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ラスベガス旅行記 Part 1. ラスベガス概要

というわけで、まずはラスベガス旅行の概要からつらつらとまとめていこうと思います^^。

■ 旅行計画について

さすがに前回のアイスランド旅行の場合にはパッケージツアーに乗らざるを得ませんでしたが、ラスベガスの場合にはパッケージツアーに乗るよりも、スケルトンツアーを使った方が現地での行動の自由度が高まるのでよいんじゃないかなという感じ。まあ言葉が割と通じるのと、セキュリティ的に安全な都市だから、というのもありますね^^。

[ホテルの選択]

ホテルにランクがあるのは当たり前の話ですが、ラスベガスの場合、割と高めのホテルと休めのホテルとで、雰囲気から内装からあらゆるものに雲泥の差があります。例えばいくつかのホテルの写真を比較でぺたり。

  • アリア
    20130116-205832 20130116-211408
  • ウィン・ラスベガス
    20130113-161302 20130113-184040
  • ベラッジオ
    20130114-140648 20130115-001536
  • ハラーズ
    20130115-130900 20130115-140330
  • フーターズホテル
    20130116-162614
  • ゴールデンナゲット(ダウンタウン)
    20130114-001548 20130114-001500

もちろん宿泊代も違うので、一概にどこのホテルがよいとは言えないのも確かなのですが、ラスベガスの場合、カジノで稼ぐことを前提としているせいか、他の都市に比べて相対的にホテルの宿泊料金が安いです。簡単に言えば、いわゆる高級ホテルも思ったほど高くなく宿泊できる、ということ。このため、個人的にはちょっと良い目のホテルに宿泊することをおすすめしたいです。

自分が馴染みにしているためのひいき目もあるでしょうが、ストリップ中心に存在するホテル ベラッジオは、雰囲気含めて悪くなく、かつお値段も結構リーズナブル(C/P が高い)なのでお勧め度が高いです……っつーか、噴水ショーと O という最強のショーを抱えているというだけでも宿泊の価値があるかなと思います。いやまあ、別に他のホテルに宿泊していてもこれらは普通に見られますが;;。

また、マンダリンオリエンタルはちょっと例外で、ここはカジノがないホテルだそうです。カジノは隣のホテルに行けばいつでも遊べてしまうので、敢えてカジノがないホテル、というのもよい選択かもしれません。……や、高いけど;;。あと、ホテルの予約時に禁煙・喫煙の指定ができなかったのでちょっと心配になりましたが、実際には禁煙室の方が多いので問題はない様子です。

[費用]

ラスベガスに旅行する場合には、現地でかなりのお金がかかる、というつもりでいた方が無難です。旅行先で出会った外国人が、「ラスベガスは大人のディズニーランドだ」と言ってましたが、いやはやこれは言い得て妙。ショーを見るにしても、カジノをやるにしても、グルメを楽しむにしても、何にしてもお金がかかる街。お金をかけなくてもそれなりには楽しい街ですが、お金を使うことを前提として設計されている街でもあります。ゆとりを持って、スケルトンツアーの料金と同額程度のお金を使うつもりでいると間違いがないんじゃないかと思ったり。実際、自分の場合は 10 年前のときも今回もそんな感じでした。

もちろんお金を適度に節約する方法もあります。意外にバカにならないのがタクシー代。ラスベガスはとにかく見た目に反してとにかく何もかもサイズがでかいので(感覚的には幕張みたいな感じ;)、隣のホテルまで徒歩で移動するにも 10~20 分ぐらいかかってしまうのですが、かといってタクシーで移動すれば時間が稼げるのかというとそうでもないというのが問題。実は一方通行が多かったり、裏口から回らないとうまく入れなかったりと、いろいろなルート上の問題もあり、Tip まで含めると隣のホテルへの移動ですら $10 近くかかったりします。実際のところはこんな感じ。見た目の距離と値段がぜんぜん比例していない、というのが実態です。

  • アウトレット → ベラージオ $15
  • ベラージオ → Wynn $10
  • Wynn → ストラトス $11
  • Wynn → ゴールドナゲット $15 ぐらい
  • ベラージオ → ハラーズ、意外に遠回りになって、$10 ぐらい

もちろんちょっと歩くのが体力的に大変、という場合は別ですが、そうでなければ観光も兼ねて、徒歩や他の移動手段を組み合わせるのがおすすめです。適度に歩きを加えた方が楽しいし、コスト削減にもつながります。トラム類は乗り場が遠いので正直不便なのですが、外国だとこういうものに乗ってみるのもなかなか楽しいものです。あ、そういやバスは乗り忘れた……;。

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[お金の準備]

ラスベガスと他の都市で大きく違うのは、TC (トラベラーズチェック)の使い勝手です。通常のアメリカの都市の場合、とにかく銀行に簡単に行けないため、TC を持っていったところでドルに換金できないのですが、ラスベガスの場合にはどこのホテルであってもカジノのキャッシャーコーナーで簡単に(かつ手数料ゼロで)ドルに換金できます。安全性を考えても換金手数料を考えても、ラスベガスであれば最小限の現金を除いては TC で持って行くのがベストでしょう。(ちなみに私はアメリカ出張が割とよくあるのでドルをある程度ストックしてあるのですが、今回は割と円高なので、ちょっと TC を多めにもっていって、帰りがけに全部現金に取り替えて持って帰ってきました。)

