2010年7月のアーカイブ

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というわけで今日はこちらのインプレをひとつ。

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ええっと、「ボーイング 777 機長 まるごと体験」。サブタイトルには「成田/パリ線を完全密着ドキュメント」とありますが、その名の通り、ボーイング 777 を取り上げて、離陸から着陸までの一連の流れを紹介するという一冊。その中には、フライトプランの作成のブリーフィングや、ハンガーアウト、グラウドハウリングなどの、いわゆる「空を飛んでいない部分の話」も数多く書かれており、非常に読んでいて楽しい一冊になっています。

この本、サイエンス・アイというシリーズの一冊なのですが、このシリーズは科学技術に興味を持つ高校生や大学生、社会人を対象にしているのだとか。今、自分が読むともうちょっと突っ込んだ内容を知りたくなってしまうところはあるのですが、高校生ぐらいの人が読んだらこれは楽しい一冊だろうなぁと思ってしまったり。確かに「もっと詳しく知りたい」という気はするものの、大人が読んでも、新幹線の往復でさらっと読み流せる気楽さがあり、堅苦しくなく楽しく読めるようになっているのは特筆すべきポイントかなと思います。

ところで私は全く知らなかったのですが、この本の巻末に紹介されていた、ANA の新しいプロダクトサービス "Inspiration of Japan" というのがなかなか面白そうな気配。ビジネスクラスに導入されている「スタッガード」と呼ばれるジグザグなシート配列が中でも興味深くて、ビジネスクラスながらパーソナルスペースに近い空間を実現しているのですね。なるほどこれはうまいなぁと感心してしまったり。まあ自分が乗る機会はまずなさそうな気配ですが;、機会があれば使ってみたいと感じさせてくれるシートではありますねー。

というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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ええっと、最近、やたらと店舗数が増えつつあるバームクーヘン屋さん、ねんりん家。先日、奥さんの友達が東京に遊びに来たときに、みんなで買って帰ったものだったり。ここの狙いどころはなんといっても生バームクーヘン「極上の食べごろ」。固めのものとやわらかめのものが用意されているのですが、固めのほうについては切り落とし不揃い品がちょっと安めの値段で売られていたり^^(図の左側)。というわけで、とりあえず食べてみたw。

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うん、まあごく普通のバームクーヘン(笑)。バームクーヘナーな私としては、このお店は特に騒ぐほどのものではないだろう、と思っているのですが(その割に行列はできている^^)、でも確かに見た目は綺麗なのですよねぇ。切り落としの方も、見た目がそんなに汚らしいわけでもなく、これだったら十分かなー、という感じ。

ちなみにこのバームクーヘンは東京駅の大丸で購入したのですが、大丸の 1F ってかなりいろんなお店が入っているのですね。実は 1F に行ったのは初めてだったのですが、思ったよりいろんな有名店が入っているのでちょっとびっくり。今度、時間を見つけてゆっくり見に行ってみたいものです^^。

「……なんだ、いるじゃねーか」
「何がだ、軍曹?」
吐き捨てるエイゴ。
まさかいるとは思わなかった。
魔人より恐ろしい存在が。

というわけで今日はこちらのインプレをひとつ~。

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ええっと、田口仙年堂さんの最新作、魔王城。現在 4 巻まで発刊されており、次の 5 巻目で完結するそうなのですが、

いやはやこれは素晴らしい作品。
というか思わず一気読みしてしまった^^。

ざっとしたストーリーラインとしては、かつて勇者によって魔王が打ち倒されたことによって平穏を得た世界。しかし、平穏になったはずのその国には、稀に強大な魔力を秘めて生まれてくる子供たちがいた。生まれた瞬間に村を消し飛ばす魔力を持ったその子供たちは、魔王の落とし子の意味を込めて「魔人」と呼ばれるようになり、王国の危機管理のために、辺境の村一か所に集められて育てられていた。村人からも忌み嫌われ、隠れるように住む魔人たち……しかしその実は、魔力が膨大だというだけで、何らその辺の町中の子供たちと変わらない、無邪気さや優しさを持っていた。そんな村に派遣されてきたのは、司令官に逆らった罪で左遷されることになった、エイゴ・ノイマン軍曹。彼は魔人たちの学校の「先生」として、彼らと触れ合っていくことになる……という物語。

ストーリーラインの肝は、人間たちの恐怖心から来る偏見、そして魔人たちが無抵抗であることに起因する彼らへの迫害。力を持っている、他者と違うというだけで虐げられる子供たちは、文字通り不幸そのもの。そんな彼らを守るべく、エイゴは様々な人たちに立ち向かっていくことになるのですが、素晴らしいのはやはりその対立構図の作り出し方。登場人物それぞれに、それぞれの立場による「正義」がある。しかしその一方で、立場と権力をタテに暴力をふるう一軍もあり、果たして誰が正しいといえるのか? イメージで物事を判断することで目を曇らせる大衆、自分の目できちんとものをみて、自分で正しさを判断するエイゴたち、そして卑怯かつ卑劣な策略を張り巡らせる大人たち。読んでいていろいろと唸らされるところの多い作品な上に、ぐいぐいと引き込まれる吸引力のある作品でした。

それにしてももったいないと思うのは、この作品、なんでも次の 5 巻で終了になってしまうのだとか。正直、これほど筋の良い作品だったらもっと続けてほしいと思うのですが、おそらくこの作品、あんまり売れない作品なんでしょうねぇ;。自分的にはかなりクリーンヒットな作品なんですが、萌えがあるわけでもなく、エロがあるわけでもなく、むしろそこには誠実さがある、という感じの作品なので、一般受けはしにくい作品かもしれません。けれども個人的には、読んでいて「数の暴力と力の暴力」というのがいろんな意味で心に刺さる作品でした。非常にいい作品なので、未読の方にはぜひお勧めしたいところです。

