……って、シンカリオン見てない人にはなんのこっちゃい、だと思うのですが;、まあ簡単に言えば、新幹線変形ロボシンカリオンも、ロボットもののお約束通り、ご多分にもれず合体により強くなります。……なんですが、このオモチャがとんでもなくよく出来ているんですよ。
まずは初期状態。これ、プラレールの仕様で作られていて、手転がしであれば普通にレールに乗せてころころ転がせます。さすがにアニメ版と比べてずんぐりしており、アニメ版のマシンデザインはもっとすっきりしているのですが、それでもこのプラレールサイズからロボットに変形します。
シンカリオンにはいくつかの世代があり、最初の世代のものは 2 両でロボットになります。まずは E7 かがやきから。
このロボットもよく出来ており、右の写真のように 2 つの車両が上半身と下半身それぞれに変形する仕組みになっています。このため、上半分と下半分の組み合わせをさまざまな車両で変えることが可能です(リンク合体)。……とまあ、ここまでは割と普通。びっくりするのがここから。
お約束通り、第一世代型がやられて、第二世代型の E5 はやぶさ mk II なるものが出てきます。こちらは 3 両でロボットになります。サイズやデザインは第一世代型と概ね同じ。
……なのですが、この 2 台を合体(オーバークロス合体)させることができるんですよ、こんなふうに。
って、おい、どこがどのバーツになってるんじゃい!
という感じなのですが、まあこの変形が恐ろしく複雑怪奇。
どんな感じに変形させるかは、とても写真とか撮り切れないので YouTube でもさらっと見てもらえればと思うのですが……
いやお前、どう考えてもこれ初見殺しだろう……;
というか、取説読みながらでもかなり頭をひねって、なんとか変形させることができたというぐらい大変なんですけど、これ;。
# というか 3 歳児には難しすぎるだろう……;
ちなみに購入してはいないのですが、さらに劇場版シンカリオンで出てくる ALFA-X との合体の場合、ALFA-X の 5 両と E5 mkII の 3 両とを合体させることができるらしい;。どんだけ拡張性があるのかと小一時間;;。
それにしても驚かされるのが、今どきの変形ロボットのキチガイじみたクォリティの高さ。そもそもこれだけの拡張性を持った形で変形ロボをデザインしていること自体にも驚かされますし、さらにプラレールから変形させているのにそれなりにカッコいいフォルムになるのにもびっくり。いったいどうやって設計しているのだろうかと本当に感心します。
# シンカリオンのデザインでは、新幹線の顔ともいえる先頭車両のデザインを胸に全面に押し出すことにこだわったそうで、そのこだわりが最後まで完全に徹底しているのも凄いですね。
ちなみに E7 かがやきが \3,500 ぐらい、E5 はやぶさ mkII が \5,250 ぐらい。ALFA-X は \7,000 ぐらいなのですが、これだけの完成度だとむしろ激安に思えてきますね。いやはや、凄い時代になったものです。
最近の精巧緻密さは凄いですね。
自分だとマクロスのバルキリーの変形ですらかなり悩んだのに、これはもう無理だ。
>今どきの変形ロボットのキチガイじみたクォリティの高さ。
これを見ると、確かにそうですよねぇ。
昔のものだと、変形前の形がごてごてしていて、
いかにも変形後の為に無理やり、という感じだったと思います。