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Ys SEVEN

というわけで今日はこちらの感想をひとつ~。

20091010

ええっと、Ys SEVEN (イースセブン)。日本ファルコムの看板作品、Ys の最新作。第 1 作が出たのが 1987 年なので、20 年以上に渡って続いている大作、ということに。ちなみに Ys 6 が出たのが 2003 年、Ys ORIGIN が 2006 年なので、3 年ぶりの新作、ということになります。

# 今回はついに PC プラットフォームから脱却して、PSP で最新作リリース
# 最近は DS のドラクエを初めとして携帯ゲーム機プラットフォームが流行っていますが、
# プレイする側としてはかなりありがたい話ではありますねぇ。

でもって、ゲームの中身の方ですが。

さすが日本ファルコムの看板作。
いやはやよく出来てるなぁ~、と感心。

本作は、アドルを中心とした 3 キャラのパーティによるアクション RPG になっているのですが、とにかくアクション部分が爽快。Ys ORIGIN, Ys 6 でも感心したのですが、簡単な操作性でありながら爽快さとゲーム性を維持できている。特に、ゲージを溜めて必殺技を打つというゲームシステムは、シンプルでありながら中毒性がある。軽快かつカッコイイ BGM (微妙に過去の Ys の BGM のモチーフが利用されているあたりも good)に載せられてしまって、ついついやり込んでしまう。

そしてシナリオの方はというと、典型的なお使いゲームではあるものの、ドラクエのようなうっとおしさがなく、テンポよくストーリーが展開していくのもかなり良い。フラストレーションを減らせるように、最初からマップはすべて提供、さらに迷ったときでも常に行き先が地図上に旗として表示されるなど、ストーリーに集中して楽しめるように工夫されています。まあ、ストーリー自体はどちらかというと無難……というか優等生っぽい作りになっていて、Ys 1, 2 のような大がかりなギミックがないのはちょっと残念な感じ。ですが、まあこれだけしっかり話が作り込まれていれば十分でしょう。

# 個人的には、Ys のような昔のゲームでは、ちゃんとキャラクターを殺すあたりも
# 高評価の一因、なんですけどね。ビターさがちゃんと残っているからこそ心に残る
# ゲームになるわけで。

ただ……惜しむらくはヒロインたちの存在感の弱さ。Ys 7 の場合、Ys ORIGIN のユニカのような強烈な存在感を持ったヒロインが出てこないのですよね。確かにキャラ数的には女性キャラは結構多くて、アイシャ、マイシェラ、シグルーン、クルシェ、ティアなどなどたくさん出てくるのですが、全般して存在感が弱め。これは主要なキャラたちもそうなのですが、Ys ORIGIN に見られたような意志の強さを感じる瞬間が少なくて、割と淡々と運命に巻き込まれて、淡々とそれを解決していくような雰囲気が強い……のですね;。この辺は、ヒロインや主人公たちがもっと叫ぶようなシチュエーションがたくさんあってもよかったんじゃないかなー、という気がします。

ま、とはいえやり込み要素も充実してるし、クリアするまでに約 20 時間かかるゲームであるにもかかわらず、飽きさせたり中ダレしたりすることもなく最後まで走り切ったあたりは見事。日本ファルコムの看板タイトルなだけに失敗は許されないものの、このクォリティのゲームを遊べるのはうれしい限りですね。


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