というわけで結婚式の話ばっかりだとなんなので、今日はこちらの話をひとつ~。
ええっと、フレッツ光ポータブル。最近、電車などにたくさん広告を出しているので名前はご存じの方も多いと思います。店頭ではバッファローさんが同一機種を販売しているのですが、これをレンタルすることができるようになっているのがこのフレッツ光ポータブル、だったりします。
この機械、そもそも何をするものなのか? が非常に分かりにくいものなのですが、要するにこういうことです。
コンセプト的には EMobile の Pocket WiFi に近いもので、それ自体がルーターとして機能し、その下側に無線接続で複数台のデバイスをつなぐことができる、というもの。しかしこのデバイスの便利なところは、上位回線を複数併用することができる、という点。ケースを開けると、内部に SIM カードを刺すことができるようになっており、DoCoMo の SIM カードや EMobile の SIM カードを刺して使うことができるようになっています。
そして、フレッツスポットの契約をすると、地下鉄駅構内などにある、NTT のフレッツスポットに接続することも可能に。さらに、クレードルには有線 LAN を接続することができるようになっており、クレードルに置くことで、充電と同時に、自宅用無線ルーターとしても機能するようになる、という優れもの設計になっています。
このフレッツ光ポータブルの利点は以下の通り。
- 上位回線を複数束ねて利用することができる。(前述のとおり)
- EMobile Pocket WiFi に比べて電池の持ちが良い。(多少ですけど。)
- 値段が安い。月々たった 500 円。(端末+フレッツスポットの利用契約を合わせて)
- フレッツスポットを iPod Touch で利用することができるようになる。
実はこのデバイス導入の最大の目的は最後のポイント。iPod Touch を利用する場合には、何らかの形でインターネット接続が欲しくなりますが、そのために EMobile の契約を追加で行うのは価格的にちょっとつらい。奥さんは地下鉄通勤なので、iPod Touch でフレッツスポットが使えれば十分なのですが、フレッツスポットは PPPoE 認証しかサポートしていないので iPod Touch では使えない、という致命的な弱点があるのですよね。ところがこの光ポータブルを利用すれば、PPPoE 認証をこの機械が肩代わりしてくれるので、iPod Touch でもフレッツスポットを使えるようになります。おおお、これは便利w、というわけで導入してみた次第。
# 端末のレンタル料金が激安なのもよいところですね。\500/月なのですが、一年使っても \6,000。
# 5 年使ってようやく \30k なのですが、ぶっちゃけ 5 年経ったら技術なんて激変しているはずで、
# ぜんぜん採算取れないんじゃないかなぁ....と思ったり。
……と、期待感バリバリでの導入だったのですが、実際に利用してみると超大きな落とし穴が。それは、
- アクセスポイントへの接続時間が極端にかかる。
という点。や、簡単にいうと、地下鉄の電車が駅について、駅を離れるぐらいになってようやくインターネットアクセスできるようになるのですよ;。ネットで調べてみると、いろいろ原因解析をしている人もいるようで、どうやら PPPoE 認証のところで時間がかかっている様子;。しかもアクセスポイントの検知自体も弱くて、駅の構内でもきちんとアクセスポイントの近くまでいかないと電波を拾ってくれないこともある様子;。つ、使えない……;orz。
というわけで、コンセプト的には非常によかったのですが、実態としては今一つ使い勝手が悪い、という印象。EMobile の Pocket WiFi を持っている人が使う分にはなかなかよい選択肢だと思うのですが、これ単体で地下鉄で使おうと考えている人には正直お勧めできない機種、という感じでした。うむむ、残念;。コンセプト的には非常によく出来ているデバイスだけに、ちょっともったいないという感じでした。
# ちなみにじゃあどうすればよいのか、というところについては、次回エントリにて^^。
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