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Ingress

ここ数か月、ドハマリしているゲームの話をひとつ^^。

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知っている方も多いかもしれませんが、リアル陣取りゲーム、Ingress。もともと運動しない自分がちょっとでも運動するためにはどーしたら?? というところからこのゲームに着目し始めたわけですが、これが予想以上に面白くて、ついついドハマリしてしまっているワナ;。リアル陣取りゲームというよりリアルお散歩ゲームとでも言うべきこのゲーム、いやはや単純ながらここまで素晴らしいとは思ってもいませんでした。これはハマる人が多いのもわかるわー、という印象。そもそもどんなゲーム? ということも含めて、軽く紹介してみようと思います。

■ おおまかなルール

まずはざっと基本ルールを。

  • 青チームと緑チームに分かれて行う、リアル陣取りゲーム。(自分が所属するチームはゲーム開始時に自分で決定するが、一度決めたら後から変更は不可。日本は青陣営が多いらしく、自分は青です。)
  • 画面上で狼煙(のろし)みたいなのが上がっているところが「ポータル」と呼ばれる場所。史跡や有名な場所、ちょっと面白い&変わったモノが登録されていることが多いです。
  • ポータルのまわりにはレゾネーターと呼ばれる杭(クイ)を 8 本刺し込むことができます。白いポータルはまだ誰もレゾネーターを刺していないところで、青または緑の陣営の誰かがレゾネーターを指すと自陣の色に変わり、自陣のメンバーしかレゾネーターを差し込めなくなります。(ボムで攻撃することで取り返すことが可能)
  • 8 本すべての杭を指したポータルとポータルの間には、リンクを張ることができるようになります。3 つのポータル間にリンクを張り、このリンクで三角形を描くと、そこが CF (コントロールフィールド)と呼ばれる自陣になります。(ボムでポータルに刺されたレゾネーターを壊すと、CF も連動して壊すことができます)
  • CF の総面積が地域ごとに定期的に集計され、青・緑陣営の勝ち負けが決まります。……あんまり気にしてないかもですが^^。
  • ポータルにレゾネーターを刺したりリンクを張ったりするには、すべてそのポータルの場所にリアルに行かなければなりません。だいたいポータルから 20m 圏内まで近づかないと、これらの作業ができません。

おおざっぱなルールは以上ですが、もうちょっと細かいところとしては以下のようなものがあります。

  • レゾネーターやボムは、ポータルに対してハックと呼ばれる作業を行うことで入手できます。(1 度ハックしたポータルはしばらく再ハックできなくなる) まめにポータルを回ってアイテム回収しておかないと、あっという間に武器不足に陥ります。味方のポータルだけでなく、敵のポータルからでもアイテムは回収可能
  • ポータルをハックすると、50% ぐらいの確率でポータルキーが入手できます。リンクをポータル A からポータル B に張るときは、相手側のポータル B のカギをもっている必要があります。つまり、リンクを張りたければ必ずリンク先のポータルのところまで一度は行かなければならないということです;。
  • リンクは、他のリンクとクロスさせることができません。このため、下図のように互いにクロスしあわないように線を引いていく形になります。また、コントロールフィールド(陣地)内にあるポータルからは、リンクを張ることができなくなります。

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  • コントロールフィールドに関しては、上から重ねてしまうことができます。例えば、小さな青い三角形が作られているとき、それを外から覆ってしまうような巨大な緑の三角形を作ってしまうことができます。(リンクが交差しないので OK)
  • ポータルを取ったりリンクを張ったり CF を作ったりするとポイントが入り、レベルが上がります。レベルは最大 8 (正確には 16 ですが、レベル 9 以上は称号のようなもので強さにはほぼ差がない)で、強くなるほど強いレゾネーターやボムを使うことができます。

初心者向けにはこちらのサイトがおすすめ。これ以外にもちまちまとルールがありますが、こんなゲームの何が面白いの? と思うでしょう。はい、私もそう思いました;。が、これが面白いんですよ、驚くほど;;。

