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銀の弾丸。

さてさて、私はこの blog 以外にお仕事用の blog を持っていて、そちらでもエントリを書いたりしているのですが、こうしたお仕事 blog を持っていると、たまにお仕事関係の質問メールが飛んでくることがあったりします。で、先日入ってきた質問はというと、ある Web サイトのネットワーク帯域が問題になりそうなのだけど、帯域を減らすために有効かつ効果的な方法を教えてください、という内容。

……いや、というかですね。
そんな万能薬あるわけないじゃないですか;;、状態;;。

というか、この手のメールを読むと、その瞬間に「あ゛ー」と思ってしまったりするのですが;、実は仕事をやっていると、意外とこういう質問を投げてくる人って多かったり。過去の経験からすると、解決すべきある課題について、

  • ○○という方法で解決したいんだけど、どうやればいいの?
  • その課題を解決するための効果的な解決策は何?

という聞き方をしてくる人はヤバイ。何がヤバいのかというと、

  • 前者のパターンの人(目的と手段の混同型)
    問題の全体像が見えておらず、自分のアプローチが唯一無二のものであると思い込んでいることが多い。「いやそもそもそのアプローチを取る前に……」と話すと、キレることが多い。
  • 後者のパターンの人(銀の弾丸型)
    提供情報が不足しているにもかかわらず、一瞬で課題を解決してくれる「魔法の杖」「銀の弾丸」「万能薬」を期待している。このため、一発で満足できる答えが得られないと、「こいつはヤブ医者だ」と思い込んで去っていくことが多い。

というわけで、接し方を間違えるとどちらもロクなことにならない。先々の仕事の関係を考えると無下にするわけにもいかず、細心の注意を払って、「○○だと思いますけれども(← とりあえず期待通りの答え)、こういう条件付きになりますので、こういうことも考える必要があるんじゃないでしょうか?」的な説明をする必要がある。結構、まわりくどいアプローチが必要になるのですよねぇ;。

本来、相手に何かを尋ねるときには、素人なりの自分の感覚や考えを話した上で、プロフェッショナルとしての判断や suggestion を期待するのが正しいアプローチだと思うのですが、自分自身もプロだと思っている場合だと、上記のように聞き方がおかしなことになってしまうことがある;。端的にいえば、「謙虚な姿勢になること」が必要だと思うのですが、こういう話って、「された場合」にはわかりやすいけど、自分が「してしまう場合」って意外にわかりにくいもの、なのですよねぇ;。注意しないと、ですよ;;。


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