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アイスランド珍道中日記。Day-5 Part 2

というわけで、ロブスターをさんざん食べた後は、レイキャビックへ移動。宿泊するホテルは、初日と同じ、Hotel Grand Reykjavík。ホテルにチェックインしたあと、オーロラテラスへと案内されます。オーロラは当然、街明かりなどがないほうが綺麗に見えるのですが、レイキャビックは(街としては)比較的明かりが少ないこともあり、オーロラが見られるのだとか。……といっても雨が降ってりゃ見えるはずもないのですが;。

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ということで案内されたのは、ホテル最上階にあるオーロラテラス……っつーかこれは会議室って言うんじゃないか??と小一時間ツッコミ;。さすがに苦笑いしてしまいましたが、まあ要するにこの手の多目的会議室を、冬場はオーロラテラスと銘打って貸し出しているだけでした;。なるほどそれでホテルに案内はあっても写真はなかったのか……とはいえこの会議室、一応テラスはあって、周囲三方向(この部屋の場合は東・南・西)すべてを見渡せるようにはなっていました。レイキャビックの場合、弱いオーロラだと北方向に出るので、北側の会議室を取った方が確率は上がるんじゃないかと思うわけですが、残念ながら北側の会議室は別の旅行客チームが陣取っていたらしく NG だったとか。

雨は降るわ雲は厚いわという敗戦ムード漂う中、仕方ないのでとりあえずみんなで乾杯~^^。お酒のつまみも、他の旅行客から供されました^^。

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というわけでみんなでまったりお酒を飲んでいたのですが、私は往生際が悪いので、とりあえずダメ元でカメラを夜空に向けてぱちぱち撮ってたり。いやはや、夜景が綺麗に取れます。……まあ雲は分厚いけど;。

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……ん?? これオーロラじゃね???

写真 4 枚目、北の山脈方向に向けて撮影した写真、よーく見ると山の合間にグリーンの色がついているのが見えます。肉眼で見てうっすらと色がついている気がしたので撮影してみたのですが、この辺はさすがデジカメ。高感度撮影が可能なため、肉眼でははっきりしない色もきちんと見えます。

なんというか、そもそもこれは雲が晴れなきゃ話にならん、と思っていたわけですが、なにげに神風が! 風が強くなって雲に切れ間が出来始めたため、とりあえず奥さんと分担して、東方向、西方向でカメラを待ち構えることに。こうなってくると旅行客チームも俄然ざわつきだします。さらにオーロラ予報ページを見ると、オーロラリングが南方向にぶれてレイキャビック上に差し掛かり、さらに添乗員さんがチェックしていた他の地方のオーロラカメラにオーロラが映り出す(← 全く知らなかったのですが、オーロラが出るときは全世界同時に出る傾向があるらしいです)。そんな中、奥さんのカメラがオーロラらしき映像を捉えることに!

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おおお、これはオーロラっぽい! ……と、このあと一気にフィーバータイムに突入(笑)。

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いやこれには驚いたのですが、オーロラ、出るときには一気にあちこちに出るのですよ。おかげでテラスではカメラチームが文字通り右往左往。だいたいひとつのオーロラの持続時間が 5 分程度という非常に弱いものが多く、肉眼ではっきりと緑色がわかるオーロラは数回しか出ませんでしたが、とはいえほぼ諦めていただけに旅行客陣も大騒ぎに。いやー、ちょっとこのフィーバーな様子には傍目で見ていて笑いました^^。いや、私も思いっきり当事者ですが^^。

もっとも、本場のアラスカなどでオーロラを見ていた人いわく、オーロラとしては相当に弱いもので、「こんなちっぽけな程度じゃオーロラとは呼べない」とか言い出すワナ(笑)。まあおそらくはその通りなのでしょうが、全く見たことがない人もかなり多く、いやー、ちょっとでも見られて本当に良かったじゃん状態^^。フィーバータイムは 23:30~24:00 ぐらいでしたが、いやはやゼロじゃなくて本当によかった状態ですよ、ええ(苦笑)。

このあとは再び雲が出てきてしまったためにいったん解散になったのですが、諦めきれない私は、添乗員さん(← 夜の番をしてくれる)に、出そうだったら電話くださいとお願いしていったん仮眠。夜 3 時頃に晴れてきたということで電話をもらったのですが、添乗員さんから「あれ、怪しいんでカメラで撮ってみてくれません?」とのこと。撮影してみると、

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おおお、確かにオーロラが^^。しかもかなり広い^^。せっかくなので、連続的に写真を撮ってみるテスト。

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なるほど、確かに通常の雲と違ってちょっとずつ移動していくのですね。これぐらいの薄いオーロラだと、正直肉眼で見るとほとんど雲と見分けがつかないのですが(色がほとんど見えないため)、ちょっとずつ移動していったり揺らいだりする場合にはオーロラということになります。とはいえこのオーロラ、残念ながら 10 分ほどで消滅。オーロラであることが確認できたあと、ツアー客のみんなに電話したのですが、上がってきたときにはすでにほぼ見えなくなってしまっていました。結局、その晩は私はこのオーロラテラスのソファーで寝てしまいましたが、ホントに撮影するのはなかなかに難しいものなのですねぇ。

ちなみにオーロラの撮影ですが、最近のものならコンパクトデジカメでもそれなりに撮影可能、というのが実態の様子。例えば下側の写真は Fujifilm X10 で撮影したものですが、こちらの場合は f/2 ISO-200 4sec という設定。他の写真は D40 で撮影したものですが、こちらは f/5, ISO-800, 30sec という設定での撮影。やはり f 値が小さくないと話にならない、という印象で、f/2 クラスのデジカメなら非常に短い露出時間で撮影可能なのでかなり簡単です。むしろ一眼レフデジカメの場合、f 値が小さいレンズは値段が高くて手が出せないのが実態だと思うので、(画角が狭いことを我慢すれば)かえってコンパクトデジカメの方が撮影しやすいのかもしれません。

というわけで、今回のツアー、オーロラは絶望視していたのですがちょっとでも見られたのは不幸中の幸い、という感じでした。ふうー、よかったですよ、ええ^^。


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コメント(2)

とうとうやりましたか!ダメ元で撮影してなかったら誰も気づかずに終わってたかも!?粘った甲斐ある大逆転ですね!

なんか添乗員さんにえらい感謝されました(苦笑)。
確かに、デジカメ+パソコン持込で万全の態勢を引いていたのは私だけだった....^^
まあおそらく添乗員さんだけでも見つけられていたとは思うのですが^^。

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