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我が家のホームベーカリー。Part.2

前回のエントリに引き続いて、今回もホームベーカリーな話題を一つ。今回はレシピ & 食材について。

■ レシピについて

ホームベーカリーは、とにかく材料の計量さえ間違えなければほとんど失敗のしようがないのですが、問題はそのレシピ。私が購入したナショナルのホームベーカリーは困ったことに玄人向けのもので、実はレシピブックがついてこないのですよ;。私にホームベーカリーを薦めてくれた人に聞いたところ、レシピブックがついていないなどあり得ない、と言われたのですが、んなこと言ったってないんだっちゅーの、状態で、途方に暮れたというのが正直なところ;。(実はレシピは細かい分量が機材ごとに違うので、他社製のレシピをそのまま転用できないという問題があったりします。まあ細かいこと言わなきゃそのまま使えるのですが;。)

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ナショナルのホームベーカリーのマニュアルの面白いところは、レシピブックになっているのではなく、アレンジをくわえる場合の考え方や分量の目安についての解説書になっているというところ。基本的に、食パンの基本素材は以下の 7 つ。

  • 小麦粉
  • 油脂(バター、ショートニング)
  • 乳製品(スキムミルク)
  • 糖分(砂糖)
  • ドライイースト

この 7 つに対して、野菜やチーズ、穀物、果汁を加減しながら投入していくのですが、どれを加えたらどれを減らすのか、という考え方が全部解説されていて、ぶっちゃけ超理系向けな感じの漂うマニュアル本。いやー、これ主婦の人とか読んだらどう思うんだろうかと微妙に苦笑いしちゃったのですが、どちらにしても超ド素人な自分的にはこれではラチがあかないのも事実。で、しょーがないのでどうしたのかというと。

■ おすすめレシピ本とレシピサイト

結局はレシピ本、買ってきましたよorz。

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実はこの本を書店でたまたま見かけたときに、パンケースがナショナルのものであることに瞬時に気付いて、これだ! と思わず手に取ったのですが、見事にジャストミート。まあ中身を見たらかなりの玄人さん向けな本で、焼いた後のアレンジ方法や、二次整形を手作業で行うレシピなどが多くて、実際にはあまり使い物にならなかったというのが正直なところ(苦笑)。ただ、この本に載ってたメイプルシュガーパンが自分的に大ヒットで、これは今でも我が家の定番メニューになっていたり。

でもって、最近はこのサイトを参考にしていたりします。

後半のレシピはやはり二次整形を手作業で行うものなのでとてもじゃないけど無理なのですが;、前半の食パン系レシピだけでも十分参考になったりします。いずれにしても、この手のレシピをどれだけ確保できるかが結構重要なので、ホームベーカリーを購入する場合はレシピサイトの有無も確認しておいた方がいいかも、です。

# ナショナルは一番売れてるので結構レシピサイトがありそうな気がするのですが、
# よくまとまっているサイトとなると意外に少ないです。

■ 食材について

まず私が最初に使ったのは、メーカー製の食パンミックス粉

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ヨドバシカメラなどに行くと、ホームベーカリーのコーナーの横に食パンミックス粉なるものが売られています。だいたい 5 斤分のセットで 1,000 円弱で、最初から材料一式が全部ミックスされているという超お手軽材料……なのですが、これだとコンビニ食パンの方が遥かによい味、という悲しい事態に;。確かに非常に便利で、常温保存も可能、そのまま突っ込んで水を入れてセットするだけなのですが、味の方が……これについてもホームベーカリーを薦めてくれた人に聞いてみたところ、

「まちばりさ~ん、それは使っている粉が悪いんですよ。」

なぁぁにぃぃ(笑)。って、まあ考えてみればごく当然で、実は食パンの材料の約 8 割は小麦粉(強力粉)。この小麦粉としていかにいい粉を使うかがパンの味の良し悪しを決めるのは当然のことで、あ゛ー、そりゃそーだわな、と思ってしまったり。前述した 7 つの食材について、使っている食材をざーっと書きだしてみたり。

① 小麦粉(強力粉)

ナショナルのホームベーカリーのおすすめが、下の写真にある日清製粉のカメリヤ。お値段はかなりリーズナブルで、1kg あたり 400 円程度。味の方はというと、まあこれでも割と十分、という感じ。

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……なのですが、やはりいい粉を使うとそれ相応に味も違ってくるのが実際のところ。けっこーいろんな粉を使ってみました。

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で、結論としては、1kg 約 700~800 円程度の粉でもう十二分、ということ。だいたい 1 回のパン焼きに 250~280g ぐらいの粉を使うので、この辺の粉を使うと 1 回 200 円ぐらい、という計算なのですが、粉でそれぐらいのコストをかけると確かに十分においしくなります。私はだいたい「春よ恋」という超ベタベタな名前の強力粉をよく使ってますが、同じ名前の粉でも店によってかなり値段が違うので要注意かも。小麦粉自体はその辺のスーパーや百貨店でも売ってますが、材料専門店で購入すると結構安かったりする様子。細かいこと言えば粉にも好みがあるんでしょうが、価格帯を間違えなければどれも普通においしいです。

