というわけで今日はこちらの話をひとつ~。
我らが聖地ビッグサイトですが、同人誌即売会ではありません;。参加してきたのは、アートイベント デザイン・フェスタ。アジア最大級の国際的アートイベントで、年齢・国籍・ジャンル不問、アートに関する題材かつオリジナル作品であれば、誰でも何でも出展可能という、超カオスなイベント。確か、GA (芸術科アートデザインクラス)というアニメで取り上げられていたような記憶がありますが、まあコミケみたいなもんかな~、と思って参加してきたら、ぶっちゃけぜんぜん違いました;。というか、いやはやこれはかなり面白いじゃないか、と^^。
まず何が違うって、会場内のスペース展示。コミケと違って、ブースは四方を区切られた地面だけ。そこにパネルを立てたり机を持ち込んだりして、思い思いの展示や販売をする。コミケと大きく違うのは、必ずしも販売を目的としていないサークルが多い点。実際、パフォーマンスを披露することだけを目指したサークルもかなり多く、畳敷きのスペースを作って、昭和のお茶の間の風景をひたすら再現した、なんていうところもありました。もちろん通常の頒布をしているサークルも結構あって、雑貨屋さんサークルなんかはかなり見ごたえがありました。(コミケやコミティアよりも数は多かったです。)
調べてみたところ、スペースの貸し出し方式もかなり違っていて、先着順で、しかも 3 スペースまで連結してレンタルすることが可能。2 日間連続で貸出を受け付けることもできるようになっていました。出展費用は全体的にコミケより高いですが、コミケと違って追加料金で電源のレンタルも可能なようでした。
また展示の種類も面白く、巨大な壁面パネルに大きなアートを描いている人たちがいたり、あるいは照明を落としたゾーンを作り、そこで暗さを生かしたアート展示を行っていたり。いやー、こういうのはコミケには絶対ないよなぁ、と思ってしまったり。
そして、パフォーマーによるライブイベントも活発。西ホールと、西駐車場の 2 箇所にライブコーナーがあり、時間貸しで様々なパフォーマーがライブを繰り広げていました。
写真からもわかるように参加者もかなり多く、しかも子供連れ客も多かったです(子供が見ていても楽しめるようなものも結構ありました)。タロット占いやメイク体験などを行っているサークルもあって、本を頒布するという形態がデフォルトになっているコミケとはぜんぜん違うなぁ、という印象で、なかなか面白かったです。
ただ、半面これはちょっとなぁ……と思ったのは、基本的にゾーン分け(ジャンル分け)がないという点。「アート」であるが故に明確なジャンル分けができない、というのが理念なのかもしれませんが、大まかに、絵画系と、衣料系・雑貨系に分かれている程度で、それ以上の細かい分類がない様子。回っていると、なかなか面白いグッズなんかもあって食指が動くのですが、そもそも面白いグッズに辿り着けないという問題があり、もうちょっとジャンル分けしてくれたらなぁ、と思うところはありました。
# なんとなく参加していて思ったのは、おそらくこのイベントそのものは、コミケと違って
# 販売を主目的としたイベントではないんだろうな、ということ。上述したように、そもそも
# 頒布側と参加者のマッチングがぜんぜんできていないし、ぱっと見ていても、どの
# サークルも売れているようには見えない。その一方で、個人名を前面に押し出している
# スペースや、個人名入りの名刺を置いているスペースが結構多かったです。おそらくは各種の
# バイヤーさんが、無名の新人を発掘するための場として機能しているのではないか、と。
それにしてもデザインフェスタは初めて参加しましたが、こういうイベントもあるのですねぇ^^。かなり楽しかったですよ~。
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