2015年2月のアーカイブ

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しましたよ~♪ いや~、大変でした;;。

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E-4 あたりまでは割とスムーズに進んだのですが、鬼門だったのが E-5。一番ラクな丙レベルを選んだにもかかわらず、とにかくワンパンノックアウト率が高すぎるのがどうにもならず;;。というか加賀さんはともかく大和がワンパンノックアウトってどーいうことよ?;とツッコミ入れたくて仕方がありません;;。大和ワンパクノックアウトで 2 回ぐらい撤退;;。 まあまだレベル 50 ぐらいだからですかねぇ;。

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結局どーにもならないために方針転換して、水上部隊編成にチェンジ。こちらだと上ルート固定、第二艦隊の旗艦に置いた潜水艦がデコイになるので多少はラク……といいたいところですが、これでもなかなかボスまでたどり着けず;。ボス到達率がだいたい 3 割程度、撃破率となるとさらに低くなるのはどういうことかと小一時間;;。

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というかこれ ↓ はマジで泣きそうになりました;;。雪風さんも島風さんも大井っちもカットイン発動せず;;。頼みの北上さんも大破。もはや涙目としか言いようが;;。

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結局最後は全キラ付け+支援艦隊をフルで出す、という手間と物量にものを言わせる方法でなんとか夜戦撃破;;。

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というわけでなんとか天城さんゲット。……なんか声優さんがほちゃに聞こえるんですが気のせいですかね?;; あんまり有名どころ使わないゲームだと思っていたので、本当にほちゃだったらびっくりですが。

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今回はイベントに全く気付いてなかったので、スタート直前に大型建造で資材を使い果しててえらい目にあいましたが;;、まあなんとか突破できてよかったです。しかし一番簡単なレベルですらこの難易度って、凄い人たちはどんだけ凄いんですかねー;;。

というわけで、すでに結構前の話ではあるのですが;、無事にコンプしました。

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Xbox One のギャルゲ、Chaos;Child。体験版をプレイしたときから製品版が出るのを嫁と一緒に楽しみにしていたのですが、「妄想が現実化(リアルブート)する」という、実にしょうもないコンセプトwをネタに、見事な作品に仕上げた一作。amazon をはじめとしてネットでは絶賛されており、かなり面白かったのは確かなのですが、その一方でもうちょっとの工夫で傑作になったんじゃないかと思える節もあり、非常にもったいなく感じる一作でもありました。以下、ネタバレありで軽く感想を。

世莉架編をラストに持ってきて、さらに Over Sky End の後ろの後日談として綺麗にまとめたこと自体はなかなかに悪くなかったです。特に最後の最後に、自分の過去の記憶を取り戻すと同時に自分の意思を得た世莉架が、自分の意思で、拓留の願い(=世莉架に普通の女の子になってほしい)を叶えるために拓留のことを知らない人だと言う流れは、驚くほど美しく、綺麗なエンディングでした。作り込み度も総じて高く、妄想シンクロというネタからよくぞここまでの作品を仕上げたものだと感心せずにはいられません。

# どうでもいいけどヒロインがかわいすぎるのも素晴らしいw。
乃々とか雛絵とか割とクリーンヒットなんですが、自分^^。

とはいえ、作品全体としての見せ方がうまくないというのが非常に惜しい作品でもありました。例えば、途中の箱入り娘には度胆を抜かれましたが(というかあれは Only You を超えた感が……;)、その後に続いていくイベントはそれに匹敵する or 超えるほどのインパクトがない。あるいは個別ヒロインルートが蛇足的な位置付けになってしまっており、特に華なんかはメインストーリーから見ると完全な蛇足。加えて True ルートでのラストバトルが完全に拍子抜けで、物語としてのピークが、読み手側のピークとまるで合致していない。個別ヒロインルートをバッサリと切り捨ててしまい、Over Sky End から True ルートに直接流してしまう一本道の形にした方がずっとわかりやすいし、回り道感もなく、熱気を保ったまま物語を畳めたのではないか? という気がします。

もっとシンプルに見せられたのであれば、結構印象に残る作品になったような気がするだけに、うーん、非常に惜しい感があります。まあ、十分によく出来ている作品ではあるのですけれどもね^^。