② 油脂

まあ要するにバターとかなのですが、問題なのは昨今のバターの供給不足。一時期に比べれば随分入手しやすくなりましたが、今でも品薄なことには代わりがないです。ただ、クッキーなどを作る場合と違って、そんなに大量に使うわけではない(1 回あたり 10~20g 程度)なので、見かけたときに 2~3 個購入して冷凍しておけば相当持ちます。(※ バターを冷凍するんか! とか言われそうですが、別に問題なっしんぐ。固形のまま投入すればよいので、冷凍庫から取り出し → ナイフで削って投入するのがお手軽でよいです。冷凍保存ならかなり持ちます。)

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バターは有塩ではなく無塩のものを、と言われてますが、別に有塩でも OK。その場合は、別途投入する塩を減らすことになります。ただ、バターによって塩加減が結構違うので、計算がめんどい → 無塩の方がラク、ということみたいです。ちなみに私は無塩しか使ったことがないですけど;。

ちなみにバターは油脂として投入するので、代替品もあります。代表的なものがショートニング。そもそも私はショートニングってなんじゃらほい? でしたが、要するに植物性油。さすがに代替品を語るだけのことはあって激安で、下の写真の超特大サイズのものですら 1,000 円しません。なるほどこんなのがあったらバター使わないわけですよ;。ただ、中身をあけてびっくりしたのはその正体。これ、常温でもとろけるバターみたいになってて、いやなんか激しくびみょい;;。というわけで買ってはきたけど結局使わなかったのは秘密;。我ながらちょっと後悔。ちなみに後から調べたところ、クッキー作り用にチューブ状の少量のショートニングも売られているので、ちょっと使ってみたければそちらの方がいいかもしれません。

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また、もう一つ便利なのがねりごま。私はごまパンが好きでしょっちゅう焼くのですが、ごまパンを焼くときはバターのかわりにねりごまを使うと、風味が整って非常においしいパンになります。実家にも投入したのですが、結構評判良かったです。これも我が家の常備品。

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③ 乳製品

お次は乳製品。乳製品の選択肢としては、スキルミルクが筆頭候補。えー、まあなんのことはない脱脂粉乳です。一回に使う分量は大さじ 1 程度なので、なかなかなくなりません。

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# 脱脂粉乳っていうとイメージ悪いんで、スキムミルクって呼んでるんでしょうね。

ちなみに脱脂粉乳のかわりに牛乳を使うことも可能ですが、長期保存が効かないという問題点あり。脱脂粉乳だとかなり持つので、取り扱いがとにかく容易です。また、ちょっとリッチなパンを作りたい場合には、牛乳だけでなく生クリームを投入するという技もあります。これについてはまた別エントリで。

④ 糖分

まあ要するにお砂糖。イーストの栄養源になるのですが、使うものは上白糖、グラニュー糖、メイプルシュガーなど特に種類は選ばず。1 回あたり大さじ 2。メイプルシュガーを使うと、メイプルシュガー風味になって(当たり前だw)、かなりうまうま~な食パンに^^。こちらだと一回あたり 50g 程度。結構おすすめなのですが、なにげにメイプルシュガーは結構高い...実は粉よりも添加物の方が高いんじゃないか、というオチな気も;。

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⑤ 塩

だいたい小さじ 1 程度のお塩を加えるわけですが、結構分量に注意が必要で、一歩間違うと塩辛パンになるというワナが;。いや、私もかなり油断していたのですが、間違って小さじ 1 のところを小さじ 2 だけ加えてしまったことがあって、そのときはぶっちゃけ食べられないよ状態に。ふだんの料理と違って、結構塩加減はシビアです。たぶん、バターに有塩のものを避けるのはそれが大きな理由でしようね。

⑥ 水

だいたい 1 回あたり 180~200 ml 程度の水を投入。たとえばこんなのを投入すると、コミケ味になります。

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# というかこれはコミケで売り子してるときのでじくま氏からの差し入れ(笑)。
# しかしこんなぐらいにしか使い道ないってのは激しくどうか、と;。

とまあ冗談はさておき、水については別に水道水でもよいのですが、冷やしておく必要があるので、私はペットボトルに水を汲んで冷蔵庫に入れておいて、それを使うようにしてます。

⑦ ドライイースト

最後の仕上げはドライイースト。発酵用のものですが、パンの発酵にはドライイーストを使う方法と、天然酵母を使う方法の 2 通りが。もっちり食感のパンを作るには天然酵母が、と紹介されていますが、天然酵母は正直あまりにもめんどい;。通常はドライイーストで十分かという感じ。一応いろんなメーカのものがありますが、どれも大差ない印象です。私は有名どころでサフのドライイーストを使ってます。

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というわけで、ざーっとあれこれ書いてきたわけですが、一回さくっと揃えてしまえばあとはちょろちょろ買い足す程度で済みます。マニアに言わせるといろいろあるようですが(笑)、まあこの程度でも十二分においしいパンが焼けるという印象。とはいえ、パンがおいしくなるかどーかはやはり混ぜものにポイントがあるわけで、それはまた次のエントリにて~。


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