ううっ、つい衝動買いをw。
ええっと、HP ProLiant ML110 G5。HP(旧コンパック)のサーバマシンなのですが、最近はサーバマシンがなにげにかなり安価に叩き売られていることが多く、この ML110 G5 の場合は NTT-X ストアで \11,980。私が買ったときには \3,000 のクーポンがあったので、実質 \9,000(しかも送料込)という、かなりびっくり価格なマシンだったりします。
ざっとしたスペックは、Intel Celeron 440 (2.0GHz)、1GB ECC メモリ、160GB SATA HDD、Gigabit Ethernet といったところ。ケースはミニタワー型で、静音マシンとしても使えるよ~、という情報もあり、さくっと購入してみた次第だったりします。さてはて、その実際の使い勝手は……?
というわけでまずは開梱。サーバマシンを自宅で購入するのは初めてでしたが、外見は通常のデスクトップマシンと大差がないです。Made In Tokyo というシールが目立つ場所に貼ってありますが、東京で製造ってマジか……状態;;。写真にはありませんが、キーボードやマウスも普通に添付。\9,000 ともなると、キーボードやマウスの値段もバカになりません(笑)。
そしてケースの中身。さすがメーカー製かつサーバ用途、中身の作りがしっかりしています。HDD 増設などが非常にしやすい作りになっているなぁという印象。CPU クーラーもなにげに静音型のもの(タワー形状の大量金属板)がそびえたっていて、このクーラーだけで普通に買ったら \4,000 ぐらいするんじゃ??という感じ。電源容量は 385W、サーバ用途であれば十分な容量ですね。
ちなみに、これだけ安いとケース+CPU クーラーのために \9,000 出してもいいような気がしてくるところですが、残念ながらそうはいかず;。最も致命的なのは、マザーボードのリアパネルが取り外し方式になっていないこと。このため、端子形状の違うマザーボードの取り付けができません。これが出来たら最強だったんですが、まあそういう用途じゃないですね(笑)。
……とまあこの辺まではよかったのですが。
いろいろとワナが;;。
まず最初にひっかかったのが、なんとサウンドがない。いやいや、サーバ用途なので確かにサウンドは要らないってのはその通りかもなのですが、さらに驚いたのが VGA 端子。アナログ Dsub 15 ピンはあるのですが、DVI 端子や HDMI 端子がない。しかも GPU がなんと Matrox G200e。いやいや、Matrox なんてホントに久しぶりに聞いたメーカー名でしたが、ドライバインストールしたときに出てきた名前を見てびっくりしました。
がしかし、この Matrox G200e がとにかく曲者。なにしろ VRAM が 8MB しか搭載されていない(ってかいつの GPU カードだ....;)ので、1024x768 の 16 ビットしか表示できず、しかもとてつもなく描画が遅い。その遅さたるや、Explorer がかろうじて操作できる程度で、他はさっぱり……という感じ。いやいや確かにサーバマシンだけど、ここまでやっちゃダメだろう、という印象。ってかなんで Intel のオンボードチップじゃないんだとツッコミたくなります;。
確かに超激安サーバって、とにかくコスト削減に削減を重ねて安くするものですが、それにしてもここまでとは思っていなかっただけに正直びっくり、でした。……まあこういうスペックだからこそ \9k ぐらいで叩き売られてしまうのでしょうが、いやー、それにしてもびっくりしましたよ、ええ;。
そこでNECの通称鼻毛サーバーですよ!
えー、買うまえにスペック確認しなかったんでしょうか?
分かってて買ったのなら、罠って言うのもおかしいですし、見ないで買ってるのなら頭大丈夫?って言いたくもなります。
HDMIやDVIがついてますってどこにも書いてませんよね?
ワークステーションならいざ知らず、チップセットのグラフィックスを使わないのは、徒にメモリを食わせない設計であることとか・・・もう少し何故なのか考えた方がいいでしょう。浅薄すぎます。
通りすがりにですが。
Millenium G200eはその昔のMatroxのVGAとは似て非なる代物ですよー。なので2D表示もきれいにはならないと思います。
ちなみにIBMのサーバではATi RADEON ESと言うこれまた無駄をそぎ落としたVGAが積まれてますよー。そういえばサーバ機器でチップセットにVGAやらせる機種はあまり見たことがありません。チップセットはチップセットとしてお勤めを果たせという事なのではないでしょうか。
それでは。
みなさん、コメントありがとうございます^^。
> えー、買うまえにスペック確認しなかったんでしょうか?
ぶっちゃけですが、いいかげんにしか確認しなかったです(苦笑)。
サーバ機といっても、超廉価=デスクトップワークステーションと大差ないだろう、ぐらいに思っていたので;。
いわゆるデスクトップ型?のサーバ機を触っていたのは 10 年から前の世界なので、今はかなり変わっているのだなぁと実感。
今回は値段も値段なのでジャンク品を買う感覚でサーバ買ってしまったのですが、浅すぎるというツッコミごもっともです^^。
自分、頭悪いなぁと思いつつ、でもまあ、良い勉強にはなりました。:-)
> ちなみにIBMのサーバではATi RADEON ESと言うこれまた無駄をそぎ落としたVGAが積まれてますよー。
> そういえばサーバ機器でチップセットにVGAやらせる機種はあまり見たことがありません。
> チップセットはチップセットとしてお勤めを果たせという事なのではないでしょうか。
メモリの問題よりも、消費電力の問題の方が大きいのかな?という気がします。
サーバ機となるとリモートデスクトップ管理が普通でしょうから、VGA なんて飾りです、ということなのでしょうね。
とはいえさすがに直接ログオンでまともに操作できないのは....(笑)
Linux とかサーバ系 OS だったらもっと GUI も軽くなるかもしれないですね。
2011/2/12 01:58の記事を書いたものです。
>メモリの問題よりも、消費電力の問題の方が大きいのかな?という気がします。
個人的にはバスをサーバがやろうとしている本来の処理に使わせることを目的にしているのではないでしょうか。グラフィック処理は所謂「お荷物」みたいなものですし。サーバって原則バックグラウンドで動作するサービスをフルパワーで動かすことを目的としておりますし。
VGAなんて飾りです・・というのは半分違ってて、確かにサーバ上のグラフィック処理はそれほど重たくない・・はずですが、障害時の対応やミドルウェアの導入においてはコンソールと言う奴は欠かせません。おまけにこいつが壊れるとシステムボード交換という憂き目に遭うので、VGA自体の安定性は十分でなければなりません。(リモート管理I/Fを使う手もありますが・・・あれはちょっと使い勝手が微妙)
ML115G1を触ったことはありますが、あのServerEngine製VGAの不安定さにはちょっとびっくりしましたよー
SolarisのCDEならいざしらず、Linuxの統合デスクトップに関しては軽いとはあまり言えないのかなぁという気がします^^;それこそ、UNIX屋さんやLinux屋さんはGUIを嫌う傾向があるようで。。俺はWindows屋なのでなんとも言えませんが・・(^^;
ご参考下さい。