今日はこちらのインプレを一つ~。
えと、俺の妹がこんなに可愛いわけがない、の第 2 巻。 1 巻のときは出来の良さに正直びっくり、だったのですが、1 巻のときに比べるとややパワーダウンかな、という印象は否めず、という感じ。読みやすさはあいかわらずだし、爆笑ネタも満載で、読んでて笑えるのは確かなのですが、作品全体のまとまりという意味で言うとやはり 1 巻には遠く及ばず。 1 巻のパワーの余力で力技展開をしてみた、という印象でしょうか。
「そいつはなあ! 俺と桐乃の“愛の証”なんだよ!」
結局、どんなことをしても損な役回りにしかならない京介の立ち回りは、見ていて苦笑してしまうものもあるのですが、とはいえ今回の作品の場合はラストの展開に無理がありすぎるという印象で、ちょっとひねりすぎじゃないかなぁと思ってしまったり。ある意味、1 巻の方はそこそこ構造が単純だったのですが、必要以上に複雑すぎず、適度な簡単さを保つということは作品上、非常に重要じゃないかなぁと思ってしまったり。
まあ、ネタ満載で面白いのは確かなので、1 巻が楽しかったという方はぜひ読んでみてもいいかも、です^^。
このシリーズは読んでないので機会があれば。気にはなっている。
笑える系で私の一押しはアサウラの「ベン・トー」かな。全くもってくだらないテーマだとは思うが、無駄に文章に力があり退屈せず最後まで読める。
シリアス系ではマイナーで損してるが「征服娘。」が最近ではいい。この表紙のデザインと中身のギャップは・・・・内容はルネサンス期の権謀渦巻くヴェネツィアそのままですね。ヒロインの冷酷さがイカス。ARIAと合わせて見る・・・意味はないですけども:-)
ベン・トーは私もおすすめです。セガガガガ。最近3巻も出ましたが、息切れしてませんね。
俺の妹(ryは、語り口やテーマは面白かったのですが、やや深みに欠ける部分があったため、一巻で止まってしまってます。カミングアウト的なテーマだと、割と同時期に出た田中ロミオの「AURA」の方がやや評価は上かなと。(こちらはこちらで「ユメミルクスリ(PCゲーム)」とテーマかぶりますが)
ちなみに今月は紅玉いづき最新巻が出ます。そろそろフラゲしてる人もいそうです。ではでは。