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資金調達と資産運用

というわけで今日はまったり家でテレビを見ていたのですが、先週の歴史的政権交代から一週間、ということでテレビもその手の特集番組が結構多い。中には比例区で2日前に知人経由で出馬を依頼されて当選してしまったフリーターさん、みたいな話もあって、おいおいさすがに大丈夫か?? と言いたくなってしまったり(苦笑)。今回の場合、民主党が勝利した、というよりも自民党が自沈した、というのが実態なんでしょうが、政権交代しても結果はあんまり変わらないんじゃないかなぁ、と微妙に暗くなってしまったりもしますね;。

でもって、先週のエントリに Web 拍手が入っていたのでご紹介。

> いつも楽しく見させていただいています。まちばりさんが国債=借金とお考えに
> なっているように思われ、それは違うと思ったため自分の意見を言わせて貰います。
> 日本国債の買い手ってほぼ全てが日本の金融機関、その大元をたどれば我々の預金です。
> なので我々の金を政府に貸しているわけです。よって国債とは国民の借金でも
> なんでもなくて国民の政府に対する債権・資産なわけです。なので借金借金と心配する
> 必要は無いと思うのですが。とりあえず私が勉強させてもらった人の記事を載せて
> おきますので興味があれば見てください。
> http://www.gci-klug.jp/mitsuhashi/2009/08/04/006332.php

日本の国債の大半が金融機関(=日本人の預金=我々の資産)によって買い支えられている、という事実は私も知っていたのですが、なるほどモノの見方として、我々が資金貸付を政府に行っていて、政府がそれを運用している、という考え方はわかりやすい。第三者(例えばハゲタカファンド)が資金貸付した企業はお金を吸い取られてボロボロにされるわけで、それに比べて従業員が自社株を保有しているモデルは非常に健全だ、という理屈は確かに一理あるかもしれませんね。

ただ、資金調達の健全性と、資産運用の健全性とは話が別、ではないかな~、と思います。日本の場合、果たして資金運用が健全なのかというと、ここのところは激しく微妙、だと思うのですよね;。景気・雇用対策としての公共投資のバランスなどもそうですが、やはり正直なところ公共系の仕事って、日常的な感覚としてもバラマキ感が強いのですよね。会社の中を見ても、法人部門 < 金融部門 < 公共部門、という大小関係が成り立っていることが多い。ムダな部分は適度にシェイプアップして資産運用の最適化を図ることは絶対に必須なわけなので、そこはそこでちゃんとやってほしいな、というのが正直なところ。

まあ、一般企業の昨今の引き締め方は尋常ではない、という気もするので、むしろ公共事業の方が適切なバランスが取れているのかもしれませんが、いずれにしても自社の社員からお金を巻き上げて無駄遣いするような会社が健全と言えるはずはないので、その辺はしっかりしてほしいなぁ、と思ったりします。


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コメント(1)

どもです。
不勉強なのでアレなんですが、
どうしても

「饅頭と3人の小坊主」のお話を思い出してしまいます。
身内の借金でも消費されるお金は厳然と有るわけで。

ではでは。

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