強さとは断じて相対的なものではない。
対戦に勝つとか負けるとか、誰より上だとか下だとか、そんな皮相な基準など無価値だ。
自分だ。唯一絶対の基準は自分の中だけにある。
というわけで、今日はこちらのインプレをひとつ。
電撃文庫のライトノベル、アクセル・ワールド。実は相当前から夏のこたつさんに薦められていて、本自体は購入していたのですが、ようやく手が付けられた次第。でもって読んでみてびっくり。これは実に素晴らしい作品じゃないですか^^。
おおまかなストーリーラインは、VR(バーチャルリアリティ)空間にダイブしている、デブでいじめられっ子の中学生ハルユキが、校内一の美貌と気品を備えた美少女「黒雪姫」と出会い、謎のソフトウェア「ブレインバースト」により加速世界へと入ることによって、人生を一変させていく、というもの。ストーリーラインにしろ作品設定にしろ、どこにも目新しさはないのですが、非常に素晴らしいのはその作品テーマで、ひと言で言えば、自身の心の強さを問う物語。リアルでもバーチャルでもいじめられるハルユキですが、それでもなおどこか高潔なところを持っていて、やられたからといってやり返さず、物事を正しい方向へと導いていく。劣等感の塊であるにもかかわらず、追い詰められたときに垣間見せるその心の強さは、読者に憧れを抱かせるに十分な魅力を持っていると思います。
後出しじゃんけんのように次から次へと出てくる細かい設定は、正直微妙なところもあるのですが、それでもなお素晴らしいと思うのは、作品自体の素性の良さゆえ、でしょうね。いやはやたいしたものです。現在 7 巻?まで出ているようなので、ちまちまと読み進めてみたいと思います。
いやはやそれにしても、ここ近年はラノベに秀作が多いですね~。私は追いきれないのでもっぱら夏のこたつさんに教えてもらってばかりですが;。
どもです。
おお、アクワ未読だったのですね。
良作な上に、川原せんせは、定期刊行がすごいですな。
ソードアートオンラインも、よろしければ。
あとこれ。http://www.nicovideo.jp/watch/sm8387541
ではでは。
何巻まで読みました?
まずは4巻まで進めるのが良いかと。
私は4~5巻のあたりが非常にいいと思います。
スカイ・レイカー最高:-)