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地味にカオス;orz

先日の話ですが、母親の骨折が発覚して、緊急入院 → 人工股関節への置換手術。家のフローリングが滑るせいで足を取られて転倒したのですが、捻挫程度と思って放置していたら状況が悪化。結局、転んでから数週間後に病院に行ってみたら、骨折が発覚 → 緊急入院、という流れに。

一週間程度で手術になり、それ自体は無事に成功したものの、並行して糖尿病まで発覚するワナ;。しかも数値が相当悪く、おいおい普段のかかりつけの病院で測定してもらってたんじゃないのかと家族全員でツッコミ;。感染症リスクも上がるのでとにかく何事もなくリハビリが進んでくれることを祈るばかりなのですが、まあ年齢的にもぼちぼちいろいろ起こるよねー;、という感じです。

……とまあそれはさておき、先日ですが久しぶりにこちらを鑑賞。

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天空の城ラピュタ。少し前に金曜ロードショーで放映していたものが地引網に引っかかっており、せっかくなので導入したプロジェクターで鑑賞してみよう、ということで見てみたのですが。

いやこれはすごい。
というか、今見てもこんなによくできた作品なのかと改めて驚くワナ。

この作品、振り返ってみれば自身のアニヲタ化のきっかけにもなった作品なので好みに合っているのはまあ当然なのですが、それを差し引いても驚かされたのが作品の作りの良さ。これだけさんざんサブカル見てきたにもかかわらず、エンターテイメントとしての最高傑作だなと改めて感じさせられるモノがありました。

  • 壮大な舞台装置とシンプルなストーリーライン
    天空の古代文明ラピュタという壮大な仕掛けを持ちながらも、話の根幹はものすごくシンプルなボーイミーツガールもの。パズーの行動原理が究極的には「好きになった女の子を守りたい、助けたい」という極めてシンプルで実直なところが、小難しくて理屈っぽい話になった最近の作品と全く真逆で、かえって心にストレートに響きます。あれやこれやとテーマを詰め込まず、『男の子の冒険活劇』という一点にすべてを合わせ込んでいるところが素晴らしい。
  • 緻密に作りこまれたコンテ
    とにかく尺の使い方に全く無駄がない。極限まで無駄を排除していて、窮屈に感じる直前ぐらいまできっちりと詰め込んでいるそのバランス感覚が凄い。(まあこれが許されるのは、今と違って採算度外視のようなカット切り替えや作画が許容されたから、なのかもしれませんが。)
  • 古さを感じさせない動画クォリティ
    さすがにセル画時代ということもあり、今のようなこなれた色塗りなどはないですが、それでも全く古さを感じさせないのは、手書きならではの味が 120% に出ている動画だから、なのでしょう。漫画的な動き、という表現をすればよいのかな、と思いますが、物理的にはありえねーよ、的な動きでありながら、思いの丈がそのまま映像に乗っているような迫力はさすがです。

これが今から 30 年も前の作品なのかと思うと、ぶっちゃけこの 30 年間、本質的な意味でアニメは進化していないんじゃないか、とも思わされてしまいます。その昔、新條まゆさんが、漫画はネーム力だと言っていたことを思い出しましたが、アニメも本質的にはやはり同じだよなと感じさせられます。どんなに見た目が良くなっても、本質的なストーリーラインの良さと魅せ方の良さの二つが噛み合わないと、やはりよい作品は生まれないのでしょうね。

……などと言いたいところですが、ラピュタって興業的には割と大失敗なんですよね(苦笑)。セールス的には観客動員、収入ともにジブリワースト記録。ちなみに一位は千と千尋の神隠し、二位がハウルの動く城なので、個人的にはなんとも悲しくなりますねぇ;。


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