そんなわけでドバイの旅行記もこれでおしまいなのですが。
[で、結局ドバイってどうよ?]
今回初めて中東に足を踏み入れてみて、欧米や日本との文化的なギャップをものすごく感じたり、やはり繊細な味に関しては日本の右に出る国はないよなー、とか思ったりもしたのですが、それよりもなによりも、この国本当に大丈夫かな?; と思わずにはいられなかったのも事実だったりします。
バブルが崩壊したドバイは 2017 年にはこうなっている、なんていうアート写真があったりしますが、まあこれは極端にしても、このドバイって基本的に観光資源がすべて作り物なんですよね。世界一のタワー、世界一のモール、世界一のスキー場、世界一のホテル、その他もろもろ。しかし冷静に考えてみれば、人が作ったものなんていつかは人の作ったもので塗り替えられてしまうわけで、そうなったとき、ドバイに果たして人を引き付ける魅力がどれだけあるの? と考えると、結構微妙な気がするんですよね。
同じく砂漠に作られた街であるラスベガスは、カジノに加えてエンターテイメントショーを中核に据え、老若男女が楽しめる一大観光都市になっている。世界一のものなんて特になくても、総合的に優れた観光地であれば観光客は集められる、と思うのですよ。実際、今回ドバイに行ってみて、もう一回行きたいか? と言われると、私の場合はそのお金があったらまたラスベガスに行きたい、と思ってしまうんですよね。その差はどこにあるかというと、作られた世界一のもの「しかない」、というドバイの特性にあるように思うんですよね。
結局、これから先、世界一が塗り替えられたらきっとそれを上回る世界一を目指して突き進むしかない、というのがドバイなのでしょうが、いやそれってまさにバブルだよね、という感じ;。ドバイのバブルはまだまだ続くのでしょうが、果たして 10 年後、20 年後にドバイがどうなっているのかは……うーん、という感じでしょうか^^。
とはいえ、やはり文化圏の違いというのはやはり面白かったです。欧米ばっかり行っている自分としては新鮮な空気を吸ったような気がしました。なかなかそうそう行けるものではないですが、こういう旅行はやっぱりリフレッシュになりますね^^。
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