む~、困った、これは面白いじゃないですか^^。
というわけで、前回のエントリに引き続いて、3~4 巻をさらりと読破。内容的には決してさらりという軽いものではないのですが、食い入るように読みふけってしまうので、あっという間に読破しちゃいますね;。なんというか、もったいないので惜しみ惜しみ読みたいんだけど、でもページをめくる手が止まらない、みたいな感じというか^^。
それにしてもこの作品がすごいと思うのは、手垢がついたような定番設定を持ち出しながらもそれを見事に作品に取り込んでまとめ上げる手腕。この巻で登場する心意システム(IS)なんてまさにそれ。意志の強さが力になる、というのはこの手のバトルものでは定番中の定番な設定。幼馴染3人の微妙な三角関係なんかもホントに定番なんですが、にもかかわらず物語に引き込まれる。後出しじゃんけんのように次から次へと設定が出てくるにもかかわらず、俯瞰するとそれらが決して無理な後付け設定とは思えないあたり、最初から相当緻密に物語を練り込んでいるんだろうなぁと思わせるものがあります。シトロン・コールの本当の効果とか、フタを開けてみればああなるほど、という感じなのですが、初見ではあっさり騙されたあたり、久しぶりに骨太の作品を読んでいる、そんな印象がありますね。
しかしそれはともかく、巻を重ねるごとにヒロインである黒雪姫が他の女の子キャラの影にどんどん埋もれていくのは果たしてどーなのかと小一時間(笑)。や、まあ黒雪姫は黒雪姫で魅力的ではありますが、出てくる女の子キャラがいちいち魅力的。早いとこ 5 巻以降も買ってきて読もう....(笑)
同作者のソードアートオンラインも王道設定好きならオススメですよー
このブログは糞つまんないけどな