というわけでたまにはまともなゲームの話をひとつ。
イースIX モンストルム・ノクス。日本語に訳すと「怪人たちの夜」。イースの最新作ですが、いやはやお恥ずかしながら完全に発売日を見落としていたというワナ;。今年の 9 月に発売になっていたのですが、気づいたのが 10 月末ぐらいという;。Ys の最新作って、もはや忘れた頃に発売されるのが定番だと思っていたのですが;、Ys VIII (ラクリモサ・オブ・ダーナ)からたったの 3 年でリリース。前作がかなりの名作だっただけに、さてどうなるか? と半信半疑でプレイしたのですが、
いやこれまた素晴らしい作品じゃないですか。
Ys 8 と同じスタッフだそうですが、これは素晴らしいチームだとめちゃ感心。
作品の雰囲気をがらっと変えてきた Ys 9 ですが、監獄都市バルドゥークという箱庭都市のオープンマップを異能アクションによって縦横無尽に動き回る爽快感。二人のアドルというミステリー要素を交えながら監獄の謎に迫っていくシナリオ展開の妙。適度に歯ごたえのあるバトル、そして実に 20 体を超えるボス戦。よくもまあ今の時代にこれだけのボリュームのゲームをきっちりと作り上げるものだと感心せずにはいられません。謎そのものは手垢がついたネタでもあるので「やっぱりそういう設定だよね;」な部分も多々あるのですが、シナリオのギミックが割れてもさほどゲームの楽しさに影響しないあたり、よく作り込まれていると思います。旧作を知っているとニヤリとなる演出やボスなども嬉しい限りで、ニグティルガーとかなかなかに燃えますね。
# 「貴様の乗った船は沈没、もしくは漂着することが多いようだ」には爆笑しましたが^^。
Ys ORIGIN から数えるとトータル 10 作目。正直に言うと、Ys 8 あたりからは話を広げすぎている感もあり、さらにタイトル間の関係性がよくわからなくなっている(プレイしている側も間が開きすぎて忘れている;)ところもあるのですが、ここまで続けてくれているだけでも感謝です。
敢えて難点を言うと、プラットフォームが PS4 というのがちょっとつらかったです。Switch とか Vita とかだと、外出先とか寝る前とかの隙間時間でプレイできて助かるのですが、最近は携帯ゲーム機プラットフォームが Switch 一択になりつつあって、Falcom としても地味にやりづらいのかもしれません。
# ちなみに個人的には単独タイトルとしては Ys ORIGIN, 2, 4, 8 あたりが好みですが、自分より若い世代の人だと結構違うかもしれないですね。8 あたりから入った人も多そうなので。
なんにせよ素晴らしいゲームでした。Ys 8, 9は同じスタッフ陣の制作とのことですが、この調子でいよいよ区切りとなる次回作の Ys 10 にも期待したいところです。
イースのプレイ歴は1~3のみで、それ以降はちょっとなぁ・・・と思っていましたが、
># ちなみに個人的には単独タイトルとしては Ys ORIGIN, 2, 4, 8 あたりが好みですが、
そうなのかぁ・・・うむむ。