最近のトピック

バナー
劇場版 Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ

というわけで、先日ですがこちらを鑑賞してきました。

IMG_3575

Steins;Gate の劇場版新作、負荷領域のデジャヴ。原作やアニメ版の出来が良かったので、完全新作との話に期待して嫁と一緒にふらふらと見に行ってみましたが、うーん、結論としては結構びみょい感じでした;。

あらすじとしては(ネタバレあり)、並行世界線の記憶を持ち続けることにより、シュタインズゲート世界線上でのオカリンの存在があやふやになってしまい、少しだけずれた別の世界線にオカリンがジャンプして消えてしまうという事態が発生。ツンデレ助手の紅莉栖が過去に遡って強烈な原体験を刷り込むことで、オカリンをシュタインズゲート世界線上にとどめることに成功する、というものなんですが、まあ一言でいうと、物語として薄っぺらいのですよ;。確かに、そもそもたった 2 時間程度の尺の中で描かれる物語なので大きな物語を期待する方が間違っているというツッコミはその通り。けれども、もともとの原作が、血を吐くような世界の再構成を繰り返すことによって、ようやくひとつの世界線にたどり着く、という重さを持っている作品なだけに、この手ぬるさはなんだと言われても仕方のないところじゃないかとは思うのですよね。や、確かに紅莉栖が並行世界線を行き来してしまえば、今度は紅莉栖がこの世界に留まれなくなってしまう危険性が出てくるから、という言い訳はちゃんと用意されているのですが、それでもなお、ぐらいの描写があってもよかったんじゃないか、と思ったりもするのですよね。

見終わった後で感想を聞いたところ、「苦しみ方が足りない」というのが嫁の評。いやまあそうは言っても紅莉栖はヒロインだしねぇ、と返したところ、「いや違う、作者の苦しみ方が足りない」と切り返されましたが、いや確かに言い得て妙かもしれません。制作費の問題もあろうとは思いますし、ファンディスク的な作品なのでまあこんなもんかな? と思う面もありますが、もったいない尺の使い方だなぁと思うカットも多数あり、もちょっとなんとかならなかったのかなぁという気も。ちょいと物足りなさが残った作品でした。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.pasteltown.com/akane/games/blog2/mt-tb.cgi/1178


コメントする


2014年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30