しかしこれを書いたのが「吉永さん家のガーゴイル」と同じ人だというのにはびっくり。確かに言われてみれば作品の芯の部分の「良心」のところが似ている気はしますが、多芸な方っているものですねぇ^^。

というわけで、昨日のお話ですがこちらを襲撃~w。

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ええっと、いわゆる TDR@舞浜~。いやはや、いったい何年ぶりだろうという感じですが;、実は私自身は奥さんと一緒に来たかったのですがなかなか奥さんから承諾が下りず;。ところが奥さんが友達の結婚式の二次会でディズニーランドのペアチケットを引き当て、さらにはけろっちゃ氏ご夫妻からプレゼントでさらにペアチケットをもらったおかげで、ついに年貢の納め時w。まずは有効期限がギリギリになってしまった、奥さんの友達のペアチケットを使ってディズニーランドを襲撃してきた次第、だったりします^^。

いやー、それにしてもディズニーランドに行ったのは久しぶりなのですが、かなりいろいろ進化しているんだなぁと感心することしきり、でしたよ^^。

■ アトラクション

やはりディズニーランドに来たらアトラクションは外せないだろう、ということで、いろいろと乗ってきたのですが、ずいぶんと進化しているアトラクションもあるなぁという感じ。

  • スペースマウンテン
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    残念ながらアナハイムの本家と違って BGM こそついていませんでしたが、照明はしっかり落とされていて、コースはほとんど見えなくなってますね。(昔のスペースマウンテンは非常灯などのおかげでコースが結構見えてしまっていた) おかげでスピード感がかなり増したような印象でした。
  • キャプテン EO
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    マイケルジャクソン追悼記念でリバイバル上映されているものなのですが、これが 20 年前の映像だとはとても思えない出来にびっくり。偏光メガネを使った 3D 映像もなかなかよく出来ていてびっくりしました。昔の作品のせいか、上映時間がかなり長いことにもちょっと驚き。調べてみたら、実に 17 分もあるんですねぇ。
  • プーさんのハニーハント
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    実はなにげに今まで一度も入ったことがなかったのですが、これにはかなりびっくり。ハニーハントは WDW の Magic Kingdom にもあって、そちらは乗ったことがあったのですが、WDW 版はレールつきのコースを進んでいくというもの。対して TDL 版はレールのない森の中を 3 つの台車が不思議なコースを描いて進んでいくという形になっていて、乗っていてとにかく楽しいアトラクションになっていました。しかもプーさんをはじめとするキャラクターのかわいいことかわいいこと^^。乗り終わった後には笑顔しか出てこないアトラクション、という感じでした。お見事。

■ ショー

アトラクションもさることながら、ディズニーランドといえばショーも外せない構成要素の一つ。今回は利用したチケットが強かったのか、それともお客さんが少なかったのか、ショーベースの公演もミッドサマーナイト・パニックの公演も両方当選^^。いや~、運がよかったですw。

  • ワンマンズ・ドリーム II - ザ・マジック・リブズ・オン
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    ミッキーマウスの誕生から今に至るまでの歴史をステージ上で描いたミュージカルショー仕立ての一作。かなりたくさんのキャラクターが出てくるショーになっていて、子供たちには楽しめそうなものになっていました。ちょっと気になったのは、あまりにもディズニーマンセーな雰囲気が前面に出すぎていたこと;。日本語の直訳歌詞だと言葉が強すぎて、まるでカルト教団のテーマ曲みたいになってしまうのですよ;;。普段はあまり気にならないのですが、さすがにこれは気になりました;。でもスタート直後のモノトーンのミッキーが動き出すところはホントにお見事。こういうあたりはさすがディズニー、と唸らされますね。
  • ミッドサマーナイト・パニック
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    スティッチがミッキーたちを招いて開いたパーティに、悪者たちが乱入するというストーリー仕立てのミュージカルなのですが、途中で大量の水をまき散らしまくるというおまけつき。チケットを引き換えたときに「濡れるので気を付けてくださいね~」的なことは言われたのですが、割と端の方の席なので安全かなー……と思ってたら、ぜんぜん甘かった><orz。自分たちはバスタオル装備で行ったのですが、丸腰の人も結構いて、空から降ってくる大量の水のおかげで阿鼻叫喚の素敵絵図になってましたよ、ええ(笑)。まあでも終わるころにはみんなゲラゲラと笑っていたあたり、日本人も割と余裕があるのかもしれません^^。(← 海外だとこういうのって笑って済ませちゃうんですよねぇ^^) ちなみにステージ自体は、ラストが見ごたえ十分という印象。日本は消防法のからみで演出に制限が出るのでしょうが、こういう見せ方は上手いですね。楽しかったです。

■ ショッピングモール

実はリアルマイシスターとアメリカの DLR に行ったときに、ちょっとショックを受けたのが、モールでのショッピング。や、昔から私はディズニーランド=アトラクションに乗る遊園地、という印象が強かったので、モールでだらだら過ごすという技を知らなかったのですよ、ええ;。

特に昨日のような猛暑日には、モールの中に退避するという技はかなり有効で、疲れてきたら適宜モールの中で涼みながらいろんなグッズを見て回る、というのがなかなかに楽しい。中央ゾーンのショッピングモールも、今さらながらに見てみるといろんなお店があるものなのですねぇ^^。

……というわけで、お昼頃から出かけて夜までしっかり 10 時間ぐらい楽しんだのですが^^、いやはやなんだかんだいっても奥さんと行くディズニーランドがこれほど楽しいものとはwww、という感じ。なんというか、いろんな意味で話題満載なパークなので、いくらでも話題が尽きないというのがいいところ、なのですよね。よくディズニーランドは待ち時間の沈黙に耐え切れずに破たんするカップルが多い、と言われますが、いやいやこれだけネタ満載なパークであれば話題に困ることは全くないだろう、と思うのですよねぇ;。特に何かすごいことがなくても、十二分な満足感が得られるというのがこのディズニーランドのマジック、というところでしょうか。

