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人材の再編成システム。

ふう~、というわけで今日は昨日までの疲れを取るために会社はお休み。とはいえこういう日はやっぱり貴重なので、まずはお部屋のお片づけをつらつらと。

20090817

……っていうかいいかげんコミックスを処分しないと次のコミックスの置場がない;、という極めて後ろ向きな理由なんですがorz。そんなわけで、今日は Web 拍手ツッコミからネタを一つ~。

> まちばりさんの勤められている会社ってレベルの高そうな会社に感じられますけど、
> そのようなランクの高い会社の入社試験を突破した人材でも能力・精神的に未熟で
> あったりムラがあったり欠点があったりするものでしょうか?

えーと、これは以前に書いた、「甘え」の構図というエントリへの Web 拍手ツッコミだったのですが、非常に面白いネタなのでさくっとリプライしてみたり。

まず、私が勤めている会社がレベルが高いかどうか……はなんとも言えませんが(多分、世間一般の評価としては「めちゃめちゃ高い」だと思いますが;)、実はそのことよりも遥かに重要なことがあります。それは、

「人間を一か所に集めると、どんな逸材ばかりを集めてもその中で再編成が発生する。」

という話。これは最初に聞いたときに「なるほどなぁ」と思ったのですが、簡単に例を挙げて説明すると、「どんなに入学試験で優秀な生徒ばかりを集めても、卒業するときには落ちこぼれる人もいる」という話。例えば、A という大学と B という大学があって、偏差値ランキング上は A の方が上。で、A という大学に落ちた人がやむなく行くのが B の大学……だったとするとどうなるか? 入学当初は A の生徒の方が B の生徒より必ず上かもしれませんが、卒業する頃になると、むしろ B の大学で頑張っている人たちの方が凄いことになっていたりすることも少なくないのですよね。

こうした事情から、一部の企業では「大学名」で取るのではなくて、「各大学から上位の生徒を数名ずつ採用する」といったポリシーを取っていたりすることもあります。また私の会社の場合には、人事上、各組織のトップ 5%とボトム 5%(だったかな?)を洗いだして、上位の社員については「辞めさせないためのプラン」を、そして下位の社員については「別の道を模索するプラン」が作られる……とかいう恐ろしい話が;;。

どんなにレベルの高い会社や大学に入ったとしても、それは「その時点のスナップショットとしての成績」であって、それから数年も経てば、全くレベル感は変わってしまう。実際、各企業の中で責任を任され、トップを走っているような人たちには必ず特有の輝きがあるもの、だと思うのです。それは(語弊はありますが)企業のサイズやレベルによらないし、「一流企業」と呼ばれる会社にいる人でも、あなたが偉いんじゃなくて会社が凄いだけなんだよ、と言いたくなることはしばしばある、と私は思うのですよね。

結局、大切なのは「ある時点における成績」なのではなくて、「常に上向きで実力を向上させていくことができるかどうか」という点。もちろん、「挫けること」もあるとは思うのですが、自分の地位にあぐらをかかないように精進すること、がものすごく重要なんだと思います。


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