最近のトピック

バナー
ラスベガス旅行記 Part 6. ショー & アトラクション Celine Dion The Colosseum at Caesars Palace

というわけで、まずはこちらのショーから順番にご紹介~。

20130116-121054 20130115-191206

シーザースパレスで行われている、世界の歌姫 セリーヌ・ディオンのコンサートショー。正式なタイトルは不明ですが、彼女専用に作られたコロシアム型シアター “The Colosseum at Caesars Palace” で行われるショーは、まあなんというか、圧巻の一言でした;。

[ステージの構成]

まずびっくりさせられたのがそのステージの広さ。4,000 席を誇る客席は、常設シアターとしては恐るべき広さで、しかもそれがほぼ満席ともなると、客席を見ているだけでも圧巻。加えて驚かされたのが、さすがは常設ステージともいうべき機材類。ステージバックの映像は CG を利用しているためちゃちく見えるところもあるものの、パネルなどをうまく組み合わせることで、シンプルにすっきりと見せる演出はさすが。カメラでのリアルタイム放送もうまくフレーム合成したりするなど、全体的にセンスの良さが光っていました。ラストのタイタニックのテーマ曲での演出も、こういうところで見てしまうと「おいおいここでそんな機材を使うのかー;」と驚かされたり。なにより、これらの機材類、オーケストラ、バックコーラスなどが、すべてセリーヌ・ディオンただ一人のためにある、というのが驚異的。いやー、さすがは世界の歌姫としか;;。

[ショーの構成]

そもそもろくにファンでもない、曲もろくに知らない自分たちがセリーヌ・ディオンのショーなんて楽しめるのかいな?; とちょっと心配したのですが、意外や意外、なかなか十二分に楽しめました。最初はスロースタート、後半に進むにつれて徐々に盛り上がっていき、最後はセリーヌ・ディオンならではの圧倒的な声量と迫力で観客を魅了するという展開はお見事。特にこうしたライブショーだと、そもそも観客の熱気の圧力を歌姫が受け切れるのか? という点が問題になるのですが、ここはさすがセリーヌ・ディオン、観客の圧力を受け切るどころか圧倒しており、30 人以上のオーケストラやコーラスを抱えて力強く、かつのびやかに持ち前の歌を熱唱していました。ステージは 19:30~21:30 の 2 時間という、ゆかりんライブなどに比べれば短い構成ですが、中身の密度の濃さは素晴らしかったです。

[チケット価格]

これは日本と全く違うなぁ、と感じたことですが、中央最前列に関してはプレミア価格が設定されていて、チケットのお値段はなんと 10 万円超え。いくらセリーヌ・ディオンでも最前列 10 万円超えは高すぎじゃね? とも思いましたが、実際にショーを見て納得。最前列の人たちに限っては、コンサート中に間近に降りてきて一人ひとりと握手をしてくれるというサービスつき。いやはやこれは「高いお金を払った人にはそれだけ高いサービスを」というアメリカらしい考え方だなぁと思いましたが、「とにかくみんな平等が大前提」的な日本ではちょっと成立しないでしょうね。最前列チケットがヤフオクで高額取引される日本とは随分違います。

[セットリスト]

セットリストはこちらにあるので見ていただくとよいかもしれませんが、セリーヌ・ディオンをほとんど知らない自分たちでも知っている有名曲が何曲かありました。といっても、タイタニックの主題歌 “My Heart Will Go On”、加えてディズニーの美女と野獣で有名な “Beauty and the Beast” あたりぐらいですが;、後者はもともと大好きな曲ということもあり、文句なしに素晴らしかったです。知らない曲でも全体的に聞きやすい曲が多いので、普通には楽しめます。

ちょっと面白いなぁと思ったのは MC コーナー。個人的に女性の歌姫の場合は子供や旦那さんの話題などはタブーという印象があったのですが、むしろそうしたところを前面に出していたのがちょっと印象的。そんなこともあってか、曲を聞いていて、ママさん的なパワフルさを感じることもしばしば。マネージャである旦那さんが出てきたり、息子たちの写真を使った曲を歌ったりもしたのですが、そうした様子を暖かく包み込むような客席の雰囲気はなかなかによかったです。

[その他いろいろ]

今回のラスベガス旅行では様々なショーを見てきたのですが、このショーは確かにいろんな意味で特殊。入り口でカメラの預け入れとボディーチェックがあったのもこのショーだけだし、チケットの値段も標準ゾーンが $200~$300 とかなり高め。加えてオフシーズンにもかかわらず、一か月近く前でチケットはほぼ完売。自分たちは結局、中央ゾーンの末席から見ることになりましたが、そんな末席ですら周囲はセリーヌ・ディオンのホンモノのファンが多く、奥さんの隣の男性は、一曲目からいきなり号泣していたとか;。

ラスベガス大全では「セリーヌ・ディオンのファンなら素晴らしいショー、そうでない人にとっては料金に見合わない可能性がある」と評されており、確かにそうかな? と思う部分もありますが、その一方で、いたるところで世界の歌姫というのはこういうものなのか、と感じさせてくれる部分がありました。値段が高かったこともあり、まあちょっと安めのチケットでもいいかなと判断したものの、見終えてみれば、もちっとお金をかけて前列の方で見てもよかったかもと思ったり。いやはやさすがはラスベガス、チケットのお値段はやはりきちんとショーの内容に見合ったものになっているのかもしれません。ステージ内容もさることながら、いろんな意味で感じさせられるところの多いショーでした。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.pasteltown.com/akane/games/blog2/mt-tb.cgi/1141


コメントする


2014年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30