこれは贅沢料理だろうという感じ。いろいろな品物が供されましたが、特筆すべきは法飯(ほうはん)。セリやカヤの実、柚子などの五品の薬味をご飯に載せ、高野豆腐を混ぜ込んだお出汁でいただくお茶漬けなのですが、これが激うま。お昼ご飯も多かったのでかなりお腹いっぱいな感じだったにもかかわらず、するするとお腹に入ってしまったのには驚きました。

ちなみに翌朝の朝食はこんな感じ。こちらもシンプルながら非常に美味しかったです。奥の方にある、豚ばら肉っぽく見えるものは麩だったりするのですが、この辺は無理に見た目を作らなくてもよいのでは....とは思いましたが;;。

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さて、善光寺の宿坊に泊まる最大の醍醐味は、朝の行事である「お朝事」への参加。季節によって時間がかわるそうですが、この日は 5 時に起きて 6 時頃には善光寺に向かうことに;。そのため夜の 10 時には就寝するという超健康生活でしたが^^、このお朝事がなかなかに素晴らしかったです。こちらは次のエントリにて~。

さて、今回の長野旅行では少し足を延ばして戸隠に行こうと思ったのですが、軽井沢が恐ろしく寒かった & ぶっちゃけろくな装備を持ってこなかったこともあり、急遽予定を変更して、蕎麦の聖地と呼ばれるふじおかを攻めてみることにしました。

ふじおかは食べログの全国ランキングで 2014 年 4 月現在 TOP 50 に入るお店で、そばに限って言えば全国ランキングの頂点に輝くお店。しかしお店は恐ろしいほどアクセスが悪く、長野駅からアルピコ交通の路線バス(戸隠線)に乗って小一時間ほどの場所にあります。今回行かなかったらもう二度と行くこともないだろう、という話もあって、嫁と相談してここを攻めてみることにした次第です。

とはいえこのお店、金曜日~月曜日の 4 日間のみの営業、しかも完全予約制で 2 人以上での予約のみ、さらに時間も 11:30 集合のみ。加えてメニューはセットのせいろそば \3,000 のみ(オプション追加は可能)という、あれやこれやと制限の多いお店。よほど気難しいお店なのかとちょっと心配したのですが、実のところはあまりにもロケーションが悪いので、そういうふうにでもしないとお店として成り立たないというのが実情なのでしょう。前日に駆け込みで予約をさせていただいたにもかかわらず、女将さんが非常に親切丁寧に対応してくださり、路線バスの場所や時間、さらにはお店までのたどり着き方などをかなり詳しく教えてくれました。

期待に胸を膨らませつつ、まずは長野駅からバスで移動。10:30 → 11:12 のバスで移動し(確か片道 \930 ぐらい)、飯綱登山口で降りるのですが、バスから外の景色を見るとなかなかに素晴らしい見晴らしが;。いやこれは確かにとんでもないところにあります;。

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そしてバス停を降りてさらにびっくり。っつーかぶっちゃけこれいったいどうしろと;;

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バス停を降りたところにある案内図を見てみると、この一帯は別荘地になっているようで、その中の一角にふじおかがあります。一見近そうに見えますが、だいたい歩いて 15~20 分ほど;。女将さんからは、慌てずにゆっくり来てよいとは言われたのですが、とはいえあまり遅れると迷惑なので、ちょっと急ぎ気味に歩いてみたり。そしてようやく到着したお店は、実に見事なロッジの一軒家。いやはやこれこそ本当の隠れ家レストランというか^^。

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中に入ると温かい暖炉やお茶でお出迎え。靴を脱いで上がるとロッジ風の綺麗な内装で、ピアノのそばに置かれたスピーカーからはクラシックが流れてくるという、なかなかに雰囲気のよいお店です。

さて、こちらは基本的にせいろそばのセットを必ず注文し、それに加えてオプションとしてお酒やビール、そばがきやそばぜんざいを追加注文するというシステムになっています。せいろそばセットは \3,000 なのですが、季節の野菜の盛り合わせ、そば雑炊、せいろそば、お新香、蕎麦湯がセットになっているので、決して割高という印象はありません……というよりむしろ良心的な価格設定です。

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まずは季節の野菜の盛り合わせ。5 種類ほどのお野菜が、白和えや胡麻和えなど様々なバリエーションで供されます。タケノコは前日に食べたエンボカの方が一枚上手だった気がしますが、素朴な野菜の旨みがたっぷりと詰まったひと皿で嬉しい限り。お酒を飲みながらだとなおのこと楽しく感じますね。

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続くそば雑炊は初めていただく一品でしたが、野菜の天ぷらとの相性もよく、箸がどんどん進む一品。こういう素朴な味わいは、こういう非日常的な場所だとなおのこと美味しく感じられますね。

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続いて登場したのは、オプションで追加したそばがき。そもそもそばがきって普段まったく食べないので、こんなんだったっけか……?;状態でしたが、これがまたなかなかに驚きの一品。粒子感がまったくないのでかなりよくすりつぶしているはずなのですが、にもかかわらずねっとり・もっちりとした食感に加えて、そばの風味がびっくりするほどある。嫁いわく「このそばがきは神がかっていた」とのこと。

そして続いて真打ちである、せいろの登場です。

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この蕎麦、十割蕎麦なんだそうですが、とてもそうは思えないほどのなめらかさコシ、そして風味があります。粒子感がまるでないのにしっかりと蕎麦の風味があり、十割にもかかわらず滑らかでコシがある。なるほど旨い蕎麦とはこういうものなのか、と感じさせてくれる一品でした。いやはや、なんという贅沢。

しかし個人的に本当に度胆を抜かれたのはこちらでした。

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これ、蕎麦湯なんですが、こんなに美味しい蕎麦湯は飲んだことがないぞと小一時間;;。つゆを入れずにストレートで飲むもので、これ、ネットでは蕎麦のポタージュとまで称されているのですが、なんでもこのお店のご主人が考案されたものなんだとか。蕎麦をゆでたお湯ではなく、これ単独で作られているそうで、そば粉を溶くことによって作られたのだとか。溶いてあるそば粉の量が多いためにとろみがあり、心からほっとするような温かさがある、味わい深く素晴らしい一品でした。いや~、今から思い返してもあれは本当に美味しかった……(しみじみ)

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蕎麦湯と併せてお新香、そしてその後にそばぜんざいが出てきますが、いやはやさすがにもうお腹いっぱいです;;。このお店、割と量が容赦ない感じで;、しょっぱなの野菜からして相当なボリュームで出てきます。他のお客さんも、お新香まで手がつけられなかった方が多いようでしたが、美味しかっただけにかなりもったいない感じが;。うむむ。

10:30 に長野を出かけて、再びバスで戻ってきたのが 15:00 頃。一日近く潰れてしまうだけに、そうそう滅多に行けるところではないと思いましたが、なるほど確かに評価が高いのも頷ける一軒でした。ただその一方で、果たして食べログ TOP 50 ほどの価値があるお店なのかどうかにはやや疑問も。よほどの蕎麦好きでなければシステム含めてそれほど好きにはなれないお店なのではないかと思うのですが、おそらくアクセス性の悪さから、本当の蕎麦好きしか訪れず、そうであるが故に高い評点が集まり、この評価に落ち着いているのでしょう。蕎麦好きに愛される、蕎麦の聖地と呼ばれるだけのクォリティを持った一軒であることには違いないと思いました。

いやはやそれにしても、せいろそばと蕎麦湯は本当に素晴らしかった……またいつの日にか再訪してみたいものです。

2014年9月

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