しかし Xbox One はかなりタイトルには恵まれている感が。Chaos;Child と Forza Horizon 2 で十二分に元を取った感がありますが^^、本命はやはりサイコパスかも? さてはて;。

少し前の話ですが、休日に幕張メッセまで足を延ばして、こちらに参加してきてみました。

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ニコニコ主催のイベント、ニコニコ闘会議 2015。ゲーム実況とゲーム大会の祭典、と銘打たれた奇妙なイベントで、そもそもニコニコのイベントに行ったことがなかったこともあり、ちょっと一度見てみようという話で襲撃してみた次第。いやはや、なかなか不思議なイベントでした。

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一見すると普通のゲームイベントのようにも見えるのですが、一部にカオスなブースがある、というのが特徴。例えばその一つ、FIFA15 のリアルサッカーゲーム。これは FIFA15 というサッカーゲームを、オンラインではなくリアルに一か所に集めてプレイさせようというもの。黙々とモニターに向かってみんながプレイする様はちょっと面白すぎる^^。

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そしてさらに驚いたのはレトロゲームゾーン。って、おいおい Super Depth じゃないですか!

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さらに驚いたのはこちら。まさかのドアドア。実機でこれを再び見られる日がくるとは思ってなかった....^^ ドラクエの中村光一氏の出世作ということを知っている人が今の世代にどれぐらいいるんでしょうねぇ?^^

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その他にも東方の PC-98 版が実機で動いており、こちらは東方マニアの大行列に。これ以外にも初音ミクの痛車があったり、かと思えばボードゲームや花札などの、ゲーム機以外のゲームもあったりと、かなりバラエティに富んだ実験的イベントになっていたのが印象的。古き時代と新しい時代とが共存し、それが実況という媒体によってブロードキャストされていく様子は、なかなかに興味深いものがありました。いやはや、TGS みたいなイベントも面白いものですが、こういうちょっと変化球のイベントも刺激を受けるものですね。

ようやくこちらのお店に訪問することができました。

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日本橋にあるフレンチレストラン、ラ・ペ。このお店、以前からお気に入りで何かの折に使っていたオーグードゥジュール メルヴェイユの松本シェフと田中支配人のお二人が独立して新しく作った一軒。メルヴェイユからそう遠くない場所に新しいお店は構えており、昨年末から新たなスタートを切っていたのですが、せっかくなのでということで、私の実家と嫁の実家の両親を誘って 6 人で行ってきました。

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新しい店舗ということで、カトラリー類がすべて新調されているのが嬉しいところ。見ているだけでも楽しくなってきます。アミューズなどメルヴェイユ時代から引き継いでいるものもありますが、随所に工夫が見られて非常に楽しかったです。

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こちらはわらび餅……かと思いきや、中身は白レバー。見た目とはぜんぜん違います^^。

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こちらは濃厚なエビのビスク。カントリー風な器がシャレていてなかなかに楽しいです。

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ひときわ目を引いたのが、ガラスの器を使った一品。カブのムースなのですが、様々な食材が組み合わさって一体感のある味に仕上がっているのはさすがという印象。透明なお椀と黒いお椀で供されたのですが、どちらのお椀にも映える一品でした。

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こちらはフォアグラのゴーフレット。これまたお客さんを楽しませようとする趣向に富んだ一品。

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お魚……は何だったか忘れてしまった;。お肉はバラバラでオーダーでしたが、メルヴェイユ時代からの十八番とも言える豚料理はあいかわらず健在。私はジビエにしましたが、こちらも普通に美味しかったです。

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デザートはこちらもメルヴェイユ時代から共通の韃靼そばのブラマンジェ、そしてイチゴのグラニテなどのデザート。

デザートに関しては割とオーソドックスで、メルヴェイユ時代ほどの冴えはなかったかもしれませんが、コース全体としては満足感が非常に高かったです。お店としての難点は、以前のメルヴェイユに比べて座席配置に無理があり、隣のテーブルの話声が割と通ってしまう点。まあ、お料理に集中してると気にならなかったりはするのですが;、座る席によってはちょっと気になるかもしれませんね。

いやはや、それにしても素晴らしいお店でした。ランチフルコースでいただきましたが、アルコール込みで \9,000/人 ぐらいなのは、内容を考えればかなりよい C/P なのではないかと。なかなか行けるお店ではありませんが、また機会を見つけて足を運んでみたいものです。

ななな、なんという大盤振る舞い……!!

