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アイスランド珍道中日記。最後のまとめとその他もろもろ。

というわけで、自分の備忘録も兼ねて 10 個以上もエントリをつらつらと書いてきたのですが;、最後に、ここまでの blog エントリには書けなかったその他もろもろを書きたいと思います。

[なぜアイスランド?]

今回の新婚旅行で必ずみんなからツッコまれるのは、なぜにアイスランド? という質問。まあおっしゃることごもっともで、人気の新婚旅行先としては、トップはハワイ、そしてヨーロッパやオーストラリアが続く、というのが普通で、ちょっとひねりを入れたい人が選ぶのがリゾート色の強いバリ島やニューカレドニア、モルディブといったところでしょう。ツアーで同行したお客さんの一人からも、「新婚旅行でアイスランドを選ぶなんてちょっと変わってない?」とも言われましたが、実際、この人自身も、またその他のお客さんも相当に旅慣れている人ばかり。他に行くとこねーよ、状態な人が選ぶ場所なんだろうなぁ、とは思ったりします。

自分たちがアイスランドをチョイスしたのは、以下のような理由から。

  • 史跡よりは大自然を見たい。(← オーロラ見よう! という企画はここから出てきています。)
  • どうせだったら、新婚旅行でしか行けないところに行きたい。ドイツなどのヨーロッパやハワイとかなら、普通でも行けそう。
  • みんなとはちょっと違うところに行きたい。(← ややひねくれ者な傾向がある二人ですw)

加えて、私自身が結構あちこちに行ったことがあるというのも問題でした。(アメリカ、オーストラリア、ドイツ、スイス、フランスなど) 上記の条件を満たす旅行先として、最初に浮上したのがカナダのオーロラ鑑賞地(イエローナイフなど)でしたが、他に何も見るものがないので NG。続いて浮上したのが北欧 3 国でしたが、こちらもあまり見るものがないので NG。さてどーしよう? という話になったときに、アイスランドでもオーロラ見られますよ? と旅行会社で紹介されたのがきっかけでした。

[観光地としてのアイスランド]

実際、調べてみると、アイスランドが有利なところは多々ありました。

  • 国土全域でオーロラが見られるため、旅行中すべての日でオーロラが見られる可能性がある。(北欧だと北の方だけ)
  • もともと火と氷の国と言われるだけあって、大自然系の見どころが充実している。
  • 北極圏に属さず、暖流に取り囲まれているため、気温が結構暖かい。せいぜい日本の札幌程度。

この辺がメリットになって、今回アイスランドを選んだのですが、実際に行ってみてわかったことも多々ありました。

  • 気温は確かに札幌程度だが、予想以上に天候の変化が激しい。
  • オーロラはそんなに簡単には見られない。(これは Day-2 で詳細に解説した通り)
  • 大自然は確かに充実しているが、冬場だとあまり傍まで近づけないところが多い。(路面凍結など)
  • 食事がどうしても偏る。美味しいものとなると、羊とタラぐらいしかない。
  • 旅行としてとにかく気楽。安全性が高く、水の心配もない。(水道水はミネラルウォーターで生水が飲める。温水は温泉水のため NG)
  • あまり観光地らしくはない。全体的におみやげ屋さんが充実していない。

また、冷静に考えてみると、治安に関して安全な国でも自然に関しては結構危険な国。5 年に 1 度ぐらいの頻度で割と頻繁に噴火している火山もそうだし、洪水や地滑り、雪崩もそうだし、地震にしてもそう。このリンクにまとめてあるのを見ると、意外に危険な国だなぁ、という感じ。(← もっとも、日本と大差はない程度でしょうが;) 特に怖がることもないのですが、ツアーに乗っからないと非常に面倒だし危険だろうな、という気がしました。

ちょっと面白かったのは、自己責任が割と徹底されている国であるらしい、ということ。自分たちの行った観光場所はメジャーなこともあって、それ相応に柵などが整備されていましたが、実際には柵などが整備されていないところの方が多い様子。例えば日本だと、あまりにも風が強くなって危険になると、国が道路を封鎖したりしますが、アイスランドではそんな懇切丁寧なことは一切してくれない、とか。滝に関しても、結構間際まで近づける場所も多いみたいです。

