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Cirque du Soleil - ZED 1st ANNIVERSARY @ TDR

というわけで、先日こちらを襲撃~^^。

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ええっと、東京ディズニーリゾートで公演中の ZED。ちょうど開幕から 1 周年ということもあり、記念公演扱いになっていて、入場者へのプレゼント品もあったり^^。

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1 年前のこの時期にちょうど祖母が他界したこともあり、看病していた母親が今の今まで見られなかった次第。せっかくならこの 1 周年の時期に、ということで行ってきたり。私も本公演は見たことがなくて(前回見たのは公演前のリハーサルにあたるトライアウト公演)、さてはてどんな感じなのかなぁと見てきたわけですが。

うーん、微妙、激しく微妙;;。
というか、一年前に比べてグレードダウンしているような気がするのは気のせいだろうか;;。

演目構成は一年前とほぼ同じで、パンジー、ラッソ(投げ縄ループ)、ポール&トランポリン、エアリアルシルク、ハイワイヤー(綱渡り)、ジャグリング、バンキン、エアリアルストラップ(二人組空中ロープ)、バトントワリング、ハンドトゥハンド、フライングトラピス(空中ブランコ)。特に大きな変更点はなく、多少の技の失敗もあったものの、それが致命的というわけではない。でも何が不満だったのか、というと、無難にまとまりすぎている。これに尽きます。

例えば、ZED の神演目の一つだったハイワイヤー。命綱なしで繰り広げられる、神業としか思えない危険な技の数々を見たときに、トライアウト公演のときには「頼むからもうやめてくれ;;」と思ったものでした。しかし今回の公演では、回数を繰り返して慣れてきたせいか、見ていて演技がものすごく安定している、のですね。これはこの演目に限らず、バトントワリングやフライングトラピスなどについても同様。結果として全体的に、無茶をしているという印象が薄くなってしまっているのですよね。

いや、もちろん実態としては、とてつもなく高難易度の神技をたくさんこなしているし、それをミスなく、あたかも簡単な演目であるかのようにこなしていること自体、とにかく凄い。……のですが、問題なのはステージの温度が全体的に低く感じられた、という点。それがとにかくもったいない。手に汗握る瞬間が少なかったのは、決して観賞が 2 度目だったから、という理由ではないでしょう。(← というのは、母親も似たようなことを言っていたため。) 個人的には、演目を失敗してもいいから、もっと無茶な演技をして欲しい。限界ギリギリのせめぎあい、それこそが生命の脈動なのではないか、と思うのですよね。

# あと、個人的にかなり意外だったのは、フライングトラピスの構成がトライアウト公演の
# 内容から変更されていなかった点。テンポが致命的に悪い演目であることに加えて、
# 観客の手拍子などを誘導し始めて、いよいよこれから?! というときに演目が終わる、
# というトンデモ構成なので、絶対に修正してくるだろうと思っていたのですが、いやはや
# まさか修正されていなかったとは....;。

まあ、いろんなことを思った公演ではありましたが、客観的に見てやっぱりちょっとヤバいなぁ、と思ったのは、1 周年記念公演であるにもかかわらず、観客動員があまり芳しくなかったこと。ガラガラというほどではないにしても、三連休の最終日の日中でありながら、6~7 割程度の客入りというのははたしてどうなんだろう、と思わずにはいられなかったり。もともと東京ディズニーリゾート自体が滞在型のリゾートではない、という悪条件に加えて、ZED 自体が作品として安定してしまっていてリピーターを積極的に呼べなさそうに思えるといった点もあり、うーん、これはいつまで続けられるのだろうか、とちょっと心配になってしまいます;。今回の公演を見る限り、別にもう一回無理に見に行かなくてもいいかなぁ、という印象になってしまったのですが;、せっかくのいい作品なだけに、もう一度息を吹き返して欲しくなりました。いやはや、これからも頑張ってほしいものです。


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