なんか PC の調子が悪くて仕事にならないので今日はさくっと帰ってきたのですが、今、Web ページを巡回していたらこんなびっくり記事が;;。
- ホンダ撤退 「鈴鹿の誇りが…」 F1ライバル、トヨタも絶句
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000118-san-soci
簡単に言えば、年間 370 億円近くもの予算を投入している F1 にこれ以上お金を投資できない、という経営判断で F1 撤退を決めた、ということなのですが、残念という気持ちも半分、しかしまあ当然だよな、という気持ちも半分で、なんとも言えない気分になってしまったり。
F1 はレーシングモータースポーツの最高峰であり、技術開発というお題目はあるものの実態としてはコマーシャルビジネス。もともとホンダはトヨタなどに比べて極端に少ない予算で F1 を戦い続けており、にもかかわらずこれだけの戦績を残しているのは驚異といえば驚異。けれどもそんなことは一般視聴者にとっては知る由もない。十二分な戦績を残せなければコマーシャル的な意味合いは皆無となり、お金の浪費ととられても仕方がなくなってしまう。特に昨今、サブプライムに端を発した世界規模の景気減速を念頭に置けば、F1 撤退という判断は的確というより他にない。特に F1 のような、頂点にいるチームだけが名誉も栄光もすべてを独占できるような仕組みだと、下位チームはホントにお金の浪費になりかねない。
……のですけれども、やるせないのは確か、なのですよねぇ;。
おそらくこの話、ホンダだけでは終わらないだろうなぁという気がしていて、たぶん撤退こそしないもののトヨタもかなり苦境に立たされるだろうし(Panasonic も純益 9 割減とかですからねぇ;)、他の F1 チームでも下位チームの中には撤退を決めるところが出てくるんじゃないかと思ったり。そうなってくるとレースの形式を整えることができなくなってきて、いよいよ……という話になってくるんじゃないか、という気もしてくるのですよね。
# コストカットについてはいろいろ思うところはあるのですが、まあそれについては別の機会に。
いかんせん今の不景気というのがそうそう簡単に解消しそうにない(サブプライムは引き金であっただけで隠されていた根深い問題が出てきているというのが実態に思える)ので、あまり明るい見通しが立てられないのですが、にしても……うぐぅ、という感じはしますね;。ちょっと残念です。
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