次はけろっちゃ氏からもらったチケットを使って、ディズニーシーを襲撃予定。さてはて、どんなふうに楽しめるのか、今からいろいろと楽しみですよ~^^。

とりあえず amazon で購入してみたw。

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というわけで、先日紹介した、ひまわり -pebble in the sky- の PSP 版の初回限定版。や、amazon であまりにも安かったので思わず「ぽちっ」としてしまったわけですが;、面白いのは PSP 版だけでなく PS2 版がおまけでついてくる、という点。確かにシステムは PSP, PS2 共通にできるわけで、そうすればなるほど両ハード対応のソフトなんて簡単にできるよなぁ、という感じ。一応、PS2 版は OP ムービーが違っているらしいのですが^^。

にしても、非常によい名作ゲームなのに知られていないのはもったいない限り。ぜひ興味がある方はプレイしてみていただきたい一本です。

ふう~、というわけで今日は一日フリーだったので、奥さんと二人で一生懸命お部屋のお片付け。たまに部屋のメンテをしないととんでもないことになるわけで;、台所のシンクや洗面台もきれいにすっきり。……とまあそんな仕事をやりながら、並列魔術でやってたのが会社のノート PC のメンテだったりします。

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そんなわけでこちらは先日買ってきた Intel SSD SA2MJ080G2C1。80GB MLC タイプの SSD なのですが、ノート PC の HDD (現在は HITACHI の 450GB 程度のものを利用)を換装して OS やら Office やらを再セットアップしていた次第だったりします。や、私の使っているノート PC は ThinkPad X60 という結構古い(たぶん 3 年前)マシンで、すでに新しい PC への乗り換えも OK なのですが、今のところ別に困っていないのと、 ThinkPad のキータッチに慣れている関係でなかなかリプレースできず;。とはいえ、最近使っていて、HDD は遅いなぁ……と思うので、SSD に換装して延命措置を図った次第、だったりします。

Intel SSD 自体は昨年 Windows 7 を導入したときに新マシンを使っているので目新しさはないのですが、会社のマシンだとその速さが一段と実感できる、という印象。というのも、会社のマシンは仕事の作業の関係上、ツールやらソフトやらを入れまくっているので、HDD だとかなり重たく感じるのですよね。特に Outlook などのメーラーの類を入れているとかなりディスクアクセスが行われるだけに、SSD に換装するとまだまだ十分現役で行けるなぁ、という感じ。最近は CPU パワーよりもディスクアクセスのほうが問題なので、SSD はかなり効きますね。

というわけで 2 万円ちょっとの自腹だったわけですが、この程度の出費で日常的な作業がラクになるのなら安い出費というもの。仕事で日常的に利用するものについては、多少自腹で出費しても便利な環境を整えたいものです。

っと、危なかった~;。

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ええっと、今年の秋に行われる、ゆかりんライブツアーの申し込み。ふと気づいてみたら申し込み期限ギリギリになっていて、しかも日中は出張やら会議やらが目白押し;。おいおい郵便局行ってる時間ねーよ、状態だったのですが、たまたま出張先で時間が取れることに気付いて、名古屋で入金した次第、だったりします;。いやはや危ない危ない;;。

にしても、ふと気づいてみれば結構とんでもない納金額;。そりゃまあ全ツアー合計 10 公演、一部にしか出ないといっても東京だけで 3 公演あるわけで、ちょっとこれはやりすぎだろう、状態に;。個人的にはどこかで一回だけ見れれば十分なのですが、まあ保険の意味も兼ねて複数公演に申し込み。最近はファンクラブ会員じゃないとチケット取るのは至難の業になっているようですが、さすがに 10 公演になれば薄まりますかね....というか薄まることを期待したい^^。

そういえばゆかりんといえば、先日また再び伝書鳩企画(ゆかりんにメールを書くと、運がよければお返事が貰えるという企画)が勃発。先月やったばっかりじゃん、ということでめちゃめちゃ驚いたのですが、一年に一度ぐらいの特別イベントをこんな短期間で再実行するあたり、なんかいろいろ予定調和路線かなー、と勘繰ってしまうところだったり。ま、勘繰ったところでどうなるものでもないのですけどね^^。

なにはともあれ、早いもので気付けばライブまであと数か月。どんなツアーになるのか今から楽しみです。

というわけで今日はこちらのインプレをひとつ~。

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ええっと、Wii Party。先週木曜日あたりに発売になった Wii のゲームソフト。約 80 種類のミニゲームが入っているパーティーゲームソフトなのですが。

いやー、さすがというかなんというか^^。
かなりよくできてるなー、これ。という感じ^^。

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中身はどんな感じかというと、80 種類のミニゲーム……といっても 80 種類をそのままプレイするわけではない。まず大きなゲームとして、定番パーティゲームやペアパーティゲームなどがあり、そのゲームの中でさらにミニゲームが使われる、という仕組みになっています。(イメージ的にはなんちゃらボーナスポイント~♪、みたいな感じでミニゲームが挿入される)

# とりあえず、奥さんと二人で相性チェックをやってみたのですが、スコアは 88 点。
# これは高いのか低いのか……;。リファレンスがないからわからんです;;。

それにしても感心するのはその豊富なアイディア。例えばこちらを見て頂きたいのですが、Wii リモコンを爆弾に見立てて、揺らさないようにしながら受け渡す爆弾ゲームや、リモコンコントローラをリビングに隠し、これを探してもらうというリモコンかくれんぼなどは、いったい誰がこんなゲームを思いついたんだと感心させられるほど。大人から子供、さらにはカップルまで楽しめるバラエティに富んだパーティゲームになっているのは本当に見事、という感じです。

