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○○歳定年説。

ふう~、というわけで今日から三日間は連続で某所に日帰り出張の講習会。泊まり込みというのも結構めんどいので、最近は極力日帰りで済ませるようにしているのですが、今日はたまにしか行かないそのお客さんの中にいる、マイミクの知り合いさんと急遽飲み会に。や、普段めっちゃ忙しく働いている方なのですが、今日はノー残業デーなので飲むとしたら今日しかない、ということで声をかけてくださったそうで、いやはやめっちゃ嬉しい限りだったり^^。

この方、私より年上のシステムエンジニアさんなのですが、そんなに年齢が離れていないだろう……と思ってたら、49 歳だということを知ってしまって超びっくり。え゛え゛え゛、実はそんな年上だったんすか??;;状態で、いやもう今までの非礼の数々が(ry、状態。いやー、参りました;。

私も小学生の頃からパソコンを触っていたので、パソコン歴ということで言えば実はたいして差がない、ということもあって昔話に華が咲いたのですが、その話の中でびっくりしてしまったのが 40 歳のときのエピソード。もともと技術がかなり好きな方なのですが、40 歳のときに行われる社長面接(まあ言ってみれば幹部候補生選別面接みたいなもの)の中で、会社から技術が失われるといずれ立ち行かなくなるから、人事制度的にスペシャリストとしてのキャリアパスや認定制度などを作るべきだ、ということを提言していたのだとか。今でこそ当たり前のように言われていることなのですが、10 年近く前にそのことに危機意識を持ってアクションを打っていたのはかなりの先見の明があるなぁという印象。そのおかげかそのお客さんは私の知っている中でも屈指の実力。

ご本人も今なお現場のエンジニアとして第一線を走り続けている方なのですが、そんなエピソードに交えて話されたのが、掲題のエンジニア 35 歳定年説。要するに、エンジニアは体力知力が必要な仕事なので、35 歳ぐらいになると下からの突き上げに勝てなくなってくる。だから 35 歳になったらエンジニアを退いてマネージメントなどをするべきだ、というのが一般的な定説なのですが、二人で口を揃えて一言。

「いやー、あれってウソですよね。(笑)」

妙に意見が合ってしまったので苦笑してしまったのですが^^、49 歳になってもなお現役の方がおっしゃると、全くといっていいほどセリフの重みが違う。その方いわく、一時期、MS-DOS 時代から Windows 時代への変遷時期にプログラミングが楽しくなくなってしまって波に乗りはぐれそうになったことがあったそうなのですが(全部自力で作る時代から、用意されているものを使って作る時代に代わってしまったのがつまらなく感じたらしい)、そういうものなんだと受け入れてからは再び波に乗って、今でも楽しく技術を触っているのだとか。もちろん徹夜などはできなくなったものの、徹夜しなくても十分な生産性を出せるようになっているのでその点も問題なし。とはいえ、スポーツマンは筋トレが仕事じゃないけど筋トレを欠かさない、というのと同様に、プログラミングのような基礎トレーニングは常に欠かさないようにしているとか。

なんかあまりにも意見がぴったり一致してしまって思わず苦笑してしまったのですが、たぶんこの方のおっしゃるように、結局、(徹夜とかはともかく普通の働き方であれば)体力・知力が限界に達するのは 35 歳なんていう若さではなく、もっと上の話のこと。けれども、情熱を失ってしまって走ることをやめてしまえば、限界点はもっと早くに来てしまう。だから基礎トレを欠かさずに、情熱を持って仕事を続けることがものすごく重要、なんですよね。

それにしてもこの方、私は 49 歳だと知って本気でびっくりしてしまったのですが、いや確かに考え直してみると、情熱を失っていない人というのは 50 前後になっても全然若い。表情にしても口調にしても、なにもかもが 5 歳~ 10 歳程度は若く見えるわけで、改めて情熱の大切さを思い知った次第。年上の人が頑張っている姿を見るといろいろ感化されるところもあります。10 年以上先の自分がどうなっているのかは想像が尽きませんが、こういう人に負けないように頑張りたいものです。


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