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現在、バレンタインデーにひっかけて展開中の、艦これ冬イベを攻略中なのですが、まさかのレアドロ連発。スクリーンショット取り逃しましたが、大淀さんもドロップしており、今までのイベントで取れなかった艦娘たちがいろいろドロップしているワナ;。いやこれはなんというか大盤振る舞い^^。

今回の冬イベ、難易度を自分で調整できるのが素晴らしいところで、正直、廃人仕様になっていた過去の季節イベントに比べるとずいぶんやりやすくなりましたね。そこそこやり込んでいるとはいえ、自分も結構ライトユーザーなのでそれほど武装も持っておらず、ゆるっとイベント艦を取れるのは嬉しいところ。E-3 は未攻略なので、これから頑張っていってきますよ~^^。

先日、ラー油蕎麦を受け付けなかった同僚と一緒にどこかで昼食に……という話になったとき、オススメしてもらったうどん屋さんの話を。

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飯田橋にあるうどん屋さん、雅楽。コシがしっかりしていて硬めに茹で上げられたうどんが特徴的な一軒で、丸香のようなのど越しはないもののこれはこれで非常に美味しかったです。うどんの種類も結構あったので、また飯田橋界隈に来るときにはチャレンジしてみようかと思います。

先日、新年会のお土産でもらって爆笑した一品を。

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アニマルティーというティーバック。ただのティーバックかと思いきや、こんなふうに使います^^。

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そしてお湯を注ぐと……

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いい感じにぐでっ、と^^。これは狙っているのかそうでないのか^^。思わず爆笑してしまったり^^。カルディコーヒーで売られている商品のようで、他にも類似アイテムがあるとか。ちょっとした面白いお土産として素敵な一品でした。けろっちゃ氏 & 奥様、thx でしたよ~^^。

# しかしけろっちゃ氏の奥様はこういうセンスある一品をどこでどうやって見つけているのやら^^。すごいです^^。

先日ですが、会社の同僚たちと一緒にちょっと足を延ばしてこちらを襲撃。

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虎ノ門にある蕎麦屋さん、そば処 港屋。すごい旨い蕎麦屋があるんですよ、との触れ込みに、果たしてどうかなぁと疑心暗鬼で行ってみたら、ああなるほどこの系統の蕎麦ですか^^。

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ここ、ラー油入りのそばを食べさせるお店。先日訪問した、俺のそば GINZA5 のオリジナルというか、この手の肉蕎麦のオリジナルのお店のようで、味に関しては元祖だけあって確かに美味しい。とはいえ、やはりジャンクフード系の蕎麦ではあるので、結構人を選ぶお店ではありますね。私はまあこういう蕎麦もアリかなとは思うものの、わざわざ足を運ぶほどでもないかな? という気も。一緒に来た別の同僚は完全にアウトだったようで;、「僕は普通の蕎麦の方が....」との評。

とはいえ根強い人気を持つ一軒のようで、開店前から長蛇の列。興味のある方は、一度足を運んでみるとよいかもしれません。

キタキタキター! というわけで^^。

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当たるときは当たる、大型建造いろいろ^^。まるで引けなかった大鳳に続いて飛龍が、そして大和と立て続けで引くと、なんか今年の運を使い果してるんじゃなかろうかという気になります;;。Z1 の方もようやく入手。建造で Z3 も引き当てたので、あとはビスマルクが引ければ大型建造は伊401 を除いてあらかた OK といったところでしょうか。

ところで艦これと言えば、アニメ版が結構賛否両論な様子。もともと軍艦もの+キャラゲーという設定優先のネタゲーだけに、アニメ版は当然二次創作的にならざるを得ないわけですが、それを前提に考えれば、よくぞまあここまで作り込んで頑張ってるなぁという印象。中身はないが制約だけはあるという条件下でアニメを作り上げられるスタッフ陣には真面目に頭が下がる思いです;。いやー、日本のアニメスタッフって本当にすごいな、と^^。