Wii Sports をみんなで遊んでいるような家には「一家に一本」でもいいんじゃないかと思うようなソフト。ぜひ興味がある方は購入してプレイしてみてください。とりあえず家に置いておいてもいいんじゃない?というような感じです^^。

生まれて初めてここに行ってみましたw。

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というわけで、水道橋にある遊園地、ラクーア(LaQua)。今を遡ること約 7 年前に、後楽園ゆうえんちの再開発計画により建設された遊園地なのですが、実はなにげに今まで一度も行ったことがなかったワナ;。奥さんと付き合いだした頃から一度行ってみよう~、という話になっていたのですがなかなか実現せず、先日、夕方の空いた時間をうまく使ってさくっと襲撃してきてみた次第、だったりします。

でもって、自分的なお目当てはこれだw。

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LaQua が誇るジェットコースター、サンダードルフィン。前々から気になっていたジェットコースターで、中空型の観覧車であるビッグ・オーの中央を駆け抜けていく形で設計されているもの。最高速度は 127km/h、乗車時間は 1.5 分、LaQua を 2 周するというコースレイアウトのジェットコースター……だったのですが。

こ、これはとんでもない;;。
っつーかこれはすごすぎるコースターなんですけどっっっ;;;。

このコースター、傾斜角 45 度で地上 80m ぐらいまで一気に持ち上げたあと、なんと最大傾斜角 74 度で一気に急降下。その初速をほとんど保ったままで、一気にコースを駆け抜けていく。びっくりするのはそのコースレール。微妙なひねりをうまく使ったレイアウトになっていて、G もめちゃくちゃよくかかるし、小刻みに左右に振るといった細かい楽しさも用意されている。ジェットコースターにありがちな細かい振動はなく、とにかく全速力で駆け抜けるタイプのコースターで、いわばガチンコ勝負なコースター

# いやはや、最初の 74 度急降下なんて、実質的には自然落下とほとんど変わりがないワナ。
# というかこんなコースター乗ったことないぞ、状態ですよ、ええ;。

ちょっと自分的にマヌケだったのが、首を痛めてしまったこと;。横の奥さん大丈夫かなー、と見たときに、想像以上の回転 G を食らって首を痛めるハメに;;。コースターを降りた直後、奥さんは身も心もぐったり状態でしたが、私は私で首を痛めていたという;;。いやはや、無茶はするものじゃないですねー;。

しかしこのコースター、かなり便利なのは携帯電話による事前乗車予約ができるというところ(要会員登録)。乗らなかった場合のペナルティも特になく、行く直前に予約をかけてふらっと行けば、行列に並ばずにすぐに乗れてしまうのですね。これ知ってたらふつう並ばないだろう……と思ったりするのですが;、いやはやこれはかなり便利、という印象。

首を痛めはしたけど、また乗りたいぞー、と思う今日この頃。いやはや、都内で最も高く、最も高速なコースターというのはなかなかダテじゃないですね。かなり面白かったです^^。

というわけで今日はこちらのエントリをひとつ~。

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ええっと、HDR-CX370V 用の三脚。先日、会社の同僚の結婚式に出てみて、三脚はどうしても必要だなー、と感じたので購入してみた次第、だったりします。や、小型の三脚自体は私もすでに持っていたのですが、テーブル上に置いて撮影している状態から、手持ちで撮影する状態に持っていこうとするとこれがなかなか難しい。ところがこの三脚、なかなかの優れものでして....

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こんな感じで足をたたむといわゆるグリップタイプに変形。写真だとわかりにくいですが、右手の親指のところに録画撮影用の小さなボタンがついているので、そのままさくっと撮影もできるようになっているのですよ。いやはや、これはなかなか便利。

お値段はかなり高めで、ジャスト \10,000。本体の値段を考えるとかなり割高という印象をぬぐえないのですが;、それでもあるとないとではかなり利便性が違う、という印象。こういう部品はどーせなら標準添付にしてほしい……とか思ってもさすがに無茶な話、なんでしょうねぇ;^^。

そうそう、もうひとつ重要なツールを忘れてました;。最近、我が家で使い始めた便利ツール。

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ええっと、Windows Live Calendar。や、二人で暮らすようになると、飲み会の予定やらなにやら共有しなければならない情報が増えてくるものですが、カレンダー情報の共有というのはその中でもかなり重要なもの。で、一回使ってみるかなー、と思って使い始めてみたのがこちらの Windows Live Calendar……なのですが、これは想像以上に使るなぁ、という印象。かなり便利^^。

実はこのツール、Windows Live メールのクライアントソフトウェアに最初から含まれているもので、メールの左下にあるカレンダーボタンを押すと上に示したような画面にワンタッチで切り替えが可能。さらに、このカレンダー情報は簡単に他の人(私の場合だと奥さん)と共有できるのですね。それぞれが自分のところで予定を記入しておくと、インターネットを介して自動的にデータが同期されるようになっていて、しかもこの情報はブラウザからチェックすることも可能。いやはや、なかなかに便利じゃないですかこれ^^。

まあよっぽどサイバーなおうちじゃないと、普通のアナログなカレンダーを使って情報共有……だと思うのですが、デジタル化されている私のような家だとかなり便利、ですね。統合型のこういうクライアントツール、使える部分だけ削り出して使ってもなかなか便利なものです。はい。