[今回のツアー]

今回のツアーは JALPAK のものを利用したのですが、結構感心したのは、オーロラが見られなかった場合でもそれなりに満足出来るように設計されている点。オーロラは結局、5 日目の晩にほんのちょっと見られただけですが、それでも大自然を満喫できたのでなかなかよかったという印象。3 日目の妖精の城へのお散歩なんかは正直要らないという感じでしたが、とはいえおそらくこうした部分も、オーロラが見られた場合にはお休み可にできるようになっていたんでしょうね。加えて、添乗員さんによる現場での臨機応変な対応(午前と午後を入れ替えたり、追加でオーロラテラスを確保したり、etc)もあって、総じていえば結構楽しめたなぁ、という気がします。

にしても面白かったのは、実はこの JALPAK のアイスランドツアー、旅行が成立したのは今回が初めてなんだとか。旅行のパンフレットには予定日がたくさん書かれていますが、実際には集客できずにツアーキャンセルが発生することも多く、アイスランドツアーに関しては一度も催行できていなかったそうな;。添乗員さんもアイスランドは初めてだそうで、自分が書くレポートが次の添乗員さんに引き継がれていくんだとおっしゃっていました。……にしても初めての土地であれだけの采配が下せるのは、さすが手馴れているなぁという印象。この辺は百戦錬磨を思わせるものがありました。

[服装]

アイスランドに行くにあたって地味に苦労したのが服装。なにしろ雪国に行くことを想定した服を全く持っていないこともあって、旅行に行く前はとにかく服装探しにかなり苦戦したのですが、結果的にはユニクロ大活躍;。一番寒かったのが、夜中の氷河湖ツアーでしたが、このときはインナーのダウン+アウターのダウン、下は通常のズボンにユニクロの暖パンの重ね着で対応。この程度でまったく寒さに困ることもなかったです。ダウンなどの重ね着は、コストパフォーマンスも高いのでおすすめ、という印象でした。

ただ、地味に入手に苦戦したのが

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寒さが分からず、とりあえず ABC マートに行って暖かそうなスノーブーツ(写真奥側にある靴)を \5,000 ぐらいで購入してみたのですが、ぶっちゃけ歩きづらい;。で、行きついたのが防寒靴(ウィンターシューズ、写真手前側にある靴)。私はこの手の防寒靴は高いと思い込んでいたのですが、実際にはさほどムチャな金額ではないのですね。神保町に行くと、割とどこのお店でも売っていました。ちょうどバーゲン時期に差し掛かっていたこともあり、The Northface の防寒靴(-22℃対応)で \8,000 ぐらいでした。こちらは実質的には運動靴みたいなものなので歩きやすいです。(奥側の靴は、もったいないので寒がりの奥さんが普段の日常使いにしてたりします。)

[写真・カメラ類]

今回、写真・カメラ類として持ち込んだ機材は以下の通り。

  • ベルボン カーボン三脚 × 2 本
  • Nikon D40 + ズームレンズ(スペック忘れた;)
  • Fujifilm X10
  • Canon PowerShot S95
  • Sony ハンディカム HDR-CX370V
  • Fujifilm FinePix F10 (防水ハウジング付、温泉用)

正直、おまえどんだけ機材持ち込んでんだ、とツッコミ受けそうですが;、今回の旅行で改めて感じたのが X10 の万能ぶり。朝から夜まで事実上この 1 つのカメラで対応できてしまう。私の場合には、日中は D40 と CX370V、食事では S95 と、適度に使い分けながら対応したのですが、機材の重さを考えると面倒すぎる、という印象。普通に考えると、三脚+X10+CX370V という構成で十分だったかも、という感じでした。

ただ、やはり動画は貴重、というのが今回のツアーで改めて痛感したポイント。臨場感はどうしても素人のカメラだと限界があるという印象で、ムービーだと編集は大変なんだけど現地の思い出がしっかり残ります。ぐるっとビデオカメラで風景をパン撮影しておくだけで、現地の雰囲気がかなりわかるというものです。(今回、ツアー後、blog 整理までかなり時間が空いてしまったのはこのせいで、実は 2 週間ぐらいずっとムービー編集をやってました。さすがに 5,000 ファイルもあるとそうそう簡単には片付かない;)

