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責任分解点。

ふう~;、というわけで未だ胃腸炎のダメージを引きずっている今日この頃なわけですが、こんなときはとっととおうちに帰ってぐっすり休みたいもの。……がしかし、やはりマーフィーの法則は健在。こういうときに限って、一緒に仕事している新人君が見事にしてやらかすのですよね;。作成をお願いしていた資料が、見た目はなんとなくよく出来ているように見えていたものの、そこはかとなく不安になって、そこに書かれている手順をなぞってみると、出るわ出るわバグの嵐;。

「ここに書かれているこの手順ってなんで必要なの?」
「うーん、実はよくわからないんですよね。」

って、おいっ;;。細かい間違いはもとより、自分の書いている資料の意味が分かっていないという悲惨な有様で、そんな状況では資料の正しさが担保できるわけがない。ひとつひとつのステップをレビュー & チェックしていくよりも作り直した方が早くていいものが出来るという始末で、おいおいこれはさすがにあんまりにもあんまりだろう、状態;。

実はこの人、もともとが他の国の出身で、大学院から日本に来ていて日本で就職した人。もともとの話では、日本語にちょっと問題があるかも? と聞いていたのですが、フタを開けてみればそうじゃない。日本語に関してはほとんど問題がなくて、むしろ問題なのはいわゆる一般的な思考力。技術力が足りないのは新人だから仕方ないにしても、例えば

  • どうやってあるデータを表形式にまとめるか?
  • どういうストーリーでお客さんに説明するのか?
  • トピックをどう構造化するのか?

といったことは、言語に依存することじゃないし、技術力以前の話。加えてケアレスミスがこうも多発すると、ぶっちゃけ仕事に対する真剣さが足りない、としか言いようがないのですが;、問題なのはなんで社会人 3 年目だというにもかかわらずここまで当事者意識が弱くていいかげんなのか、という点。

……と、つらつら考えていてふっと思い当たったわけです。
あ゛ー、要するに甘やかしすぎなのか;、と。

今日の件は、今回のプロジェクトでもう何度も繰り返して注意していた上でのことだったので、「いやまあ今回のプロジェクトでは大目に見るけど、もうあなた 3 年目でしょ? あと 1 年もして同じ状況だったらクビ切られると思うよ」とはっきり通知したのですが、にしても考えてみれば、まだまだ甘いのですよね;。本当に本人に分からせなければならないのなら、メンバを入れ替えてもらうなり左遷するなりしなくちゃいけないのですが、つい「新人だから」「納期に間に合わないから」という理由で、結局自分の方がフォローして、手取り足取り教えて、3 倍以上の時間をかけるハメになっている;。で、当人は横で見ていて「ふんふん」言うんだけど、結局これって身についていない;;。しかもうちの会社だとプロジェクトの期間が短い=ころころメンバが変わるので、大きな問題として認知されることなくここまで来ちゃったんじゃないかと思うのですよね;。

# 実際、「今、何年目だっけ?」という質問に対して、「えっと、1 年半ぐらいです」
# 「?? 2 年目じゃなくて?」「研修が半年ちょっとあったので、現場配属から数えると
1 年半ぐらいなんです」……ってどんだけ甘えてんですかこの子はっ、状態;。
# これはさすがに叱りましたけどねー;。うーん;。

先に立つ者として、ある程度は後から来る者を先導しなければならない。それは先に立つ者の責任。けれども、いつまでもその人のサポートをすることは、結果的にその人の自立を阻害してしまうことになる。ある地点を過ぎたらそこから歩き出すのは個々人の責任。問題は、その責任分解点をどこに取るのか、ということ。話は単純なものの、なかなか答えのない話ではあるのですよね;。

# 職場環境の男女比率が偏っているので、若い女の子を甘やかす人がいるのも大問題;。
# 手助けするのはいいんだけど、甘やかすのは結果的にその子のためにならないんですよねぇ。

本人にモラルがあれば、もともとこんなことは問題にはならず、手助けされたらそれをバネに頑張ってくれるものだと思うのですが、表面的には頑張る態度を取るものの、実態がまるでついてこないのがつらいところ;。手助けしてもらったことを有難いと思うのであれば、次は手助けなしで自立できるように「自分の問題・課題として」きちんと取り組んでほしいものなのですが、無意識のうちに甘え癖がついてしまっている人にはなかなか難しい話、なのかもしれませんねぇ。

……とまあ愚痴ってみても、手元に戻ってきた仕事はこなさなくちゃいけないわけで;。がんばろう……orz。


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