いやはや胃腸炎にはほとほと参っているのですが、胃腸炎で何が大変って、なんといっても水分補給。体内からがんがん水が抜けてしまっているので、身体のあちこちにトラブルが出てくる;。とにかく水を戻してやることが必要で、医者からは毎日、ポカリスェットを 1500ml~2000ml ぐらい取れ、と言われるわけですが、ぶっちゃけそんな簡単に言うなよ状態;。
……と、そんなときにふと思い出したのがこちら。
えーと、経口補水塩、というか経口補水液というのが正しいのかな? もともと脱水症状に対して病院では点滴による水分補給が行われるのですが、軽度な脱水症状の際にはむしろこちらの方が手軽でよいのだとか。別名「飲む点滴」とか呼ばれているらしいのですが、作り方は非常にお手軽で、沸騰させたお湯 1 リットルに対して、お砂糖 40g (大さじ 4.5)、塩 3g (小さじ 0.5)を混ぜるだけ。そのままだと中途半端に甘い水で飲みにくいので、レモンあたりで軽く味付けすると、気分はホットレモン状態になるのですが、これが実に効く。ポカリスェットなどに比べて倍以上は吸収率のよいお水になるそうなんですが、確かに体調が悪いときに飲んでみると身体に水が染みていくのがわかるというかなり不思議な感覚を味わえます。ちょっとびっくり。
まあちなみにこれを作ろうとしたら塩がちょうど切れててコンビニまで行くハメになったのは秘密ですがorz、まあ普通の家であれば台所にある材料だけで簡単に作れてしまう便利な一品。私の場合はポカリスェットの味がそもそも好きではない(電解質の味がするんですよねぇあれ;)ので、むしろこっちの方が合ってるなぁという感じ。下痢や二日酔いなどにも使えるようなので、知っておいて損はないものかもしれませんね。
……というか割と常識なものなんだろうかこれ?; お医者さんだと常識なのかもですが;。
何も飲み食いしない場合の成人の1日維持水分量は約2Lです。さらに発熱で汗となって失われたり、下痢で出ていく腸液の量をプラスして必要水分量を算出します(下痢がひどい場合は必要水分量は結構多くなります)。
ただし、食事がある程度食べられている場合には、その中に水分が含まれているため「ポカリスエット」の量は減らせます。
あかねさんの経口補液ではNaは50mEq/L程度ですね。
WHOではNaは70mEq/L(つまり上の作り方だと塩は4g程度)が望ましいとされていますが、これは発展途上国の子供を念頭においていますので、私たちにとっては結構しょっぱいかも。
ちなみに、脱水があるお子さん向けの市販の飲料としてはこの一番上がお勧めだったりします。高いけど。
http://www.otsukakj.jp/2products/02foods/index.html