ふう~、というわけで今日は一日おうちで休養;。胃腸炎はほぼ終息したとはいえ、無理は禁物なのでおうちでまったりいろんなものを消化していたのですが、随分長いこと放置していて消化できなかったこちらを一気見。
ええっと、CLANNAD 無印の渚編、#19~#22 を一気鑑賞。おいまだ After Story 入ってないのかよ、というツッコミはご勘弁;;。いやなにしろ CLANNAD は心のゆとりがないと、もったいなくてとても鑑賞できないので、どうしても後回しになっちゃってたんですよね。でも見出すと歯止めが効かなくなって一気に見てしまうワナ;。
でもってまあ、激しく今さらなんですが言わせてください。
素晴らしい、素晴らしすぎるよ京アニ。っつーか神すぎる;。
いやもうどんだけ見事な作りなんだ、とホントに感心してしまったのですが、素晴らしいのはフィルム作りの丁寧さ。原作と同じストーリーラインをなぞっているようでありながら、細部にかなりの手を入れている。特に凄かったのが、文化祭前日から当日にかけての渚の追い込み方。資料室の中にあるかつての演劇の資料を渚が探し当ててしまって、映像としてそれを見せつけてリフレインさせる、という演出は見事としか言いようがない。そしてさらに舌を巻いたのが朋也の追い込み方。ざわつく舞台、幕をいったん下ろそうというみんなの声の中、朋也は幕を下ろすことに躊躇する。それは、自分の力で立って夢を叶えようとする渚を支える朋也の、自分自身との戦い。あの葛藤の描き方は原作にはなかったわけですが、ギリギリの線での戦いは映像で描かれると迫真の描写となる。そしてなにより素晴らしかったのが、秋生役の置鮎さんの熱演。
「夢を叶えろ、渚ああぁーーーーーーーーっ!
渚あぁぁーーーーっ!
馬鹿か、おめぇはーーーっ!
子供の夢は親の夢なんだよっ!
おまえが叶えればいいんだっ!
俺たちは、おまえが夢を叶えるのを夢見てんだよっ!!
俺たちは、夢を諦めたんじゃねぇっ!
自分たちの夢をおまえの夢にしたんだっ!
親ってのは、そういうもんなんだよっ!
家族ってのは、そういうもんなんだよっ!
だから、あの日からずっと…
パン焼きながら、ずっと…
俺たちは、それを待ちこがれて生きてきたんだよ!
ここでおめぇが挫けたら、俺たちゃ落ち込むぞ、てめぇーーっ!
責任重大だぞ、てめぇーーっ!!」
魂を揺さぶる演技とはこういうものなのか、と思い知らされるほどの迫真の演技。演出も映像も素晴らしかったのですが、この置鮎さんの絶叫はマジでヤバすぎる。確認したところ、原作とほぼ同一のセリフだったのですが、このセリフ自体、作品の中核とも言えるセリフそのものなので、原作通りに使ってくれたのは嬉しいところですね。
# ラストの影二つの締め方も素晴らしすぎ。
# 最終回はだんご大家族を使わないで、影二つだけでもいいような気もしたんですけどねー^^。
しかし……実際に放映されたのは実に今から 1 年以上も前なのですが、こういうふうにまったりと時間をかけて見るのもいいものですね。自分にとってはホントに大切な作品なだけに、適当に見たくない、って思いがやはり強いものですからねぇ^^。さてはて、ぼちぼち番外編あたりも見ていきますか^^。
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