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結婚式の作り方。その 11. プチギフトのつくりかた。(後編)

というわけで今日は昨日のエントリのつづき~。

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さてさて、クッキーをすべて焼き上げたあとは、引き続きアイシング処理などに入っていくことになります。ここからはさらなる人海戦術が必要になるため、私の両親にも協力してもらって、家族 6 人総出でプチギフト製造に臨む、というワケのわからない状況になってました;;。

とまあそれはともかく、アイシングとは、クッキーなどの表面を砂糖でコーティングしていったりする作業のこと。こうしたクッキーボックスを作る場合には、実は砂糖が接着剤替わりとして使われます。具体的には、粉砂糖を少量の水で溶き、レモン汁を加える。これを小さなチューブに入れて絞り出していくと、接着剤のように使うことができます。これを使って、ひたすらクッキーボックスを組み立てていきます。ぺたぺた。

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こんな感じで側面板のところにアイシングの接着剤を付けて、底板とくっつける、という流れなのですが。

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ででーん。(笑)
っていうかこれまた圧巻すぎるwww。

や、この接着作業ですが、結局のところ、くっつけたあと乾かさないといけないので、まずいったん全部を広げられるスペースを確保しておき、ひたすら接着。そして乾くのを待つためにいったんお昼休み休憩。そしてそれが終わったら、クッキー表面に砂糖水を塗り込んでいきます。

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この砂糖水を塗り込む作業、厳密には必要ないのですが、見た目が綺麗になるということもあって実施。またもうひとつ重要な目的があって、この作業時に、側面板と底板との隙間を確実に埋める、ということも行いました。や、アイシングだけだとどうしても側面板と底板が完全に圧着できないケースがあるという印象だったので、この砂糖水でそこも若干強化した次第。

# でももしかしたら外れてしまった人もいるかもー;。申し訳ないです><。

この作業も進んでくるとなかなかに圧巻です。っつーか異様な光景w。

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その次は、この板の上面に飾り付けのアイシング。チューブでお砂糖を絞り出して模様をつけていきます。実はアイディアレベルでは、この天板の上に参加者ひとりひとりの名前をつけようか、というトンデモなアイディアもあったのですが、さすがに当日最後に渡すときにカオスになるということと、なにより綺麗に文字を描けるのが奥さんのお母さんしかいない、ということでこれは断念;。ここはムチャしなくて正解でした;;。

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というわけで、まずはクッキーボックスの完成~!^^ いやはや、さすがに圧巻です^^。

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……と、ここでこの日はタイムアップ。さすがにこのまま置いておくわけにもいかない(場所の問題もあるし湿気の問題もある)ので、まずは簡易ラッピング。いったんこの状態でシリカゲル保存することになりました。

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そして翌々日、ついにラッピング工程に。まずはクッキーボックスに入れるアメを再ラッピング。papabubble は困ったことにアメのバルク売りがなく、通常のバッグ入りのアメを小分けにして再度入れ直すことになりました。

# なんでバルク売りがないんだー、とツッコミを入れたくなりましたが、まあ少し考えてみて納得。
# papabubble のアメって、1 本作ると 6kg ぐらいになってしまうみたいなのですよ。自分たちは
# トータルでせいぜい 2kg ぐらいしか使う必要がなかったので、papabubble の製造ロット規模から
# 考えれば、自分たちの必要量なんてごくごくわずか、なのですね;。しかも加えて、うかつに
# バルク売りすると、湿気に簡単にやられてしまうリスクもあるため、小口売りの場合には
# その辺を確実に担保できるバッグ売りが正しいチョイス、なのでしょうね。

しかしまあこの辺の再ラッピングはお手の物。私の母親が一手にこの作業を引き受けたのですが、昔、私が子供の頃にこの手の家内工業をやっていたこともあって、びっくりするほどあっという間に再ラッピングしてしまいました。いやはやさすがというかなんというかw。でも写真だけ見るとどう見てもカオスですがw。

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続いて、内側に入れる小分けのアメへのラッピング作業。こちらは女性陣が中心となってひたすらリボン掛け。

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これと並行して、男性陣はケースへのクッキーの格納作業などを進めていました。実は思っていたよりこれが厄介な作業で、とにかく静電気が立つので梱包材が手にまとわりつく^^。ここにひたすらクッキーを格納していきました。

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そして最後は上側のリボン掛け。この辺も実は結構面倒な作業をしていて、まず上側のリボンだけ単体で結んでおいてから、小さなリボンでそれを止める、という作業をしています。

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……というものすごーーく大変な工程を経て、ようやく完成~~!^^

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えらい! みんなホントによく頑張った!!
というかホントによく頑張りました;;。ええ;;;。

最終的に完成させた個数は実に 60 個、段ボール 10 箱相当。当日、割れたりしても対応できるように、ということで、ちょっと多めに作っておいたのですが、実際には特に問題もなく配布することができました。

……がしかし、完成までもなかなか大変でしたが、実は前日の持ち込みまでもなかなか大変でした><。

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いやー、何が怖いって、当日までの一週間、これを自宅に置いておかなければならなかったことがなにより怖かったです><。なにしろ本番当日の目玉の逸品(しかもうっかり完成させてしまったw)なわけで、何かのはずみで壊しでもしたらえらいことに;;。おかげで挙式直前はルンバ君稼働停止とか、ひたすら除湿機かけまくりとか、結構大変なことになってました;。また持ち込みも、普通に持ち込める量でもないので、実家の父親の協力を得て車で搬送。いやはや、なんとかなったからよかったようなものの、かなり冷や汗ものでした、いろいろ;。

それにしてもみんなで話していたのですが、これ、成功したからよかったようなものの、失敗してたらまあみんな絶望感に浸っていただろうなぁと思ったり(苦笑)。でも、正直に言って私がびっくりしたのは、家族 6 人の力があればこれが実現できてしまうのだ、という事実。実を言うと、最初に奥さんからこのアイディアを聞いたときに真っ先に思ったのは、絶対に無理、ということ。どう考えたって正気の沙汰じゃないよ、ぐらいに思ったものですが、腹をくくってみんなで協力すれば、これが出来てしまうんだ、ということに素直な衝撃を受けました。……まあ後から聞いたら、奥さんのお母さんいわく「60 個作るのがこんなに大変だとは思わなかった」(ここまでたくさん作ったことがなかったらしい)だったそうですが^^、それでもこれを完成させることができた、というのは本当にびっくりでした。いやはや、ホントにみなさんおつかれさまでした~。> 各実家の両親たち

でも、この 6 人で作り上げたプチギフト(ぜんぜんプチじゃないですが;)、本当にいい思い出になりました。おかげさまで、式場の人から「もう一度結婚式やりたいと思いませんか?」と問われて、「いえ、もう二度とやりたくありません」と(私も奥さんも)即答してしまったほど(笑)。それだけ達成感がある作業でした。受け取ってくださった参列者の皆様からの評判もよく、本当によかったです^^。みんなで流した汗の分だけ、思い出という価値が生まれるものですね。


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