というわけで今日は学生時代にアルバイトしてた塾の講師総会にお呼ばれ。例年、七夕前後に開催されるもので、フレッシュで元気あふれる新人君たちの姿を見て微笑ましく思うという実にジジ臭い楽しみ方をするパーティなのですが(ぉぃ;、さすがにどんどん組織規模が大きくなっていて、今回はかなりびっくりなサイズの部屋になっていたり。OB テーブルも実に 2 卓になっていて、さらには提携した企業のメンバも来賓として参席していたりして、いやはや随分と時代が変わったものだなと改めてしみじみ。
ここまで育て上げた社長の手腕にも感心するのですが、その一方でちょっと考えてしまったのが、会社としての活力の維持方法。いや、これはこの塾の話というよりも自分の抱えている問題と絡む話なのですが、やはり組織規模が大きくなってくると、どうしても末端部ではモラルハザードが起こりやすくなる。今回、各学年の主任のスピーチ(業務報告)の最中に内職を始めてしまった人などがいて、司会からツッコミが入っていたのですが、あ゛ー、こういう問題も起こりやすくなるよなぁ、と。
このケースでは、内職をした人が悪いのかというと、そうも言いきれないところがある。延々と続く似たような業務報告スピーチを 1 時間以上も聞かせられたら、退屈になるのは当たり前。かといって、1~2 分ぐらいでウィットに富んだ面白い話をしろというのもなかなかに無茶な話。かといって、General Session + Breakout Session の構成にしてしまうと、今度は周囲に目のいかないサラリーマン的な講師が増えてしまうし、うーん、難しいなぁと思ってしまったり。
これって結局のところは、大規模な組織になっていく上でのジレンマそのものなのですが、組織のアクティビティを保つためには、小さな組織の集合体にせざるを得ず、そのためには小さな組織のヘッドになる人が必要になる。その「小さな組織のヘッド」は、一種の起業家的なメンタリティを持っていることが必要になるのですが、(自分も含めて)こうしたメンタリティを持つのは難しいし、それを育てるのもまた難しい、のですよね;。
結局は、「小さなサークル活動でのコミュニケーション」でメンタリティを伝えていくしかないのではないかと私は思っているのですが、こういうのは「言うは易し行うは難し」の典型例のようなもの。情熱を持ち続けてそうした行動を続けることはなかなかに難しいのですが、今日、大きな組織になったかつての塾を見て、改めてそんなことを思ってしまいましたよ、ええ。
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