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アイスランド珍道中日記。Day-4 Part 2

というわけで、前回エントリに続いてアイスランド日記 Day-4 Part 2。午後に向かった先は、スカフターフェル国立公園。ヴァトナヨークトル氷河に挟まれた一帯が国立公園に指定されているらしく、よく整備された散策コースになっていました。1km ほどの散策コースを歩くと、スヴァルティフォスという滝を見ることができます。まずはバスで途中まで登り、そこから散策開始です。

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さすがは国立公園、冬場とはいえなかなか気持ちはよいものです。高台に上るので、ちょっと後ろを振り返ればめちゃめちゃよい見晴らしになります。

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それにしても驚いたのは、みなさんめっちゃ健脚。一人だけお婆さんと一緒に来た学生さんがいましたが、それを除けば年齢的には自分たちが一番下。50~60 代の人が多かったにもかかわらず、普通にさくさくと登っていったのにはびっくりしました。確かにこういうところに旅行しに来ようという方は健康なのでしょうねぇ^^。ちなみにこの学生さん、4 月からの就職が決まっているそうなのですが、お婆さんの手をいつも握って付き添っている優しい子でした。なんというか、見ていて心が温まりましたよ、ええ^^。

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多少ぬかるみもあるので注意しつつ、ちょっと見晴らしのよい高台に到着~。ここまで着くと、少し先にスヴァルティフォスという滝を見晴らすことができます。ここから先はちょっと急勾配もあるので、若い人たちだけ、ということでメンバーを絞って攻略。他の人たちはこちらで一時休憩です。

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歩くこと約 10 分ほどでこちらの滝壺に到着~。ムービーはこちら^^。

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おお~、これは地味に絶景^^。火山で流れ出た玄武岩が結晶化することで作り上げられた、まさに自然の芸術。玄武岩がぽきぽきと折れてこの光景を作り出したのでしょうね。実際、川辺には下の写真のような六角中の柱がかなりごろごろ。……ってかこれ落ちてきたらどーすんのよ;;、状態ですが;、滝壺近辺には危険なので近づくな、という標識も;。いや~、すごかったです。

滝壺から戻ってくると雷鳥も。いやー、なかなかに充実した国立公園めぐりでした。

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……とまあこれで終われば恰好よかったんですが。

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あ゛ーーー;。やっちゃいましたか;;。

というわけで奥さんが見事にぬかるみに足を沈めてしまうワナ;;。「旦那さん、見てくれてなかったの?」「うん、そうなんですよ~。」って、ちょ、そこ何話してるんですかっ;、状態でしたが^^、まあ帰りがけの川で洗い流して事なきを得たり。この靴、防寒だけでなく防水対応にもなっていたことが幸いしました。

さて、下山してきた後は、日没までの残りの時間を使って、ホテル裏手にある氷河、スヴィンナフェルスヨークトル氷河を見に行くことに。この氷河、ヴァトナヨークトル氷河とつながっているいわば支流のような氷河ですが、横に道があり、かなりそばまで近づくことができます。

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ここまで見てきた氷河も凄かったですが、そばまで近づくとまた迫力が一段と違う、という印象。

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写真だけだとまったくサイズ感がわかりませんが;、目の前に氷の山が迫るというのはまさにこんな感じかも、という印象。目の前に見える氷の表面の小さなでこぼこ一つとっても軽く人間の高さぐらいはあるような壮大さで、いやはや凄い迫力でした。ちなみに氷河がマーブル色になっているのは、火山灰が間に挟まっているため。側面から見ると、火山灰と氷とが層をなしている様子がよく分かりますが、これこそがまさにアイスランドの火山の歴史、なのでしょうね。

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氷河の先端部はどこもこのような湖になっているのですが、この湖は寒さゆえに表面が凍ってました。でもって、みんな石投げをして遊ぶワナ……;。まあこんな童心に帰りたくなるのも、大自然の為せる技ですね。ちなみに現地の人いわく、この氷河の上を歩くトレッキングツアーがあるとのこと。もっとも、クレバスが多量にあるのでガイド抜きでは極めて危険で、この氷河でも 4 年ほど前にドイツ人の探検家が行方不明になっているそうです;。うむむ~;。

さてさて、氷河の色は水色なわけですが、これは密度が高い氷は青の色だけ乱反射することが原因。少量だけ取り出せば普通に透明の氷です。ガイドさんが持ち帰った氷河の氷が、クラッシュされて夕食時に供されました。

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この氷、食べても別に害はありませんが、よーく見ると中に黒い粒がちらほらと。火山灰がところどころに混ざっているのでこれだけ要注意、らしいです^^。地球何万年の味……がするかどーかは謎;;。ちなみにこの日の夕食は、牛肉のマリネ、北極イワナのハーブ焼き、スキールパンナコッタでした。

さて、このツアーの目的はオーロラハンティング。この日は、夜 10 時過ぎにヨークルサルローン湖にバスで出向き、湖面に映るオーロラを楽しもう! というトンデモ企画があったりしたのですが、空はどう見ても分厚い雲に覆われていてとてもオーロラが見えそうな雰囲気ではない;。しかもオーロラ予報的にも悪条件で、こりゃダメでしょ、と思いつつも、やっぱりツアーなのでそこは強行;;。そんなわけで行ってみたわけですが……

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ええ、とてもじゃないですがオーロラが見えるような状況ではなかったですorz。

まあこんだけ雲ってればねー、という感じなのですが、とはいえせっかくなので何枚か写真を撮影してみたり。写真は結構明るく映ってますが、実際にはほぼ完全な暗闇。例えば上側の写真だと、f/3.8、ISO-1600、露出 25sec という設定。なにしろ雲が分厚くて月明かりすら届かないので、ホントになにも見えないのですよ;。しかも写真ではわかりませんが、現地は地味に暴風。午前中に来たときの倍は吹いていようかという突風で、これにはさすがに参りました。このおかげで一眼レフを載せていた三脚が台ごと倒れるというトンデモな事態が起こり、D40 のボディがお亡くなりに……orz。っていうかお父様、お借りしていたカメラ壊しましたごめんなさい;;;、状態でした;;;。レンズが無事だったのは不幸中の幸いでしたが、いやはやとんでもない悪条件でした。

# 一応、ツアー自体はよく考えられていて、天候が悪かった場合に備えて、この夜の湖観光ツアーも
# この日か前日かどちらかに変更できるように設計されているのですが、今回の悪天候はその程度じゃ
# どうにもならない、という感じでした;。いやはや、晴天率が悪いとどうにもならないっすねー;。

というわけでアイスランドの東南部を攻略するツアーもこれで終了。翌日は、レイキャビック方面に向かって戻りつつの観光です。


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