ただ、アメリカに慣れていない方の場合には、現金よりもクレジットカードを利用した方がよいです。これはクレジットカードであれば小銭が出ないため。確かにクレジットカードの方が手数料は数%程度悪いのですが、\1,000 ぐらいの買い物をするときに、\10 玉が数枚出てきてそれを使えなかったら、それだけでも 2% 近くのロス。だとすると、クレジットカードでも結局大差なし、という話になってしまいます。現金を持ち歩く必要がないというメリットを考えても、積極的に使ってしまった方がよいかもしれません。

小銭は使い慣れていないけれども、どうしても現金で、という方は、25 セント硬貨だけをうまく使うようにするとよいです。アメリカの硬貨は 1 ドル、25 セント、10 セント、5 セント、1 セントの 5 種類。このうち 1 ドル硬貨はほとんど使われません。(1 ドル紙幣の方が使われるため) 25 セント硬貨は非常によく使われているのですが、これを余らせると結構な金額になるので、25 セント硬貨だけを選り分けて、支払の端数をこれで支払うようにするとベスト。残った安い硬貨は、成田空港などで募金箱に入れてしまうとよいでしょう。この方法はその昔、妹に教えてもらいましたが、不慣れな方には非常に良い方法ですね。

[気温と服装]

これはもう時期によりぜんぜん違うのでなんとも言えませんが、今回遊びに行った 1 月の場合だと、だいたい日本の東京と同じぐらい、と思っていれば良いかなと思います。つまり、結構寒いです;;。夜なんかは結構冷え込みます。服装はだいたい日本と同じで OK かなと。夜はかなり冷えるので、ベラッジオの入り口の噴水などには普通に氷とか張ってました;;。

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ただ、一点注意すべきところとして、乾燥が思ったより激しいです。砂漠なんで当たり前なんですが;、目薬なんかは人によっては持っていった方がよいかなという感じです。

■ 現地までの移動について

では続いて、現地までの移動についての注意点をいくつか~。

[フライト]

10 年前にラスベガスに来たときには直行便だったのですが、現在は直行便の運航はないとの話。なのでトランジット(乗換)が必須なのですが、これが結構な曲者なので要注意。私も久しぶりにトランジットを使ったのですっかり忘れていたのですが、

  • 行きのトランジットでは、最初に到着した空港で入国審査が必要になる。
  • 帰りのトランジットでは、国際便に乗る前に再チェックインが必要になる。

後者はもしかしたらアラスカ航空からデルタ航空への乗り換えだったためかもしれませんが、ヤバかったのは前者。もともとトランジットの時間が比較的少なかったのですが、行きの便は機材トラブルで 1 時間の遅れになり、結構焦ることに;。さらにミスったのが入国審査でした;。

[入国審査]

これは私が完璧に忘れ切ってたのですが;、入国審査ってアメリカの場合だと家族単位なのですよね(日本だと一人単位)。なので入国審査のゲートに家族単位で行く必要があるのですが、うっかり一人で行ってしまって怒られるハメに;。

これに拍車をかけたのがパスポートの名前。結婚の際、嫁がパスポートを作り直さずに名前だけ変更する形にしたのですが、これ、意外に見逃す人が多いのですよ;。国ごとに書き方が違うせいなのかなんなのかわからないのですが、入国審査、税関、さらにはクレジットカードでの支払いなど、いろんなところで「名前が違う」と怒られるハメに;。まあ途中からはここ見て、と先手を打つようになったのですが、結論から言えば、有効期限が少ない場合は、パスポートは作り直しちゃった方がよい感じですね。

■ 現地での生活について

さて、最後に現地での生活について~。私の場合は前回も今回もラスベガスに長期滞在したのですが、もし長期滞在するのであれば、いろいろと買い出しやらなにやらをすると便利だったりします。それについていくつか~。

[スケジュール]

注意した方がよいのが、ホテルからホテルへの移動時間の見積もり。ホテル同士の物理的な距離は近くても、実際には横断歩道の位置が限られていたり、あるいはホテルフロントから目的の場所にたどり着くためには迷路のようなカジノを通過しなければならなかったりするため、意外に時間がかかります。このため、常にスケジュールに余裕を持って行動した方がよいです。いやホントに;。

特に後者は結構厄介で、どこのホテルもカジノに没頭させる & カジノで遊びながら移動してもらうため、時計もないし迷宮のようなマップになっているし、さらにはガイド表示も全体的に甘めです。いやもう出口ってどっちだよー;、と何回迷ったことか;;。結局、ホテル案内図(Directory)を探して移動するしかないのですが、この案内図も表示が少なめのいじわるなホテルが多いです。5 分前行動といわず、15 分前とか 30 分前行動をしておいた方が無難かも、ですね;。

[水の買い出し]

