というわけで今日はこちらの話を~。
ええっと、以前にエントリを書いた、なれる!SE のシリーズ 2 冊目。ついつい業界ってことで購入してしまったわけですが、いやはやこれがなかなか面白いじゃないですか^^。
今回の一冊のテーマは、構築部門と運用部門の引き継ぎ問題。これも実際のシステム構築の現場ではよくある話なのですが、専門領域の違いなどから、設計・構築・運用を別々の担当者あるいは部門、場合によっては別の会社が行うことも実際には少なくない。そうすると、責任境界点を明確化するために様々なオーバヘッド(引き継ぎ資料の作成や責任の所在切り分け定義など)が必要になってくるのですが、これが実際の現場ではいろんなトラブルを引き起こす。それをテーマにした一冊なのですが、いやー、よくわかっていらっしゃる、という感じ^^。
加えて感心したのが、ラストのトラブルシュートの展開。あの緊迫感はいやはやどうしてたいしたもので、しかも私もエンジニアの端くれなので、「あ゛ー、あそこが原因かなぁ」などといろいろ考えつつ読みましたが、これが面白い^^。これは実際に業界にいる人だったらかなり面白い一冊なのではないかなと思います。
敢えて難点を言えば、そうした内容面での面白さがあるにもかかわらず、萌えキャラとしての造形がどうにも古臭いというか、いかにも型どおりであるという点。この作品の場合、キャラで萌える作品なのかなー?と思うと、ちょっとそれは違うんじゃないかと思うだけに、あんまりそこで無理に作らなくても、という感じも。
まあ、昨今だとシステム業界にかかわる人は多いと思うので、こういう作品もウケるのかもですね。……いやまあ、こんなに女子率が高い開発現場なんて絶対にないと思うんですけどねー;;。
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