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噂という名の情報源。

ふう~、というわけで今日はおうちでまったりお仕事。や、実は会社の経費削減施策の一貫で、基本的には土日祝日はエアコン禁止という素敵な命令が出たおかげで、とても会社じゃ寒くて仕事できねーよ、状態に;。正直、こういうことやりだすといろんなところに歪みが出るんだよなぁ……と思う半面、確かに土日祝日のエアコンは経費的にもったいないので合理的っちゃ合理的なんだよなぁと思う面もあり、どっちもどっち……なんですよね。

や、どういう話かというと、会社のリソース(電気とかエアコンとか)は、学校に通っているときの感覚で「タダで提供されるもの」という意識がなかなか抜けにくいもの。だから、たまに「いやー、うちにいると暖房代とかかかるので土日は会社で過ごすんですよ」とか寝言を言う人もいるのですが;、冷静に考えれば会社だって暖房費は当然かかっている。問題なのは、これがどれぐらいの額なのかを知らない人が多い、ということ。例えば私の会社のあるオフィスの場合は、1 フロアの暖房をフルでつけると、もろもろ込みの値段で 1h あたり 4 万円の費用がかかるらしい。けれども、会社に来て、1 時間あたり 4 万円以上の価値のある仕事をするのはかなり難しいわけで;、土日に出社される(しかも少人数)というのは会社的にはものすごく赤字を垂れ流しにすることに相当する……のですよね。

で、おそらくこういう話を聞いたらさすがにちょっとビビって、無意味に土日出勤する人は減るだろうと思うのですが、ここでさらに問題になるなのは、そういう情報をどうやってみんなに流すのか、という点。おおっぴらに話せば余計な反発を言いだす人もいるだろうし、かといってクローズにしておくと、憶測が憶測を呼んでマネージャ層に対する反発につながる。なかなか難しいところなのですが、こういう場合に役立つのが、結局、噂話の情報ネットワーク、だと思うのですよね。

一昨年に、オフィスの環境改善委員会みたいなのを担当してみてわかったことがあるのですが、それは、オフィス環境などで納得いかないことがあっても、だいたいそれ相応の経緯や原因があって、そこを理解すれば(満足しなくても)納得してくれる人が多い、ということ。もちろん細かく調べてみると、これはちょっとオープンにはできないなぁみたいな話もあったりはするのですが^^、でも、単純に話が整理できてないとか、どういうふうに反発されるのかが分からないためにオープンにできないということも少なからずある。そういう話はきちんと綺麗に整理して伝えてあげるとかなりの人の不満が解消される。特に、会社のマネージャは仕事やプロジェクトのマネージャであることが多く、オフィス環境といった事務方まわりの管理をしている人がすっぽりと抜け落ちていたり、あるはその部分に関する現場の人たちとのコミュニケーションを取る人が全くいなかったりすることがある。こうした話はじわじわと人の不満として溜まっていくので、きちんとフォローしてあげることが意外と重要なのですよね。

# そしてこの手の噂話のネットワークはなんといっても事務処理をしてくれている
派遣の女性の人たちが中心になっていることが多いので、こことのコミュニケーションを
# 密に取ることがむちゃくちゃ重要だったりするのですよね....と微妙に黒い話をw。

噂話のネットワークはネットワーク構造がどうなっているのか見えないことが多いものですが、それでも誰と誰とが友達で、どういう情報を流すとどういう形で情報が伝わっていくのか、をある程度推測したり把握したりしておくことはかなり重要。もちろんウソ情報を流すとか、それを使って何か自分に利益をもたらそうとしたりする必要性は全くないですが、噂話という情報ネットワークに乗せた方がかえってプラスに働く情報もある、ということを意識することは重要じゃないかなぁと改めて思ったり。

噂話はなにかと怖いものですが、うまく機能すればプラスになることもあるもの、ですよねぇ^^。


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コメント(1)

土日祝日エアコン禁止、誠にお気の毒なことです
私も職場の暖房費を訊いたことがあるんですが、
昨年の燃料価格のピーク頃でしたけど
燃料費が全館で50k円/日かかると聞いてかなり吃驚しました

暖房費をケチったり、蛍光灯を数本外してみたり、
挙句の果ては、お客様へのお茶を出さないようにしたり、
なんてのは、あんまり良いことないんですけど
納得ずくであるのとないのとでは更に大きな違いがありますね

かなり前に人から勧められて読んだ本に
企業再建のプロが経費削減目的で、100円以上の経費の支出
には社長の決済が要るようにした、という話がありました
本当に必要な経費かどうか、もう一度よく考えてみ、という
趣旨によるものでしたが、
経費削減を呼びかける方と応える方の意思がしっかり通じ
合わないと効果って出ないんだろうな~と思います


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