というわけで今日はこちらの話をひとつ~。

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ええっと、Windows Live Essential Beta。一週間ほど前に公開された新しい Windows Live サービスのクライアントソフトで、Live Messenger、Live Mail、Live Writer、Movie Maker、Photo Gallery などが全部パックになっているシロモノ。まだベータ版ではあるのですが、とりあえず使ってみよう、ということでさくっと使ってみた次第だったりするのですが。

いやこれはめちゃめちゃよくできてるじゃないですか。
いやはや、えらい便利なのですけどこれ^^。

もともとこれを導入しようと思ったのは、この新しいバージョンの Messenger だと HD 画質(高解像度)の映像通話ができるようになったため。実際やってみるとこれがものすごくよくできていて、画質もさることながら CPU 負荷も落ちてるし、通話しながらの Messenger 利用もしやすくなったし、などなど、いいことづくめ。

がしかし、本当に便利なのは上に示したメインウィンドウ。もともと Windows Live というのは総合的なサービスで、メール、メッセンジャー、写真、ブログ、ファイル共有などがすべて関連付けられるようになっているサービスなのですよね。で、メインウィンドウのところを開くと、つながっているフレンドリストの人たちがアップした写真の更新情報が一覧で確認できるようになっていて、しかもそこからフォトギャラリーを開くことができるようになっている。「なんとなーくいろんな人の写真が見られる」というのはかなり便利で、特に親戚関係の人たちの近況がさくっとわかるようになっているのはすごく便利、なのですよ^^。

# という自分はぜんぜん写真を公開してませんが;。

そしてもうひとつ便利なのが、地味に公開されている、Office Web Apps

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これ、Windows Live SkyDrive と連携するものなのですが、SkyDrive と呼ばれるストレージサービス(インターネット上のファイル共有システム)の上に Office のドキュメント( Power Point や Excel のファイル)をアップすると、ブラウザ上から Office のファイルを直接開いたり更新したりできる、というもの。しかもこれ、なにげにクライアントソフトが不要で、ブラウザだけでアクセスしてファイルを開いたり編集したりできる、というトンデモなツールだったりします。

類似のソフトとしては、いわゆる Google Document や Google SpreadSheet がありますが、Office 製品との互換性が圧倒的に高い、というのが大きな利点。実際、私も使ってみてびっくりだったのですが、編集に関してはさすがに通常の Office と同様……というわけにはいかないものの、表示に関しては十二分に使えるという印象で、自分が作った Office のドキュメントを誰かに見せたり、あるいは外に持っていってプレゼンするときはこれで十分なんじゃないか?という印象すら受けるほど。(真面目にびっくりなのはこれが完全な AJAX アプリである、ということですけどね;。Google Spreadsheet を見たときにも驚きましたが、Office Web Apps はさらにその上を行く感じ;。どんだけすごいんだ、と小一時間;;。)

私は実家関係の親戚にかたっぱしから Web カメラを導入してもらって、ほぼ全員が Messenger でつながっている、という状況なのですが、こうなってくると Windows Live の強さが本当に生きてくる、という印象。まあ私の家はちょっと特殊かもしれませんが;、ここまでいかなくとも、友人や身内で Messenger を入れてテレビ電話をするだけでも十二分にお釣りがくるメリットがあるでしょう。結構いろいろできるようなので、私ももうちょっとちまちまといじってみようかと思ってます^^。

というわけでようやくサイドストーリーである、こもれびとかげろうをプレイ。Tips 36 まで埋めてフルコンプ。いや~、ギャルゲをフルコンプするなんて何年振りだろう、という感じなのですが、まずはひと言。

素晴らしかった。
いやー、問答無用でこれは大作の名にふさわしいゲームじゃないかと思ったり。

このゲーム、推理モノというほど難しい内容にはなっておらず、丁寧に読み解けば十二分に設定解釈ができる作品になっていて、しかも各キャラクターがそれぞれの信念なり想いなりに従って動いている、というのが本当に素晴らしい。それらが互いにかみ合うことによって、全体としてひとつのゲームを構成している。いやはや、これは見事。同人版(本編部分)も素晴らしい出来なのですが、加えてサイドストーリーである「こもれび」と「かげろう」の2編もまたすごい。これらは本編が始まる前の物語を描いているのですが、かげろうの最後のあたりは本編の一番の胆となる部分と絡んできていて、舌を巻きました。これはホントに同人クォリティなのかと小一時間^^。

いくつか Web サイトを回って見ているのですが、ざっと見たところ、あまり高い評価を受けていなさそうなところも非常に残念、な感じですね。これほどよくできたゲームは商用ゲームであっても決して多くないと思うのですが、表面上、ギャルゲという体裁をとっているのが悪いのか、ちょっと不当な評価な気もします。口コミ効果でもっと広まってもらえれば、という気もするのですが、実際にはなかなか難しいのかもしれませんね;。

というわけで、だいたい作品設定も解釈できたので、せっかくなのでざくっと書いておきます。細かいところまでは検証していないので、誰か確認してください(ぉ)。

以下、思いっきりネタバレなので、未プレイの方は読まないでください。

(微妙に改行....)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品についてはマニアがいるようで、作品の年表や用語集などをまとめてくださっている様子。ここのサイトは非常に参考になるので、ぜひご一読を。ただ、このサイトの情報だけだと分かりにくいのは、家系図がはっきりしないからでしょう。というわけで、家系図を作ってみました。こうしてまとめてみると、人間関係や夫婦関係などがよくわかります。

himawari

さて、この作品を読み解く鍵となるのは、やはりルナウィルス。ルナウィルスがどんなものなのか?がわかってくると、最後の秋桜の謎のセリフも割と簡単に読み解けます。要点を以下にまとめます。