ラスベガスは乾燥しているので水は常に携帯していた方がよいのですが、ホテルで 500ml のペットボトルを買うと、だいたい $3.00/本。1~2 本ならともかく、長期滞在のときには結構ばかばかしいので、スーパーとかでの買い出しがおすすめ。ランクがちょっと落ちるホテルに行くと、ABC マートなどがあるので少し安く買えます。何かのついでに買って帰ってしまうとよいかと。自分たちはダウンタウンのフリーモントストリート・エクスペリエンスに行ったときに、ついでに ABC マートに立ち寄っていろいろと買い込んできました。ストリップ沿いの少し南の方(だいたいモンテカルロのあたり)にはファーマシー(薬屋さん)があり、そこでも買い込めます。(※ アメリカのファーマシーはスーパーのようなものなので、かなりいろいろ売ってます。忘れ物があったときなどにも便利。)

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なお注意すべきこととして、現地のお水は基本的に硬水です。弱い人はうっかり飲むとお腹こわしますので要注意。硬度(mg/l = ppm)表示で 100 ppm 以下が軟水、100 ppm 以上が硬水。ラスベガスの水道水は 300 ppm、日本の水道水はだいたい 60 ppm ぐらい。売っているミネラルウォーターはメーカーによって違いますが(この辺参照)、危ないなーと思う場合にはちょっと避けた方がよいかもしれません。

またこれに加えて、現地では(甘くない)お茶類を買うのが結構難しいです。スプライトやコーラ、レモネードなどの甘い飲み物はどこのお店でも売っていますが、糖分の入っていないお茶(紅茶など)を扱っているお店が意外に少ない。私はずーっとスプライトで大丈夫な人なのでよいのですが、奥さんはお茶がなくて結構苦しんでました。まあ ABC マートで見つけられたのでなんとかなりましたが^^。

あと、これはガイドさんから言われたことですが、ラスベガスのホテルの場合、部屋の冷蔵庫はセンサーつきになっているとのこと;。開けただけ & 中のものを動かしただけでチャージされるので注意、という話でした。そんな仕組みはさすがに初めてでちょっとびっくりです。

[食事]

関連して食事の話をひとつ。基本的に、アメリカの食事は量がおかしいです。下の左の写真は、ルクソールのフードコートで注文したピザですが、半径 20cm ぐらいあるんじゃなかろうか....;。右側は同じくシーザーサラダですが、なんでシーザーサラダを注文したのにそこにパンが乗っているのかと小一時間;;。

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まあこんな感じなので、何を食べてもすごい量、加えて油ものも多いのでかなりお腹がもたれます。なので、毎日バフェとか計画してもとても無理;。自分たちの場合には、一日一食、あとはちょっとしたおやつ類(アイスクリームとか)で済ませていました。っつーかそれぐらいで十分;。

ちなみにおいしいものを安く、という観点で行くと、有名どころのバフェをブランチで使ってめいいっぱい食べる、というのが一番 C/P が高そうです。バフェは場所によって味がピンキリで、おいしいところは普通に美味しいのですが、夜の時間帯だと結構高くつきます。お昼の時間帯だとリーズナブルに美味しいものをたらふく食べられるので、ブランチがてらバフェで食事 → ホテル周辺観光 → ショー観劇、というのが自分たちの定番コンボのようになりました。バフェについては別エントリで詳細にまとめるのでそちらにて。

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[時差ボケ]

ラスベガスと日本の時差は 17 時間差=1 日 – 7 時間差。日本が 7 時間遅れている、と考えると計算しやすいです。自分の場合、いつもアメリカへの出張の時はこの時差に苦しめられるのですが(行きも帰りも時差ボケ;)、今回のラスベガス旅行の場合には時差ボケが実質ゼロでした。というのも、深夜まで遊ぶ前提にすると、意外に実質的な時差が少なくて済むんですよね。簡単に計算してみると、

ラスベガス 日本
11 時起床 4 時起床
14 時ブランチ 7 時ブランチ
19 時ショー 12 時ショー
24 時ホテル戻り&カジノ 17 時ホテル戻り&ショー
3 時就寝 20 時就寝


という感じ。実質的には数時間程度の時差で済んでしまうのですよ;。ラスベガスは当然「夜の街」なので、行動的にもこんなふうに動いた方が楽しいのも実際のところなので、深夜型で動くと時差ボケ的には結構ラクです。

[チャイナパワー]

あと、これは全く別の話なんですが、ちと気になったのでちょっとだけ。

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今回の旅行はちょうど 1 月中旬だったということもあるのですが、高級ホテルを中心に、中国の旧正月に併せた内装がかなり目立ちました。正直、アメリカに来てまでチャイナな内装なんて見たくないよ、というのが本音だったのですが(できれば現地ならではのものを見たいので)、複数のホテルでやっていたことを考えると、チャイナパワーは地味にすごいのかもしれません。特に自分たちの宿泊したベラッジオはかなり気合い入れまくりで、クレーン車まで入れて庭園を改装してました……というか普通の庭園が見たかったよー;;。(涙)


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