あと、今回面白かったのは、ツアー客全員が何らかのデジカメを持っていて、携帯電話やスマホで撮影している人が全くいなかったこと。比較的シニアなメンバーが多かったのが原因だとは思いますが、やっぱりわざわざアイスランドに来ようというぐらいなので写真撮影はひとつの醍醐味になりますね^^。ちなみに一眼レフは自分も含めて全部で 4 人。一眼レフ持ってる人は、だいたい小型デジカメも持ってきていて併用してました^^。

[電源関係]

アイスランドは 220V/50Hz、プラグは丸型 C タイプ。このため変換プラグ類などが必須なのですが、私はこんな感じにしてました。

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まずはこの手の海外旅行用変換プラグを 1~2 個ほど購入。(ヨドバシなどでは 1 個 \200 ぐらい) 日本から電源タップを持ち込み、この変換プラグを挿して、壁面のコンセントに差し込みます。そうすると、この電源タップの口が、220V の電源の口になるのですが、そうしたらここにカメラ類の AC アダプタを差し込みまくれば OK。ごく稀に NG なものもありますが、最近の AC アダプタや充電器の多くは 100~240V すべてに対応しているので、この形にしてしまえば簡単に充電ができます。注意したいのはドライヤーぐらいですが、これは海外対応のドライヤーを買ってしまった方が、変圧器などを買うよりよほど安上がり。最近だとシェーバーも充電タイプが主流なので、200V 対応のものが増えてますね。

また、携帯電話類などはそれぞれの充電器を持っていくのではなく、USB 充電ケーブルを買ってしまい(100 円ショップなどで買うと安い)、極力、すべての充電を USB に統一してしまうのがよいです。充電類を USB に統一してしまうと、充電時には 4 ポートの USB 充電器を使うことができ、外出先で電池が切れた場合でも、eneloop のような USB バッテリで充電することができます。(初期投資は若干かさみますが、今後、スマホなどが普及してくることを加味しても悪い投資ではないです。私は出張などでよく使うので、この手のアイテムが結構必需品だったり。)

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[ネット関係]

もうひとつ、今回の旅行で改めて必需品だと思ったのが、グローバルデータさんがやっている MiFi レンタルルータ。簡単にいえば、海外で使える PocketWiFi なのですが、これが恐ろしく便利。だいたい \1,500/日 ぐらいのレンタル費用でちょい高めではあるのですが、これがあるとスマホや iPad の類が現地でフル活用できるのですよ。特に GPS 搭載のスマホや iPad の類なら、今どこにいて、次の目的地まであと何分ぐらいかかりそうなのか、というのが一目瞭然な上に、着いた場所を地図上でマーキングしておけば、あとから行った場所の整理をするのにもめちゃめちゃ便利。私自身、ここまで便利だとは思っていなかったのでちょっとビビりましたが;、これは海外に行くときは必需品かもー、という感じです。覚えておいて損はないかと。

難点としては、MiFi レンタルルータの電池の持ちが悪い、という点。でもこれも、上に書いた eneloop のバッテリを 1 個持っていれば済む話。スマホも結構電池食うことを考えると、eneloop を 2 個持っていると安心です。

[最後に]

というわけでいろいろつらつらと書いてきましたが;、やっぱりたまに旅行するのはいいなぁと改めて痛感。もともとめっちゃひきこもりな自分 & 奥さんではあるのですが、たまに外に出てリフレッシュするというのが、いい意味で次の仕事などへの活力にもなるものですね。一週間単位で休暇を取るのは、入社してから 2 回目になるのですが、こういう休暇もたまには必要だなぁと思ったり。またどこかに遊びに行きたいものです^^。

なんにせよ、長々とエントリにお付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。……というわけで、明日からは普通のエントリに戻ります^^。


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コメント(1)

[なぜアイスランド?]は私も聞こうと思ってました。普通選ぶだろう新婚旅行先のイメージも記載の通りでしたよぉ。理由は色々あった様ですが、こういうところでも2人の方向性が同じところがお似合いだなぁ~と思いますぅ。

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