寒いネタをもう一発、今度は恵比寿から。

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立ち寄ったのは、我々的には定番の一軒、櫻花。ここのアイスクリームもなかなかに絶品なのです^^。

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さすがに寒い時期ということもあって、右のような温かいお団子とアイスクリームのコラボ商品みたいなのもありましたが、一番美味しかったのは左のアイスの中に入っている柿のジェラート。まさに果物そのものを食べているような感覚で、さすがと唸らされる一品でした。

……でもまあ、冬場に食べるにはどーなんでしょう;;。さむいよー;;。(← 当たり前です;;。)

これまた古いネタで恐縮ですが;、こんな寒い時期にこんなもん食ってどーするよ、とツッコミたくなるワナ;。

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アウトレットに行った際に立ち寄った一軒、マリオジェラテリア。嫁がチェックを入れていた一品はこちらのおしるこアフォガード

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アイスクリームは事実上抹茶の一択だろう、ということで食べてみたところ味はなかなか悪くありませんでした。……まあでもこれって単なるアイスクリームぜんざいだよね、と思ってしまう自分はキラメキ成分が不足してるのかもしれません;;。

新年がらみの話といえば、今年はこちらがかなりお買い得でした。

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これ、ロイヤルコペンハーゲンの福袋。ロイヤルコペンハーゲンはかなり好きなので、福袋や企画モノは定期的にチェックしているのですが、今年はたまたま京王で出物があったので購入しました。4 枚セットにしたかったこともあり、同行していた嫁と共に 2 セット購入。開けてみるとなかなかびっくりな分量です。

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ちなみにお値段ですが、1.5 万円× 2 セットなのでトータル 3 万円。ほとんどがホワイトフルーテッド系列なのでこの値段、ということなのでしょうが、普段づかいにはかえってこうした無地柄の方がよいところ……というよりも、ロイコペはブルーフルーテッドとかブルーパルメッテあたりの系列以外のはあんまり好きじゃないので;、そういう意味でもちょうどよいのですけどね^^。

それにしてもこれでようやくまるで割れないマグカップ群を整理することができそうな気配。自分たちが使う分にはよいのですが、誰か来たときに出すのに普段使いなマグカップはあんまりだろうと思ってたので;、ようやく入れ替えることができて幸いでした。さすがはロイコペというべきか、実際飲み口の口当たりなどもよく、この辺は老舗ブランドならでは、ですねぇ。

これまたいつのネタだとツッコミを受けそうですが;、ひと月ほど前に、久しぶりに皆で集まって新年会を決行^^。実に昨年の BBQ 大会以来です。

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最近は私が企画をサボっているおかげですっかりご無沙汰になってしまっているのですが;、今回は子持ちの家族 2 軒がお子さんを連れてきてくれたおかげで、総勢 12 名という大賑わいな新年会に。気兼ねなくゆっくりできるところがよかろう、ということで池袋の音音をチョイスしたのですが、ここはどうやら子連れママさんたちに大人気のお店らしく、\1,500 程度のランチとリーズナブルな価格設定でありながらも個室でかなりゆったりまったりくつろげるのには驚きました。畳敷きというのも嬉しいところ。

それにしても面白かったのは、二次会のカラオケ会。とりあえず全員で入れるところ、ということでカラオケルームを使ったのですが、せっかくだからということで歌い出したのがときメモの Bad End テーマ。演歌のような曲調に、子供たちが全力でつまらなさそうな反応をする一方で、大人たちが大盛り上がりするのは面白すぎるとしか言いようがwww。とはいえ、おべんとうの歌を全員で合唱しているあたり、いやはやグルメ会も変わったなぁと改めて感じさせられました。次はお花見か BBQ あたりですかね^^。

少し前の話ですが、今年もこちらに行ってきました^^。

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毎年恒例の、新宿京王百貨店の駅弁大会。毎年、1 月に開催されるので必ず来るようにしているのですが、いやはや今回もすごい盛況ぶりでした。今回はオーソドックスに、釜めしとたこつぼ飯をゲット。

