というわけで先日ですが、出張の折にこちらに行ってきました。
長野駅近くにある、信州 善光寺。以前にも出張の折に来たことはあったのですが、そのときは夜 21 時頃の訪問;。まあお仕事ついでなのでなかなか時間が合わなかったのですが、今回はたまたま日中に時間が取れたので、駅からバスでふらっと行ってみた次第。歩けないこともない距離ですが、バスを使うと駅前から 10 分ぐらいで行けるので便利です。
さすがに大きなお寺だけあって、とにかく入り口から本殿までの距離があります。バス停からふらふらと歩いていくと、まず仁王門があり、続いて山門があり、そして本堂があるという流れ。結構な距離があります。
今回ちょっと興味深かったのは、この山門が開放されていたこと。500 円払うと、中に入れてくれます。急な階段を登って 2F に上がると、山門の上から長野の街を一望できます……と言いたいところですが、実際にはそれほど高くないので見通しはイマイチです><。でも、山門の中に入るなんてめったにできない経験なので、そういう意味ではかなり興味深かったかも。
そしてもう一つ特筆すべきポイントが、内陣の拝観。残念ながらこちらは写真を撮影できなかったのですが、これまた 500 円払うと、本堂の中の奥の方に入れてくれて畳敷きの間に上がれます。が、本当に特筆すべきところはお戒壇めぐり。内陣の奥に、内陣の下を通る回廊が設置されており、その中ほどに掛けられている「極楽の錠前」に触れると、錠前の真上におられる御本尊様と縁が結ばれ、往生の際にお迎えに来ていただける、すなわち極楽浄土の約束をいただけるのだとか。この回廊が昼間にも関わらず完全な暗闇で、まさに文字通り、一寸先は闇。神経を研ぎ澄ませると、かすかな空気の流れや音を感じることができるのですが、壁伝いにゆっくりと気を付けながら歩いていくという経験はなかなか他でできるものではなく、非常によい経験になりました。
シーズン時には相当混雑するようですが、オフシーズンで人がいないときにいくとかなり怖い経験間違いなしかも;。なかなか長野に行く機会はないかもしれませんが、行ったらぜひ体験してみてください。
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