  • ルナウィルスとは、簡単に言えば、ヒトに寄生し、その記憶や自我を上書きし、その身体を乗っ取ることで生存していく、寄生虫のようなウィルス。ウィルスに感染すると、ウィルスはその記憶をコピーして保存するが、この際に、神経細胞の一部を傷つけるため、一時的な記憶喪失になることがある。
  • この過去の記憶の発現(ルナウィルスの覚醒)は女性にしか現れず、男性の場合にはキャリア(感染)となることはあっても、身体を乗っ取られることはない。記憶の発現が生じるためには、キャリアの自我が何らかの形で失われる必要がある。自我が失われるパターンはいくつかあり、① 記憶操作(アリエスたちが行おうとしたこと)、② 遺伝的欠損(星乃明香里、西園寺明香、日向ひまわり、日向葵)、③ 心的外傷(雨宮紅葉)などがある。
  • 月で発見されたオリジナルのルナウィルスが保有していたのは、おそらく何らかの外宇宙生命体の記憶。ちなみにかげろうに出てくる「神の入れ物」は、おそらくルナウィルスと何らかの関係があるものだが、アリス財団が作っていたコピー(銀の球体)は、記憶をコピーする機能(ウィルス)が欠損したもので、「記憶の器」にしかならない。クローン技術に見られる記憶喪失の問題を解消するために利用されたと考えられる。
  • 感染経路は、母子感染と性的接触の 2 パターン。主な感染経路は以下の通り。
    オリジナルのルナウィルス → 星乃明香里(直接感染)
    星乃明香里 → 日向葵(母子感染)
    星乃明香里 → アクア(ルナウィルスの直接投与)
    日向葵 → 日向陽一(性的接触、2048/08/16~20 のどこか)
    日向陽一 → 西園寺明香(性的接触、2050/04/01)
    西園寺明香 → 日向ひまわり(母子感染)
    ??? → 雨宮大吾(感染元不明、おそらく性的接触)
    雨宮大吾 → 雨宮紅葉(性的接触、2031年頃)
    雨宮紅葉 → 雨宮銀河(母子感染)
    雨宮紅葉 → 雨宮秋桜(母子感染)
    雨宮紅葉 → 島崎道之(性的接触、2048/08/14~21 のどこか)
  • 自我の欠損に併せて、ルナウィルスが覚醒する。実際に覚醒した人とその理由は以下の通り。
    日向葵(2048/08/22):先天的な遺伝子欠損
    雨宮紅葉(2048/08/11):大吾の浮気による心的外傷(ぉ
    雨宮秋桜(2050~55年のどこか):おそらく陽一への失恋による心的外傷
    ※ 明香里、明香の二人は、ルナウィルス覚醒よりも前に死んでしまったと思われる。
  • ルナウィルスの特徴は、記憶をつないでいくことができるために、人間と違い、個体に意味を見出さないこと。群体として、種として命をつないでいくことを最大の使命としている。

最後のポイントは少しわかりにくいと思うので補足します。この作品中では、「生命は、生きるために生きている」という言葉が繰り返し出てきており、「種として命をつないでいくこと」を是としています。このことをルナウィルスに当てはめて考えると、ルナウィルスもまた「絶滅を免れる」ために全力であがいていると考えられるわけですが、全滅を免れるために、自らをも切り捨てることがある、というのが大きな特徴になっています。

例えばルナウィルスに覚醒した紅葉は、個に拘る人間を不完全な存在だと思っており、世界から戦争が絶えないのは感情に流される人の業によるものだと吐き捨てます。記憶を取りこぼし、心を欠け落としてもなお、大吾にしがみついている紅葉は自分の器としてあまりにも小さいと感じているわけですが、その紅葉は、葵こそが自分達の完成型に一番近いと語ります。ではその葵は何をしたのか?

葵は、かげろうのエピローグで覚醒した姿を見せ、宗一郎のたくらみ(高高度旅客機の事故を意図的に起こすこと)を知りながら、自らもその旅客機に乗ります。それはなぜか? それはこの時点において、ルナウィルス根絶を目指す宗一郎こそが、ルナウィルスにとって最大の敵だったから。葵は、自らがルナウィルスに感染・覚醒していることを最後まで隠し通し、その一方で、ルナウィルスのキャリアである、陽一と紅葉(及びその家族)を高高度旅客機から逃がす(← ※ ここは作中に書かれていないのですが、そう考えるといろいろつじつまが合います)。

記憶をつなげるということは、個人の個体に固執する必要がないということ。だからルナウィルスは、自分自身という存在にはこだわらず、「タネを残しておく」こと、すなわち種の存続にこだわるわけです。

と、ここまで読み解けてくると、ルナウィルスにとっての最大の脅威が何かもわかってくる。それは、西園寺が目指す外宇宙航行計画。これが実現してしまうと、乗っ取る対象となる人類が地球上からいなくなってしまうのですよね。

「――でも、大きくなったらきっとわかるよ。――これが、私たちと人類のゲームなんだって事。
うん。私たちが人類を滅ぼすのが先か、人類がこの星から逃げ出すのが先か――
7年前に一度はゲームオーバーになりかけたけど、またわからなくなってきたかな……
いい、ひまわりちゃん?
仲間は、私とひまわりちゃんの二人だけ――
そして敵は、全人類―――
ひまわりちゃんのパパは、いつかきっと人類を宇宙に連れ出すよ。
だから――後は時間との勝負。
でもね……私たちは絶対に負けないよ。
――負けたら、いけないんだ。」

「ひまわりちゃんも、大きくなったら思い出せるよ。
……何十億年も、月に閉じ込められていた時の記憶を。
……暗くて寒い世界で、ひとりぼっちだった記憶を。
その時また、会いに来るね。
その時までは―――パパと幸せにね。」

