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持論作り。

うむむ、ここ最近お仕事でかなり忙殺されていたりするのですが、その理由というのが実にしょーもない;。普段だったら一人で仕事をこなすことが多いのですが、今回は自分の専門外の分野の話もありそう、ということで、そのエリアが専門の入社3年目の若手の子と一緒にやっているのですね。……が、しかし。

おいおいなんでそんなこともわかってないんですか><。
あなたホントに入社3年目? というか今までいったいなにやってきたんすか;;;。

みたいな状態に;;。何を聞いても「~~だと思います」「調べてみないと……」の連発、さらには「A と B のチョイスがありますけど、それはお客さん次第ですね」……って、おいおいお客さんの状況を鑑みてそのどちらかを理由つきで提案するなりトレードオフを示したりするのが我々の仕事でしょう、と全力でツッコミ入れたりしているのですが、曖昧な答えや不確実な答えが多すぎて、頼んだ仕事のアウトプットがことごとくすべて信用ならない。結局、自分で全部調べ直すハメになっていて、いやあなた正直邪魔だから……と言いそうになるワナ;。

もっともそれをちゃんと指導するのも自分の役目……と言い聞かせて、とりあえず自分の仕事のやり方を見せたり、骨格や思考方法をうまく見せて真似してもらったりとあれこれやっているのですが、それにしても3年目でありながらなんでこんな低スキルというのはひどすぎる……と思ってあれこれ話していて納得。実はこの若手の子、要するに今まで Q&A 対応のような仕事しかしてこなかったのですね。簡単に言えば、お客さんや上司から与えられた質問や課題をその場しのぎで調べて打ち返す仕事ばっかりやってきたせいで、自分で考えて、自分なりの見解を作るという作業を怠ってきていたのですね。……ああ、そりゃ無理だわ、と;。

専門性が求められる職種の場合、たとえそのエリア数が少なかったとしても、何らかのエリアについてある一定以上のきっちりした知識や持論を持っているのであれば、そのエリアについては仕事を任せてもらえる。でも、「どのエリアの知識も中途半端にしか持っていない」ような人には仕事を任せられない、のですよね。

若手の場合、どうしても最初は振れる仕事が少ないから Q&A 対応的な仕事を任せざるを得ないわけですが、それを漫然とこなしているだけでは絶対に幹となる知識体系はできない。何らかの仕事を振られたら、そのエリアについては知識を深堀りして、きちんと自分の持論や知識体系を作っていくようにする。そして、そうした「自分なりの持論を持ったエリア」の数を少しずつ増やしていく。そうして行かない限り、いつまでたっても若手の新人から脱却できない……のですよね。

こういうのって割と当たり前のはず……なのですが、仕事に忙殺されるとつい忘れがちになるもの。目の前の Q&A 対応を漫然とこなしてそれで満足してしまうのは、今も社会問題になっている派遣切りの問題にも根底的には通じているもの、でしょう。けれども、どんな環境の中でも「ちょっと余計に深堀りしてみて自分なりの持論を作っていく」ことはものすごく重要なのではないか、と思ったりします。


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