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結婚式の作り方。その 4. お料理選び。(続)

さてさて、引き続き、実際の本番で使ったコースメニューの試食をひとつ~。

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まずは前菜から。真鯛とアスパラガスのシャルロット仕立て セブルーガキャビア添え。セルクルの内側にアスパラガスを並べ、その内側に 3 層のムースを重ねてあるという非常に手の込んだ一品。付け合わせになっている白ワインのゼリーなどとのバランスも良かったです。続く前菜 2 品目が、蜂蜜とカカオの香り漂うフォアグラソテー。全体的に非常にバランスのよい一品で、見た目だけでなく、コーヒーの匂いが漂ってくるのも非常に印象がよかったです。

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続いてパン 4 種類。コースによって選べるパンが若干違う様子。そして小さな琥珀色のコンソメ。小さなカップに入ってくるので飲みやすく、分量的にもちょうどいい感じでした。普通のコンソメよりちょっと味を濃くしているかもしれませんね、これ。

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続く魚料理は、オマール海老と帆立貝のメダイヨン マルコポーロ風。マルコポーロ風っていったいなんだ??と思ったのですが、聞いてみたところ、マルコポーロがアジアに行ったときにコショウを持ち帰ったことにひっかけているそうで、ソースの方にコショウの味がしっかりと乗っていました。……いやこれは聞かなきゃわからない^^。そして口直しは森の恵み 赤い果実のグラニテ。これは割と見たままの味でした。← 本番ではこれがめっちゃおいしかった! という方もいました^^。

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お肉料理は 2 品の中からのチョイスが可能になっていました。左側が、国産牛フィレ肉 燃える炎の演出 シャンベルタンソース。全体的にはごくごく普通のステーキなのですが、少しお肉にパサつき感があり、またソースも少な目でちょっとさびしい、という印象。一方、右側は、国産牛背肉ロースト グレービーソース。こちらのローストビーフはもともとニューオータニの伝統の一品で、さすがにお味は抜群でした。難点はとにかく脂がキツいこと。味はともかく女性にはちょっと厳しいかも....という印象でした。

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続く一品もチョイスで、左側が熟成チーズとやさしい甘さのドライフルーツジュレ。チーズはどれも非常においしく、またジュレになっているイチジクなどがとにかく相性ピッタリ。一方、右側は菜園風サラダ。こちらはごく普通のサラダでした;。

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そして最後のデザートは、オーガニックチョコレートのクレームブリュレとキャラメルに岩塩のアクセントを加えたアイスクリーム(長い……;;)。さすがにこちらも見事な一品で、チョコレートが非常にやさしい味でかなりうまうま。コーヒーに添えられるプチ菓子は、果実のタルトでした。

……とまあこんな感じだったのですが、男性陣が試食したコースメニューに比べて女性陣が試食したコースの方が圧倒的に好印象なワナ;。特にこちらのコースには分かりやすい食材(キャビア、フォアグラ、海老、鯛、フィレ肉など)が使われているものの、全体的に食材を前面に押し出しておらずしっかり料理がされている印象もあり、こちらのコースをベースに本番の食事を組むことにしよう、という話になりました。(両家の母親の意見がガッチリと一致したのには思わず苦笑しちゃいましたが^^、でもまあわかる気がします^^) ちなみに、試食はできなかったのですがコース的にはこの上にもうひとつ用意されています。そちらは本格フレンチフルコースで、こってり系コースになっている、という印象だったので回避。

とはいえこのコースでもちょっといくつか気になる点があったので、実際の本番ではいくつかカスタマイズを加えています。まず魚料理。コース料理の中ではこの魚料理だけはなんだか見劣りすることもあって、試食会で食べた一品にアップグレードすることにしました。

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料理名は、鮮魚のエカイユ仕立て バジルの香るジュ。エカイユとは魚のうろこのことで、油で魚のウロコを立たせるように調理した一品。神田うのさんの結婚式でサーブされたのが最初らしく、以来、評判がよくてコースに組み込まれたのだとか。実際、非常に味もよいのでこちらに差し替えることにしました。食材的には真鯛だったのでかぶるのですけどね^^。

お肉料理についてはローストビーフだとキツいだろう、ということでステーキの方をチョイス。ただし、「燃える炎の演出」というメニュー名は最初から出してしまうと思いっきりネタバレになる、ということで、同人誌内のメニューの中からは排除。ネタバレになるのでメニュー解説の中には書けなかったのですが、コニャックでフランベしているそうです。おソースもちょっと寂しい印象があったので、追加できるようにお願いしておきました。(← 最初から増やせないか?と聞いたのですが、お客様によって好みの量が違うことと、サーブ時に危ないという理由もあって、セカンドサーブ形式をとりました。) また、全体的に量が多いかなぁという印象を受けたので、チーズではなくサラダをチョイス。後から一品だけぽんと出されると違和感もあると思われたので、肉料理と同時にサーブしてもらうように調整しました。

そして最後のタルトについてはカヌレに変更。や、これ、奥さんがカヌレマニアなのでどーしても食べたい、ということで変更しました。ちなみに本番では、最後の最後に駆け込みで口の中に放り込んでましたよ、ええw。

ちなみに自分たちはあまり気にしていなかったのですが、両家の母親から「アルコールがイマイチ」という話があり、フェアでやっていたアルコールの試飲会の方にも行ってみたり。

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で、飲み比べてみたのですが、いやはやぶっちゃけ私にはよくわからん状態^^。がしかし、母親や奥さんは速攻で「全然違うじゃん」という話になり、アルコールもアップグレードしました。……などなどアップグレードしまくりだったのですが、価格差的にはどれも割と良心的。むしろこの程度の差額で満足が得られるのなら非常によい、という印象でした。

ちなみに本番では、多くの方からお料理が美味しかった、という F/B が多かったのが良かったです。中でも最も評判が良かったのがお肉で、実際、自分たちも食べたところ、試食会のときよりも遙かに美味しかったです。試食会のときは当たったところがイマイチだったのかも;。またアルコールも非常によく、赤ワインはなかなかの出来。こちらも試飲会のときに比べて美味しかったのですが、おそらく本番ではちゃんとデカンタージュとかしてるんでしょうね。(試飲会ではボトルからの直接サーブ)

それにしても嬉しかったのは、当日のお肉料理のフランベを料理長自らが担当してくださっていたこと。当日はお色直しで退出していたため自分たちはフランベを見られなかったのですが、後日、友人が撮ってくれた写真やビデオを見てびっくり。実はまさにこの料理長の方に、お料理の原稿をお願いしていたのですよね^^。原稿のボリュームなどの問題で何度か手直しを加えていただいたこともあり、非常にお手数をおかけしたのですが、ハイシーズンにもかかわらずご対応いただけたのがとても印象的でした。当日直接お礼をお伝えできなかったのが非常に申し訳なかったのですが、お肉料理が終わったあともお料理のチェックを細かくしてくださっていたそうで、とにかく有難い限りでした。こういうところまで細やかなサービスをしてくださるのが嬉しかったです。

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そんなこんなで食事メニューの決定も一段落。衣装もメニューも決まったとなると、次は会場のお花類の決定へと続きます^^。


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