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おせっかいおばさんの心理。

ふう~、というわけで今日は微妙に愚痴っぽい話をひとつ。

今の会社の組織に、あれこれと他人に口やかましく言うちょっと困った人がいるのですが、対応していて果たしてこれはどうしたらいいもんかなー;、と迷っていたり。無下に扱えば、それをタテにとって悪い噂をバラまかれることもあるだろうし、適切な対応で切り返すのにもそれ相応の労力が必要になる。ありていに言えば「そんなこと百も承知だから黙っててください;」状態なのですが;、本人としては善意のつもりだからタチが悪い;。

しかし、私的にどうにも理解できなかったのが、そもそもなんでこんなおせっかいおばさんみたいなことをし続けないと気が済まないのか、という点。いや、基本的に、わたしはわたし、あなたはあなた、なわけで、適切なアドバイスはともかく、度を超えたお節介は、思い通りにならない相手に対するフラストレーションと、あれこれ言われるフラストレーションで、お互いを不幸にするだけ。そんな当たり前のことになんで気付かないのかなぁと非常に不思議でならなかったのですが、先日はたと気付いたり。

あ゛ー、なるほど、要はこの人は、他人から見下されたりあれこれ言われたりするのがイヤだからそういうことをするのか、と。

誰かに何かを指摘するときは、どうしても少なからず目上のポジションからの指摘になる。だからこそ普通は、相手が受け止めやすいように、目上のポジションにならないように(=受け止めてもらいやすくなるように)注意しながら発言するものだし、また受け止めてもらえなくても「まあ仕方ないか;」と諦めるわけなのですが、でも、自分から他人に対して「あーしろ、こーしろ」と言い続けていれば、自分が常に相手に対して目上のポジションに立つことができるのですよね。

でもそれは、言ってみれば、脆弱な自分を守るための防衛行動のようなもの。本来、対等な人間関係であれば、自分が敢えて相手の目上に立つ必要性はないわけで、そうし続けないと自分を守ることができないのは、それ相応に何かがあるんだろうなぁ……と思ってしまったり。

考えてみれば、この「脆弱な自我を守るための防衛行動」というのは、我々の日々の行動の中にも少なからずよく見受けられるんですよね。他人に対して必要以上に過干渉になってしまったり、無意識のうちに他人を見下す発言をしてしまったり。冷静に考えてみれば、いや自分自身にだって当てはまるだろう、みたいなことを無意識のうちに言ってしまっていることもあって非常に危険;、なのですが、それは裏を返して解釈すると、「自分」が強すぎたり(=脆かったり)、あるいは弱かったりするための防衛行動なんじゃないかなと思える瞬間があるのですよねぇ。

結局のところ、相手を無意識に見下した発言をしてない? と、自分の行動をなるべく客観的に見つめ直してみることが大切になると思うのですが、まあ言うは易し行うは難し、の典型例のようなものなので、なかなか頑張らないと厳しいところ、ではありますねぇ;。反省;。


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コメント(1)

通りすがりでこの文章読んでも、相手に対する「上から目線」の意識を感じるから、相手が防衛行動とるだけのことを自分の方ががしてるんじゃ?
普通は相手が防衛行動を取っていると思ったら、相手が何故傷つくかを分析するんじゃなく、自分が何をしでかしてるのか反省すると思うんだが。
一応反省しているところを見ると、わかっちゃいて素直に認められずに、相手のことにだけ言及しているだけなんかいな。


まぁエントリ自体は非常に考えさせられる、価値のある文章だと思う。

・自己承認欲求のおせっかいと、防衛行動の口うるさいは違うもの。前者はターゲットを変えることがあるが、後者はたぶんない。
・和平は攻撃しなくなればなりたつものではなく、相互理解のコミュニケーションがなければ相手は戦闘態勢を維持し続けるもの。
・相手を云々する前に、自分が相手を攻撃していないか考える。無意識で先制攻撃していることもある。
・他人の考えていることを分析するのは所詮妄想。分析するのも言及するのも自分のことだけにしておいたほうが大人かも。

等。明日からやる。

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