「――バレないようにしないとね、私が人類の敵だって事。
でも気付くわけないか……陽兄ちゃん鈍感だし。」

「でも――気づいてくれなかった。
――5年前、私が記憶を取り戻す前に気付いてくれてれば…」

「もう、ゲームは始まっちゃったんだ。
後は―――どっちが勝つかだけ。
―――負けないよ、陽兄ちゃんには。」

ここまで説明すれば、これらのセリフもだいたい読み解けてきます。簡単に書けば、まず 7 年前に、宗一郎のたくらみによってすべてのルナウィルスが根絶されそうになった。自分の気持ちにまったく気づいてもらえず、明香とくっついてしまった陽一のせいで秋桜は失恋。それがきっかけで心的外傷を負い(これはおそらく紅葉と同じ理由で、紅葉は大吾の浮気が原因で心的外傷に、秋桜は陽一と明香の関係に気付いて心的外傷に、というのが一番ありえそう)、ルナウィルスが覚醒。覚醒した仲間(あるいはこれから覚醒する仲間)は、今のところは秋桜とひまわりのみ。人類という種が残るのか、ルナウィルスという種が残るのか、という種の生き残りゲームは始まったばかり、という次第でしょう。

# でも 実はこの時点ではまだ紅葉は死んでないんじゃないかと思うんですが……うーん?^^
# もしかしたら、陽一への失恋ではなくて、紅葉(お母さん)が死んだことによるショックが原因、なのかもですね。

というわけで、仔細は一部わからないところもありますが、こういうふうに作品全体を俯瞰してみると、一貫したテーマが存在すると思うのですよね。それは「命を繋いでいく」ということ。ルナウィルスの命のつなぎ方と、人類の命のつなぎ方は大きく違っているけれども、どちらも命を繋いでいこうとしていることには変わりがない。そして人間に関して言うならば、彼らは様々な形で命を繋いでいこうとする。場合によってはそれはクローン技術や記憶の移植という悪魔のささやきであったりもするけれども、その親から子への思いの強さというものは、作品全体に一貫しているところがあります。特に、作品中での最大のダークホースである日向宗一郎も、結局のところは自らの命を繋いでいくことにこだわっていて、子に恵まれなかったときは悪事に手を染めまくっていたものの、子供が生まれると、その考え方を大きく変えていく。そういう、親子にかかわる様々な思いが作品の中にちりばめられている、と思うのですよね。

影のテーマとも言えるこうした内容は、表面的なギャルゲ部分を取り払った裏側のところに存在していて、ちゃんと作品を読み解かないと見えてこない部分ではある。しかも、その思いは千差万別で、決して単純化できるものではない。そういう意味で、単純かつ明快な作品というわけにはなっていないと思うのですが、けれども素晴らしい作品であることには変わりがない、と思います。というか、こういう良作が受け入れられていないというのが本当に残念だったりするのですが;。

それにしても、久々にきちんとプレイしたくなった一作で、こういう作品に巡り合えたのはうれしい限り。ギャルゲをプレイすることも減りましたが、こういう名作に出会えるとまたプレイしたい、というふうに思えますね。いやはや、素晴らしい作品でした。

というわけで今日はこちらのエントリを~。

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ええっと、会社の同僚の結婚式@帝国ホテル。先日、以前にプロジェクトでご一緒したことのある同僚から結婚式のお誘いがあって、さて自分が参加していいのかどうか迷ったのですが、せっかくの機会だし、ということで参加してみた次第、だったりします^^。実は結婚式場探しで回った会場そのものだったということもあって、さてはてどんな感じになるのかなーと楽しみにして行ってみたのですが。

いやー、いろいろびっくり;。
というかこれはアリなのかそうなのか??;^^

楽しんでもらえるようにいろいろ趣向を凝らしてますよ、という前振りは聞いていたのですが、それにしてもまあびっくりするほどいろんなものを詰めまくり。シャンパンタワーに始まり、旦那さんトークコーナー、ミニクイズ大会、思い出ビデオ上映、来賓スピーチ(たぶん 5 件ぐらいあったような…)、お祝いメッセージ撮影などなど、息切れしそうなぐらいの怒涛の 3 時間;。敢えて無茶振りを仕込んでアドリブ進行することで、展開は全般してぐだぐだだったのですが、そのおかげもあって、仕事関係の人たちを中心とした結婚式であったにもかかわらず、ゆるゆるな結婚式に^^。いやはや、帝国ホテルと聞いてフォーマルな結婚式を想定していたのですが、予想以上に気楽な結婚式になって助かりました。

それにしても興味深かったのは、全体の進行と雰囲気。今回の列席者はほとんどが仕事関係の人たちで、親族テーブルはごくわずか。実態としては、旦那さんの手による旦那さんの奥さんお披露目会、みたいな雰囲気すらもあって、逆に、いわゆる「お母さんへのお手紙」コーナーなどは一切なし。周りの参列者の人たちも、ここまで仕事関係の人たちばかりの結婚式には出たことがない、といったようなことを言ってましたが、逆にそうしたお手紙コーナーなどを入れずに余興に力を入れるというスタイルは、こういう参列者たちだとかえっていいのかも、とは思いました。実際、主賓テーブルではビジネスライクに名刺交換が行われてるし(笑)。今回、自分たちの結婚式の参考になる部分もあるかなぁと思って参加したのですが、そういう意味ではあまり参考にならず、でした;。うぐぅ。

それと、ちょっと残念だったのは給仕の質。たまたま運が悪かったようで、テーブル担当の人が空気読まない & 無愛想だったのはちょっと残念。他のテーブルの給仕は取り立ててそうした問題はなかった様子だったので、たまたま運が悪かったのでしょうが、でも参列者側からするとかなりイメージが変わってしまうので自分たちのときは気を付けないとなぁ……と思ってしまったり。や、まあ気を付けようがないというのも事実なのですが;。orz

