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劇場版 Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS

というわけで今日はこちらのエントリをひとつ~。

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えーっと、劇場版 Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS。実はつい最近まで劇場版が制作されていたということをまったく知らなくて、封切されてから知ったというオチなのですが;、Fate の中で最も好きなルートである UNLIMITED BLADE WORKS がアニメ化されたとあれば見ないわけには行くまい! ……というわけで行ってきました。

でもって感想。
……いやダメだろこれは;;。orz

まあもともとそれほど期待していなかったとはいえ、やっぱりなぁという印象でかなりがっかりな感があったり;。……というか、まあそもそも企画自体に無理がある、のですよね;。

もともと Fate/stay night は普通にプレイしたら 60 時間とか 100 時間とかかかる超大作。その中の 1 ルートに絞ってみても、軽く数 10 時間分の分量があるわけで、それを .1.5 時間ちょいに収めようということ自体、もともと無茶な話。確かにこの映画版、ストーリーラインは完璧なぐらいきちんとなぞっている。けれども、ストーリーラインを追いかけるのに手一杯になってしまっていて、何を見せたいのか、そこにどんな意味があるのかがごっそりと抜け落ちてしまっているように思うんですよね。

このルートの最大の山場は、士郎が自分の信念を貫いた先にある未来と対峙し、その決意を確固たるものにするところにあると思うのですが(だからこそ士郎とエミヤとの戦いが最大の見せ場になる)、ただ、その山場が山場になる理由は、そこまでの細かいシーンの積み上げがあるからこそ。原作では、聖杯戦争を背景にしながらこうした細かい描写が積み上げられていくわけですが、これだけシーンの展開が早いと、ストーリーラインを追いかけるので手一杯になってしまう;。もしそうした士郎とエミヤの戦いをクローズアップしたいのであれば、ある意味、細かい先頭シーンをばっさりと削ってしまって、二人の戦いにフォーカスするように作品を作りこむ必要があるのですが、全体的に「激しい戦いをカッコよく映像化」することに注力されてしまっていて、細かい物語の描写がごっそりと落ちてしまっているのですよねぇ。これでは「間違いじゃないんだから!」の言葉に籠められた意味が全く生きてこない。

まあこれは劇場版そのものの問題というよりも、企画自体に無茶があるというところであって、与えられた企画の枠の中ではまあよく頑張りました、と言えるとは思うんですが……しかしまあ正直に言えば「もったいない」、ということになるでしょうね。同じストーリーを、京アニ制作の 1 クールアニメとしてみたかったものです。……いやそれこそ無茶ゆーな、かもしれませんが(苦笑)。

なまじ原作が神掛かったルートだっただけに非常に残念でなりませんが、こういう企画はホントに謹んで欲しいなぁ、と思わずにはいられません。まああれこれ言っても仕方ない話ではあるんですが、うーん、やはり本音を言えば残念ですねぇ;。


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コメント(2)

尺的に無理もありますし、ファン向けということで、
どうしてもこうなりましたね。
同じ時期に見たなのはとハルヒが非常にいい出来なのと
対照的でした。特にハルヒは大作感もあってなかなか。
まぁエンドレスエイトとかやらずにテレビでやっとけよ、
とは思いますが。(^^;)

ひねくれものの私は、イヴの時間を勧めときますw
池袋にて上映中。

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