■ Ingress の面白さ

いろんなところで Ingress の面白さが語られてますし、人によって楽しみ方はまちまちですが、私がプレイして特に感じたのは以下のようなあたり。

  • ゲームシステムが非常によい。
    単純なゲームシステムながら奥が深く、ポータルを取ったり取られたり、のバランスが非常によい。特に素晴らしいのは、敵と味方の境界線が曖昧であること。例えば、ハックは敵のポータルからでもできるので、レベルの高い敵のポータルがあれば、壊すのではなくハックして武器補給に使うことができる。また、ポータル密集地(例えば秋葉原や池袋)では、ポータルにレゾネーターを一本だけ刺しておき、敵陣営に壊してもらう → 敵陣営がレゾネーターを一本だけ刺す →  それを壊して自分のレゾネーターを一本だけ刺す、の繰り返しがよく行われる。これは、ポータルに一本目のレゾネーターを刺す時のポイントが高め(635pt)であることを活用したレベリング方法なのですが、これをやるとお互いにポイントが一気にたまってウハウハ、という;;。すぐ近くのどこかに敵がいるはずですがわからないことも多く、お互い見えないエージェント同士が暗黙の意思疎通をしているような感じになってかなり楽しいです^^。
  • ゲームバランスが絶妙。
    ゲームシステムも見事ですが、ポイント設定などの細かいバランスもかなり絶妙。例えば、レゾネーターには Lv1~8 の 8 種類があるのですが、一人の人がひとつのポータルに刺せる高レベルのレゾネーター本数には制限があります。ポータルに刺さっているレゾネーターの平均レベルより高いレゾネーターやボムはハックしても出てこないため、高レベルのレゾネーターやボムを入手するにはレベルの高いポータル(Lv8 ポータルなど)が必要なわけですが、一人の人が同じポータルに刺せる Lv8 レゾネーターは 1 本まで。つまり、Lv8 ポータルを作るためには、同じ陣営の Lv8 エージェントが物理的に 8 人必要、という仕組みになっています。このため、Lv8 ポータルはなかなかに貴重なことも多く、敵陣営の Lv8 ポータルを見たときには、壊すのではなくハックして補給源に使う、という選択肢も現実的になってきます。この辺もまた見事。
  • レベル差が出ない。
    MMO の難しさの一つに、古参プレイヤーと新人プレイヤーとの間に格差が出やすいことがあるのですが、このゲームでは実質的な強さが Lv8 でキャップされているために、レベル差が全く出ないというのがポイント。上級プレイヤーであってもやるべき行動はたいしてかわらず、マメにポータルを回ってハックして武器を集め、マメにポータルを攻撃したりレゾネーターを刺したりしてポイントを稼ぐ、という感じ。どんなに古参のメンバーでも、マメにプレイしていないとあっという間に資材不足に陥ります。
  • マイペースで楽しめる。
    もちろんえらい精力的にプレイしているガチなプレイヤーも相当数いるのですが、健康増進のためにまったりプレイする、というスタイルが可能なのも Ingress のよいところ。会社帰りに「あ゛ー、そういや向こう側のポータルキーがないからちょろっと遠回りして回収しながら帰ろうかな」といった、負担にならない程度の遊び方も可能。万歩計との相性は抜群なゲームですね。

……とまあ、自分的には割とべた褒めなゲームで、プレイを始めてから一か月半ほどで Lv8 になったのですが、ゲームとしての難点もあります。それはポータルが少なすぎても密集しすぎてもゲームとしての体をなさなくなる、という点。このゲーム、ポータルはユーザーからの申請に基づいて行われているのですが、過疎地でポータルが少なすぎるとポータルを回るのが大変すぎてゲームにならないし、逆にポータル数が増えすぎるとポータルのレベルを十分に上げることが難しくなる。東京は全世界の中でもポータルの密集度が一番高いらしいのですが、それでもちょっと郊外に行くとポータルはめちゃめちゃ少なくなるし、逆に山手線内なんかはぶっちゃけ多すぎる;。私の家の近辺は割とまったりプレイが可能だったのですが、最近ポータルが急増して(たぶん 3~4 倍ぐらい)、完全なカオスゲーと化しました;。登録されているポータルも正直ひどいものが多く、運営もうちょっと考えろよ、と言いたくなってしまったり;。

とはいえこれだけの良質なゲームが無償でプレイできるというのもちょっと驚きではあります。課金モデルはまだ検討中という話ではありますが、うまい具合に何か見つかってくれるとよいですね。

ちなみに私がこのゲームに興味を持ったのは、東京で行われた Ingress イベント Darsana で起こったトンデモ企画によるもの。Ingress をプレイしない方でも、ちょっと一読してみると面白いと思います。っつーかやりすぎですw(褒)。


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