まあそれはともかく、今回初めて見たのがいわゆるシャンパンタワー。

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テレビドラマとかでは見るものの、ホンモノを見るのははじめて。さて、どんな感じなのかと近づいてみたのですが、グラスの各段の隙間に入っているプレートがカギ。こぼれたシャンパンを受け止め、これを下に流し込むためのガイドがついているのですね。なるほどこういう仕組みなら上から綺麗に下方向に入っていくはずだ、と思ったり。

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ただ、冷静に考えてみりゃ当たり前なのですが、これ、ボトル 2 本ぐらいじゃぜんぜん足りないのですね;。写真はボトル 2 本ぐらいを注いだ状態なのですが、半分にも足りてないワナ;。下のほうまですべて注ごうと思うと 10 本ぐらい必要なのでしょうが、そんなの注いでいる時間はないわけで;、ちょっとこれは企画倒れなものなのだなぁと苦笑してしまいました。

もともと帝国ホテルは外に面した宴会場がないため、窓がないという問題があるのですが、その分、かなり頑張って趣向を凝らした様子がいろいろ見えて面白かったです。今まで他の人の結婚式に出るときにはそういう意識で見たことはなかったのですが、自分たちの結婚式のことを考えなければならない状況になると、いろいろ着目点が変わってくるものですね^^。

というわけで今日はこちらのインプレを~。

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ええっと、PSP 版のひまわり -Pebble in the Sky-、ようやく本編が終了。実はここ最近ずーっとこのゲームをやりこんでいるせいでぜんぜん他の blog ネタに手がつけられていない(なのでちょっとしばらくエントリお休みしそう;)のですが、

うおおおお、これ神ゲーじゃないですかwww。
おいおいどんだけすごいゲームなんすかこれ;;;。

いやいや正直参った、としか言いようがないのですが、このゲーム、オリジナルは 2007 年の冬コミで頒布された同人ゲーム。そのシナリオの完成度の高さから熱狂的なファンを集め、ついに角川書店と HOBIBOX によって PSP に移植されて発売された、という流れだったりします。以前のWeb 拍手で薦めてくださった方がいて、同人版を購入してあったのですが、プレイしている暇もなく積み状態になり、PSP 版が発売されたのでちまちまとプレイ……していたら、実はこれがとんでもない出来だった、という次第だったりします。

同人ゲームの売り文句は「ロリっ娘宇宙人同棲ADV」。その売り文句だけ聞くと魂の腐ったゲームのように聞こえるわけですが、フタを開けてみれば実にとんでもないゲーム。ネタ的には手垢が付いたものが多かったのですが、これだけ見事に統合されていれば文句は言えない、というレベルの内容。

――生命は、生きるために生きている。

すべてのテーマはこのひと言に集約されている、といっても過言ではないと思いますが、バックストーリーとして宇宙開発の物語があり、大きな背景のもとに、数々の小さなドラマが描かれていくという見事な構図。すべての構図が見えてくると、パズルのピースがかちっとかみ合ったような感覚を味わうことができるゲームになっています。

しかし、そうした推理ゲーム的な要素を持ちながらも、決して推理物に留まらない良さがある。登場人物が非常に多いにもかかわらず、ハッピーエンドもバッドエンドも含めて、それぞれのキャラクターに魂がこもっており、セリフのひとつひとつにも重みがある。

「でも、今じゃないです。まだその時じゃないです。
アリエスたちは、ひまわりのタネなんです。
ここで育って、その時が来たら、外の世界に出ていくんです。
タネは、地上に落ちると芽を出して、また新しい花を咲かせます。
そうやって繰り返していくんです。
おねーちゃんには、その時がちょっとだけ早く来たんです。」

突然空から降ってきた、記憶のない謎の少女アリエス。彼女を拾った主人公 陽一と二人で始める奇妙な同棲生活……というスタートからは全く想像もつかない展開。シナリオのレベルの高さは同人ゲームとしては月姫クラス……というと言い過ぎかもしれませんが、十分それに近いクォリティがある、と思います。

さらに加えて言えば、PSP 版に移植された際に、シナリオの微修正に加えて CG 追加、そしてキャラクターボイス追加が行われたわけですが、アクアの声優であるゆかりんの演技が神。いやこれはひいき目抜きの話で実に見事で、今まで聞いたことのないタイプのゆかりんの声にちょっと驚きました。この人、ほんとによくシナリオを読み込んでるなぁ、という印象。

それにしても惜しむらくはこのゲームのマイナーさ。軽く調べてみたところ、ぜんぜん売れてないようで、実数ベースで PSP 版が 5,000 本ぐらいではないかという話も。実際、amazon では初回限定盤が 4,000 円ちょっとで叩き売られているぐらいで、おいおいこれだけの名作がその値段はちょっとひどいだろう、と言いたくなることしきり。月姫、Ever 17 クラスとまではいかないものの、それに準じるランクと書いても十分な出来なだけに、本当に隠れた名作という名にふさわしい一作だなぁ、という印象でもあります。

# というわけで、未プレイの人はぜひ、と強力にプッシュできる一作ですね。
# ちなみに本編部分だけだとプレイ時間はだいたい 15h ぐらいです。
# 話が軌道に乗ってくるまでだいたい最初に 5 時間ぐらいかかるので、そこまでが大変;。
# 最初の方も伏線張られまくりなのですが、まあ初回プレイ時は飛ばしてもいいかも。

ちなみに、ひまわりには外伝が 2 本あるのですが、PSP  版ではこれらも収録。まだこちらの外伝のプレイが終わっていないので、シナリオ解釈やらネタバレ感想やらはそれらが終わってから、ということで。いやはや、それにしてもとんでもない出来です。同人ゲームでこれほどのクォリティの作品があろうとは……ということで、未プレイな方はぜひ入手してみてください。:-)

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