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どちらもなかなかに美味でしたが、驚いたのは釜めし。炊きたてのものを売っていたのですが、家に帰っても結構温かくて、いやこれは保温性よいなー、という感じでした。

また今年のトピックスとしては、大阪の名店、551 蓬莱が出店していたこと。

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551 蓬莱は以前 blog に書いた……ような書いてないような気もしますが;、大阪駅などいろんなところで見かける、肉まんやしゅうまいなどの有名店。肉汁あふれる肉まんは確かに非常に美味しいです。冷凍ものではないので消費期限が当日中という厳しい制限つきでしたが、それでもかなり飛ぶように売れていました。ちょっとだけうちも買って帰りましたが、いや確かにこれは美味しいですね~^^。

う゛ー、ちょっと仕事が忙しくてまたしても blog 放置状態;。ネタが溜まりすぎてどーするよ?; な感じですが、ぼちぼち書いていこうと思います^^。まずはこちらから。

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少し前から劇場公開されている、劇場版 PSYCHO-PASS。ちょうど前クールの PSYCHO-PASS 2 を全話見てから鑑賞しに行ったのですが、TV 版本編とは完全に独立したストーリーになっていました。……といっても、TV アニメの方を見てないとまるでなんの話なのかさっぱりわからないとは思いますが;;。以下、ネタバレあるので反転にて。

シビュラシステムの輸出、そして狡噛を軸に海外を舞台にして展開されるストーリーはなかなかに見応えがあり、特にシビュラシステムを用いていない周辺国がとてつもなく荒廃しているという舞台設定には、いい意味で驚かされました。確かにそういう世界設定でなければシビュラシステムというものが受け入れられるはずもないのですが、逆にその世界設定を明らかにしたことで、PSYCHO-PASS という作品が投げかけているテーマが如実に明確になっていましたね。すなわち、順法精神とは何か、と。

「歴史には敬意を払いなさい、シビュラシステム。」

この宮守朱のセリフこそがこの作品の真骨頂。宮守朱は順法精神の塊のような存在なのですが、そもそも法とは皆が幸せになるために皆が定めたルール。法の裏付けは民意による合意や同意であり、そうでなければそれは為政者やシステムによるルールの押しつけになってしまう。だからこそ、法を法たらしめるために人は多大な努力を払っている。まわりくどい合意形成プロセスを踏んで法を作り、そのルールの下で悪しき人を裁き、時としてルールを見直してよりよいものに変えていく。人によるそうした試行錯誤の積み重ねの歴史によって、法はより優れたものになっていき、人々の暮らしもより幸せなものへとなっていく。

宮守朱というキャラの面白いところは、そうした順法精神の持ち主でありながらも、シビュラシステムの功績を認めているというところ。法が法たりうるのが人の合意だというのなら、シビュラシステムは確かにその縮図とも言える。けれども、もしシビュラシステムが自らの判断で幸せというものを定義し、その結果としての幸せを速やかに得るために、途中の過程でルール破りや誤魔化しをしたらどうなるのか? シビュラシステムは、詭弁のような論を展開し、自らの手を汚さず第三者をうまく使うことで、結果としての平和を速やかにもたらそうとする。けれどもそれは、言ってみれば法と秩序を守るシステムであるはずのシビュラがルール破りをしているようなもので、そこを朱は断罪するのですよね。人間が法を守るためにどれだけの苦労をしてきていると思っているんだ、と。

人は幸せになるための法というルールを作るけれども、幸せを目指す上ではそのルールが枷になることもある。遠回りなアプローチであってもその積み重ねが歴史そのものなわけで、正しい段取りを踏めという朱のシビュラに対する主張は、こういう観点から一貫していてシビれるセリフでした。

それにしても今回ちょっと驚いたのは、割と女性客が多かったこと。女性二人組で見に来ているグループも多くて、さすが幅広い層から人気があるなぁと感心したのですが、右も左もどの女性客もやたらと話題が濃すぎるのには思わず苦笑いでした^^。ライトなファン層にウケているというわけではないんですね、多分^^。

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