というわけで長崎旅行の初日はハウステンボスでしたが、二日目はハウステンボスからのオプションツアーを使って平戸へ。実はこのオプションツアー、帰りがけに佐世保に降ろしてもらうことも可能なので、こちらを使ってちょろっと行ってみました。
平戸って言われてもそれどこよ? みたいな方もいると思いますが(というか自分はそうでした;)、実は長崎よりも前に開港していた都市で、戦国時代から江戸時代初期にかけて、オランダやヨーロッパと貿易をしていたとの話。異国情緒あふれる街並みで、観光客でそれなりに賑わっていました。
まずは田平天主堂。作られた時期は 1900 年頃だそうですが、赤レンガが綺麗な教会です。
続いてバスで移動して歩き、お寺の横を抜けると、寺院と教会がひとつのフレームに収まるという面白い坂に。奥に見えるのはフランシスコザビエルの教会だそうで、日本と西洋の文化が重なる地の代表的な光景として、よく平戸の紹介に使われるのだとか。
頑張って上まで上ると、教会にたどり着きます。が、この教会がちょっと面白い。拡大してみると、なんと左右対称ではないのですよ;。ガイドさんによれば、作っている途中でお金が足りなくてこうなったのだとか;;。うーん、なんともはや、という印象。
続いて、当時使われていた六角井戸。樹齢 400 年にもなる大ソテツの樹など、歴史を感じさせるものがあちこちに。
さらに少し歩いていくと、ジャガタラの道に。ジャガタラとはインドネシアの首都ジャカルタのことで、その昔、外国人と日本人の間に生まれた子供たちがジャカルタに追放。その子供たちが残した文が有名になったそうで、詳細はこの辺のページが詳しいです。
そしてさらに進むと、当時の船着場と、再建された平戸のオランダ商館を見ることができます。日本で初めての洋風建築物だそうですが、1639 年当時にこんな建物を作ったというのだからびっくりです。長崎のルーツを知る、という意味でも見どころ満載という印象で、なかなかに驚かされましたよ、ええ。
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